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タイトル戦情報

グランプリ2009 

ベスト16 レポート

レポート:吉田 直

春の風薫る3月のはずが、今年は一転、真冬日に幾度となく見舞われている。
ほころびかけた桜の花びらが、再び閉じてしまうのではないかと心配させるほどだ。
まぁ今年コートを一度も羽織っていない私にはどうでもいい話だが・・・

寒冬の後には猛暑がやってくるという。
真夏の太陽さながらに、熱き心をたぎらせた選ばれし16人が、今ここに熾烈なバトルを繰り広げる。
相変わらず豪華な顔ぶれが揃ったグランプリ2009。
それもそのはず、グランプリは今期活躍したポイントランキング上位16名のみが参加できる特別な大会だ。
どの卓の顔ぶれを見ても、タイトル戦決勝と言っても過言ではない。
全員合わせると、一体幾つのタイトルを取っているのだろうか。
今日はそれぞれが持っているタイトル等も紹介しつつ、レポートしていきたいと思う。


A卓 瀬戸熊直樹 vs 吉田幸雄 vs ダンプ大橋 vs 藤崎智

左から  藤崎 智 吉田 幸雄 ダンプ大橋 瀬戸熊 直樹

1回戦

東1局、まず、先制リーチを放ったのは吉田幸雄。
第10期發王戦の覇者であり、今年度より北関東支部を設立し、支部長として皆をまとめている。
その意気込みを感じさせた十段戦決勝進出は、まだ記憶に新しい。
私も今期北関東リーグに参加させてもらったので、彼とは幾度となく対戦の機会があり、リーチの打点力や精度の高さを肌で感じ取っていた。

 リーチ ツモ ドラ

安目だが1,300・2,600のツモアガり。

東2局、続いて4巡目リーチは、第18期新人王、第34期王位のダンプ大橋。
豪快な見た目とは裏腹に、その雀風はいたって繊細で、押し引きの感覚が素晴らしいバランス型雀士である。

 リーチ ツモ ドラ

見事ハイテイでツモアガリ、2,000・4,000。

東4局2本場、ここまで場を静観していた、今最も旬な男、瀬戸熊直樹がついに始動する。
既にご存じのことと思うが、3週間前の鳳凰位決定戦では、2度目の挑戦で悲願の第26期鳳凰位に君臨した。
他にも、第14期發王位、第13期チャンピオンズリーグ、第6・9期無双位など数多くのタイトルを手中に収めている
普段から、私のような若輩者とのセットでも快く引き受けてくれ、そして爽やかな笑顔で打ち負かしてくれる頼もしい兄貴分だ(涙)
勝負勘、洞察力に加え、波に乗った時の破壊力は、連盟でも屈指の存在である。

連荘中の吉田がをポンすると、それを見た瀬戸熊、これ以上連荘させてはなるまいと即座にをチー。

 チー ドラ

ドラ単騎をいとも簡単にツモリあげ、1,300・2,600は、1,500・2,800。

南2局、東家・瀬戸熊が先制リーチを放つ。

 リーチ ドラ

次いで、吉田が親のリーチに対し果敢に追い掛けリーチ。

 リーチ

その渾身のリーチはなんとツモり四暗刻!
ここで早くも1人決まってしまうのか・・・?!
固唾を飲んで見守っていると、瀬戸熊がを掴み12,000は12,600を放銃。
この後、さらに瀬戸熊には苦しい展開が待ち受けていた。

南4局、点棒状況は、吉田45,900、ダンプ大橋29,700、藤崎23,600、瀬戸熊20,800。
ここまで全く手にならなかった「笑顔の仕事人」藤崎智が7巡目にリーチを敢行。
グランプリ2005の覇者であり、第16期十段位、第2・4・6期日本オープンなどを制している。
受けも攻撃も抜群のセンスを誇る万能型。

