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タイトル戦情報

第26期 新人王戦

(レポート:大庭三四郎)


【新人王戦とは】

連盟に入って3年以内なら誰でも出られる大会。
予選は7回戦。4回戦終了時に人数を半分に減らし、その後5、6、7回戦と毎回人数を減らし、7回戦終了時にポイント上位4名が決勝進出となる。
決勝はポイントを持ちこさず2回勝負。
他の大会に比べて参加者も少なく、ベテランの方々が出ていないので、誰にでも獲れる可能性がある、お手頃な大会である。
さらに優勝すると、特別昇級リーグに出られたり、全てのタイトル戦のシードが貰えたり、色んな人に知ってもらえたりと、良いことばかりである。

2012.8/26
そんな若手の登竜門となる新人王戦が今年も始まった。
予選のレポートは、この日に22歳の誕生日を迎えた去年の新人王、大庭三四郎が書かせて頂きます。
今年の参加者は88人。例年より少ない人数の大会となった。
少ないとはいっても1つの会場では収まりきらないので、会場は2箇所設けられている。
まずはプロ2年目、3年目の人が集まる「新雀荘」のほうに顔を出してみた。



知名度がある有名な方々もちらほら見える。
麻雀格闘倶楽部に参戦している白河雪菜プロ。


中山奈々美プロ。



26期生の2人は、最後の新人王戦となる。

第22期チャンピオンズリーグで決勝進出して、3位に敗れた羽山プロ。



同期なので頑張ってもらいたい。

そして、2012年夏から麻雀格闘倶楽部に参戦している高宮まりプロ。


童瞳プロ。



童瞳プロは、先月行われた野口賞の決勝に残ったりと、今勢いに乗っている。


そんな中、競技委員長の藤原さんの合図により第1回戦が始まった。
始まってから数分後、カメラを持っていた内川さんが偶然、役満をアガった現場を捉えていた。
アガったのは27期生の上條由羽里プロ。



このまま勢いに乗っていきたいところである。
逆に苦しいのは親っ被りした山口大和プロ。この後の巻き返しに期待したい。

1回戦終了時、去年2位だった嶋村泰之プロの成績表を見に行くと、3人浮きの3着。「まだまだこれからだよな〜」と思うと同時に、
去年、自分も3人浮きの3着スタートだったなぁと思いだしたりもした。
2回戦目、自分はもう1つの会場に向かったのだが、聞いた話によると、山口大和プロが四暗刻をアガったらしい。
さらに驚きなのが、その山口プロの上家の人が高目大三元の手をテンパイしていたらしい。
紙一重を制して復活した山口プロは、上がってこられるのだろうか。




そしてもう1つの会場「じゃん亭」に辿り着いた。



少しだけ紹介をさせて頂く。
フレッシュレディースカップを優勝し、麻雀格闘倶楽部にも参戦し始めた小笠原奈央プロ。


第17回ファン感謝祭で見事優勝した、いつも笑顔の松岡千晶プロ。


第1期広島リーグの決勝を控えている、蒼山秀佑プロ。


第7期北関東プロリーグの決勝で惜しくも敗れた澤村明日華プロ。



全員28期生の新人なので、是非頑張ってもらいたい。

そして時間が過ぎ、4回戦が終了した。ここで約半分に人数が絞られる。
4回戦を終えて、トップに立っているのが、九州の東谷達矢プロ。
+139Pという素晴らしい数字を叩き出した。

役満こそアガっていないものの、70,000点オーバーで終えた半荘が2回もあった。
そして+70Pで2位なのは、去年の準優勝の嶋村プロ。今年も来るのか、と思った。
そして3位に北海道の石田雅人プロ、4位に静岡の岡本和也プロ、と続いている。

