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タイトル戦情報

第6期プロクイーン決定戦 

ベスト16レポート

(文責:赤荻 めぐみ)


9月6日、土曜日。
穏やかな正午、第6期プロクイーン決定戦ベスト16が開催されました。
レポートは、プロ麻雀連盟22期生の赤荻めぐみが担当させていただきます。
尚、選手の敬称は省略させて頂く事を予めご了承ください。


プロクィーンは、半荘5回戦、一発裏ドラありの連盟Bルールを採用している。
このBルール、ウマが10-30つくので、1つの着順の差が20.000点もある。
素点を重視したAルールよりも順位が重視され、しかも平均打点が高くなるので、より激しい攻防となるだろう。
半荘5回戦の合計ポイント上位2名が、明日のベスト8に進出となる。



A卓 内田美乃里(連盟) vs 千葉未帆(連盟) vs 綾瀬きゆ(連盟) vs 石井阿依(協会)


左から 石井阿依(協会)、内田美乃里、綾瀬きゆ、千葉未帆



プロ連盟3年目の千葉、新人の綾瀬、協会の石井に、昨年のファイナリストの内田がシードで加わる。
この4人ならば、実力もあり、決勝の舞台を経験している内田がやはり本命だろうか。


1回戦東2局、本命・内田が石井のメンチンに飛び込んでしまう。

 ロン

このアガリで勢いづいた石井が6万点近い大トップ。
一方、跳満を打ち込んだ内田は怒涛の巻き返しで2着をキープ。これが内田の強さである。


3回戦東2局、綾瀬が先制リーチ。

 ドラ

ダマにする打ち手が多そうな手だが、綾瀬は強気のリーチ、跳満をツモりにいく。
12巡目、内田が追っかけリーチを打つ。

これに綾瀬が4枚目のを掴み、3.900の放銃。
チャンス手を逃した上に放銃してしまった綾瀬は、大きなラスとなってしまった。
この回は、南場の親で連荘に成功した内田が待望のトップ。


4回戦を終えて、
石井 +117.5P 内田 ▲8.6P 綾瀬 ▲26.8P 千葉 ▲82.1P

石井が大きくリードし、当確。
もう一つの椅子をめぐり、内田と綾瀬の着順勝負か。
一人離された千葉は、2人を沈めたかなり大きなトップが必要といえる。


最終5回戦南2局1本場、綾瀬に大物手が入る。

 ポン ポン ドラ

これに千葉がで飛び込み、16.300は16.300。
内田の口元が苦々しく緩む。
対局終了後、内田は「ここで心が折れた。」と語った。

このアガリで綾瀬と内田のトータル順位が入れ替わり、2つ目の席は綾瀬で決まったかと思われた。

しかし、オーラスで大事件が起きる。
親の千葉が勢い良く「リーチ!」と宣言した。そして数巡後、「ツモ、16.000オール!!」。

 ツモ ドラ

開かれた手は、なんと親の四暗刻!!
次局1本場でダメ押しの満貫をアガり、たった2局で6万点以上を稼ぎ、内田と綾瀬を抜き去ってしまった。
麻雀は最後まで何が起こるかわからないと改めて思い知らされた。

内田「何も言葉がありません。」

綾瀬「悔しいです。来年もまたがんばります。」

一位通過 石井阿依  二位通過 千葉未帆




B卓 奥村知美(協会) vs 優木美智(連盟) vs 黒沢咲(連盟) vs 渡辺郁江(連盟)


左から 黒沢咲、渡辺郁江、奥村知美(協会)、優木美智



連盟を代表する3人の女流プロが、2つのタイトルを持つ奥村に挑む。
ベスト16で一番の注目卓と言えるだろう。


静かな立ち上がりとなった1回戦を前女流桜花・優木が制して迎えた2回戦は、打って変わっての激しい打撃戦となった。

東2局1本場、奥村のダマテン跳満に渡辺が飛び込む。

 ロン ドラ

1回戦でラスを引いた渡辺は、苦しい戦いが続く。


東4局2本場、優木・奥村に負けじと親の黒沢が三色の高目をきっちりツモりあげ、6.000オール。

 ツモ ドラ


このアガリで焦りが生じたか、南2局2本場で優木が疑問手を打ってしまう。

 ドラ

終盤、ダマテン5.200のテンパイ。
ここにを持ってきてを切り、--待ちの三メンチャンに受けるが、は場に3枚飛んでいて、そのうち1枚は自分で切ったフリテンである。
しかも、そのをポンしていた親の奥村に1.500の放銃となってしまった。
がテンパイ濃厚の奥村の現物なだけに、もったいない一打と言えるだろう。


