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タイトル戦情報

第17期中部プロリーグ

Aリーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 葛山 英樹 82.5 88.1 17.7 ▲ 20.6 65.5 233.2
2 石津 寿人 ▲ 0.8 53.7 55.7 59.1 44.4 212.1
3 杉村 泰治 54.2 ▲ 5.5 21.9 19.8 7.8 98.2
4 寺戸 孝志 60.6 71.3 19.5 ▲ 33.7 ▲ 53.4 64.3
5 村瀬 寛光 ▲ 48.0 ▲ 41.4 11.7 87.1 40.0 49.4
6 三戸 亮祐 ▲ 30.9 12.3 21.6 18.5 18.5 40.0
7 鈴木 基芳 ▲ 2.9 ▲ 58.5 38.0 10.1 16.0 2.7
8 掛水 洋徳 ▲ 0.4 38.1 ▲ 11.1 3.3 ▲ 35.3 ▲ 5.4
9 毛受 俊 ▲ 26.8 50.6 23.7 ▲ 59.1 ▲ 7.0 ▲ 18.6
10 渡辺 典夫 ▲ 24.9 ▲ 0.3 ▲ 43.7 28.0 13.7 ▲ 27.2
11 伊藤 鉄也 ▲ 28.7 ▲ 24.6 16.8 42.2 ▲ 35.2 ▲ 29.5
12 杉浦 貴紀 ▲ 15.4 ▲ 24.1 ▲ 49.3 ▲ 29.0 48.7 ▲ 69.1
13 鈴木 雄介 87.3 3.2 ▲ 92.9 ▲ 36.1 ▲ 40.0 ▲ 78.5
14 朝岡 祐 ▲ 9.6 ▲ 111.9 30.1 ▲ 28.3 ▲ 13.3 ▲ 133.0
15 佐藤 あいり ▲ 73.0 ▲ 36.6 ▲ 2.4 ▲ 63.1 ▲ 23.3 ▲ 198.4
16 石本 彰 ▲ 43.2 ▲ 55.4 ▲ 57.3 ▲ 1.2 ▲ 47.1 ▲ 204.2

第1節レポート 第2節レポート 第3節レポート 第4節レポート 第5節レポート

<第17期中部リーグ決勝レポート:鈴木 雄介


例年より早い梅雨明けを迎えたこの日。
この日の最高気温は34.7度。
この猛暑にも負けない4人の熱き戦い、第17期中部プロリーグ決勝が始まろうとしていた。
早速だが、今回の熱き戦いを演出してくれる4名の対局者をご紹介させていただこう。


1位通過 +233.2P
葛山英樹プロ 四段 17期生



第1節より爆発力のある麻雀を展開。徹底手役重視の変幻自在の麻雀。
特に国士無双、四暗刻のアガリ数はプロでもトップクラスに入る程ではないだろうか。
また、最終節にも小四喜をアガるなど、仕上がり具合は万全と言えるだろう。
今回の決勝での戦いぶりは大いに楽しみである。


2位通過 +212,1P
石津寿人プロ 三段 20期生



先日の静岡リーグでも優勝を果たし、東京のプロリーグでも今節+81.9Pをマークするなど、この中部プロリーグ決勝に向けても万全の状態と言えそうだ。
また、静岡支部より石津プロの応援として、日吉辰哉プロ、鈴木郁孝プロ、アマの方1名が駆けつけてくれた。
石津プロにとってはこれ以上ない心強い後押しとなるであろう。

3位通過 +98.2P
杉村泰治プロ 三段 12期生



中部本部のプロの中でも最も安定感のある麻雀をもち、日本プロ麻雀連盟公式オンラインサイトロン2でもトップクラスのレーティングを誇る。
また、決勝戦の出場回数も他の3人にひけをとらず、その徹底した守備重視、時折見せるカウンターパンチは他の対局者3名に負けない強力な武器であろう。
今回の決勝戦でも、その卓越した武器を披露してくれることを期待している。