 リーチ ドラ

リーチ、ツモ、三暗刻の満貫をアガれば浮きの2着となる藤崎、ここは是が非でもツモアガリたいところ。
ところが、好調な吉田に藤崎の現物待ちで目立たぬテンパイが入る。

結果、藤崎が高目のを掴み11,600の放銃、吉田の1人浮きで1回戦は終了。

1回戦成績 吉田+40.5P ダンプ大橋▲2.6P 瀬戸熊▲10.9P 藤崎▲27.0P

2回戦は、瀬戸熊の1人沈みとなり迎えた3回戦。

東3局、東家・吉田がこの4,000オールをツモアガる。

 加カン ツモ ドラ 

この親満で、ほぼ当確ランプが点灯。

南1局、二つ目の椅子は俺のものだと言わんばかりに、ダンプ大橋が2,000・3,900をツモアガる。

 チー ポン ツモ ドラ

南4局、またもダンプ大橋が、3メンチャンのリーチをかけ、高目2,000・3,900を引きアガリトップをもぎ取る。

 リーチ ツモ ドラ

3回戦終了時 吉田+56.6P ダンプ大橋+28.3P 藤崎▲13.0 瀬戸熊▲71.9P


4回戦

南1局1本場、もう後がない東家・瀬戸熊。この親番でひたすら連荘を重ねたいところ。

 ドラ

ここから二をポンして、2,600オールをツモアガる。

 ポン ツモ

ようやく熊熊タイムに入るのかと思ったのも束の間。

南1局2本場、藤崎が4巡目リーチ。

 リーチ ツモ ドラ

瀬戸熊はこの早いリーチをかわせず、2,000・3,900は2,200・4,100の親っかぶり。
一方、藤崎はトータル2位のダンプ大橋を捲りにいく準備を整えた。

4回戦終了時 吉田+48.7P ダンプ大橋+10.6P 藤崎▲6.9P 瀬戸熊▲52.4P


5回戦

東1局にダンプ大橋が、吉田から5,800をアガり通過が見えてきた。
しかし、その前に立ちはだかったのは、トーナメントの戦い方を熟知している藤崎。
東2局にリーチ七対子の3,200をアガり、迎えた親番。

東3局、東家・藤崎。 

 リーチ ツモ ドラ

この3,900オールを静かにツモアガる。
この後も1人テンパイなどで点棒をかき集め、ついに50,000点を超えた。
苦しいながらも終局まで諦めないダンプ大橋だったが、最後の親番は藤崎に2,000点を放銃し決着。
早くもダンプ大橋と、今期プロリーグの頂点に立った瀬戸熊直樹の2人が、このグランプリから姿を消した・・・

瀬戸熊直樹「鳳凰戦でツキを使い果たしたのか、全く手になりませんでした。来期の鳳凰戦に向けてツキを溜めておきます!」

ダンプ大橋「残り2半荘、手になりませんでした。お腹減った〜(笑)」

ベスト8進出者 1位通過・吉田幸雄  2位通過・藤崎智



B卓 黒沢咲 vs 荒正義 vs 藤原 隆弘 vs 滝沢和典

左から  藤原 隆弘 黒沢 咲 滝沢 和典 荒 正義

1回戦

牽制し合ってなのか、全員ノーテンからスタートしたB卓。
東2局以降は、荒が巧みに捌いたりテンパイ料で点棒を積み上げていく。
グランプリ2006の覇者であり、「北海の真剣師」の異名を持つ荒正義。
獲得タイトルは、第8期鳳凰位、第5・29期王位、第12期マスターズ、第10期最強位など。
現在日本プロ麻雀連盟で、四大タイトル完全制覇に最も近い男と言っても過言ではない。
序盤はまず牌の流れを作りに行っているのであろう。

南2局、荒さんの1人舞台にはさせませんよと言わんばかりに、早々と藤原がをポン、をチーする。
「緻密な仕事師」こと藤原隆弘は、連盟随一の超守備型雀士である。
その緻密な仕事っぷりは、麻雀のみにあらず運営責任者として連盟の屋台骨を支えている。
また、第8・16期チャンピオンズリーグの覇者でもある。

そこに、親の滝沢がツモり四暗刻のリーチを放つ!

 リーチ ドラ

新潟が生んだ「越後の奇跡」、滝沢和典。正確な読みで相手に対応していく柔軟自在型だ。
第32・33期と王位戦を連覇し、若手を代表する打ち手の1人。
この、四暗刻が決まればほぼ当確だろうと手に汗握り観戦していたのだが、ツモの声は藤原。
1,000・2,000で緊急事態を見事回避。

オーラスは、藤原が1,000オール、1人テンパイ、さらに荒から1,500は2,100を直取りしトップ目に立つ。
点棒状況は、藤原42,000 荒33,900 滝沢22,600 黒沢21,500。

南4局3本場、7,700以上で浮きにまわる滝沢がリーチ。

 ドラ

これに黒沢が高目ので飛び込み8,000は8,900。
線が細く美麗な見た目とは裏腹に、攻撃力は女流プロの中でも一、二を争う存在である黒沢咲。
その打撃力の高さから「強気なヴィーナス」と呼ばれ、第6・7期プロクイーン連覇を果たしている。
ここまでなかなか手が入らず、親番でもリーチを受けテンパイしている所から回るなど、今日は我慢の麻雀が続いていた。
しかし、1回戦からラスをとりたくないという思いからか、最後の最後に放銃してしまい手痛い1人沈みとなった。

