日本プロ麻雀連盟
第二回天空麻雀
日本プロ麻雀連盟HOME 日本プロ麻雀連盟のご案内 牌譜データサービス ロン2のご案内 タイトル戦のご案内 インフォメーション プロ雀士情報 雀力アップ
ホームタイトル戦情報鳳凰位戦 > 第22期 鳳凰位戦

タイトル戦情報

第22期 鳳凰位戦

鳳凰位戦観戦記 〜最終日〜

昨日の12回戦の土田   マチの選択を考えていてあることに気がついた。 

それは初日の2回戦東2局(別掲)にハネ満をミスったと思われたが   ツモで満貫に仕上げ、

また2日目の初戦の7回戦東2局1本場(別掲)にカンチャンの   を嫌い、すぐツモってのツモ切り。 

この   は今回の鳳凰位戦で土田のツキ牌なのではないか? 

たぶんそれに合わせて修正してきたのだろうと思った。 

 

 会場には20分くらい前に入ったのだが、すでに30〜40人くらいの人達が集まっていた。

たくさんの観戦者に会場から溢れ出す人が出てくるのは予感できた。

 

前日までの12回戦終えての持ち越しの得点は

     阿部     土田     多井      瀬戸熊     供託

     20.2   44.5   ▲77.0    11.3     1.0

 

 

 

◆13回戦◆

 

[   瀬戸熊   阿部   多井   土田  ]  以後左側から東家、南家・・の順。

   30.0  30.0   30.0  30.0   下部は各自の持ち点とする。

東1局 ドラ   東家 瀬戸熊

10巡目、リーチ

そのリーチに無スジの牌を続けて切るのが5巡目テンパイ、南家の阿部

もう一人、危険なゾーンに飛び込んでいくのが1フーロしている多井

リーチの巡目に  を入れて   の単騎待ち。  13巡目に  を入れてようやくチンイツのテンパイに追いついた。

  チー

そのテンパイ直後からピンズしか引かない瀬戸熊がついに   をつかんだ。

多井「ロン 8,000」

 

南1局まで得失点に絡んだのがここまでリーチ3回の瀬戸熊。対する多井も3回。

土田の2度目のリーチに多井がすぐに追っかけリーチをかけた。

 

多井隆晴

 

南1局1本場 ドラ   11巡目

西家 土田のリーチ 

北家 多井のリーチ 

土田が   をつかみ決着、「ロン 2,600 は 2,900」

以後、土田はこの半荘はテンパイしない。

多井はこの半荘で7回のリーチ攻撃で戦い、大きなトップを取って大逆転の可能性も出てきた。 

この局以外は全ての局で得失点に絡んだ瀬戸熊はラスを取り、初めてトータルマイナスの世界に足を踏み入れた。

一方の3連覇中の阿部だが・・

南3局 ドラ   北家 阿部

  ツモ

阿部「ツモ 1,300 2,600」 

アガリはこの1回だけだが、ノーテンでの支払いは続くがプラスの2着を取る。 

また、この半荘の全11局で3回テンパイもリーチは1度もなく、ポン、チーの動きが1度もなかったのは最後の態勢作りに感じた。

 

       13回戦成績 

       阿部    土田     多井    瀬戸熊     

       5.3   ▲11.2    26.0    ▲20.1

 

◆13回戦を終えてのトータル◆

    阿部     土田     多井      瀬戸熊     供託

    25.5    33.3   ▲51.0   ▲8.8    1.0

 

 

◆14回戦◆

[   阿部    土田   多井   瀬戸熊  ]

 

東1局 ドラ    東家 阿部

9巡目   を暗刻にして次巡

  ツモ

この親満のリードを取った阿部が久々にリーチをかけた。

東2局1本場 ドラ   北家 阿部

7巡目   を引いて即リーチ。

  ロン

 

このアガリで持ち点を49,000点としてトータル的にも優位に立つ。

東ラスの親、瀬戸熊が連荘するが阿部の優位は変わらない。

土田の9巡目リーチに対し、瀬戸熊12巡目に3局連続のリーチ勝負と出る。

南3局 ドラ    北家 土田

配牌  

ツモ   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

捨牌   

                        リーチ

最終形 

 