その後、優木は立て続けに放銃し、勢いを失う。
逆に勢いに乗ったのは黒沢。7.700、4.000オールとアガり、6万点を超える大トップとなった。


3回戦、渡辺が優木にメンピンオモウラの8.000放銃。
これが致命打となり、渡辺は痛恨の3ラス。
一方の優木は、2回戦の失着で招いた悪い状態を払拭、どうにか戦線に踏みとどまった。


4回戦を終えて、
黒沢 +136.3P 奥村 +71.3P 優木 ▲2.1P 渡辺 ▲205.5P

黒沢は、ほぼ当確。
逃げる奥村と追う優木の一騎打ちである。


最終5回戦東2局、奥村が親・黒沢にトイトイドラ3の18.000を放銃し、ラス目へ。
さらに優木がリーヅモドラ3をアガったことで、オーラスを迎えた時点で奥村と優木のポイント差は5.9Pまで詰まった。

必死に手を作りにいく優木だったが、無常にもアガリに結びつくことができず、奥村にあと一歩及ばなかった。

優木「下手すぎて負けてしまいました。」

渡辺「1・2回戦でラスラスときてしまい、3回戦目で気を取り直して頑張ろうと思ったのですが、立て直せませんでした。後半は邪魔をしないようにしていました。」

一位通過 黒沢咲  二位通過 奥村知美




C卓 仲田加南(連盟) vs 櫻井はるか(協会) vs 木下沙弥香(最高位戦) vs 岩井茜(連盟)


左から 岩井茜、木下沙弥香(最高位戦)、櫻井はるか(協会)、仲田加南


C卓は、圧倒的な攻撃力を誇る昨年のファイナリスト・仲田と、女流桜花でAリーグへと昇級した岩井の連盟2人に、協会から櫻井、最高位戦からは木下と、3団体入り乱れた組み合わせとなった。


1回戦開始早々、岩井が櫻井からメンタンピンドラ1の8.000を討ち取ったのをきっかけに4連続アガリと好スタートを切る。
岩井の「リーチ!」の声に3者は受けざるを得ないように見えたが、櫻井が2.000点で交わしを入れると、次局は親の仲田がドラトイツのカンリーチを当たり前のようにツモり、4.000オール。
木下も、大物手こそないものの丁寧な打ち回しを見せ、全員がしっかり勝負の舞台に上がっているように感じられた。


勢いにのった岩井が連勝を決めて迎えた3回戦の南場、櫻井にチャンス手が入る。

 ポン ポン ドラ

7巡目で満貫テンパイ。ここにを持ってきて、小考の末にカラ切り。
この手出しで、もう誰からもソウズは打たれなくなった。
櫻井の河が染めているように見えなかっただけに残念だ。-の選択をしたのならツモ切ってほしかった。

その後、木下のリーチを受けて手詰まった岩井が放銃し、この回ラスを引く。
トップは、ここまで厳しい展開が続いた仲田。これでトータル2位につけた。


仲田39.600、木下38.100で迎えた4回戦オーラス1本場、3着目の櫻井が5巡目に先制リーチ。

 ドラ

打点こそ低いが、好形ではある。
これに、トップを取るために前に出るしかない木下が放銃。
仲田は2連勝を決め、岩井は痛恨の2ラスとなった。


4回戦を終えて、
仲田 +46.6P 岩井 +18.6P 木下 ▲29.9P 櫻井 ▲35.3P

最終戦を迎え、誰にでも通過の目があったが、岩井が踏みとどまりトップ。
仲田もリードを守りきり、連盟2人の通過となった。

櫻井「手が入らなかったです。」

木下「今回振り込みすぎてしまったので、勉強し直してまた頑張ります。」

一位通過 岩井茜  二位通過 仲田加南




D卓 和泉由希子(連盟) vs 西園寺あにめ(協会) vs 中川由佳梨(連盟) vs 清水香織(連盟)


