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タイトル戦情報

第1期 北関東リーグ(プロアマ混合) 決勝

レポート:小暮 一志

 

まず、決勝のレポートに移る前に選手の紹介をいたします。

小川尚哉(プロ)
決勝に残った唯一のプロ。一昨年の王位戦、グランプリの活躍。
昨年の特昇優勝。今年は北関東で優勝となるか?

浜正彦(アマ)
私も連盟道場のフリーで見かけた事もあるほどの競技フリーク。
圧勝で決勝に勝ち上がったが、そのままの勢いで逃げ切るのか?

松村孝(アマ)
連盟主催のタイトル戦決勝観戦の常連さん。
今日の中では一番決勝の雰囲気に慣れていると思われるので、冷静な摸打が期待できる。

境野公太(アマ)
北関東支部の道場でよく打っているお客さん。
「僕と同じぐらい強いですよ」とは事務局の稲川プロ。
手数が多いタイプで常に局面をリードする、決勝のキーマンになる。


1回戦

東1局、北家・小川。

 チー ポン ポン

アガりずらくなるので、を持ってこないと、いいのだがと見ていたそばから、ツモ
やはりタンキに待ちかえするも、あっさりツモ。
3,000・6,000。僥倖のアガりながら好スタートの小川。

この跳満以後、大きな動きがない東場。しかし、小川が常に先手を奪う形だ。
そして南入するも、南家の浜が1人テンパイで流局。

南2局、ドラが
ここでも、真っ先に小川が7巡目テンパイ。-のピンフを慎重にヤミテンするも、5巡の間アガれず。
そこえ、親の浜が3枚目のをチー。
この仕掛けを渋々と感じたか、小川が生牌のドラをツモ切ると、浜のタンヤオのドラ待ちシャンポンに飛び込み11,600。
浜の鳴きが2枚目のチーなので、安いと思った小川には予想以上の放銃になってしまう

南2局1本場、浜が松村から5,800は6,100をアガり、45,000オーバーになる。
次局、次々局と境野がアガリオーラスへ。

親・小川が粘り、なんとかテンパイにこぎつけ、続く1本場、境野が魅せる。

 チー ツモ ドラ

三暗刻ドラ2の2,000・4,000!
境野にしかアガれない満貫で2着に浮上する。

浜 +24,9P
境野+11,4P
小川▲11,4P
松村▲24,9P


2回戦

東1局、境野2,900、4,800を松村からアガるも、3本場。
松村が2,000・3,900をアガリ、原点復帰。

東3局、境野がリーチをかわし、2,000・3,900をアガり45,400と突き抜ける。
南1局、松村が渾身のリーチ。

 リーチ ドラ

しかし、また境野が1,000オールでかわす。
境野が手数で他を圧倒する。

南1局1本場、親の境野。

 ドラ

ここから切り。これがベストチョイスになり、下家の松村からリーチが入り、現物ので小川から3,900は4,200をアガり更に加点する。
そして、局が進みオーラス。

親の小川が4,000オールをアガるも、次局境野が全力の3フーロの1,000点で自力でトップをもぎ取る。

境野+24,2P(+35,6P)
小川+ 6,0P(▲5,3P)
浜 ▲12,9P(+12,0P)
松村▲17,4P(▲42,3P)


3回戦

東2局に、境野が小川に3,900、松村に8,000と連続放銃。
東3局、松村は更に加点を試み先制リーチするも小川に、

 チー ロン ドラ

ドラのを掴んでしまう。

南1局、南家・小川が、浜、松村の二軒リーチを受けこの形。

 チー ツモ

ここで小川の選択は、現物になっている7。
しかし、これが裏目になり次のツモがでアガり逃しとなる。
オカルト派の小川はここが引き際と現物を抜く。
そうなると、他家がアガるのもオカルトなら必然か。

リーチ者以外の、親の境野が2,000オールをアガる。
南1局2本場、次局も流局するも南2局2本場、
境野がまた仕掛けるが、終盤にかろうじてテンパイにこぎつけた小川と二人テンパイ。
ここまで、境野の親番がいつも長い。
境野も計算ずくだろうが、そのうちに本手が決まる可能性が高い。
早く親を落とさないと境野に決まってしまう予感がした。