瀬戸熊リーチ

瀬戸熊、数巡後に   をつもり放銃となる。 

土田の牌姿からまだまだマチの変化がありそうに見えるが、3巡まわして変わらないのはこの手牌の運と感じたからだろう。

 

迎えたオーラス。

 

[   阿部    土田     多井   瀬戸熊   ]

   37.5   29.4   23.2   29.9

南4局 ドラ   東家 瀬戸熊 

  ロン

 

状況は微妙だが、瀬戸熊のダマテンは初めて見たような感じがした。

放銃したのはトップ目の阿部。

瀬戸熊この親で5本場を積み、一人浮きのトップを取って微差だがトータル首位に返り咲いた。

 

◆14回戦を終えてのトータル◆

    阿部     土田      多井      瀬戸熊     供託

    2.8     30.6    ▲68.5   34.1     1.0

 

◆15回戦◆

 

[   土田   阿部  瀬戸熊   多井  ]

阿部の連続リーチで始まったのだが不発に終わる。

その阿部の親で満貫をツモって親番の瀬戸熊に好調さが見えてきた。

東3局 ドラ   東家 瀬戸熊

6巡目、   を仕掛けての次巡のツモあがり。

  ポン  ツモ

 

次局、阿部が3度目のリーチ。動いたのはチーテンパイの土田。食い下げた牌は阿部のアガリ牌だった。

東3局1本場 ドラ   北家 阿部

  ツモ

 

オーラスは土田の一人テンパイとなるが瀬戸熊の一人浮きトップで終了した。

 

 

◆15回戦を終えてのトータル◆

    阿部      土田     多井      瀬戸熊     供託

    15.8   26.4    ▲69.7   58.1     1.0

 

◆16回戦◆

 

[   瀬戸熊  阿部   多井   土田  ]

東1局1本場 ドラ   南家 阿部

6巡目   をツモで   切り、とりあえずの仮テンでツモ。

  ツモ

阿部「 2,000 4,000 」

 

東2局 ドラ   北家 瀬戸熊

  ポン  ツモ

瀬戸熊 「 4,000 8,000 」

大物手を決め、この半荘で決定的な差をつけるかと思われたのだが、親の土田のダマテンに放銃する。

 

東4局 ドラ   東家 土田

  ロン

土田「 ロン 12,000 」

 

土田浩翔

 

東4局1本場 ドラ   東家 土田

  ツモ

土田 「 2,600 オール 」

 

東4局2本場 ドラ   西家 阿部

10巡目リーチ

11巡目、東家 土田 テンパイ即の追っかけリーチ

  ツモ

土田 「 2,000オールは2,200オール 」

 

南1局4本場 ドラ   

 

優勝への条件が厳しくなっている多井だが、メンゼンで勝負手が来るのを待っている。

その多井がドラを入れての好形でリーチをかけた。

それに合わせてリーチはドラ表示牌を引いてテンパイの阿部。

多井  

阿部        ツモ

 

「 ツモ 2,000 4,000 」 ツモアガリは阿部だった。

 

      16回戦成績 

      阿部    土田    多井     瀬戸熊     

      6.0    24.0   ▲25.4   4.6

 

◆16回戦を終えてのトータル◆

     阿部     土田       多井     瀬戸熊     供託

    9.8    50.4    ▲95.1   53.5     1.0

 

残り2回戦、数字的には瀬戸熊と土田の一騎打ちムードで17回戦に入った。

 

瀬戸熊直樹

 

◆17回戦◆

[   瀬戸熊  多井  阿部    土田  ]

東2局 ドラ   南家 阿部

配牌  

ツモ   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ カンヌケ ↓ ↓ ↓ 

捨牌     

最終形

 

阿部、ツモり四暗刻テンパイも・・流局。

 

南2局 ドラ   東家 多井 

7巡目リーチは1巡目のツモアガリ。

  ツモ

多井 「 4,000オール 」

 

