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タイトル戦情報

第35期 王位戦 準決勝戦

( レポート:猿川 真寿)


A級決勝に引き続き、今回の準決勝の模様も私、猿川が書かせて頂きます。

ある打ち上げの席で藤原プロに、
「猿川、あのレポートやっつけだろ!」
「そんなことありませんよ!!」

心の声{…頑張ったつもりだったのに、確かにそう見られてもしょうがない。あれじゃ…}
というぐらい文才が無いので、皆様もあたたかい目で見ていて下さい(泣)

連盟G汽織ぅ肇襪涼罎如王位戦だけは他のタイトルとは少し違う所がある。それは勢い。
なぜなら準決勝の次の日が決勝だからである。

人によって調整方法は多種多様であるが、この調整というのが非常に難しい。
他のタイトル戦は、決勝まで数日間空くが、王位戦は翌日が決勝戦である。
つまり、今日の戦いで安定した成績を残せたものが、第35期王位になる確率が高いと言える。

断っておくが、これを書いている今現在は当然決勝が終わった後である。
だが、11月28日(準決勝当日)の気持ちで書くので後付けする気はない。

メンバーを見ると連盟13人、協会1人、一般2人。
断然連盟の数が多いが、出ている人数から言ったら当然と言えば当然。

ダンプ大橋(連盟)
(前王位)
鈴木秀幸(連盟)
(1位通過)
岸赴生(協会)
(2位通過)
藤本敬三(連盟)
(3位通過)

坂本健二(連盟)
(4位通過)
仲田加南(連盟)
(5位通過)
明石定家(連盟)
(6位通過)
羽山真生(歴代王位)
(7位通過)

滝沢和典(連盟)
(8位通過)
藤崎智(連盟)
(9位通過)
ジャガー真鍋(連盟)
(10位通過)
神林剛(連盟)
(11位通過)

筒井久美子(連盟)
(12位通過)
甲州龍太(東京代表)
(13位通過)
中村瞬(連盟)
(14位通過)
新谷翔平(連盟)
(15位通過)

A汽蝓璽娃運諭■銑競蝓璽娃蛙諭■鱈汽蝓璽娃運諭■牒汽蝓璽娃運諭
最高峰のA気蓮¬誓丕運諭ちょっと寂しい気がするな。
A兇瞭崎・滝沢・ダンプ大橋の3人のタイトルホルダーは、全員麻雀は繊細だが気持ちは図太いので期待できそうである。

続いて、静岡支部から1人、大阪船場支部1人、北海道本部が1人、そして九州本部4人。
九州本部はベスト72でも7人残っており、全体レベルの向上が今回のような結果に結びついたと思う。
同じ地方としてうれしいことではあるが、嫉妬まで感じるのは自分の器が小さいからだろうか。

自分の中の決勝進出本命は藤崎。
タイプ的に大崩れしない事と、競り合いにめっぽう強いからである。

開始前、少し話しを聞いてみた。
「藤崎さん、ここで負けたこと無いでしょ?」
「3回出て毎回通っているよ。その内2回は1位通過」
「そこまで聞いていませんから。」
「ケンカ売っているのか?」

とにかく自信はありそうだ。1位通過が2回とは自分としては少しびっくり。
イメージ的には危なげない戦いで、3・4位ぐらいで抜けていると思っていた。
雀力的にはなんの不思議も無いのだが、イメージ的にはそう思ってしまう。


1回戦

注目卓は、起家から大橋・坂本・滝沢・筒井の現王位と前王位の対決である。



東1局、親の大橋が先制リーチで開局した。

 ツモ

この形でツモならリーチもしやすいが、ツモだけに少考してのリーチとなった。
ドラも関係なく高目ツモでも2,000オール。
打点的には少し安いが、リーチでもダマでもテンパイとらずでも、どの選択でもいいと思った。