4位通過 +64.3P
寺戸孝志プロ 三段 20期生



静岡プロリーグ2度の優勝、第21期新人王戦4位など、多数の実績はあるものの、中部プロリーグでは燻り続け、ようやく今回手にした初の中部決勝の切符。
対局者3名の先輩方に負けない、雀力、切れ味鋭い攻撃力をもつ。
また、寺戸自身決勝卓は幾度となく経験済みで、キャリアも十分。
今回の決勝で、どういった戦略を立てているのか非常に楽しみである。

では、恒例になりつつある観戦者による優勝予想の投票結果を。
葛山英樹  9票
石津寿人  6票
杉村泰治  5票
寺戸孝志  1票

票数だけをみると、5節終了時のポイント順の通りとなった。
これらの予想が直接雀力に起因しているわけではないが、思いのほか予想が偏ってしまったといのも事実である。
まず、一番票数を獲得した葛山。
日頃からの信頼感の表れか、葛山を慕っている若手の票がとても多く、「葛山さんなら何かやってくれる」という期待感に満ちたコメントが多いのが印象的だった。

続いて石津。
駆けつけてくれた静岡勢からの票を基に6票、先輩方からの票を集めた杉村が5票と続き、意外にも最も勢い、攻撃力のありそうな寺戸が1票という結果になった。
少々前置きが長くなったが、そろそろ決勝戦の内側へと目を向けるとしよう。

1回戦 起家から寺戸・杉村・石津・葛山

まず始めに、全員の配牌である。ドラ

寺戸
杉村 
石津
葛山

4者とも平凡な配牌で、誰もドラを持っていない。
この配牌を見て、静かな立ち上がりを予想した。
だが、起家の寺戸が開局早々、素晴らしい手順を見せる。

ツモ     
捨て牌  
最終形  ツモ  3,900オール

 

開始の3,900オール、1本場も石津から2,900は3,200を討ち取り、好調な立ち上がりを見せる。

寺戸の親が流局で流れ、迎えた東2局3本場、見所の1つとなったこの局。
この局の主役となった2人の配牌は以下の通り。

東家 杉村    ドラ

北家 寺戸 

配牌だけを見てみると何の変哲もない配牌。
強いて言えば、寺戸に三元牌の偏りが見える位である。
まず、寺戸が2巡目に南家の石津よりをポン。
このポンで杉村にドラのを重ねさせてしまう。
次に杉村が、寺戸が切ったを、

  

この形からチー。
今度は、このチーにより寺戸にを重ねさせ、大三元の芽を作らせてしまう。

寺戸9巡目。

 ポン ツモ  打

一応、形は整ったが、上家の葛山からソーズが下りてこないと判断。
次巡を引いてきてしまうのだが、ノータイムのツモ切り。すると、今度は杉村が、

  チー

そのをチー、打
それに反応して寺戸がポン。

 ポン ポン 打

ここで寺戸が腹を括ってを切るかと思えば打。「大三元に固定した」とのこと。
決勝戦での意思の強さを示す一打であった。
そして、4巡後、またしても寺戸に意思を問いかけなおすようなツモ

 ポン ポン ツモ  打

巡目も深くなり、2フーロしていた杉村にドラのが当たりであってもおかしくない。
しかし、寺戸は意を決してドラを強打。対する、杉村はいまだ1シャンテンのまま。
当然、杉村をポンして打とテンパイ取る。

  ポン  チー  チー 打

杉村   ポン  チー  チー

寺戸  ポン ポン
その3巡後、寺戸の手元には、その意思をくみ取ったかのように、が置かれていた。
値千金の倍満ツモ。

さて、急ではあるが、少し話を戻そう。
先ほどのから打を打った局面であるが、
仮にドラのを切ってしまうと、杉村にが鳴かれ、が喰い下がり杉村の6,000オールとなってしまう訳である。
オカルト的な話を盲信するわけではないが、寺戸の意思を感じ取ったかのようなこのツモ牌の巡り、これが麻雀の怖くもあり、面白い所だと私は思う。
ともあれ、寺戸は今日の出来を確信する倍満をアガリ、東2局の時点で60,000点を超えた。

さて、局がとんで南2局5本場。
倍満のアガり以降、毎局毎局場が重くなり、更に決勝戦の重圧というのも相まってか、中々点数が動かず、流局が目に付くようになる。
この局、寺戸に更なるチャンス手が訪れる。