この時点での持ち点

 

[   瀬戸熊  多井   阿部   土田  ]

   28.2  42.9  34.9  14.0

 

ここで瀬戸熊はプラスにまわれば、土田の一人マイナスとなり圧倒的に有利に最終戦に入れることになる。

 

南3局 ドラ   東家 阿部

10巡目テンパイの阿部、ダマテンに構えた15巡目にツモアガリをする。

  ツモ

阿部 「 2,600オール 」

 

南4局2本場 南家 瀬戸熊

10巡目にリーチ (持ち点27,100)

  ツモ

瀬戸熊 「 ツモ 1,000 2,000 は 1,200 2,200 」

瀬戸熊はプラスの3着になり、有利な立場で最終戦を迎えることになった。

 

       17回戦成績 

       阿部    土田      多井   瀬戸熊     

       18.0   ▲28.8     7.1   3.7    

 

 ◆17回戦を終えてのトータル◆

     阿部    土田     多井     瀬戸熊     供託

     8.2   21.6   ▲88.0   57.2     1.0

 

◆18回戦(最終戦)◆

[   土田   多井  瀬戸熊   阿部  ]

東1局 ドラ   東家 土田

9巡目リーチ

 

       流局  一人テンパイ

 

16、17回戦をメンゼン一本のスタイルを貫いた多井がリーチを放った。

一瞬、卓上に違和感が走った。 

最終戦まだ親番が2回あるとはいえ、数字的には無理があるのは本人の多井が一番わかっているはずだからだ。

タイトル戦の決勝で目がないと思えば「振らず、和がらず」が定法なので、和がらずは手組みはしないのでテンパイはない。

だが多井は「振らず、先制リーチで和がる」戦法で最終戦を戦った。

 

東1局1本場 ドラ   南家 多井 

10巡目、リーチ

  ロン

多井 「 ロン 7,700 は 8,000 」 放銃は土田

これで瀬戸熊が圧倒的有利になった。

東2局6巡目、阿部がポンテンで土田から2,000点を和がる。

東3局 ドラ   西家 土田

配牌  

                                          ポン

ツモ  

捨牌  

最終形   ポン  ロン

9巡目、東家 瀬戸熊の   に動かず   を引き入れてのポンテンとして阿部から満貫の出アガリ。

 

[   土田   多井   瀬戸熊   阿部   ]

   30.0  38.0  29.0   23.0

 

東4局 ドラ   東家 阿部

5巡目リーチ

  ロン

阿部 「 ロン 3,900 」

これを放銃したのはトータル2番手の土田。

瀬戸熊に追いつくには、満貫クラスの一向聴の手牌では行くしかないところだ。

 

東4局1本場 ドラ 

西家 多井 3巡目リーチ

捨牌 東家(阿部) 

    南家(土田) 

                           リーチ

    西家(多井) 

    北家(瀬戸熊)

 

瀬戸熊 手牌 

瀬戸熊の打牌選択は 

多井 「 ロン 8,000 」

多井最終形 

この和がりのマチ牌は一見きついマチに見える。でも多井が行っている戦い方で、ダマテンでの和がりはしないし見逃しもするはずもなく、多井のリーチは対戦者に大変に気をつかっている事と思う。 

全ての責任は放銃者にある事を対戦者全員が当然承知している。

 

南1局 ドラ 

東家 土田 8巡目リーチ

                                            リーチ

捨牌 東家(土田) 

    南家(多井) 

    西家(瀬戸熊)

    北家(阿部) 

土田 「 ツモ 3,900オール 」

ツモの瞬間、フリテンリーチのツモに会場にざわめきが起こった。

土田 最終形    ツモ

 

[   土田   多井   瀬戸熊   阿部   ]

   37.8  42.4  16.8   23.0

この時点ではまだ瀬戸熊が 2.6 P 上 

南1局1本場 ドラ   南家 多井 

9巡目リーチ

  ロン

多井 「 ロン、8,000 」  放銃者は瀬戸熊。 

南2局は親の多井の一人ノーテンで流局。

南3局1本場 ドラ   南家 阿部

9巡目リーチ

  ロン

阿部 「 ロン 7,700 は 8,000 」 放銃者は瀬戸熊

いよいよ最終のオーラスとなる。

 

