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タイトル戦情報

グランプリ2008 

決勝観戦記

文責:勝又 健志

1年間全ての公式戦に、その結果に応じたポイントがつく。
その、ポイント上位16名にしか出場が許されないのがグランプリ。
決勝に進出したのは、

十段戦・鳳凰戦を制してポイントランキング1位、最強の呼び声が高い前原雄大

十段戦準優勝、チャンピオンズリーグ優勝、ポイントランキング3位、昨年度のグランプリ覇者・沢崎誠

十段戦3位、鳳凰戦4位、ポイントランキング5位、前鳳凰位・朝武雅晴

A毅薫漫王位戦準決勝進出、ポイントランキング15位、板川和俊


3月22日正午。2008年度最後の戦い「グランプリ決勝」が始まった。




1回戦 (起家から朝武、板川、沢崎、前原)

注目の開局、全員に4シャンテン以下の重たい配牌が訪れた。
みな、字牌を絞りつつ手役を追っていくという手筋になっていく。
ここで、ツモが効き手牌を寄せたのは沢崎。13巡目に、

 ドラ 

この、ツモって跳満のテンパイが入る。

次巡、を引き字牌が極端に高い場況であったこともあり、(実際にはすでに純カラ)
で七対子に受けかえる。が、これも純カラ。

沢崎一人テンパイで流局かと思われたが、親の朝武に最終ツモでテンパイが入り、連荘となった。
この時、朝武のテンパイ形はなんと国士無双。これには開けられた3人も驚きの表情を隠しきれない。

朝武 雅晴

今期、夏に十段戦で前原に敗れ、先月の鳳凰位戦においても前原に苦汁をなめさせられてしまった。
開局、親番にも関わらず国士無双に向かうあたりからも、その雪辱を晴らすべく今決勝に懸ける強い思いが窺える。
持ち前の超高打点打法は確実に脅威だ。

続く1本場は、好配牌を貰った前原が丁寧にタンヤオ三色を仕上げ、板川から5.200を討ち取った。

前原 雄大

今期、4度目の十段位を連覇で成し遂げ、先月には鳳凰位をも勝ち取った。
丁寧にアガリを積み重ね、足掛かりを作り勢いに乗ったとみたら、怒涛の攻めで高打点のアガリを連発する。

この後は、4者が持ち味を活かしアガリに向かうが、誰かにテンパイが入ると、
そこからはキッチリ対応が始まって、アガリに結び付けさせずに流局という展開が続く。

迎えた東3局4本場、
5.200の放銃と、ノーテン罰符で20.000点を割り込んでいた板川に早いテンパイが入る。
5巡目に、

 ポン ドラ

ここから、打でホンイツに向かう。
8巡目に、をポンしてテンパイを果たすと、次巡すぐにをツモりあげる。

板川 和俊

仕掛けを多用する打ち手だが、板川のそれはスピードのためではない。
高打点を匂わす仕掛けと捨て牌で、他家にプレッシャーをかけていき、自分のペースになると、門前に切り替え一気に攻め立てる。

その板川、続く東4局ではノーミスで七対子をテンパイすると、1枚切れの単騎でリーチに行く。
親の前原が、出来合い一気通貫で追いつくが、を掴んでしまう。
板川の連続となるアガリで、4者の点棒が一気につまる。
勢いに乗る板川に、ついに門前の本手が入る。

南1局10巡目、

 リーチ ドラ

仕掛けてホンイツをアガリ、次は門前の三色。
これは板川の勝ちパターンで、高目で決まるようなら一回戦の形勢は板川に傾くであろう。

そして、この時すでに沢崎にもテンパイが入っていた。

 チー

ここでリーチを受け、持ってきたのは板川の高目であるだった。
ドラとのシャンポン待ちで高目7.700である。待ちは悪いとはいえ、打点を見込める手牌だけに、
押す手も十分に考えられるが、ノータイムで打のテンパイ外し。