段々決勝のボーダーを意識しながら打ち始める第5回戦が始まった。
ここからは、新雀荘にいた人達もじゃん亭に集まり、会場は1つになった。
部屋の隅で座っている自分の目に飛び込んできたのは、と字牌しかない手だった。
その手の持ち主は、同期の前田洋佑プロ。
待ちの国士無双の1シャンテンか・・・どうなるかな・・・」と思い期待していたらあっさりをツモってきてテンパイ。
早い巡目だし誰も止まらなそう・・・、と思うやいなや下家の方から出てしまった。
振り込んでしまったのはなんと1回戦で四暗刻をアガった上条プロ。
32,000和了って32,000振り込むという大忙しの1日になってしまった。
しかし、まだ4回戦までに貯めたポイントはたくさんあるので、十分に決勝に残る可能性はある。
逆に、4回戦をギリギリで通過した前田プロは、一気に希望が見えてきた。

現在2位の嶋村プロのところを少し見に行った。
相変わらず好調のようで、ぶっちぎっていた。
いつも手が入る、というよりは、たまに入る勝負手をほぼ確実にアガっていた。
物凄い勢いを感じた。

そんなこんなで5回戦も終わり、嶋村プロはここで+40Pを叩きだし、合計+110Pになった。
トップだった東谷プロも+13Pで、合計+152Pとなった。決勝1つ目のイスはほぼ確定となった。

人数がさらに絞られ、6回戦が始まった。
注目した卓は、童瞳プロと塚越祐次郎プロの卓。2人とも+50Pを越えていて、大事な一戦となった。
制したのは、塚越プロ。1人浮きの+27Pで、決勝に大きく近づいた。

あとがない蒼山プロと同卓しているのは現在2位の嶋村プロ。
やはり好調なのは嶋村プロ。どうしてもアガらなくてはいけない、南場で南家の蒼山プロの、

 ポン ポン

これもアガれず、やはり嶋村プロが+25Pのトップを取り、蒼山プロは惜しくも敗退となった。

4位で折り返した岡本プロと同卓したのは、北関東の重原聡プロ。
終始、重原プロがリードして+19Pを叩き、合計+67Pとなった。


そして6回戦が終了し、ついに16人に絞られた。
1卓:東谷、三谷、佐倉、矢野
2卓:原田、嶋村、石田、飯島
3卓:岡本、童瞳、塚越、前田
4卓:松尾、重原、菅原、犬見

(ここから暫く敬称略させて頂く)

1位は+140Pで東谷。2位が+136Pで嶋村。
3位が少し飛んで塚越で+82P。4位が重原で+67P。5位が松尾で+64Pとなっている。

[1卓] +54Pの三谷、+38Pの佐倉、+48Pの矢野は1位の東谷を抜くのは困難なので、とりあえず大きなトップが必要である。
[2卓] +39Pの原田、+48Pの飯島、+59Pの石田も1卓と同様、2位の嶋村を抜くのは難しいので、大きなトップが欲しい所である。
[3卓] +82Pの塚越、+59Pの岡本、+47Pの童瞳、39Pの前田。
塚越を追う立場の3人は、目の前に3位のイスが見えているだけとあって、標準を塚越にして打てるので比較的やり易い位置である。

[4卓] +67Pの重原、+64Pの松尾、+49Pの菅原、+41Pの犬見。
現在4位と重原と、現在5位の松尾が同卓という卓組になった。
犬見、菅原も2人を抜いてトップで終えれば、一気に決勝が見えてくる。

そして最終戦、第7回戦が始まった。
全4卓の中で一番初めに動きがあったのが、嶋村のいる卓。

【2卓】飯島プロの立直、そしてツモ。

 リーチ ツモ ドラ

高目のをツモって3,000・6,000!このアガリで一気に決勝圏内に入った。
このまま1人浮きの状態で終わることは少ないが、とりあえず計算してみると、
1.東谷(+140P) 2.嶋村(+131P) 3.塚越(+82P) 4.飯島(+70P) 5.重原(+67P)
10位通過の飯島でも1回のアガリで決勝圏内に入れることから、誰にでも決勝に残れる可能性が十分あることが分かった。
そして80P持っている塚越のポジションも、うかうかしてられないというのがよく分かる。

