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タイトル戦情報

第17期 新人王戦

 

8月11日(日)ようやく夏の訪れを感じさせる暑さの中、有楽町「錦江荘」にて第17期新人王戦が開催された。新人王戦は毎年1,2年目の新人を対象に開催されるタイトル戦で、若手の登竜門と位置づけられている。ルールはプロ連盟Aルール(一発・裏ドラなし)でシステムは予選4回戦終了時にベスト28、5回戦終了時にベスト16、そして6回戦目終了時に決勝進出者を決める足切り制となっている。決勝戦は予選のポイントを持ち越さず半荘2回を戦う。

 

めずらしく早く起きてしまい1時間前に会場入りしてしまった。誰が勝つのかなと考えながらコーヒーを飲んでいると続々と選手が会場入りしてくる。みなやる気に満ちた良い目をしていて、近頃努力を怠っている自分を恥じると同時に、いつまでもこの情熱を持ちつづけて欲しいと思った。

 

対局が開始し、ふらふら見てまわる。私の注目は出場者中もっとも上のリーグ(C1)にいる桜井秀樹、十段戦での活躍が記憶に新しい岸部智彦、第9期マスターズ山崎由江の3人。残念ながら3人とも惨敗してしまった。その他、大橋、四柳、壽乃田、和泉ら個人的に付き合いのある者のいる卓を中心に見たのだが、はっきりいってほかのタイトル戦とくらべてだいぶレベルが低かった。しかし、みな一生懸命打っているので好感が持てる。6回戦におよぶ激戦の末、決勝のイスを勝ち取ったのは2年目の金沢真、斎藤桂史、1年目の近藤誠、RYUJIの4人。

 

4人が決勝卓につくとギャラリーが取り囲む。出場者は大体残っているのでG1タイトル戦の決勝のようなギャラリーの数である。4人は新人プロ、ギャラリーを背負うこと、記録(牌譜)をとられることはほとんど初めてのはず。まずはこのプレッシャーに打ち勝つことが戦いのスタートラインなのだ。もっとも気負いなく摸打(モーター)を繰り返すのは金沢か。斎藤は落ち着きがなく、雰囲気に飲まれてしまった感がある。私の経験上、タイトル戦を勝つ者はどっしりとかまえて落ち着いて打つ。そういった意味で斎藤にはすでに勝つ資格がないのだ。

一回戦東四局、1300・2600を前局ツモあがったRYUJIの親番。

北家近藤が

  ドラ  

ここからをチーする。三色も確定せず、仕掛けて2シャンテン、しかも親の上家で最悪の仕掛けだ。

この直後、それまで戦いを傍観していた金沢にのテンパイが入りあっさり2000・4000のツモあがりとなった。

仕掛けでツモがかわったなどというとオカルト的かもしれないが、親のRYUJIも悪くはない形。仕掛けが入らなければどうなっていたか・・・。ここがツキの変わり目、次局、金沢にドラ2のテンパイが入る。

  ドラと形は苦しいのだがドラ2の役なし、当然リーチと出た。すぐに近藤がポンテンのかわし手を入れる。

2人の勝負と思い見ていると、RYUJIが金沢に5200放銃。RYUJIも気合が入りすぎて勝負を急いでいる。

からをツモ切り。

金沢はリーチ後にを捨てている。ドラもないこの手、後スジのを打って1シャンテンを維持しつつ、をツモって三色の高めに決まれば勝負というのが普通の押し引きではないか?ドラのが1枚も見えていない状況でのリーチと仕掛け。はっきりいってこの打ちは暴牌。次局、仕上がりを見せている金沢が2000・3900の親っかぶり。ツモったのは近藤。これでおもしろくなったと思いきや、止まらない金沢、ラス前も高めのピンフ3色リーチが入る。このリーチは微妙。場にピンズが高く、自分はピンズを一枚も切っていない。が一枚出ているのみ。しかも当面のライバル近藤の親番なのでダマテンにする人も多いのではないか?結局、このリーチが功を奏し、RYUJIより7700の出あがりとなった。