ちなみに自分ならノータイムリーチ。
「頼むからみんなおりてくれ!」と思いながら。

結果は、1人テンパイでリーチ自体は成功だったように見えたが、次局、坂本がリーチ七対子をツモり軽く親が流れる。

そしてこの後南2局で、この半荘のターニングポイントを迎える。

南2局9巡目、西家・筒井の手牌。 

 ツモ ドラ
    
坂本が親で、チー(をチー)仕掛けている。
そして、筒井の選択は、ドラの打

結果から先に書くと、筒井の1人ノーテンで終わるが、守備型の筒井としては打が本来の打牌ではないだろうか?
打二にすると、その後滝沢のチーで下がってきたドラが重なり、打、数巡後のツモで、メンホン七対子ドラドラのテンパイとなり、
坂本から討ち取るのもそう難しくはない。

麻雀は不思議な事に、助けられた人は強いもので、その後7,700、3,900オール、4,800とアガり、坂本の特大トップで終わった。

準決勝終了後、この牌姿の事を筒井から聞いてみた、
「七対子は考えていませんでした。」
という言葉に、競技ルールの場数の足りなさと、普段の手合いのレベルを感じた。

字牌2種の時は、鳴けても1種が自然。
よって、自分で暗刻にしなくてはアガりに結びつかないケースが多い。
色が入っていたら尚更だ。

なので、ホンイツの場合、ドラが絡まなくても引けば跳満になる七対子は、必ず頭に入れておかねばならないと思っている。
自分もを切ってアガりを逃すかもしれないが、全ての可能性を残す七対子を本線として見る。

後、この局を見て思ったのが滝沢だ。
残った形が悪いのに、親の仕掛けとドラ打ちが入っているにも関わらず、仕掛けを入れている。
滝沢の強さは「耐える力」だと自分は思っている。
その仕掛け自体無しではないが、今日は苦戦するだろうなと感じた。


2回戦

1回戦、危なげないトップを取った仲田がオーラス、

 ツモ

この四暗刻をツモり2連勝。

ダンプ大橋は、42,000点以上持っていたが、親かぶりで沈みの2着に転落。
去年のA級決勝から、ずっと浮きをキープしていたが、21半荘目にしてこの形で沈みを食らわされることになった。

別卓では、藤崎が東4局2本積んでいるところから、
  
 リーチ ドラ 

この12,000を出アガると、その得点を確保し6万点の1人浮きで終了。
この時の1シャンテンの形が、

自分だったらを切りそうだが、藤崎の選択は切り。
それに応えたかのように、その後のツモがで打。そして、ツモ切りリーチ。
見事としか言いようがない。リーチは他家の動きを止めるためだろう。
たしかに、のポン聴もあるし、引きは同じ。を引いた時だけシャンポンになるが、ピンズ変化もあるしそんなに悪くはない。
藤崎には、そのあたりがしっかりと見えていたんだと感心させられた。


3回戦

2回戦、大捲りの仲田が絶好調。
東1局、滝沢の親で、トイトイ三暗刻の2,000・4,000ツモ。
自分はこのアガりが出る時はかなりいい状態だと思っている。
理由は簡単で、出アガりだと2,600だが、ツモったら8,000に化けるのだから。

そして東3局にも、

 リーチ ツモ ドラ

このリーチをあっさりツモり、更に南2局リーチ、七対子、ドラドラを出アガり、3連勝で+95.9Pになる。
決勝ボーダーが+30.0Pぐらいだと思われるだけにほぼ当確か。

一方、後のない滝沢が、オーラス6巡目に渾身のリーチ。

 ドラ 

しかし、会心のリーチもツモれず、1人テンパイで終局した。

3回戦終了時 TOP5

仲田 +95.9P
坂本 +51.4P
羽山 +38.4P
甲州 +35.1P
藤崎 +20.8P


4回戦

注目卓は、現状3位の羽山さん、5位・藤崎、6位・大橋、7位・中村の上位対決。

東3局9巡目、北家・中村に高目満貫のテンパイが入る
 
 ポン

13巡目、親の羽山さんも追いつくが、

テンパイとらずで現物の打
これを大橋がでチー。そして打
次巡、中村にをツモ切られ、続く羽山さんのツモも

別に危険牌のを切ることが正しいとは思わないが、もしリーチと打っていたら、中村から恐らく5,800の出アガりになっていたと思われる。
先程も書いたが、助けられた人は強いもので、流局をはさんだ次局、のみながら頭ハネで羽山さんの親を蹴る。

