<第8節レポート:鈴木
郁孝>
第5期静岡プロリーグも終盤戦の山場となる第8節を迎えた。
今期のプロリーグは、参加人数32名の中でただ一人、オールプラスを続けている中部本部の寺戸が目下独走中である。
多くのプロが、今年最後の対局という事もあり、会場は選手の闘牌で熱気に包まれた。
私の対戦相手は、小松・戸塚・林。
これまで小松と林とは、幾度となく対戦している。
2人とも攻撃型であり、攻撃型でも手を組んで前にでてくるタイプである。
特に林は、私が先手をとっている時に、押し返した時の精度の高さは優れていて怖さを感じる。
戸塚は久しぶりの対戦であり、守備型で他家の打牌に対しての対応が丁寧であると認識している。
対局前から三者との対戦は楽しみでいた。
開始から、持ち前の攻撃力を活かして小松と林が飛ばす。
私も手を組み、負けじと押し返すのだが押し返す相手を間違えた。
小松と林に返り討ちを食らい、弱ったところにに林からツモ6,000オール。
とどめを刺されました。
この日の林は絶好調で、手が付けられない状態。
冷静に状況を見守る戸塚とは反対に、私はケンカを売り、その度に返り討ちに遭いました。
結果▲64.0P。
今年最後の対局は、反省点も多く来年以降へ、大きな課題を残す内容と成りました。
全体に目を向けると、現在首位の中部本部の寺戸は、またしてもプラス。
2位に250P以上の差をつけた。
まだ残り2節あるが、優勝はほぼ決まりであろう。
こうなれば全節プラスで終え、完全優勝をぜひして欲しい。
今節は、中部本部の林が+110.4P。
同じく中部本部の杉村が、+81.7Pと上位に食い込んで来た。
2位争いは非常に混戦で、100P以上の者6人で争う形となった。
私も彼らに負けることなく、自分の麻雀をもう一度見つめ直し、来節からの対局に気を引き締めて望みたい。
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