 ポン ドラ

中盤にポンテンを取るも、結果は流局。
寺戸自身好調さは感じているものの、いまいち得点が伸びない。
そんな煮え切らない展開が続く中、優勝予想の一番手のあの男が立ち上がる。
南2局6本場、配牌から抱えていたを仕掛け、

 ポン  ポン  ツモ  ドラ

12局目にして待望の初アガリである。
また後方からのスタートになったねと話す葛山であったが、この上がりで反撃の狼煙を上げる。

葛山の初アガリで迎えた次局、

葛山 配牌 

葛山はツモに素直に従っただけと話したが、この配牌を、

 ポン  ロン

こう仕上げ、杉村からロン。
このアガリで葛山は30,000点の浮きを確保し、寺戸追撃の一番手となり1回戦が終了した。

1回戦成績
寺戸+37.6P 葛山+6.6P 杉村▲17.9P 石津▲26.3P

1回戦目が終わった直後から2回戦目が始まるまでずっと、1人卓に着いてスコアボードをじっと眺め続けている者がいた。石津である。
1回戦目の内容について、私の目からするといつもの石津らしくないような気がしていた。
じっとスコアボードを見続けて、今いったい何を思っているのか。
その場の本人に尋ねにいく訳にはいかないが、今の自分の状態を確認し、戦略を練っている姿を見てやっといつもの石津が戻ってきたと確信をした。
この姿を見て私は、2回戦目以降の彼の麻雀が非常に楽しみであると思えた瞬間でもあった。



2回戦 起家から寺戸・杉村・葛山・石津

後日、寺戸が反省点の1つであると明かしてくれた1局に出くわした。
先ほどの好調さを維持したい寺戸が、珍しく弱気な選択をした事である。
東1局12巡目、
 
寺戸   ドラ

ここから打のダマテンを選択。
私が感じる寺戸の印象は、をトイツ落としし手牌を再構築するか、打のリーチを選択していたように思えたのだが、
決勝戦の雰囲気がそう判断させてしまったのだろうか。

同巡、石津からリーチが入る。

 ツモ  打リーチ ドラ

対する寺戸は、このままダマで流局まで押し切る構え。
すると2巡後、石津の手元からがツモ切られる。
更に、その2巡後、西家の葛山からもがツモ切られる。

次巡「ツモ2,000・4,000」。
開けられた手牌は、前巡ツモ切った葛山の手牌であった。

 ツモ

1回戦目に浮きを確保した葛山の幸先の良い出だしである。
反面、珍しい一打をした寺戸だったが、「まだまだ問題ない」というような表情であった。

次局、先ほどの迷いを振り払うかのような、丁寧な寺戸のアガリ。

 ロン  ドラ

自ら招いた迷いから生じた前局、リーチに踏み切る打ち手もいると思われるこの手を寺戸はダマ。
このアガリ形を見た3者が、若干驚いたような表情を見せていたのが印象に残っている。

その後、東3局2本場、本日の見所となる2つ目の箇所である。
11巡目、最初にテンパイしたのは南家の石津。

手牌    ドラ
捨て牌    

次巡(12巡目)、親の葛山もテンパイを果たす。

手牌  
捨て牌   

そして、まずまずの手牌の進行具合を見せていた西家寺戸13巡目の手牌。

 暗カン ツモ  打
この手牌に石津の当たり牌であるを引いてきてしまう。
寺戸の選択は、打
ポイントは、石津の捨て牌にならんでいるの両面ターツの手出し。
これを見て、寺戸は石津の手牌がホンイツに染まっている可能性を疑い、また自分のアガリも僅かに残す打としたのである。
仮に、弱気に現物を並べてしまうと、次の候補のは親の葛山に18,000点である。
この打牌を見る限り、寺戸の今日の集中力は充実している事が十分伝わった局であった。
一方、残念であったのが北家の杉村。

手牌  ツモ 打 (放銃)
私が知っている杉村であれば、石津の両面ターツ落としを不審に思い、ノータイムで寺戸の切ったを打っていただろう。何とも杉村らしくない。
そして、このアガりでようやく体勢を立て直した石津が、この局以降猛反撃に出てトップに躍り出る。