その後の南2局9巡目、

 ロン

これを大橋から18,000の出アガり。
終わってみれば、中村の6万点トップ。
羽山さんも浮きで終わるところはさすがである。

4回戦終了時 TOP5

仲田 +73.5P
甲州 +57.1P
中村 +49.1P
羽山 +47.5P
坂本 +34.0P


5回戦

ここで下位4名が足切りとなるのだが、非常事態発生!?
3回戦終了時+95.9Pの仲田が、4回戦、5回戦と連続ラス。
特に5回戦は、南3局12,000放銃、オーラスに8,000放銃で▲39.8Pの1人沈み。
トータルポイントも+34.0になり、最終戦浮き条件となった。

別卓では、神林が6万点オーバーの1人浮きのトップで、マイナスからプラスに転換、こちらも最終戦勝負。
また、A級決勝1位で通過した鈴木も、ラス前、オーラスと大物手をアガり、一気にボーダーまできた。
そして、一般参加の甲州さんは、ここまで安定した戦いで、最終戦は小さな3着でも通過できる位置につけた。

残念ながら、ここで足切りとなってしまったのが、協会から唯一残っていた岸赴生。
九州本部のジャガー真鍋、筒井久美子。
連盟最高峰で戦う、明石定家の4名がここで敗退となった。

5回戦終了時 TOP5

中村 +63.1P
坂本 +61.3P
甲州 +59.5P
羽山 +51.3P
鈴木 +40.5P


6回戦

藤崎・滝沢・大橋のA競肇螢は超特大トップ条件。
簡単に言うと消化試合

組み合わせは、

A卓 中村・神林・大橋・仲田
B卓 滝沢・藤本・坂本・鈴木
C卓 藤崎・羽山・甲州・新谷

開始25分、全ての卓が東4局の時点で、仲田が2,000・4,000をツモり、ボーダーが50.0Pを超えた。
ちなみに、今期から順位点が変わったので、通過は30.0Pぐらいだと思っていたのに、本当に王位戦は怖いと感じた。

開始40分、中村と羽山さんは決勝ほぼ確定。
そして、甲州さん(43.0P)・坂本(45.0P)・仲田(46.0P)が、45.0P前後の争いとなり、このうち2人は決勝進出となる。
その他では、鈴木が現状38,400のトップ目、浮きで終われば決勝進出になりそうだ。

開始50分、まずはC卓が終了。
トップ・羽山さん、2着・新谷、3着・藤崎、4着・甲州さん。
羽山さんは確定で、甲州さんは他の卓の結果待ちとなった。

開始55分、続いてA卓が終了。
トップ・中村、2着・仲田、3着・神林、4着・大橋。
中村・仲田は確定。

残るB卓は南2局。
鈴木が沈まなければ、甲州さんと坂本の1騎打ちになる。

開始から70分、全ての卓が終了した。
それでは結果です。

1位通過 中村瞬
2位通過 羽山真生さん
3位通過 仲田加南
4位通過 鈴木秀幸
5位通過 坂本健二


敗退者コメント

甲州さん「最終戦ポイントをもう少し抑えられればなぁ。」
新谷「悔しい、仲田が強かった。来年は王位獲ります。」
滝沢「調子が良かっただけに残念。」
神林「ベスト8に入れたので良かったです。」
藤崎「決勝頑張ります。あれ!?」
大橋「(´・ω・`)ショボーン」
藤本「特になし」


決勝進出者コメント

中村「自分の麻雀を打てれば悔いは無い。」
羽山さん「11年ぶりの決勝なので、過去の人にならないように頑張ります。」
仲田「色々あったけど残れてホっとしてます。」
坂本「船場支部代表として頑張ります。」
鈴木「静岡癸韻話か証明してやるよ。」
というのは自分がすすめたコメントで、本当は「獲るよ。」でした。

こうして、北海道VS東京VS静岡VS大阪VS九州(羽山さん)の各地区からの代表が出揃った決勝戦となりました。

決勝も自分が書きます。期待しないでお待ちください(笑) 


 

( レポート:猿川 真寿 文中敬称略 )

 

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