南1局3本場、小川が先制リーチ。
境野がテンパイ打牌で5,200は6,100。これで小川はトップが見えてきた。

南2局、松村がリーチ。

 リーチ

が3枚見えで、高めが期待できる絶好な待ちになる。
これに、浜がで飛び込み8,000。

南3局、浜が境野に3,900を連続放銃。

最初のトップ以降、浜が全く噛み合わない。
対象的に、放銃も多いが常に局面をリードする境野が良く見える。

松村は緊張もあるのか、決勝ではやや放銃が多い。
小川は境野に対応させられる事が多いのだが、キーとなる局を凌いでポイントを伸ばしている。

この3回戦、境野は東場の放銃が響いて浮きに回るのは厳しいのだが、今回小川がトップになると数字上でも境野とマッチレースの展開になっていきそうだ。

やはり、オーラスに親番の浜に連荘する力はなく、流局で小川のトップ。

小川+26,5P(+21,2P)
松村+ 7,0P(▲35,3P)
境野▲13,2P(+22,4P)
浜 ▲21,3P(▲9,3P)

残り2回戦。境野、小川に浜、松村が割って入れるのか?


4回戦
東1局、小川の満貫テンパイをかい潜り境野が1,000・2,000。
次局は、小川が700・1,300。

東3局、親・小川が6巡目、

 ドラ

ここから打。3巡後、上家からのをスルーし、を引き入れテンパイ。

小川はヤミテンを選択。
同巡に、七対子に決め打っていた境野が暗刻になったをツモ切り7,700を直撃。

次局は、小川一人テンパイ。

東2局3本場、境野がなんとか親を落とす。
東4局、親・境野。配牌がすこぶるいい。

あっさりダブ東が鳴けるが、松村がヤミテンで1,000をわずか5巡で親落ち。
皆、境野の親を落とす事を主眼に置いているように感じた。

展開も味方したか小川は、南2局に松村が2,000、3,900をアガるも、反撃を振り切り4回戦トップとなる。

小川+15,9P(+37,1P)
松村+ 5,4P(▲29,9P)
境野▲ 6,1P(+16,3P)
浜 ▲15,2P(▲24,5P)

列びが出来てしまったが、1位の小川と、4位の松村まで67,0P。
逆転不可能な数字はないので、皆最後まで死力を尽くして闘い抜いてもらいたい。


最終戦

連盟主催タイトル戦規定にならって、トータルトップの小川がラス親になるように松村、境野、浜、小川の列びになる。

東1局、浜が1,000・2,000。
東2局、親の境野の一人テンパイ。
東2局1本場、松村が浜から1,300は1,600。
東3局、松村がリーチ。浜から2,600。

ここまでは小川の望む小場の展開で局が潰れていく。
このまま、小川の逃げ切りなるのか?

東4局、親は小川。この局は、境野がアガる事になるのだが、境野の手順に注目してみた。

配牌
ツモ
捨て牌 リーチ



こうなり最終形が、

 リーチ ドラ

丁寧にメンツ手を見ながらの1シャンテンに取っているため、引きでテンパイするのである。
メンツ手を見ていたため、河も普通に見えは完全に盲点となる。
しかも、脇が2人ピンズの下を切ってるために、枚数上はほぼヤマに残っているように見えるのである。
しかも、ノータイムのリーチ。完璧である。

ドラのRが生牌であるため、誰も攻め込めずに境野の一人旅になる。
結局、終盤に境野の河にが2枚切られたところで、親の小川がテンパイ打牌ので3,200の放銃となる。

一見、ドラのが2枚引くため跳満逃しに見えるだろうが、その場合テンパイ時ヤミテンの選択になるので、待ちで先に1,600をアガることなるだろうから、跳満にするためには待ちを変えるかスルーするしかないので、手順上、跳満をアガるのは難しい。
私が見ていて、地味だが境野の牌譜で一番の好局に感じた。

南1局、境野が軽快に捌き2,000で流す。

次局の親は境野。現状で優勝は境野と小川に絞られた感じだ。
現在の境野の持ち点は37,200点。
トータルトップの小川は24,200点。
順位ウマを仮想するのは難しいのだが、仮に境野が1着、小川が3着で計算すると、4,8P境野が小川を上回っている。

この南2局を制した者が、優勝を引き寄せるはずだ。

南2局、境野がNを鳴く!負けじと小川も白を鳴く!

