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タイトル戦情報

第8回静岡リーグ(プロアマ混合)決勝


順位 名前 予選 ポイント 1 回戦 2 回戦 3 回戦 4 回戦 5 回戦 6 回戦 合計
1 古橋 崇志 20.0 19.0   ▲ 2.8 26.3 20.9 ▲ 6.5 76.9
2 寺戸 孝志 40.0   ▲ 14.0 42.3 ▲ 15.4 ▲ 7.5 15.3 60.7
3 鈴木 郁孝 30.0 ▲ 15.6 ▲ 5.2   ▲ 6.5 7.0 7.9 17.6
4 渡辺 洋巳 10.0 7.2 21.8 ▲ 23.4 0.0 ▲ 20.4 ▲ 16.7 ▲ 21.5
5 牧沢 行晃 0.0 ▲ 10.6 ▲ 2.6 ▲ 16.1 ▲ 4.4     ▲ 33.7

 

<観戦記>

  3月18日。第8回静岡リーグ決勝戦。天気は良好。
この青空に負けない笑顔を見せてくれるのは誰であろう。決勝進出者5名のうち4名が初の決勝進出となる。
前回より決勝の舞台に立つ選手の顔ぶれが非常にフレッシュになってきている。
これは静岡リーグ参加者の増加によるところもあるが選手の力が均等化してきていることも感じられる。
その決勝の舞台に立つ5名の開始前のインタビューでは、渡辺、牧沢の両名は優勝という気持ちよりも自分の麻雀を貫きたいとコメント。初の決勝進出となる渡辺は今後のことも視野に入れており「初めて採譜を採られるのでそれを今後の麻雀に生かしたい」と、勉強熱心な彼らしいコメント。また寺戸、鈴木、古橋の3名は是が非でも優勝と意気込む。特に鈴木は一人決勝経験者であり優勝したい気持ちは誰よりも強いであろう。「自分がとらなくてはならない」と力強いコメントを残してくれた。

一回戦
抜け番を選択したのは寺戸。
結果から見ると古橋、渡辺の2人浮きで終了。しかし8局中6局で7,700点以上の大物手が出る荒場。
東1局、好配牌を手にした渡辺はドラ2枚の3面張をリーチとしあっさりツモ和了。
続く東2局でもドラ2の配牌を手にした渡辺。この局は鈴木の和了となるが運気は良さそうである。
これに続いたのが古橋。4順目リーチから暗カン後高めのドラをツモり2,000、3,900。
東4局、加点したい渡辺は6順目に早々のテンパイもこれをとらず、さらに9順目にもとらずで11順目にドラを引き入れてリーチと出る。
結果は牧沢の追っかけリーチに7,700放銃ながら「緊張もあるが自分の麻雀を打ちたい」と、その言葉通りの力強い麻雀である。
南場に入り親の古橋が役牌を仕掛けるとここまで静かだった鈴木が腰を上げる。
タンヤオドラ2のリャンシャンテンから動き、その後のツモも効いてテンパイを入れる。牧沢からリーチが入り親の古橋もテンパイ。そして渡辺も片アガリながらテンパイを果たす。4人の手が当たり今後の大勢を大きく左右する局になる予感があった。
ここを制するのは鈴木。高めのドラをツモり上げ2,000、3,900。
ここまで4者一歩も譲らずない展開。迎えた南2局に大きく動く。
全局を制した鈴木が7順目に四暗刻のイーシャンテン。ポンテンとらずに12順目に念願のテンパイを果たし即リーチ。
前局の和了もありツモに力が入る鈴木。テンパイまでツモの伸びが良くギャラリーもツモると思っていただろう。
しかし手を開けたのは息を殺していた古橋。ドラヘッドの三色をツモり3,000、6,000。この和了に肩を落とす鈴木は次局の親番で疑問手。

 ドラ から打 とする。
のどちらかを切る打ち手が多いように思われるこの手牌。縦の手組みを狙ったのだろうか?

結果は数順後に
 から を暗カン、リンシャンには が積まれていた。

これを横目に渡辺が順調に手を伸ばす。混一、役牌、ドラ1のチーテンを取らずに面前で手を進める。さらにドラを引きテンパイを果たす。流局間際、和了を逃した鈴木が当然のことのようにアタリ牌を掴み12,000の放銃となる。
この一回戦で今日の鈴木の優勝はなくなったというのは言い過ぎであろうか?
個人的には鈴木に期待していただけに非常に残念な半荘となってしまった。
逆に、この荒場を制した古橋、自分の麻雀を打ち切った渡辺の両名がこの後を引っ張っていくように感じられた。
 
二回戦
予選トップ通過の寺戸の登場である。東1局こそ非凡な手作りでリーチを放つも空振り。
次局渡辺がハイテイで3,000,6,000をツモ和了る。これは3,900のポンテンを取る手順もあったが、これを取らずに面前で手を進めた。
渡辺の強い信念を何度も見せ付けられる。親カブリの寺戸はこれを受け態勢が悪いと判断したか、それ以降は役なしダマテン等を多用する。色んな見方があるだろうが私には上手くラスを受けた印象があった。結果この半荘は渡辺の一人浮きで終了となった。
 
