<第3節レポート:山中
翼>
早くも折り返しを迎えたリーグ戦。
前節は最後に四暗刻単騎を振り込み、ドラマのような展開になりました。
それがまだ引っ張っていそうな3節。
今節も台風の目になり、嵐を起こしてやる気で挑みました。
C1-4卓
中安、原田、中野、山里、卓は中安以外はマイナス者の対局となり、
皆がプラスでの昇格争いを目指し、マイナスの降格争いから抜け出しを図る大事な1節となりました。
ここで嵐を起こしたのが、現時点での降格ボーダーの山里。
1、1、3、2とまとめ今節トップの+76.7Pと、2節の▲を吹き飛ばしトータル+31.7Pと昇格争いが見える所まで駆け上がってきました。
中野も今回は安定を取り戻し、嵐を上手く回避し2、2、4、1とまとめ+2.3Pとした。
この嵐の被害をまともに受けたのが、前節でプラスに戻した中安。
4、4、1、4▲58.1Pとしトータルポイントで▲50Pの負債を背負う事になってしまった。
原田も見せ場無く3、3、2、3▲20.9Pと痛いマイナスを食らう。
C1-1卓
古林、谷上、山室、近野、卓はC1リーグで2人だけの紅が激突する事なった。
小場が続く展開の中、その小場だけに古林がまとめ嵐に変え、
1、1、1、3+58.5Pと1人だけプラスの貯金を増やしトータル+119.5Pとした。
順位を上げたい谷上は、4、3、2、1の▲4.3Pとし軽くプラスを減らすも上位争いに残り次節の展開が気になる所。
近野は3、2、4、2の▲6.7Pとマイナスを増やしてしまい次節からは沈めない苦しい展開。
1番の被害を食らってしまったのが、今節昇格してきた山室。
2、4、3、4の▲47.5Pに▲20Pの計▲67.5Pとしこちらも次節マイナスが叩けない状況になってしまった。
C1-2卓
三好、山中、藤原、田村、卓は、三好は前節の勢いそのままに、山中は前節の苦い思いを吹っ切るかのように、
両者が卓を引っ張る展開からスタートし山中1、三好2、田村3、藤原4となる。
2回戦、開局から山中、三好の戦いが勃発。
親の山中が、三好のホンイツ仕掛けに真っ向勝負のリーチに対し、三好が押し返し山中からドラを打ち取り、12,000をアガリきった。
しかし、山中は藤原から3,900、田村から5,200と連続でアガリ、失点を取り戻した。
好調者2人の分岐点とも言える東4局。
山中が染めていますと言わんばかりの河に対し、三好が気合いの入ったドラ 切りで先行リーチ。
山中はそれを鳴き、次巡、
         ポン  ドラ
このテンパイを入れやる気MAX。
数巡後、三好の を親の田村がチー。 が山中に下がり、打 の 、 のシャンポンに受け返えると、三好から が出て12,000を取り返した。
打ち込み後から好調気配がなくなり、2、4、4,4の▲58.5Pとトータル3位から+0.8Pまで落ちることになってしまった。
山中はそのアガリから勢いが増して+67.4Pと上位に駆け上がった。
田村も勢いを失った三好を捕らえ+16.9Pとポイントを取り戻した。
藤原は終始見に回ってしまい▲27.8とマイナスを増やしてしまう結果に。
C1-3卓は藤沢、岡本、樫村、粟津と楽しみな対局。
樫村が+49.5PとBリーグ復帰への手応えを感じたんではないだろうか。
今節首位を守ってきた藤沢はさすがの安定感で+14.4Pとここでもプラスを伸ばしてきた。
粟津も上位者を沈めポイントを稼ぎたい所だが▲8.7Pとしてしまう。
前節オーラス役満の岡本は、上位争いの叩き合いに敗れ▲55.2Pと貯金を無くしてしまう結果になってしまいました。
誰が喜び悲しむのかまだわかりません。勝敗を握るのは全て自分次第。
残り2節、自分を力を出し切っていただきたい。
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