<第4節レポート:鈴木
秀幸>
梅雨が明け、夏の扉が開かれた。
地方リーグの特性上、別日対局が多くなることがある。
今回、私もそんな一人だった。
私は注目している何人かの後ろで、じっくり彼たちの闘牌をみる機会に恵まれた。
まずは、中部本部・管野プロ。
静岡プロリーグの活躍のみならず、中部、東京と今もっとも結果を出している1人ではないだろうか。
後ろでみてここ半年くらい、彼の麻雀の強さが改めて納得できた。
支部長が中級講座で書いていた『間合い』。これだろう。
以前に比べて格段に踏み込みが深く鋭い。
次に、静岡支部・太田プロ。非常に牌理に強く手組みの手順は見習うべき点が多い。
私と麻雀のスタイルが違うこともあり、最近は日吉プロとともに、色々な意見を参考にさせてもらっている1人である。
午前のプロリーグ、午後の静岡リーグを終えた後、勉強会を支部では行っている。
その日のテーマをもちつつ行うのだが、今回は『ヘッドホン対局』を行った。
私はこの試みが大好きだ。
各自の麻雀観・局面における思考が聞けるからである。
私はここに自分自身の未知なる成長部分の扉がいくつもあると考えている。
1年を通じて安定した成績を数字として残すのも重要であり、大変なことではあるが、そこに新たな自分を発見できなければ、麻雀プロとしての大成はなかろう。
成績の方に目を向けると中部勢の名前がずらり。
来節からの静岡勢の巻き返しに期待したい。
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