1回戦成績 藤原+20.0P 荒+6.9P 滝沢+2.5P 黒沢▲29.4P

2回戦

東1局、1回戦トップの、東家・藤原がここぞとばかりにリーチにでる。

 リーチ ツモ ドラ

この3,900オールで心に余裕ができたかに見えた。
しかし、さすがグランプリに出場している面子だけあって決して楽はさせてもらえない。

東1局1本場、まずは荒が黒沢から12,000は12,300をアガる。

 ポン ロン ドラ

南1局、滝沢がダマテンで3,000・6,000を引きアガる。

 ツモ ドラ

高い手が炸裂する中、1人自分の麻雀をさせてもらえない黒沢。早くも赤信号点滅か・・・?!

南4局、まだまだ加点する気満々の東家・荒。 
荒47,600 藤原40,000 滝沢25,700 黒沢5,700

 チー ドラ

このテンパイを入れる。しかし藤原が、500・1,000であっさり交わし2着を確保。

2回戦終了時 藤原+36.0P 荒+31.5P 滝沢▲6.3P 黒沢▲61.2P

3回戦

東3局1本場、崖っぷちに立たされた黒沢が遂に始動!

 ポン ポン ツモ ドラ

この6,100オールを皮切りに快進撃が始まる!!

東3局2本場、東家・黒沢。 

 リーチ ツモ ドラ

2,600は2,800オール。

南2局は、黒沢が藤原からダマで8,000を直撃。

 ロン ドラ

この半荘は完全に黒沢の一人舞台となった。

3回戦終了時 荒+24.5P 藤原+13.0P 黒沢▲15.1P 滝沢▲22.4P

4回戦は滝沢が意地を見せ、1人浮きのトップに。

4回戦終了時 荒+14.2P 藤原+11.2P 滝沢+6.2P 黒沢▲34.6P

5回戦

ほぼ着順勝負の三つ巴となった最終戦。
東1局に黒沢が滝沢から8,000をアガる。
後は荒と藤原がきっちり捌いて終了かと思いきや、3回戦のようなトップが取れれば捲れると信じる黒沢の姿がそこにはあった。

南2局、親の黒沢が、 

 ロン ドラ

この12,000を滝沢から打ち取る。

そして、5回戦オーラス。黒沢49,000 荒40,100 藤原27,200 滝沢3,700
2回戦終了時には二番手と90P以上離されていた黒沢が、跳満条件で通過という所まで辿り着いた。
しかし、Aリーガー2人の壁は厚く、全員ノーテンで幕を閉じた。

滝沢和典「内容はそこそこだったんだけどなぁ・・・」

黒沢咲「前半、雑に打ち過ぎて駄目でした。来年以降また機会があれば頑張ります。」

ベスト8進出者 1位通過・荒正義  2位通過・藤原隆弘



C卓 前原雄大 vs 柴田弘幸 vs 沢崎誠 vs 朝武雅晴

左から  柴田 弘幸 朝武 雅晴 沢崎 誠 前原 雄大

1回戦

なんとこの卓はすべてがA1リーガーという超豪華な顔ぶれ。注目が集まらないわけがない。

東2局、まず先手をとったのは沢崎。

 リーチ ツモ ドラ

この2,000・3,900を一発でツモりあげる。
今期A2リーグ優勝で、4年ぶりにA1復帰を果たした沢崎誠。
主な獲得タイトルは、グランプリ2007優勝の他、第13期十段位、第12期マスターズ、第15期チャンピオンズリーグなど。
普段は相手に対応しながら、いつの間にか自分の世界を作り勝ち上がっていくイメージがあるが、今日はいいエンジンを積んでいそうだ。

東4局、続いて反撃の狼煙をあげたのは前原雄大。
今期の十段戦で三連覇を成し遂げ、未だ進化を続けている連盟最強の打ち手。
グランプリ2008、第12・25期鳳凰位、第14・15・24・25・26期十段位など、奪ったタイトルは数知れず。

