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第9期プロクイーン決定戦 

決勝観戦記(最終日)

(観戦記:内田 美乃里)


★6回戦(起家から、黒沢・石井阿依・石井あや・和久津)抜け番:筒井

東1局から、黒沢は3局連続で果敢にリーチ、リーチと前に出た。
対して石井(あ)も、親番の黒沢のリーチを捌き、流局が多かった東場で2回ともアガリ切った。

南2局2本場、南家・石井(あ)は11巡目にピンフ高め一通の3面待ちをテンパイ。ヤミテンを選択。
親番の石井(阿)は、1シャンテンからなかなかテンパイが取れず、ジリジリだったが15巡目にドラのを重ねテンパイ。
同巡、北家の和久津のリーチ宣言牌を頭ハネで討ち取った。
南2局2本場、北家の黒沢が8巡目メンゼンホンイツをテンパイ。

 ドラ

しかし16巡目、2巡前にタンヤオでテンパイしていた石井(あ)の、

 

この当たり牌であるを掴んでしまい2,600の放銃。
南3局、トップ目で迎えた石井(あ)の親番、ダブ南と345の仕掛けを入れ、のドラ手出しでテンパイした和久津。
手変わりを待つ黒沢も数巡回しリーチと出た。

2人の一騎打ちかと思われたが、親の石井(あ)もテンパイをし、リーチ宣言牌
これが2人に御用となり、頭ハネの和久津に高めの三色がついて8,000の放銃となった。

オーラス、ドラ。トップ目の和久津35,100点、ラス目の黒沢25,800点。
両者のホンイツがぶつかる。親の和久津は、ピンズ役牌暗刻の1シャンテン。
黒沢はソーズで染めを鳴き、を暗刻にしてテンパイ。
真っ向勝負の和久津はをツモ切り、トップとラスの着順が入れ替わった。

黒沢 咲

6回戦成績 
黒沢咲+18.8P  石井あや5.3P  石井阿依▲6.2P  和久津晶▲17.9P

6回戦終了時 
和久津晶+82.0P  石井阿依+31.1P  黒沢咲▲0.5P  石井あや▲37.7P  筒井久美子▲74.9P



★7回戦(起家から、筒井・石井あや・石井阿依:和久津)抜け番:黒沢

初日は、オールプラスで折り返した和久津が、2日目の初戦、6回戦で初めてマイナスをスコアボードに付け、
ここからさらに他3名は、和久津を捉えていかなければならない。

東1局、親番・筒井、8巡目でテンパイ。

   ドラ

石井(あ)も7巡目にテンパイしており、10巡目にリーチと出た。

 

すかさずそれを見て筒井も追い掛けた。
山にいる枚数も多く、筒井のアガリが濃厚かと思われたが、を仕掛けソーズのホンイツだった石井(阿)から がこぼれ、石井(あ)に2,600。

東3局1本場 終盤、石井(あ)から筒井がカンチャン4枚目ので三色ドラ1を出アガリ。
続く東4局、筒井がリーチ、2,000・4000をツモって加点するも、南2局1本場、和久津がリーチ、一発でツモ。
2,000・4,000は2,100・4,100、すぐに筒井を抜いてしまう。
オーラス、親の和久津はしっかりと加点し、この7回戦もトップで終了。

和久津 晶

7回戦成績 
和久津晶+26.7P  筒井久美子+7.0P  石井あや▲6.7P  石井阿依▲27.0P

7回戦終了時 
和久津晶+108.7P  石井阿依+4.1P  黒沢咲▲0.5P  石井あや▲44.4P  筒井久美子▲67.9P



★8回戦(起家から、和久津・筒井・黒沢・石井あや)抜け番:石井阿依

ここでも和久津とのポイント差を縮めることが大前提。
さらには、10回戦で1名の敗退者が確定するため、現状マイナスが大きい筒井と石井(あ)はこれ以上のマイナスは避けなければならない。

東場は、皆がリーチするものの流局が続く。
東3局1本場の和久津のリーチのみが実を結んだ。
南1局、流れ3本場の親番にも仕掛けたタンヤオドラ2をツモリ、またも1人リード。
そんな折、南2局5本場、筒井の親番で筒井と石井(あ)の本手がぶつかる。