左から 中川由佳梨、清水香織、和泉由希子、西園寺あにめ(協会)


D卓は、大本命の第2期プロクィーン・清水に、和泉・中川の連盟2人と、協会の西園寺が挑む形となった。


一回戦、西園寺の調子が良い。開始早々、着々とアガリを積み重ねていく。
逆に、不調と見受けられるのが中川。
高打点・好形のテンパイが何度か入り先制リーチを打つが、ことごとく追いつかれ、他家の当たり牌を掴まされる。
気づけば中川は箱を割る結果となり、逆に西園寺は6万点のトップとなった。
初戦から大きく明暗を分けた展開だ。


3回戦、これまで息を潜めてじっと勝負所が訪れるのを待っていた親の和泉が、東一局から爆発する。

 ツモ ドラ

ピンフドラ2、高目三色のこの手をためらうことなくリーチ。を一発で悠々とツモりあげる。
目が覚めるような8.000オール!ギャラリーが沸いた瞬間だった。


和泉はこの後も丁寧に局を回し、大トップをものにした。


4回戦東1局、2回戦でトップをとったものの、まだマイナスが一番多い中川が、8巡目にドラトイツの勝負手でリーチを打つ。

 ドラ

最終戦に望みを繋げるためにも、ここはトップが必須の中川。これをしっかりツモりあげ、好発進。


しかし東三局、親の西園寺の勢いが止まらない。
流局も含めて6本場まで積み、1回の親で5万点オーバー。

この回の和泉は、冷静に他家の本手をかわし、チャンスをうかがっていたように思う。


オーラス、ラス目の清水が親で大物手を決める。

 ポン ツモ ドラ

この4.000オールで3着に浮上、元プロクィーンの勝負強さを見せつけた。

果敢に攻めた中川だったが、最低条件のトップを取ることができず、逆に西園寺を押し上げる結果となってしまった。


4回戦を終えて、
和泉 +37.7P 清水 +30.0P 西園寺 +22.1P 中川 ▲89.8P

和泉・清水・西園寺の着順勝負、三つ巴の戦いとなった。


東1局1本場、親の清水が積極的に仕掛け、和泉から7.700は8.000をアガる。
以降は非常に小場な展開が続き、放銃した和泉が苦しいままオーラスを迎える。
点棒状況は、

清水 43.000
中川 35.800
西園寺 26.500
和泉 14.700

清水・西園寺は、このまま一刻も早く勝負を終わらせたい。
親の和泉は、西園寺よりも上の着順にならなければならない。
息詰まる勝負の結末は、西園寺が自らアガり、戦いに終止符を打った。
ホッとしたのか、西園寺の強張っていた肩がスッと下がった。

そして、私がこの日観戦をして一番感動したのが、このオーラスの和泉の打牌だった。
和泉の後ろには常にたくさんのギャラリーがいて、私は牌姿をほとんど見ていなかったのだが、目標を見据えた真っ直ぐな目と、迷いのない打牌で、胸がすごく熱くなったのを覚えている。
二次予選を圧倒的な強さで勝ち上がった和泉、ここで無念の敗退となった。

和泉「調子は悪くなかったのですが、ミスが多かったので自業自得だと感じました。無理に高い手を狙ったり、曲げた打ち方をせず、もっと素直に打てていれば良かったです。色々と余計なことを考えすぎてしまったのもいけなかったですね。」

中川「また来年出直します!」

一位通過 清水香織  二位通過 西園寺あにめ




こうして、翌日のベスト8を戦う8人の女流雀士が出揃った。

明日もきっと、見ごたえのある勝負が期待できるだろう。






(文責:赤荻 めぐみ 文中敬称略)


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