先にテンパイしたのは境野。

 ポン ポン

しかし、更に境野のアクロバティックなプレイが炸裂する!

の大ミンカン!

リンシャンではツモらなかったものの、3巡後に待望のを引き寄せ3,200オール!
小川を寄せ付けない。

これで小川に約20P差をつける。

南2局1本場
浜の1人テンパイで静かに流局。

南3局、境野45,700。小川20,100。
オーラスに、なんとしてでも浮かないと優勝がない小川。
逆に、あと2局をやり過ごせばいい境野。

しかし、浜も最後の親番とあって、全力で向かうだろう。
小川は、これ以上点棒を削られないように、オーラスに向かいたいだろうが、それを許さないかのように親の浜がリーチ。
誰も攻め込めずに流局。

南3局1本場、境野

 ツモ ドラ

1,300・2,600は1,400・2,700。
これがトドメか。境野が更にリードを広げる!

ここまで、境野52,400、松村25,900、浜24,200、小川17,500。

4回戦までの小川と境野の差は20,8P。
境野がトップと仮定して、トータル2着の小川は今回浮きの2着になり、境野と素点で16,8P差以内につけないと、オーラスに手を伏せられない。

南4局、小川は七対子をテンパると、周りを降ろすために即リーチ。
1人テンパイ

南4局1本場、小川は4,000オールで逆転の形ができた。

 ドラ 

10巡目にを引き一通のペンリーチ!
このリーチの瞬間には山に1枚。
しかし、無情にもラスは松村の手の中に…

小川、またも一人テンパイ。

南4局2本場、小川も境野も配牌がいいのだが…
小川が4巡目に放ったで境野がポンテン。
小川が当たり牌を掴んで、境野に放銃。

第一期北関東リーグ優勝が決定した!






後列 左から 準優勝:小川 尚哉 第3位:浜 正彦さん 第4位:松村 孝さん
前列 優勝:境野 公太さん

優勝は境野公太!

4位 松村孝▲37,0P
「最後まで緊張はしましたが、いい経験になりました。真剣勝負ができて楽しかったです」

3位 浜正彦▲35,3P
「後半、スタミナ切れで負けました」

2位 小川尚哉+18,0P
「弱かったから負けました。次はプロリーグ、プロアマ両方獲ります!」

優勝 境野公太+53,3P
「最終戦に凡ミスをしたので、ダメだと思いましたが、運に味方してもらって優勝できました。次回はプロに頑張ってもらいたいですね(笑)すみません冗談です。お手柔らかに」

最後まで諦めずに、闘い続けた松村、浜。プロの誇りを賭けて孤独な闘いだった小川。
そして、粗削りながらも最後まで力で3人をねじ伏せた境野。
最終戦、最終局まで力を出し続けた4人に心から拍手を送りたい。

そして、改めて優勝した境野公太さんおめでとう!

しかし境野さん。来期からは全員にマークされるのを覚悟しておいて下さい(笑)

(レポート:小暮 一志 文中敬称略)


第1回北関東リーグ(プロアマ混合)

