<第2節レポート:原田
知彦>
9月に入ってもなかなか秋の気配が感じられない中、第2節が開催された。
今節は5卓とも大きくポイントが変動し、上位と下位で大きく差が開いた。
私の同卓者は越川・岩井・加賀美であった。
1回戦 越川・原田・加賀美・岩井
1回戦は大荒れの展開。東1局では越川が6本まで積んで持ち点は60,000点オーバー。
東4局では岩井が、
            リーチ ロン ドラ
この18,000点を加賀美からアガるなどし、持ち点は越川と同時に60,000点を超えていた。
私はというと、東3局までで1,500点を一度放銃しただけにも関わらず、持ち点は15,000点を下回っていた。
ここで意識したのが「ノーテン罰符はテンパイ料で取り返せるが、放銃した点棒はアガらないと取り返せない」という、
葛山プロに教えていただいた言葉であった。
状態が良くないと感じていたので、しばらくは加点しようと思わないようにした。
ノーテン罰符を気にせずに牌を絞って配牌からオリたり、リーチや仕掛けに対しては徹底的にガードしたりと、ひたすら頭を低くして嵐が過ぎ去るのを待った。
すると、南場に入ってからは配牌とツモがかみ合うようになり、結果浮きに回ることができた。
実績のある先輩からアドバイスをいただくことはありがたいものである。
対局後、加賀美に18,000点の放銃について訪ねたところ、 が現物で が3枚見えてワンチャンスになったので4を切ったとのこと。
不調者からみると、好調者のリーチは得てして「いい待ち」になっているものである。
守ると決めたら中途半端は危険だなと痛感した。
他の卓で大きくポイントを伸ばしたのはベテランの大高坂。
対局後、勝因を訪ねたところ、「1回戦で小野君に勢いが有るのを感じたので、放銃しないよう意識して打っていたら2回戦以降ツモが良くなった。
派手なアガリは無かったが七対子をよくツモれた。」と話してくれた。
私は今節、大高坂と同じような展開でプラスを伸ばすことができたので安堵したと同時に、我慢することの大切さを改めて認識した。
次節は3回戦ということで、結果次第で最終目標の方向性が定まる重要な節である。
稽古に励んで万全の体勢で臨みたい。
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