次に動きがあったのが、塚越のいる卓。

【3卓】東2局。親番の童瞳プロの立直、そしてツモ。
立直、ツモ、タンヤオ、ドラ1 で3,900オール。このアガリで3位の塚越とほぼ並んだ。
1.東谷(+140P) 2.嶋村(+127P) 3.塚越(+72P) 4.童瞳(+71P) 5.飯島(+70P)
決勝のイスを巡って、東谷と嶋村以外は、大混戦になってきた。

〜13分経過〜
【2卓】原田が35,400点まで復活。飯島の1人浮きが無くなり、一歩後退。
【1卓】佐倉がポイントを積み重ね、40,000点越え。
【4卓】犬見が満貫をツモリ38,000点持ちの1人浮き。
同卓の重原、松尾とポイントで並び、決勝のイスが見えてきた。
+71P持っている4位の童瞳に続き、5位の飯島から、犬見、重原、佐倉、松尾 とほぼ団子の状態。

〜20分経過〜
【2卓】早くも南入。原田が飯島を捲り40,500点持ちの親番。
原田の決勝が少し見えてきたかという時に、嶋村が、

 チー ポン ツモ ドラ

力強くドラを打って、をツモり、1,000・2,000のアガリ。
原田は最後の親を流され、痛い親っかぶりとなった。

【1卓】佐倉が丁寧にアガリを重ね、49,000点持ちのトップになっていた。
現在はまだ2人浮きのトップなので合計65Pで5位だが、勢いを感じるので決勝に行けそうな気がした。

〜28分経過〜
【4卓】いつのまにか松尾が1人沈みの状態に。重原の決勝進出も見えてきた。
【3卓】童瞳がさらにアガリを重ね、44,900点の1人浮き。逆に塚越は23,800点と、決勝圏内から外れてしまった。
【1卓】攻める姿勢を一切緩めない佐倉がついに50,000点を超え、1人浮きに!
1.嶋村(131P) 2.東谷(125P) 3.童瞳(74P) 4.佐倉(71P) 5.重原(70P)

〜33分経過〜
【2卓】早くもオーラスを迎える。
ラス親は飯島。現在39.200点持ちのトップだが、このポイントでは決勝に残るのは厳しいというのは本人も分かっているので、ずっと連荘し続けるしかない。
を暗カンし、戦う気満々の飯島だったが、させるまいと行く手を阻んだのは、現在ポイントトップの嶋村。
1つ鳴いて、サクッと3,900点を飯島からアガリ、終局となった。
飯島プロの追い上げは凄かったが、やはり絶好調の嶋村がいる卓だと、勝負手を軽く流されたり、すぐツモられたりと、思い通りにいかない事が多いようだ。
そんな中、飯島プロはいい戦いを見せてくれた。

〜40分経過〜
【3卓】南2局。童瞳も50.000点を超えたが、前田も36,600点まで復帰していた。
塚越プロは相当厳しいところまできてしまっていた。
【4卓】南1局。影を潜めていた菅原が満貫を2回連続でツモリ、49,000点持ちのトップに!
親で本場を積み重ね、次の手は・・・

 暗カン ドラ

2役牌、ホンイツ、三暗刻、ドラ1の、出アガリ18,000、ツモれば8,000オールの、アガればほぼ決勝のイスに座れるテンパイ!
しかし、このが対面の松尾が暗刻で、結局アガれず流局となった。

【1卓】ついにオーラスを迎えた。佐倉が48,100で1人浮きの状態で、このまま終われば決勝も見えてくる。
しかしそこで、28,200点持ちの西家の三谷からリーチがかかる。手は、