順位 名前 プロ/アマ 1節 2節 3節 4節 5節 合計
1 岩井 茜 プロ 47.2 58.2 9.3 44.7 35.6 195.0
2 小川 尚哉 プロ ▲ 6.0 ▲ 22.1 79.3 106.3 ▲ 10.0 147.5
3 大竹 昌之 アマ 5.8 59.2 11.7 36.3 28.9 141.9
4 大川 哲哉 プロ 81.6 109.7 ▲ 5.1 ▲ 32.1 ▲ 13.4 140.7
5 吉田 幸雄 プロ 32.3 11.8 26.6 58.4 11.1 140.2
6 境野 公太 アマ 11.4 8.3 23.2 39.8 51.1 133.8
7 吉田 直 プロ ▲ 8.9 ▲ 0.2 ▲ 71.5 102.9 92.0 114.3
8 藤崎 智 プロ 67.2 23.5
23.8
▲ 34.4 21.7 101.8
9 元木 伸明 プロ 11.9 5.5 ▲ 13.4 28.2 60.9 93.1
10 岸部 智彦 プロ ▲ 20.5 16.8 82.6 ▲ 63.5 24.2 39.6
11 松村 孝 アマ ▲ 21.3 8.3 48.6 50.6 ▲ 50.6 35.6
12 松崎 良文 プロ ▲ 22.1 ▲ 24.1 25.0 22.8 27.1 28.7
13 荒牧 冬樹 プロ 7.3 39.6 ▲ 91.4 59.6 ▲ 4.7 10.4
14 浜 正彦 アマ ▲ 32.1 ▲ 16.0 ▲ 35.2 39.8 33.7 ▲ 9.8
15 高橋 信夫 プロ ▲ 17.3 ▲ 49.1 ▲ 20.6 72.4 ▲ 3.4 ▲ 18.0
16 橋本 健 アマ 3.4 ▲ 8.9 35.7 ▲ 56.3 ▲ 1.6 ▲ 27.7
17 稲川 晶満 プロ 2.8 24.3 ▲ 28.9 ▲ 38.7 4.2 ▲ 36.3
18 小暮 一志 プロ 5.2 ▲ 7.9 19.5 ▲ 87.2 25.7 ▲ 44.7
19 杉本 和重 アマ 10.0 11.4 ▲ 82.1 43.6 ▲ 44.4 ▲ 61.5
20 天音 まこと プロ ▲ 70.4 30.4 19.5 ▲ 30.2 ▲ 40.2 ▲ 90.9
21 浜島 浩之 アマ ▲ 77.2 ▲ 20.5 34.8 ▲ 52.9 ▲ 11.2 ▲ 127.0
22 横沢 さとみ アマ 3.5 ▲ 25.9 ▲ 25.5 ▲ 26.5 ▲ 54.5 ▲ 128.9
23 安藤 達也 アマ 37.5 ▲ 1.9 ▲ 71.3 ▲ 50.0 ▲ 48.7 ▲ 134.4
24 尾池 崇文 アマ ▲ 81.2 13.6 ▲ 32.7 ▲ 23.5 ▲ 38.5 ▲ 162.3
25 ジェン プロ 1.1 ▲ 52.0 40.7 ▲ 95.7 ▲ 57.5 ▲ 163.4
26 夏川 達矢 プロ 70.1 ▲ 17.3 ▲ 18.7 ▲ 50.0 ▲ 150.0 ▲ 165.9
27 須長 正和 プロ ▲ 60.4 ▲ 15.0 ▲ 38.1 ▲ 101.1 7.4 ▲ 207.2
28 飯塚 亮 プロ ▲ 12.2 ▲ 84.8 ▲ 100.0 ▲ 9.0 ▲ 15.9 ▲ 221.9
29
松岡 明子
アマ 32.8 ▲ 42.9 ▲ 62.3 ▲ 50.0 ▲ 150.0 ▲ 272.4
準決勝進出ライン :順位枠内に表示
※プロ、アマ各4位まで準決勝に進出

1節終了時のレポート 2節終了時のレポート 3節終了時のレポート 4節終了時のレポート 最終節終了時のレポート



北関東プロリーグ過去の成績


年度
優勝
2位
3位
4位
備考
第1期
2009
岸部 智彦
元木 伸明
大木 裕介
清水 香織

北関東リーグ(プロアマ混合)過去の成績

年度
優勝
2位
3位
4位
備考
第1期
2009 境野 公太 小川 尚哉 浜 正彦 松村 孝 準決勝 決勝



 
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