2回戦成績
石津+29.3P 葛山+9.6P 寺戸▲11.0P 杉村▲27.9P

2回戦終了時
寺戸+26.6P 葛山+16.2P 石津+3.0P 杉村▲45.8P



3回戦 起家から寺戸・石津・葛山・杉村

2回戦が終わり、トップは寺戸。
杉村が大きく後退するも葛山、石津、杉村は一刻も早く寺戸を捕らえたい。
そんな3者の想いとは裏腹に、またしても寺戸のアガリで3回戦目がスタートする。

東1局1本場、本日3つ目の見所である。
寺戸に追いつきたい3者の思いが交錯した3者のリーチ。

石津   ドラ
葛山 
杉村 

杉村の手牌だけ一際打点が高いが、石津、葛山の手もアガリ切れば今後の主導権を握るには十分な手牌だ。
決着を引っ張って申し訳ないのだが、石津の待ちは5枚、葛山は2枚、杉村は何と1枚。
しかし、この勝負所をアガリ切ったのは一番不調と感じられていた杉村。
これに捕まったのは、寺戸追撃の一番手であった葛山である。
麻雀とは何とも不思議なものだとつくづく感じさせる1面であった。
そして、若手の期待も虚しく、この局より葛山に失速の気配が漂い始める。

東2局3本場、ここまで丁寧に局をまわし続けてきた寺戸が14巡目ではあるが先制リーチ。

寺戸   ツモ  打 リーチ ドラ

3面張で、局をつぶすにはもってこいのリーチである。
しかしここで、思惑とは裏腹に、親番石津のダマテンに掴まってしまう。

石津   ロン

寺戸にとっては何とも気分の良くない放銃となったであろう。
このアガリで石津がトータルトップに立った。
しかし、追いかける立場となった寺戸が再度牙を剥く。
流局を挟み、親で3回(7,700、1,500、9,600)アガリ、テンパイ料と合わせ23,600点を加点し、石津を300点上回った。

この半荘の決着は意外にも南2局の石津の親番で決着した。
配牌ドラ暗刻から第一ツモでカンツにし、迷いながらも丁寧に手を進め、

石津   暗カン リーチツモ

この6,000オールで再び寺戸をかわす。

3回戦成績
石津+35.0P 寺戸+10.4P 杉村▲10.8P 葛山▲34.6P

3回戦終了時
石津+38.0P 寺戸+37.0P 葛山▲18.4P 杉村▲56.6P



4回戦 起家から寺戸・石津・杉村・葛山

後のない杉村がこの半荘、猛追を見せる。
1本場で2,600オールは2,700オールをアガリ続く2本場。
配牌のドラドラを活かし丁寧に手を進めてリーチ。

 ツモ  打 リーチ ドラ
一発でをツモり上げ、執念の追い上げを見せる。

だがしかし、この杉村の追い上げにまたしても立ち塞がったのは石津である。

次局、北家・石津。
 
 ポン  加カン  ポン ツモ ドラ

このアガリで石津は浮きをものにし、寺戸にプレッシャーを与える。
こうなると寺戸、葛山も黙っていない。葛山の素晴らしい手順の三色リーチ。

配牌  ドラ
ツモ    
捨て牌      リーチ
最終形


7巡目の打で三色に狙いを定め、11巡目に安めのを引きテンパイするも、場に3枚切られていた4枚目のを引き入れての切りリーチ。
後日、「あの引きは相当手ごたえがあった。あれをアガれないんじゃあしょうがないよね。」と漏らす程であった。
この葛山のリーチに競り勝ったのは寺戸。