 ドラ

後がない親番の矢野はいくしかないので、勝負。佐倉は行く場面ではないのでオリを選択。
そしてアガったのは、三谷。浮いて終局となった。
佐倉プロは、トップで終えたものの、決勝に行くには厳しい位置になってしまった。
しかし16位でギリギリ7回戦まで進んで、ここまで決勝に近づけたのは、凄い事だと思った。
最終戦の内容も素晴らしかったし、是非来年リベンジしてもらいたいと思った。
1.嶋村(130P) 2.東谷(124P) 3.菅原(76P) 4.童瞳(75P) 5.佐倉(66P)

〜47分経過〜
【3卓】南2局。52,600点持ちの童瞳の連荘中のところを、前田が塚越から3,900点をアガリ、童瞳の連荘を止めた。
前田も41,800点と、童瞳を抜けば決勝が見えてくる位置につけていた。
後が無くなった南3局の親番の塚越だが、岡本の、役牌、トイトイ、ドラ3の12,000点に放銃してしまった。
事実上、塚越の今年の新人王戦は終わった。
最終戦の前は82Pで3位だったが、立ち位置が一番嫌なポジションだったのかもしれない。
嶋村や東谷ほどポイントがあれば誰も狙いを定めはしないのだが、82Pという位置ではトップとラスにすれば大体順位が変わるので、
他の3人のターゲットとなってしまう。追われる立場の戦い方は本当に難しいものだと思う。塚越プロには是非来年リベンジしてもらいたいと思った。

【4卓】こちらはまだ南1局で、菅原の連荘中。なんと、62,600まで点棒を増やしていて、さらに犬見を沈め、1人浮きになっていた。
総合ポイントは95Pを超えて、3人目の席がほぼ確定した。

〜打ちかけ終了(最終局)〜
【4卓】菅原は、あとは流局で大丈夫。本人もおそらく決勝圏内にいると思っているのではないか。
そして最後の1席を争う最後の卓。

【3卓】やっと来た前田の親番だが、最終局となってしまい、1局勝負となってしまった。
童瞳52,000点持ち、前田41,200点持ち。
前田は、童瞳を抜かないと決勝は厳しい事は分かっている。そして前田に逆転の手が実った。

 チー ポン ドラ

親の跳満のテンパイである。
童瞳は現在4人目のイスにいる状態なのだが、それを知る由もないので、最後までポイントを叩くために、ソーズを2つ仕掛け、真っ向勝負と出た。
しかし何かを掴み悩んだ末、オリたようだ。
自分の今のポイントが決勝に残れるのか分からない場面での押し引きというのは、とても難しいものである。
しかし、ここで危険な何かを勝負しないでオリたのは正解だった。
そして結果は流局。前田の1人テンパイで、童瞳がトップとなり終局となった。
前田プロは惜しくも手が届かなかった。最後の手がアガれていれば決勝に残れていたというのは、本人も知っているはずだ。
来年が新人王戦に出られる最後の年なので、是非頑張ってもらいたい。

こうして、決勝に残ったメンバーが決定した。
予選1位通過:嶋村泰之プロ(東京本部)
予選2位通過:東谷達矢プロ(九州本部)
予選3位通過:菅原直哉プロ(東北支部)
予選4位通過:童瞳プロ(東京本部)

惜しくも敗れたのは、
予選5位、佐倉麻由プロ(東京本部)
予選6位、岡本和也プロ(静岡支部)
予選7位、三谷卓也プロ(中部本部)
予選8位、飯島翔プロ(東京本部)


決勝前に全員にコメントをもらった。

嶋村プロ「去年悔しい思いをしたので、今年は3人に悔しい思いをしてもらおうと思います」
東谷プロ「自分の麻雀を貫きたいと思います」
菅原プロ「初めてなので緊張しましたが、精一杯打ちます」
童瞳プロ「平常心で打ちます。プロテストで講師をしていただいた、紺野プロと名前を並べられるよう頑張ります」


絶好調の4人がぶつかる決勝。派手な試合が期待できそうだ。




( レポート:大庭 三四郎 文中敬称略 )

 
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