沢崎 誠

昨年度の、グランプリ覇者で連覇を狙う沢崎。今期も、チャンピオンズリーグで格上の力をみせつけ優勝。
ここ数年の決勝では、今期の十段戦で前原に敗れた以外は、全て優勝と無類の勝負強さを見せている。

結果、沢崎がを掴み放銃となるのだが、このテンパイ外しから沢崎の精度の高い対局観を見せ付けられた。
そして、この後も何度となく沢崎はその対局観からくる数々の技で、今グランプリを盛り上げた。

南2局、
沢崎によって、安目でアガらせられたとはいえ、3連続のアガリとなり原点復帰で迎えた板川の親番。
ここは、連荘させてはまずいと前原が5巡目にポンテンを入れる。

 ポン ドラ

簡単に親を終わらせたくない板川も、9巡目にポンテンを入れる。

 ポン 

次巡、を引いてリャンメン待ちに変わる。
この勝負は、が山に3枚残っていたので、前原有利と見ていた。

しかし同巡、朝武が以下の牌姿になっていた。

 ツモ

ツモったは、場にマンズが高いうえに、ドラ側でなんとも切り飛ばし辛い牌だ。
朝武の選択は打
2人からロンの声も、板川の頭ハネとなった。

朝武が対局終了後に、
「あの放銃は淡白だった。を打っても手牌は死なないのに、ラス目だったこともあって三暗刻を逃したくなかった。」と語る。

三暗刻を見据えての打牌だが、仮に通ったとしても次巡以降にマンズを引いたなら、今板川が打ったを対子落としするであろう。
ならば、を掴んだ今から対応すべきである。

自分の手牌が、攻めに見合うとき、手順手筋で切った牌が放銃になったとしよう。
朝武のフォームならば、それが例え満貫の放銃であってもなんてことはない。
それを取り返すだけの攻撃力が朝武にはあるからだ。

しかし、こういった放銃は点棒の多寡ではなく、今後の戦いに影響を及ぼすのではないだろうか。
連荘を果たした板川は、次局リーチツモの1.100オールで微差ではあるがトップ目にたった。

続く2本場は、前原が4巡目にドラのを切ってテンパイ。
これを、朝武がポンするもすぐに前原の当たり牌を掴んで板川の連荘は終わった。

南3局
現在1人沈みの朝武だが、一撃必殺のリーチをうつ。

 ドラ

トップ目の板川、このリーチを受けて、二度テンパイが入るも、ドラ表示牌のが打ち切れずに現物を切って迂回する。
これを、親の沢崎が討ち取る。

沢崎も押しているが、板川の手牌で沢崎の現物は、打ち切れなかったと無筋のの2枚だけ。
板川の放銃も、いた仕方ない。

相手が劣勢の朝武なら、としっかり攻め、親で充分形のテンパイとはいえヤミテンにした沢崎の冷静さが光る局面であった。

次局は、沢崎にテンパイが入ると同時に、またも前原が連荘は許さないとばかりにポンテンから300・500。
1回戦は、誰も抜け出せぬままオーラスとなった。  


先制リーチは板川。トップまでは届かないものの、打点を上げる材料もなくツモれば2着になるのでリーチにいく。

 ドラ

この時、親の前原は既にテンパイが入っていた。

一手替わりで三色とはいえ、リーチで充分の局面。
しかし、前原はヤミテンを選択。
リーチを受けてもヤミテン続行の前原が、程なくしてをツモって1.300オールのアガリとなる。

後日、前原に何故ヤミテンなのかを尋ねた。
「これが、三日勝負の鳳凰戦や、一年のリーグ戦なら鼻の穴広げてリーチにいくよ。でもグランプリは一日勝負だからね。
まだ体勢が整っていない今、勝負をかけたら一日の敗着になるかもしれない。」