 リーチ ツモ ドラ

こちらも当たり前のように一発ツモで2,000・3,900。
アガりまでの最短ルートが見えている。こういう日の前原を止めるのは容易ではないと思わせたのが次局。

南1局、柴田が3巡目にをポン。なにやら高そうな匂いが・・
柴田弘幸は、2年連続で鳳凰位決定戦に1番近い席を確保して望み、今期も瀬戸熊を最後まで苦しめた。
奇しくも2年連続3位で終わるが、相手の思考を考えながら対応し鋭い矢を放っていく。
中盤、柴田の手牌。

 ポン ドラ

ここにをポンして、をぶつけていったのが前原。そして、

 ポン ツモ

相手の本手にぶつけたからには、きっちりとアガり切る、これが前原の強さである。
一方、柴田は心を折られたかに見えたが、オーラスに意地でツモり四暗刻のテンパイを入れてくる。
が、しかし流局。これ以降柴田に浮上の目はなかった。

1回戦成績 前原+30.1P 沢崎+5.5P 朝武▲5.0P 柴田▲30.6P

2回戦

1回戦では手が入らず大人しかった朝武が、本調子ではないもののトップを奪う。
朝武雅晴。A1リーグ在籍10年で7度の鳳凰位決定戦に進出。
そして2年前、念願の第24期鳳凰位の座に輝いた。
自分の読みを信じ前に突き進むその攻撃力と打点力は、A1でも指折りの存在。

2回戦終了時 前原+36.8P 朝武+19.4P 沢崎+18.0P 柴田▲74.2P

3回戦

南4局、東家・柴田。点棒状況は、前原38,900 柴田30,100 沢崎27,300 朝武23,700。
中盤で沢崎が以下の手牌。

 ツモ ドラ

何切る問題に出てきそうな非常に難しい牌姿である。
沢崎はツモ切り、ツモ、打、ツモ、打、ツモ切リーチ。

 リーチ

親の柴田も追い付き追い掛けリーチを放つ。

 リーチ

しかし、沢崎がをツモりあげ終了。

3回戦終了時 前原+51.7P 沢崎+28.2P 朝武+3.1P 柴田▲83.0P

4回戦

東4局、東家・朝武。点棒状況は、前原36,300 朝武34,300 柴田26,100 沢崎23,300
沢崎がをポンしているところに、朝武がをポンしてテンパイを入れる。

 ポン ドラ

ここにドラのを引き一旦回る。朝武は少しトータルポイントを意識してしまったのかもしれない。
結局、沢崎が2,000・3,900を引きアガる。

 ポン ポン ツモ

沢崎はこれをアガる前に、この手牌からを1枚切っている。
もし朝武が普段通りドラを勝負していれば、この沢崎のアガりはなかったかもしれない。
これがトータル2着と3着の明暗を分ける1局になったのだろう。

南1局、最後まで諦めない柴田が渾身のリーチを放つ。

 リーチ ドラ

そこに、ツモり四暗刻でかぶせてきたのが沢崎。

 リーチ

この灼熱の戦いは決着つかず流局。

4回戦終了時 前原+75.8P 沢崎+26.6P 朝武▲4.0P 柴田▲98.4P

5回戦

前原がほぼ当確で迎えた最終戦。
2番手である沢崎との30P差をひっくり返したいが、なかなか手が入らないのが朝武。
ここまで見ていても十八番の一色手が炸裂しない。やはり今日の朝武は不調の感が否めない。
オーラス5,200直撃か跳満ツモ条件だったが、沢崎に1,600を放銃して敗退が決定した。

朝武雅晴「弱かった・・・。」

柴田弘幸「完敗です・・・。」

ベスト8進出者 1位通過・前原 雄大  2位通過・沢崎 誠



D卓 仲田 加南 vs 板川 和俊 vs 右田 勇一郎 vs 石渡 正志

左から  石渡 正志 仲田 加南 右田 勇一郎 板川 和俊

1回戦は板川の圧勝、1人浮きのトップでロケットスタート。
しかし、今年鳳凰位決定戦に手が届きそうだったこの男も黙って指をくわえてはいない。
石渡正志、リーグ戦では誰よりも真剣に相手の所作動作から仕掛けまで、鋭い眼光で見据え攻撃の機を伺うファイター。
第18期鳳凰戦4位など決勝経験が豊富。

2回戦

南1局1本場、その親の石渡が、

 リーチ ドラ

これをでツモアガり3,900オール。
もう来年の決定戦を見据えて戦っているに違いない。

南1局2本場、このまま何本も積み続けたい石渡の前に厚い壁が立ち塞がる。
1回戦ダントツトップだった板川和俊だ。
今期は第1期以来となる第8期太閤位を獲得。
十段戦、鳳凰位決定戦でもあと一歩のところまでいったが、共に準優勝。
関西を代表する打ち手であり、高い打点力で強者達を次々と薙ぎ倒していく。