「ピンズを1枚も切ってないからピンテンならリーチしないと思った」というRYUJIの形は

で五をみずから2枚切っている。ここからの打ちはまた暴牌。1回戦目は金沢、近藤のマッチレース。勝者を決めたのはRYUJIの暴牌という感じだった。

2回戦目、東一局二本場、金沢がとポンしてのテンパイにツモで2000・4000。これで勝負あり。その後、RYUJIががんばりを見せたがもはや後の祭り。オーラスでトータル2位に浮上するのが精一杯だった。

もっとも隙のなかった金沢の優勝となったが、RYUJIや斎藤が普段どおり打てていたらどうなったのだろうか?技術はもちろんのこと、力をコンスタントに発揮できる精神力も重要だということがよく分かる決勝戦であったと思う。最後に、敗者の弁と優勝者インタビューを載せよう。

2位RYUJI

「自分でも分かるぐらい手順ミスばかりだった。ダントツを止められなかったのは自業自得です」

3位近藤 誠

「どうにか食らいついていたと思います。自分なりによく打てました」

 

4位斎藤 桂史

「感覚のにぶりがミスを誘いました。調整不足です」

 

優勝者インタビュー

 

 「まずは優勝おめでとうございます。今日の内容を見ていると他3人に比べて格が違う感じすらしていましたね」

金沢「ありがとうございます」

 

 「一番隙がないよい麻雀でしたね。気負いもなくて、自然体で打てていたと思いますが意識したことってあります?」

金沢「普段どおり落ち着いて打てたのが勝因だと思います。あと、研究会でお世話になっている朝武さんならどう打つかを考えました」

 

 「落ち着いて打つことは大切ですよね。ところで、私達ギャラリーは2回戦の2000・4000(ホンイツ対々)で決まったと思ったんですが、金沢さんはどの辺で優勝を意識しましたか?」

金沢「客観的に見たらそうなのかもしれませんが、最後まで気を抜かずにうとうと思ったのでダントツになるまでは優勝を意識しませんでした」

 

 「金沢さんの麻雀観を教えてください」

金沢「麻雀に流れはないと思っています。大事なのは読みで、これからはそこを鍛えていきたいです」

 

藤原「流れはあるよ。オレはいままで・・・」

 「藤原さん!インタビュー中なんでその話は後にしてください。藤原さんだけでなく先輩方の多くが流れの存在を意識していると思いますが、目に見える部分だけで強くなれると思いますか?」

金沢「私はAリーガーやタイトルホルダーの人が強いのは読みの鋭さだと思うんですよね。相手の手牌や、ヤマに残っている牌を読む力がつけば強くなれると思います。だから、捨て牌や相手の動作は考慮に入れますが、勢いや流れは打牌選択の判断材料にしません」

 

 「最後に今後の抱負をお願いします」

金沢「まずはリーグ戦の昇級です。そして、これから1年間シード選手(新人王シード)としてタイトル戦に参加するので、決勝進出を目指します。これからは新人王としての誇りを持ってがんばっていきたいと思います」

 「ありがとうございました」

 

私は金沢と深く話すのはこれが初めなのだが、自信と熱意を感じさせる人間だと感じさせる。これから上へと昇ってゆくであろう金沢を応援してゆきたい。それと同時に負けたくないと思った。

                        (増田 驤黶

プロフィール

金沢 真(カナザワマコト)72.12.30生 群馬県出身 B型     


新人王戦 過去の優勝者

         
第17期
2003
金沢 真
RYUJI
近藤 誠
斉藤 桂史
第18期
2004
大橋 良弘
小林 洋一
粕谷 勇吉
斉藤 桂史
第19期
2005
小山 輝
林 俊宏
優木 美智
越智 純平
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