 ポン ロン

葛山の親リーチに、一発でドラをツモ切り、無筋2本を切り飛ばした上での、こちらも手ごたえのあるアガリであった。

競り合いをものにした寺戸が、今度は石津にプレッシャーを与える。

寺戸   ツモ ドラ

親番でこの4,000オール。またしても寺戸がリードする。

南2局2本場。 
親の石津の配牌   ドラ

早々にドラを切り、今度は石津の反撃かに思えた。
6巡目に「リーチ」発声したのは杉村であった。
9巡目にツモアガりをした手格好は、まだ諦めていない証しでもある。

 リーチ ツモ

会場が一瞬どよめいた。
杉村のここでこそ正に執念の4,000・8,000。
このアガリで杉村が60,000点オーバーで先を行く2人との差を縮める。

4回戦成績
杉村+41.5P 寺戸▲1.2P 石津▲4.2P 葛山▲36.1P

4回戦終了後
寺戸+35.8P 石津+33.8P 杉村▲15.1P 葛山▲54.5P


最終戦 起家から寺戸・石津・葛山・杉村

寺戸、石津の双方は着順、杉村は前に走っている2人を抑えての大きめのトップ、
葛山はただただひたすらアガリ続けるデカトップが優勝の為の必要条件となる。

東1局で7,700、東2局で3,900をアガリ葛山が攻勢に出る。
迎えた東3局の親番、4巡目にしてこのリーチ。

 ツモ  打 リーチ ドラ

  
形が苦しいかと思われたが、一発で をツモり、4回戦目の杉村同様執念を見せる。
しかし、葛山、杉村の執念もここまで。
この後は両名とも本手が入らず、勝負は完全に石津、寺戸のマッチレースとなった。

南場に入り、寺戸27,400点 石津19,300点。
開局に葛山に7,700を放銃した石津が、寺戸に追いつこうと怒涛の猛追を見せる。
アガりこそ出なかったがテンパイ料で差を縮め、運命の最終局。
本日の最大の見所である。杉村、葛山は2人の着順争いを静観姿勢。

寺戸 24,800点 石津 21,200点
積み棒は1本で、供託に先ほどの石津のリーチ棒がある。
優勝条件は、
寺戸はアガればOK。
石津は2,600出アガリか、500・1,000ツモ、もしくは1人テンパイの流局。

まずは2人の配牌。

寺戸   ドラ
石津 

どちらの配牌もまずまずといったところか。
まず、寺戸が2巡目にを重ねる。これが吉と出るか凶と出るか。
杉村、葛山からは、まずファン牌は出てこないとすると、石津から出るか、自分で使い切るかの二択しかない。

一方石津、思いのほかツモに恵まれ、9巡目にようやく条件越えのテンパイを果たす。

石津   ツモ  打

賛否両論ではあるが、杉村、葛山から当たり牌が出てこないと考えると、ツモアガリでも優勝のため、まずは-待ちのダマを選択。
そして4巡後、ここから対局者にいくつもの選択肢を投げかける。
石津、先ほどのテンパイからをツモり、待ち枚数の多い--待ちへ変化。
次巡、寺戸のキー牌である をツモ切る。すかさず寺戸は、

 

この形からポンをし、打牌選択の長考に入る。

石津 捨て牌       

ここでのメンツ選択のミスは致命傷である。
ましてを選択するとなると、石津に放銃となり決着してしまう。
ここで寺戸は打
形的にソーズの3面張を残したい面もあるが、石津の捨て牌にはピンズが1枚しか切られておらず、
現物を1枚でも並べられる打を選択。寺戸の放銃回避である。

次巡石津、をツモ切り。それに合わせる杉村のを寺戸はすかさずチー。
石津のテンパイに追いつく。

寺戸  チー ポン

石津 

この手に、石津はツモで、今度は石津の長考。
打牌選択はである。

寺戸 捨て牌    

どちらも危険な牌である事に違いはない。
を切れば、最高形のタンピン三色である。
しかし、石津は冷静に寺戸の手牌を読み切り、打 とした。
寺戸に続き、石津も放銃回避。まさに一進一退のオーラスの攻防。
攻めと守りがこれほどのクオリティで見られるのは、そうない事であろう。
残り3巡、寺戸は流局OK、石津はこの手をアガリ切らねばならない。
17巡目、石津の手元には、先の待ち牌であった
結果は寺戸、石津の2人テンパイで決勝戦は幕は閉じた。