前原は、場に高いピンズでリーチをうてば、局面が終盤までもつれるかもしれない。
そうなった時の、朝武の一撃を危惧したのであろう。そして前原は続けて言った。

「それで、結果が引きアガリになったら、次は何があってもぶつけていくんだよ。」

目先の点棒ではなく、きっちり攻めきれる体勢を作ることに重点を置き、それが出来上がったらたたみかける。
それが、前原の麻雀である。

オーラス1本場、前原に好配牌が入る。

 ドラ

ここまで丁寧に進めてきた前原が抜け出すのかと思っていたが、3巡目に沢崎が、

この形からをポン。

まるで「前ちゃん、簡単には行かせないよ。」
と言っているように見えた。

5巡目にをポンし、6巡目にはを引き入れて電光石火のテンパイを果たす。

 ポン ポン

俺がアガるんだ、と言わんばかりに前原が攻め立てるも、12巡目リーチ宣言牌のを沢崎が捕らえる結果になった。

1回戦は、再び沢崎のファインプレーによってビックイニングにはならなかったものの、前原がトップとなった。

1回戦終了時  
前原 +15.4 沢崎 +9.2P 板川 ▲4.7P 朝武 ▲19.9P  



2回戦 (起家から沢崎、朝武、前原、板川)

板川→朝武2.000
沢崎→板川1.300
板川300・500
と、細かな移動で迎えた東4局。
序盤から、ホンイツ模様の前原が9巡目にをポンする。

沢崎は、11巡目に以下の牌姿になっていた。

 ドラ

門前で高目に決まれば、跳満まで見えるにもかかわらず、上家のにチーの声をかける。
沢崎は、東2局にタンピンイーペーコーをリーチするも、板川に競り負けて放銃。
1回戦の形勢からも、まだ門前で本手が決まる状況ではないと判断したのであろう。

この後、14巡目にを引くと今前原が打ったを狙って、シャンポンに受け替える。
これに、1シャンテンをキープしていた、親の板川が飛び込む。
前原の勝負手は、またしても沢崎によって潰された。
今局、上家のをスルーすると、少なくとも決着のついた15巡目までに沢崎がテンパイすることはなかった。

南1局、前局に、またも鋭い仕掛けからアガリをとった沢崎の親番。8巡目には、

 ドラ

勝負手の、1シャンテンになっていた。しかし、ここからツモ切りが続いてしまう。
16巡目に板川が、

ここから、流局テンパイ料で良しと、をチーして打
この仕掛けによって、ツモ切りが続いていた沢崎にテンパイとなるがやってくる。

やっと入っただが、テンパイを取るためにはドラのを打ち出さねばならない。
このは、最終手出しがの板川にかなり厳しい。そしてあたれば7.700まである。
しかし、沢崎の決断は切りであった。

次巡、板川のツモは沢崎のロン牌であるであった。
板川、少考するもこのを河に放ってしまう。

 ロン 

沢崎ほどの打ち手が、この巡目にしかも仕掛けを受けている中、ドラのを打ったのだ。
テンパイは確実。待ち、打点共にそれなりのものであるはずだ。
しかも、主張を通した沢崎がアガれば、その点棒だけでなく、今後の体勢にも大きく影響するであろう。

そして、板川の手は本手ではなく仕掛けたからには簡単に倒れたくないのはわかるが、
絶対に、沢崎だけには放銃してはいけない局面であった。

続く1本場、
今まで苦しい展開の中、技術でしのいできた沢崎。ここからは大躍進の時間かと思われた。
だが、ここで待ったをかけたのは前原。この親だけは潰さなければまずいと、5巡目に、

 ドラ

なんと、ここからをポン。次巡をチーして片アガリながらテンパイを果たす。
そして三度の待ち替えの後、300・500をツモ。

 チー ポン ツモ

まだ、誰も抜け出せない。

南2局、遂に局面が大きく動く。10巡目、前原がをポンして以下の形。

 ポン ドラ

12巡目、板川にテンパイが入る。

は2枚切れである。当然テンパイは取るとして、どちらに受けるかの選択だ。
板川は、ドラのを切って、リーチを選択した。

前原は、このドラをポンしてカンのテンパイ。本手がぶつかった。結果は15巡目、

 ポン 加カン ツモ

前原の大きな大きなアガリとなった。

板川は、勝負をかけての結果だが、この選択はどうであっただろうか。
沢崎の親を潰して迎えた今局、前原が早々とかわし手を入れるとは考え辛い。

また、沢崎、朝武の対応から見てもドラの所在は前原だと考えられる。
さらに、この局面でドラをぶつけてリーチにいけば、地獄待ちとはいえ、沢崎、朝武からこぼれることは絶対にない。
ならば、型に入っているとはいえ、ドラを打って前原とのめくり合いはあまりにも分が悪い。