筒井 
 ポン ドラ

石井(あ)

ここで、筒井から出たを石井(あ)が仕掛ける、打。親の筒井に軍配が上がり7,700は9,200。


南2局6本場、今度は黒沢がリーチ、これを一発でツモ。

 ツモ ドラ 裏ドラ   

2,000・4,000は2,600・4,600。
南3局、この親番でさらに加点したい黒沢が、筒井のリーチに押し5,200を献上してしまう。
南場オーラス、和久津2巡目リーチ!そして4巡目にはいとも簡単に高めを引き寄せた。

 ツモ  ドラ 裏ドラ 

ダメ押しの3,000・6,000だ。心が折れてしまいそうな、早い、高いアガリ。強い、強すぎる・・。
このアガリを見せられ、追いかける3人の胸中は・・。

8回戦成績  
和久津晶+40.0P  筒井久美子+10.2P  黒沢咲▲12.2P  石井あや▲38.0P

8回戦終了時 
和久津晶+148.7P  石井阿依+4.1P  黒沢咲▲12.7P  筒井久美子▲57.7P  石井あや▲82.4P



★9回戦 (起家から、黒沢・筒井・和久津・石井阿依)抜け番:石井あや

東場、親番スタートの石井(阿)がリーチ、リーチと前に出る。

石井 阿依


一度は和久津からアガリ、マイナスを押し付ける。また、筒井も手を仕上げ、リーチやテンパイを維持しながら喰らい付いていく。
南場に入った点数状況・・黒沢27,400点、筒井31,800点、和久津25,500点、石井(阿)35,300点。
親番を迎えた黒沢の南1局、4巡目の牌姿、

  ドラ

この手を是非とも実らせ勢いをつけたい。いや、出来ることなら3人ともまとめて突き放したいところ。
しかし面前では仕上がらず、中盤に仕掛けるも残念ながら流局になってしまう。

南2局2本場、点数状況・・黒沢26,300、筒井33,600、和久津21,400、石井(阿)38,700。
しかし、ここでも勢いの消えていない和久津。

石井(阿)→和久津 8,000は8,600。

迎えた親番の和久津は、表ドラとカンドラとでリーチに出た!待ちも良く見えた。
これを、3つ仕掛けカンを入れていた石井(阿)が責任を取るかのように無筋を切り飛ばし、薄いアタリ牌を和久津からアガリ事なきを得た。
最後は、筒井が親の石井(阿)のリーチを面前タンヤオでアガリ初トップを手にした。

9回戦成績 
筒井久美子+20.9P  石井阿依+5.1P  和久津晶▲7.3P  黒沢咲▲18.7P

9回戦終了時 
和久津晶+141.4P  石井阿依+9.2P  黒沢咲▲31.4P  筒井▲36.8P  石井あや▲82.4P



★10回戦(起家から、石井あや・筒井・石井阿依・黒沢)抜け番:和久津

この回で、この4名の中から1名の敗退者が決まってしまう。
石井(阿)は相当な条件が整わない限りセーフティー。
黒沢と筒井は、石井(あ)より上にいるか、仮に石井(あ)が大きくポイントを伸ばした場合であっても、互いの着順勝負で敗退は免れる。
石井(あ)に至っても、黒沢より▲51ポイント、筒井に▲45.6ポイントの差があるが、
このルールは、トップとラスで30ポイントの差が縮まるので、条件を満たしての逆転は可能だ。

石井 あや

その石井(あ)、東場は原点で折り返したものの、最後の親番も横移動で終わってしまう。
南2局、6巡目にマンズのメンチン1シャンテンだった。
しかし有効牌を引けず、12巡目にドラが雀頭の筒井の親のリーチを受けを掴み、手の中から静かに現物を置いた。
南2局1本場、石井(あ)が15巡目にリーチを掛ける。

 ドラ

しかし筒井が17巡目、

 ツモ 

続いて、石井(阿)がリーチ即ツモで満貫をツモアガる。
オーラス、黒沢の親、5巡目で石井(阿)が捉まってしまう。

 ポン ポン ロン 

18,000。続く1本場、微差で黒沢をかわした筒井が2連勝となった。
残念ながら去年のタイトルホルダー、石井(あ)はここで敗退となってしまった。

10回戦成績 
筒井久美子+32.1P  黒沢咲+20.2P  石井あや▲13.8P 石井阿依▲38.5P  

10回戦終了時 
和久津晶+141.4P  筒井久美子▲4.7P  黒沢咲▲11.2P  石井阿依▲29.3P  石井あや(▲96.2P敗退)