5回戦成績
葛山+38.6P 寺戸▲4.7P 石津▲10.3P 杉村▲24.6P

最終成績
寺戸+31.1P 石津+23.5P 葛山▲15.9P 杉村▲39.7P



前列:寺戸孝志
後列左より:木村本部長、葛山英樹、石津寿人、杉村泰治

決勝戦終了後の打ち上げの席にて。
寺戸に早速、来期の中部プロリーグへの意気込みをいただいた。
「来期の目標は勿論連覇」
寺戸の口から出たこの言葉に改めて強い意志が込められていることが感じとれた。
本日の決勝においても、この強い意志によって優勝がもたらされたのだと改めて確信させられた。
私自身も、来期の中部プロリーグにおいて強い意志を持ち、今日の先輩方に負けない熱い闘牌が出来るよう精進していこうと心に誓った。



(レポート:鈴木 雄介   文中敬称略)



 

Bリーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 古川 孝次 62.5 84.0 ▲ 60.0 2.9 42.3 131.7
2 日下 健司 ▲ 28.5 29.0 ▲ 31.5 44.7 78.3 92.0
3 山田 優駿 24.2 ▲ 11.5 12.7 35.5 23.5 84.4
4 太田 充 44.7 6.5 ▲ 21.7 40.2 8.4 78.1
5 若松 正和 ▲ 76.2 5.4 30.8 71.7 6.0 37.7
6 金平 裕樹 13.0 47.7 ▲ 1.9 ▲ 8.5 ▲ 19.7 30.6
7 森下 剛任 53.0 ▲ 11.7 ▲ 26.2 ▲ 46.5 49.0 17.6
8 土岐 雄太 ▲ 31.0 ▲ 15.8 18.7 ▲ 10.9 40.9 1.9
9 樋口 新 ▲ 48.7 0.1 ▲ 9.8 46.9 3.4 ▲ 8.1
10 小坂 美樹 12.4 41.4 29.3 ▲ 107.9 7.4 ▲ 17.4
11 岡本 丈司 14.1 ▲ 55.6 ▲ 29.5 14.4 22.3 ▲ 34.3
12 菅野 直 ▲ 65.8 20.6 39.5 ▲ 28.1 ▲ 20.1 ▲ 53.9
13 長谷川 弘 17.9 ▲ 13.9 16.3 ▲ 46.5 ▲ 31.7 ▲ 57.9
14 大滝 聡 14.9 ▲ 60.4 30.7 ▲ 11.1 ▲ 39.3 ▲ 65.2
15 井上 洋一 ▲ 46.5 ▲ 14.5 36.9 ▲ 24.9 ▲ 73.6 ▲ 122.6
16 荒谷 誠 20.0 ▲ 55.3 ▲ 35.3 8.1 ▲ 99.1 ▲ 161.6

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Cリーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 合計
1 河合 慎悟 26.5 22.0 ▲ 35.9 76.0 33.1 121.7
2 浅野 文雅 37.7 17.9 ▲ 3.2 37.4 30.8 120.6
3 大西 義矩 0.6 67.2 51.1 26.1 ▲ 34.2 110.8
4 斎藤 寛生 ▲ 36.6 58.5 38.7 48.9 ▲ 10.1 99.4
5 山田 真弘 ▲ 27.8 42.4 ▲ 19.0 89.2 6.9 91.7
6 大高坂 松城 5.6 ▲ 4.7 26.9 38.9 ▲ 1.5 65.2
7 吉井 友直 14.4 ▲ 0.2 ▲ 6.3 13.5 21.1 42.5
8 小野 雅峻 ▲ 4.0 11.4 ▲ 10.5 9.5 29.3 35.7
9 山下 滝也 48.6 17.5 ▲ 9.8 ▲ 24.4 ▲ 5.8 26.1
10 太田 峻也 54.4 13.2 ▲ 7.2 4.2 ▲ 39.2 25.4
11 加藤 泰史 ▲ 3.3 ▲ 2.1 32.7 ▲ 50.0 25.9 3.2
12 鈴木 淳 49.4 ▲ 22.0 27.1 ▲ 35.0 ▲ 24.7 ▲ 5.2
13 小倉 麻希 ▲ 40.5 ▲ 31.6 ▲ 77.9 54.5 76.5 ▲ 19.0
14 牛尾 信之 ▲ 34.4 51.6 ▲ 5.8 ▲ 10.1 ▲ 22.7 ▲ 21.4
15 木村 東平 30.2 ▲ 45.0 8.4 27.8 ▲ 57.8 ▲ 36.4
16 沖田 賢一 8.2 ▲ 48.8 ▲ 0.7 22.2 ▲ 19.9 ▲ 39.0
17 家田 みゆき ▲ 62.4 ▲ 9.7 11.2 2.2 ▲ 20.7 ▲ 79.4
18 鬼頭 敦代 14.4 ▲ 26.4 ▲ 39.9 ▲ 29.8 ▲ 7.0 ▲ 88.7
19 藤井 亮平 ▲ 35.6 0.4 ▲ 28.3 ▲ 33.8 1.5 ▲ 95.8
20 中西 栄二 ▲ 23.5 ▲ 10.7 10.3 ▲ 90.2 4.0 ▲ 110.1
21 櫛田 利太 ▲ 34.6 ▲ 59.0 18.1 ▲ 54.0 6.2 ▲ 123.3
22 越川 清一 ▲ 10.3 ▲ 69.4 ▲ 5.9 ▲ 88.6 23.3 ▲ 150.9
23 三谷 卓也 ▲ 50.0 26.5 ▲ 18.7 ▲ 104.5 ▲ 35.0 ▲ 181.7