板川も対局後に、

「前原さんはドラ対子の1シャンテンと読んでいた。しかし、自分もこの手牌なら勝負、と思ったが、やっぱり焦りがあったのかな。」

と、後悔の残る一局となってしまった。
そして、ここから板川に展開が利することはなかった。

次局、前原の親は、板川が意地の3フーロで流すもオーラスは、  




前原が、好調者の証でもある、早い・高い・待ちが良い、の三拍子揃ったアガリで連勝を決めた。

2回戦成績  
前原 +22.6P 沢崎 +6.3P 板川 ▲11.7P 朝武 ▲17.2P

2回戦終了時
前原 +38.0P 沢崎 +15.5P 板川 ▲16.4P 朝武 ▲37.1P




3回戦 (起家から前原、沢崎、朝武、板川)

沢崎は、

「最終戦まで、15ないし20ポイント差、最低でも30ポイント差にいることが大切なんだ。
その圏内に留まり、自分の流れにできれば必ず逆転できる。」と語る。

そして、前原は、

「5回戦までが大切。そこまでに30ポイント離していれば優勝でしょう。」と話す。

まだ、2回戦が終わっただけとは言え、ここまでの前原は完璧な内容で、このまま走ってしまうことも充分考えられる。
まさに勝負の3回戦が始まった。

朝武が2件リーチを掻い潜り、2.000点をアガって迎えた東2局。
今決勝最重要局が訪れた。

まず、先制は7巡目に前原が、

 ドラ

このリーチにいく。

これに9巡目、朝武が追いつきリーチ。

さらに同巡、板川にもテンパイが入る。

 ツモ

ピンフも三色も崩れたが、前原のロン牌であるが出ない形でテンパイを果たし、打でリーチにいく。


この時、実は親の沢崎にもテンパイが入っていた。役なしドラなしカンチャン待ちと、
到底リーチにはいけない局面であったが、こうなっては話が別。
4件リーチは、流局連荘である。

しかし、今引かされたはドラ側でなんとも打ち辛い牌だ。
ここは仕方なくオリかと思っていたら、沢崎の選択はツモ切りであった。しかもヤミテン続行だ。
この決断には、観戦記者という立場も忘れて思わず声が出そうになった。

を切ってのリーチならわかる。リスクはあるものの、通れば流局で親の連荘だからだ。
次巡、役ありに替わるを引くと、またしても生牌のを押す。そしてヤミテンだ。

さらに次巡、沢崎のツモはであった。場に一番高いソウズで、しかも3人に無筋の牌だ。
これを引かされては、さすがに沢崎もオリるしかない。一応復活の芽を残して、打とテンパイを外す。
次の瞬間、下家・朝武の河に、無常にも今まで沢崎のアタリ牌だったが並べられた。
そして、同巡、前原の手元にが引き寄せられた。

この選択について沢崎に尋ねると、

「自分がアガる結果もいいけど、一番は前ちゃんが、板川か朝武に放銃することなんだよ。」
「そうなれば、次に風が吹くのはアガった人ではない。俺なんだよ。」

と、この話を聞かせてもらうことで、沢崎の強さを再認識させられた。


南1局 4巡目

 ドラ

前原の、この親リーチを沢崎が、

ここから、をチー。その後、と引いて

 チー ロン

もう、何度目かもわからないファインプレーで捌くも、前原を揺るがすことはできなかった。

オーラス、沢崎はアガれば逆転トップのドラ暗刻の配牌を手にする。そして、手がまとまってきた13巡目、

 ドラ

ここからを放つが、前原は4巡目からこのテンパイ。

 ポン 加カン ロン


前原が、3連勝を1人浮きのトップで決めた。

3回戦成績 
前原 +19.8P 沢崎 ▲1.9P 板川 ▲5.8P 朝武 ▲12.1P

3回戦終了時  
前原 +57.8P 沢崎 +13.6P 板川▲22.2P 朝武 ▲49.2P 




4回戦 (起家から沢崎、前原、板川、朝武)