[   土田   多井    瀬戸熊   阿部   ]

   38.8  47.7   1.5    32.0

 

連盟Aルールは30,000点を基準に12ポイントのウマが変動する。

よって、上記の状態でこの半荘が終了した場合、各々の18回戦の成績は以下のようになる。

  [   土田    多井    瀬戸熊    阿部   ]

    +8.8  +17.7  ▲28.5   +2.0

    +3.0   +8.0  ▲12.0   +1.0

計   +11.8  +25.7  ▲40.5   +3.0

 

ここで改めて17回戦終了時の成績を以下に記す。

 

 ◆17回戦を終えてのトータル◆

    土田     多井     瀬戸熊   阿部    供託

   21.6   ▲88.0   57.2   8.2    1.0

 

ここに現時点での18回戦の成績を加えると以下のようになる。

    土田     多井    瀬戸熊   阿部 

   33.4   ▲62.3   16.7   11.2 

 

優勝条件は・・・

 土田   和がれば優勝。

 

 瀬戸熊  ハネ満ツモ、もしくは土田から満貫直撃。

 阿部   親に付き連荘となる。

 

南4局 ドラ   東家 阿部

7巡目リーチ

  ツモ

阿部 「 ツモ、2,000オール 」

 

阿部孝則

南4局1本場 ドラ   東家 阿部

 

配牌  

ツモ      ↓

                             リーチ

捨牌  

最終形 

 阿部 「 ツモ 1,300オール は 1,400オール 」

 

 

[   土田   多井   瀬戸熊   阿部   ]

   35.4  44.3  ▲1.9   42.2

 

阿部は多井を交わせば優勝条件がそろう。 

優勝の目が完全になくなった多井は放銃がないのは当然だが、役牌を鳴かす事もないから中張牌からの切り出しとなる。

瀬戸熊は逆転条件が揃えば前に出るが、異なれば多井と同様になる。

 

南4局2本場 ドラ 

 

東家、阿部の配牌 

 

南家、土田の配牌 

 

東家 阿部の第一打の選択は   

南家 土田の第一ツモが 

阿部は続けて   と打牌し、土田「ポン」とフーロした。

多井の捨牌は第一打から   と並ぶ。

仕掛けた土田すぐに   を引いて5巡目テンパイがこの形

  ポン

11巡目に   をツモって 打   として   マチに変えた。

一方、上家の親の阿部 4巡目にこの形

9巡目に

ツモ切りが続き16巡目に   をツモると少し間をおき、打   とした。

残り2巡でテンパイしなければ終局してしまうのに この打牌には驚きというよりも、鳳凰位3連覇のレベルを見せられてとても感激した。

 

 残りの2巡、ツモ牌は河に静かに置かれた。

 

18回戦(最終戦)成績

 

       阿部    土田    多井    瀬戸熊     

      14.2    9.4    21.3   ▲44.9

 

 ◆18回戦(最終戦)を終えてのトータル◆

   阿部    土田     多井      瀬戸熊      供託

  22.4   31.0   ▲66.7   12.3      1.0

 

 優 勝   土田 浩翔

 準優勝  阿部 孝則

 3 位   瀬戸熊 直樹

 4 位   多井 隆晴

土田浩翔プロ 優勝おめでとうございます。

 

                              (文中敬称略)

 

ページトップ
麻雀格闘倶楽部 好評稼働中!
GyaOバナー白
近代麻雀2
モンド21麻雀プロリーグ
麻雀格闘部呂倶
ALRAN
日本プロ麻雀連盟メールマガジン
トップページ牌画の利用について引用・リンクについて広告についてよくあるご質問お問い合わせサイトマップ
日本プロ麻雀連盟
Copyright 1997-2010 Japan Professional Mahjong League. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.
ma-jan.or.jpの記事・写真等の無断転載はお断りします。