<第3節レポート:朝岡
祐>
秋も深まり、肌寒くなってきた今日この頃、第3節の熱い闘いが行われた。
今期も中盤戦に差し掛かり、これまでの結果を受け一人一人が意識を持って闘牌に挑んだせいか、
中〜下位にいた者が上位陣を抑えて好成績を叩き出し、順位が大きく変動する結果となった。
その模様を卓別に振り返ってみよう。
1卓 朝岡・小坂・長谷川・土岐
結果から述べると、5卓は卓内トップが+15.6と数字の上ではBリーグの中で最も変動が少なかったのだが、
一人一人に見せ場もあり、内容はその数字以上に濃いものだったと私は思う。
8,000や12,000クラスのアガりが度々見られたというのもあるが、
それ以上に、勝負に出た者がしっかりと山からアガリ牌を引き当て、流局が少なかったのが印象的だった。
2卓 杉村・木村・樋口・中西
ここでは木村が本領発揮し+50.3と、その実力を見せつけた。
対局前に話していた4時間前起床で臨む姿勢も、少なからずいい方向に働いたのだろう。私も次節以降実践してみたいと思う。
3卓 牛尾・葛山・清水・大西
Bリーグ全体を通して特筆すべきは、27期生とまだまだ若手でありながら、前々期にCリーグから昇級、前期は惜しくも昇級を逃したものの、Bリーグ第3位という好成績を残した牛尾であろう。
今節は+71.5Pを叩き出し、▲63.7Pと大きく出遅れた序盤戦の失点を見事帳消しにすることに成功した。
降級圏からの大躍進はあるのか。注目したい所である。
4卓 太田・菅野・佐藤・大滝
上位同士の闘いとなったこの対局、制したのは佐藤であった。
貯金を減じてしまった前節の反省を活かして、好調な3人相手に+34.6Pを叩いて再び首位に返り咲いた。
マークが厳しくなる後半戦、このまま好調を維持して再びAリーグへの切符を手にするのか、こちらも注目したい。
中盤戦を終えて、ますます団子状態の様相を見せるBリーグ。
後半戦に向けてどのような攻防が繰り広げられるのか、まだまだ目が離せない。
|