三回戦
この半荘は全23局という大変長い半荘となった。
東1局、親の牧沢の4順目リーチに寺戸、渡辺がオリる。粘り強く手を回しドラを重ねてテンパイを入れた古橋がリーチ。
両者の現物の切れた渡辺が親の牧沢の現物を抜き古橋へ5,200の痛恨の放銃。ここから渡辺がズルズルと後退する。
その後寺戸が親での連荘、テンパイ料で点棒を50,000点近くまで積み上げる。
迎えた東4局、親の古橋が丁寧に2,900を寺戸から和了。今度は古橋の連荘が始まる。一時は20,000点差近くあった寺戸をまくる。
粘り強く打っている古橋、好感触であっただろうが肝心なところで押し切れずに親落ち。その上昇気流にもかげりが見え始めた。
南1局5本場。ここまで耐えていた牧沢が6,000オールを引き上げる。この時点で渡辺が一人沈みのラス状態。南2局で軽い手の入った渡辺。親番も残っておりここは軽く流して親番勝負と思われたがこの手を混一へ向かう。ここに渡辺の課題が残った。
重厚な手作りで一撃必殺の破壊力を持つ麻雀。これこそが彼の最大の持ち味であるが場況の捕らえ方を間違えるとその手筋はたちまち緩手となってしまう。
「自分の麻雀を打ちたい」、そう語った渡辺。
良い要素はさらに伸ばし改善点を見つめ直すことにより彼の麻雀はさらに進化するであろう。この隙に和了をつけたのが親の寺戸。
そして再び連荘が始まる。東場の親で19,400点、南場の親で25,500点の荒稼ぎ。さらに古橋、牧沢の首を切り満足のいく特大の一人浮きで終了となる。二回戦の我慢がここで生きてきた気がした。
 
四回戦
トータルトップを走る寺戸は開局早々軽快に仕掛けて3,900和了。
次局鈴木の先制リーチを受け寺戸が役なしテンパイを続行。その間に親の古橋が鈴木の現物で12,000のテンパイを入れる。
いつでもオリにまわる体勢を取っている寺戸の打牌候補には古橋への放銃牌がスタンバイされいる。
ここでトータル2番手につけている古橋に12,000の放銃となると優勝の行方は俄然分からなくなる。
結果は鈴木の放銃により寺戸は寸前のところで放銃を回避した。状態も良く、運気も上向きに見えた。
しかし、ここから寺戸の麻雀が一変する。放銃を回避した安堵感からか?トータル2番手の古橋にこの半荘をリードされた焦燥感からか?仕掛けが早く、オリも早い。これは決して寺戸の麻雀ではない。私には三回戦での大トップにより優勝を意識しすぎているように思えた。さらにオーラスでは古橋のドラ暗カンを受け不安定な形から捌きに出る。この仕掛けが鈴木のリーチを誘発する。
勝負に出るも痛恨の8,000放銃となり浮きの2着からラスへ転落。古橋の一人浮きで終了となる。
 
五回戦
渡辺、鈴木にとっては優勝に望みをつなぐ為にも絶対に落とせない半荘。しかし牌勢で上回る古橋を誰も捕らえることが出来ない。
四回戦での悪い状態を引きずる寺戸も配牌とツモが合わず、さらには放銃牌が集まりだす。
東4局、古橋が決定打となる混一、一通を渡辺から和了するとこの半荘もそのまま押し切りトップとなる。

最終戦
古橋が一人抜け出しており2番手につけている寺戸はトップラス条件で22,000点以上離さなくてはならない。
渡辺、鈴木に至ってはかなり厳しい条件である。古橋も初優勝へ向け緊張からか途中不可解な手順なども見られたが無難に局をつぶしていく。南2局、優勝に望みを繋げたい寺戸が2,000、4,000を和了しこの半荘トップ目に立つ。
オーラス、満貫直、ハネ満ツモ条件の寺戸。親の古橋は配牌オリを選択する。
順目は進みハイテイの牌を渡辺が静かに切る。この瞬間古橋の初優勝が決まった。
 
東京のリーグ戦ではC兇望叉蕁▲船礇鵐團ンズリーグではベスト8に残り、実力をつけてきた古橋。
静岡支部の運営等でも積極的に動く彼の優勝には皆喜びの表情であった。
今回決勝に残った3名の静岡支部員は支部内でも特に勉強熱心であり普段より麻雀の探求に余念がない。
支部員も彼らの姿勢を見習ってより一層の努力をするだろう。私も彼らに負けないよう精進したいと思う。 
(文責:日吉 辰哉)


前列 優勝 古橋崇志   
後列 左より 4位渡辺洋巳 2位寺戸孝志 3位鈴木郁孝 5位牧沢行晃

 

静岡リーグ(プロアマ混合)過去の成績

年度
優勝
2位
3位
4位
5位
備考
第1回
2003年
望月 雅継
宮澤 成文
袴田 一郎
日吉 辰哉
波多野 博憲   
第2回
2003年
日吉 辰哉
鈴木 郁孝
鈴木 秀幸
望月 雅継
岸野 智之   
第3回
2004年
林 俊宏
日吉 辰哉
倉見 謙一
鈴木 秀幸
望月 雅継   
第4回
2004年
小林 信介
望月 雅継
倉見 謙一
磯部 文秀
鈴木 勉   
第5回
2005年
大野 和弘
太田 昌樹
望月 雅継
日吉 辰哉
鈴木 秀幸 
第6回
2005年
望月 雅継
鈴木 勉
白井 健夫
鈴木 郁孝
野間口 慎 
第7回 2006年 大高坂 松城 佐原 修司 林 俊宏 杉村 泰治 原田 有規 観戦記
第8回 2007年 古橋崇志 寺戸孝志 鈴木郁孝 渡辺洋巳 牧沢行晃  
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