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活動予定
2011年4月
10 (日) 第17期中部プロリーグ 第3節
5月
8 (日) 第17期中部プロリーグ 第4節
6月
12 (日) 第17期中部プロリーグ 第5節
7月
10 (日) 第17期中部プロリーグ 決勝
8月
14 (日) 第18期中部プロリーグ 第1節
9月
11 (日) 第18期中部プロリーグ 第2節
10月
9 (日) 第18期中部プロリーグ 第3節
11月
13 (日) 第18期中部プロリーグ 第4節
12月
11 (日) 第18期中部プロリーグ 第5節
2012年1月
8 (日) 第18期中部プロリーグ 決勝
2月
12 (日) 第19期中部プロリーグ 第1節
3月
11 (日) 第19期中部プロリーグ 第2節

 

中部プロリーグ優勝者

 期 年度 優勝 2位 3位 4位 備考
第1期 2003年 三戸 亮祐 古川 孝次 鈴木 基芳 望月 雅継  
第2期 2003年 菅谷 晃一 武藤 彰宏 渡辺 典夫 木村 東平  
第3期 2004年 三戸 亮祐 大高坂 松城 石本 彰 渡辺 典夫  
第4期 2004年 田口 哲也 葛山 英樹 大高坂 松城 三戸 亮祐  
第5期 2005年 古川 孝次 三戸 亮祐 鈴木 基芳 大高坂 松城 観戦記
第6期 2005年 石本 彰 三戸 亮祐 木村 東平 掛水 洋徳 観戦記
第7期 2006年 古川 孝次 木村 東平 掛水 洋徳 三戸 亮祐 観戦記
第8期 2006年 石本 彰 木村 東平 三戸 亮祐 長谷川 弘 観戦記
第9期 2007年 渡辺 典夫 木村 東平 鈴木 基芳 杉浦 貴紀 観戦記
第10期 2007年

三戸 亮祐

掛水 洋徳 大高坂 松城 石本 彰 観戦記
第11期 2008年 杉浦 貴紀 岡本 丈司 三戸 亮祐 古川 孝次 成績 観戦記
第12期 2008年 杉村 泰冶 荒谷 誠 古川 孝次 磯部 文秀 成績 観戦記
第13期 2009年 杉浦 貴紀 葛山 英樹 朝岡 祐 石津 寿人 成績 観戦記
第14期 2009年 三戸 亮祐 掛水 洋徳 杉村 泰冶 日下 健司 成績 観戦記
第15期 2010年 鈴木 雄介
朝岡 祐
掛水 洋徳
葛山 英樹
成績 観戦記
第16期 2010年 鈴木 雄介
杉村 泰冶
三戸 亮祐
渡辺 典夫
成績 観戦記
第17期 2011年 寺戸 孝志
石津 寿人
葛山 英樹
杉村 泰冶
観戦記

 

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