★11回戦(起家から、石井阿依・和久津・黒沢・筒井)

今日の筒井は、2着、2着、1着、1着とオールプラスでまとめ、微差だが現状2位まで浮上してきた。
その筒井が東1局からアガリ続ける。

 ポン ポン ツモ ドラ

 リーチ ツモ ドラ 裏ドラ

 ツモ ドラ

南場に入ってからは親の和久津のリーチと黒沢のリーチをかいくぐり、持ち点を55,100点まで伸ばした。
南3局1本場、黒沢親番、上家の和久津から3つを鳴き6巡目にこのテンパイ。

 チー ポン ポン 

西家石井(阿)は、次巡テンパイが入りここでリーチと出た。

 リーチ 一発 ツモ ドラ 裏ドラ

オーラスを迎えての点数は、筒井52,300、石井(阿)28,700、和久津21,800、黒沢17,200。
親番の筒井にしてみれば、ここでさらに加点し和久津を沈め、ラスを押し付けられたら次の最終戦で逆転優勝の望みが出る。
一方、石井(阿)、ここは2着で良しとし早くにを仕掛け500・1000をツモアガリ終了となった。

11回戦成績 
筒井久美子+36.3P  石井阿依+5.7P  和久津晶▲13.7P  黒沢咲▲28.3P

11回戦終了時 
和久津晶+127.7P  筒井久美子+31.6P  石井阿依▲23.6P  黒沢咲▲39.5P



★最終12回戦(起家から、筒井・黒沢・石井阿依・和久津)

現実的に、トップの和久津とはかなり離れてしまっている。
筒井の96.1ポイント差でさえ、1回戦で捲り切るのは厳しいかもしれない。
それでも最後の親番が終わるまで、誰も諦めないし諦めるはずもない。
2日間を通して私は定位置にいたが、この最終戦に筒井の後ろの席に移動した。

今回の決勝戦は、和久津が圧倒的な強さで初日から一度も首位を明け渡すことなく独走態勢でここまで来た。
そして初日こそ後手を踏んだ筒井だったが、今日は2着、2着、1着、1着、1着と大きくポイントを伸ばしており、
もう一波乱起こしてくれるのではないかと、そのひたむきな横顔を眺めながら私は期待していた。

筒井 久美子


だが、東場の筒井の親はあっさりと流れてしまう。そして南入。
起家の筒井にとっては、この南1局が、最後の親番である。

筒井9巡目牌姿。  

 ツモ ドラ

ここから打とする。を払う選択やフラットな局面であれば好形のピンズを残し、ソーズを払う選択肢もあるが、
あくまでドラを使い切る構えを見せる。
もう後がない、だから絶対に取りこぼさない――、筒井の強い意志を感じた。
その時なぜか、きっと筒井はドラ単騎でリーチをする、と確信に近い予感がした。
そして15巡目に、

 ツモ

テンパイを果たした筒井は、迷わずを横にしてリーチと出た。そして一発ツモ!筒井の執念が引き寄せたであった。

1本場には4巡目リーチ。

 リーチ ツモ ドラ 裏ドラ 

この4,000オールをツモる。
しかし、この筒井の親番は2本場で、和久津がしっかりとピンフツモで終わらせた。

次局の黒沢の親番には筒井が石井(阿)から8,000をアガリ、石井(阿)の親番に望みを繋ぐも和久津は遠すぎた。
オーラスは、最後に全員牌を伏せて第9期プロクィーンは終了した。

優勝決定の瞬間

動画再生

最終戦成績 
筒井久美子+33.2P  石井阿依10.6P  和久津晶▲15.0P  黒沢咲▲28.8P

最終戦終了時 
和久津晶+112.7P  筒井久美子+64.8P  石井阿依▲13.0P  黒沢咲▲68.3P(石井あや▲96.2P)


 




(観戦記:内田 美乃里 文中敬称略)


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