前原が、自然に、そして万全に局を進めていく。

ここまで、我慢の連続だった朝武が、南1局に北家で、

 ポン ツモ ドラ

そして南3局に南家で、

 ポン 加カン ロン ドラ

この、二度の満貫で望みをつなぐが、前原はしっかりと浮きの二着をキープ。

4回戦成績  
朝武 +29.2P 前原 +8.2P 沢崎 ▲10.8P 板川 ▲26.6P

4回戦終了時  
前原 +66.0P 沢崎 +2.8P 朝武 ▲20.0P 板川 ▲48.8P




5回戦(起家から沢崎、前原、板川、朝武)

板川1人テンパイの後、沢崎が、

 リーチツモ ドラ

これを前原に、親っかぶりさせると、次は朝武が、

 ハイテイツモ ドラ

 ポン ツモ 

この2つのアガリで、前原にラスを押し付ける。

しかし、前原からまるで焦りは感じられない。前原の摸打は、

「ラスでもいいんだよ。それは引き受けよう。でも、できあがったこの体勢は壊さないよ。」

こんな言葉が聞こえてくるほど、丁寧なものだった。すると自然に点棒は26.700点まで回復した。


もはや、最終戦に前原が崩れることは想像できない。

5回戦成績  
朝武 +11.6P 沢崎 +4.5P 板川 ▲4.8P 前原 ▲11.3P

5回戦終了時  
前原 +54.7P 沢崎 +7.3P 朝武 ▲8.4P 板川 ▲53.6P




最終6回戦(起家から板川、朝武、沢崎、前原)

前原の局回しによって、大きな点棒移動のないまま、東4局、前原の親番を迎えた。
10巡目、朝武から先制リーチが入る。

 ドラ

このリーチに、沢崎が頭から突っ込んでいく。11巡目沢崎、

なんと、ツモり四暗刻のテンパイだ。山には残り2枚。
これを引きあがれば一気に前原を抜き去る。
場に緊張が走る。誰もが沢崎に魅せられていた13巡目、

前原は、そっと河にを置く。それは、2人ともに無筋の牌であった。そして、運命の決着は15巡目。

朝武がをツモ切ると、前原から「ロン」の声が。

 ロン ドラ

もう致命傷だけ避ければいい前原。
この局面、オリて親落ちと考える打ち手が大半ではなかろうか。
しかし前原は、流れが自分に向いている今、守るべき手牌はきっちり守るが、攻めるべき手牌はキチンと攻める。
これまでの経験を活かし、信条とする体勢に忠実な麻雀を貫き、最後の最後までスキを与えなかった。

そして、オーラス静かに手牌を伏せた。

最終6回戦成績  
前原 +10.9P 板川 +5.6P 朝武 ▲6.0P 沢崎 ▲10.5P

最終成績  
前原 +65.6P 沢崎 ▲3.2P 朝武 ▲14.4P 板川 ▲48.0P



まさに完璧、会心の内容で今年度最後の戦いを制した。

前原に、コメントをもらいに行くと、
「もっと、多くの麻雀ファンに僕の麻雀を見てもらいたい。そのためにも、さらに精進して進化して行きたいと思う。」

勝利のすぐ後にも関わらず、己の、向上を考えるその姿勢が、最強・前原の土台となっていた。


後列 左から 第4位:板川 和俊 準優勝:沢崎 誠 第3位:朝武 雅晴
前列 優勝:前原 雄大




決勝の4日後、私はこの観戦記を書くため、牌譜をもらいに事務所を訪ねた。
そこに前原から電話が。

「グランプリの牌譜を見に伺ってもいいですか?」

すでに、前原は次の戦いのために始動していた。







 

(文責:勝又 健志  文中敬称略)

 

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