 ツモ ドラ

この2,000・4,000は2,200.4,200ツモアガり。

南3局、しかし、打撃戦では誰にも負けないわといわんばかりに東家・仲田加南が動き出す。
今期は王位戦の決勝に残り、もう少しで優勝に手が届きそうだったが、惜しくも3位。
その悔しさをバネに、悲願の女流桜花の栄冠を手に入れた。
また、第21期新人王でもある。その仲田が、

 ポン チー ドラ

一方板川は、

 ポン チー

どちらも一色手でお互い一歩も引かないという気持ちが聞こえてくる。そして早い摸打の繰り返し。
ここに突如仕掛け合戦に参戦したのが右田。
結果は、仲田に軍配が上がり、をツモって4,000オール。
ここまで1人蚊帳の外だった右田は、ツモずらしにいったのであろう。しかし良くない結果に。
こうなるとこの半荘は当然、右田の1人沈みとなる。

2回戦終了時 板川+36.0P 石渡+2.2P 仲田▲2.7P 右田▲35.5P

4回戦

東1局、まずは板川が、ベスト8の1枚目の切符を奪いにリーチとでた。

 リーチ ドラ

しかし、仲田にもドラ2の七対子が入っていて、追い掛けリーチで板川から8,000を直撃。
流れに乗った仲田は、次局も2,000・4,000を引き上アガリ、勝ち上がりに向けて大きく前進。
やはり女流桜花の実力は本物。勢いのある彼女は誰にも止められない!

東4局1本場、東家・板川が、

 加カン チー ツモ ドラ

久しぶりにいい音をさせてツモった。
それもそのはず。油断禁物とはいえこの4,000オールで原点を越え、勝ち上がりを確信したのであろう。

東4局2本場、やっとリーチの声がかかったのが右田勇一郎。
鳴きを多用し相手の出方を見つつ、懐刀を常に忍ばせている。
そして、いざ自分の流れに持ち込んだら決して時流を手離さない。
A1在籍2年目の今期は、第8節まで首位を走り続け、決定戦進出はほぼ確実かと思われていたが、
最後に失速してしまい、鳳凰位への挑戦は来年以降にお預けとなってしまった。
それ故に、このグランプリに懸ける思いは相当なものだろう。

 リーチ ロン ドラ

右田がこの5,200をトータル2番手の石渡から直撃し、徐々にエンジンを温めていく。

4回戦終了時 板川+39.8P 仲田+5.9P 石渡▲18.6P 右田▲28.1P

5回戦

東1局3本場、石渡がテンパイ連荘で本場を積むも、ほぼ安全圏の板川が、

 ツモ ドラ

この2,000・4,000の3本場で、準決勝への切符を手中に収める。

東2局、トップ条件の右田が5巡目に、

 ポン チー ツモ ドラ

この2,000・3,900をアガると、1半荘あれば大丈夫といった感じで怒涛のアガりを重ねる。
東3局は、右田が石渡から2,600。そして持ってきた親番。

東4局、エンジン全開の親・右田が2巡目リーチ!

 リーチ ドラ

この9,600を当面のライバル仲田からで討ち取り、トータル2番手に浮上。

東4局1本場、今度は負けじと仲田がリーチ。

 リーチ ドラ

この手を高目でアガれれば再浮上する仲田。
しかし、右田が畳みかけるように追い掛けリーチ。

 リーチ

この争いは勢いのある右田が制し、石渡からで5,800は6,100をアガり大勢は決した。
オーラスは仲田が右田から満貫直撃か跳満出アガり条件だったが、もう彼女に余力は残ってなかったか敢え無く終局。

石渡正志「稽古不足でした。リーグ戦までに稽古を積んで出なおします。」

仲田加南「競り負けたので悔しいです。来年も頑張ります。」

ベスト8進出者 1位通過・板川 和俊 2位通過・右田 勇一郎

本日すべての戦いが終わり、惜しくも敗退した方達にそれぞれコメントを頂いていた。
その顔ぶれを見てもグランプリがいかに豪華かというのがわかる。
そして厳しい闘いだということも。

ベスト8に勝ち上がったのは、A1リーガー6名、A2リーガー2名と実力者ばかり。相当熾烈な争いが予想される。
そして、その中にはこれまでのグランプリ覇者が全員残っているのだ。
ますます目が離せないベスト8に請うご期待!!!




 

 

(レポート:吉田 直 文中敬称略)

 

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