<第5節レポート>
第12期中部プロリーグ決勝のメンバーが確定した。上位陣は安定した逃げ切りで決した。
一位通過は古川。
一筋縄ではいかなかったとは言え、オールプラスで安定感は抜群である。前期に続いての決勝はさすがで、大本命であろう。
二位通過は荒谷。
初のAリーグでこのポイントは勢いを感じる。Bリーグ・Aリーグ連続優勝に期待したい。
三位通過は磯部。
勢いのある静岡支部からの参戦で、将来の夢として「タイトルをとりたい」としている。チャンス到来である。
四位通過は杉村。
前期惜しいところで決勝を逃した悔しさを乗り越えて掴み取った決勝。その先に見据えるものは一つしかないであろう。
決勝のメンバーと共に降級のメンバーも確定した。
降級したのは私、岡本と吉井。
上位陣を脅かすつもりで臨んだが、半荘を重ねるごとに流出する点棒を抑えることができなかった。
この負けを受け止め、今後の対局に生かしていければと思う。
一方、降級を免れた杉浦と鈴木基は最終節に懸ける意気込みが勝ったのであろう。
同卓した杉浦は最初から一人浮きのトップで気合が伝わってきた。
最終半荘で私は杉浦に
11.600を放銃し、明暗を分ける形となってしまった。
負けた時は悔しいけど笑顔で受け入れようと思う。
新年早々どんなドラマが待っているのか、今から楽しみである。
(文責:岡本
丈司)
<第4節レポート>
米大統領選を民主党のバラック・オバマ氏が勝利し歴史が動いた時、中部プロリーグ決勝の候補者選びも佳境に差し掛かっていた。
第4節の対戦の組み合わせは以下の通りである。
1卓 杉浦 vs 葛山 vs 鈴木雄 vs 磯部
2卓 岡本 vs 石津 vs 吉井 vs 大高坂
3卓 三戸 vs 渡辺 vs 掛水 vs 伊藤
4卓 古川 vs 杉村 vs 鈴木基 vs 荒谷
上位陣対決の首位攻防戦を制し2位につけた荒谷。
「今日は前に出ても放銃が少なかったです。」
彼は石川から中部プロリーグに参戦しているだけに、決勝に向けて気合も十分であろう。
来月も自分の麻雀に徹する事で、その先に見えるであろう決勝の舞台。
前哨戦を飾ってさぞ気分も良いだろうと思ったのだが、最後に古川の押しに屈したのが気にかかっている模様。
一方、荒谷に苦しい戦いを強いられて3半荘目までマイナスだった古川。
4半荘目に意地の大トップでトータルもプラスにまとめ、何とか首位。
結果だけを見れば得点を伸ばす形となったが、そこまでの道は決して磐石ではなかった古川がそこにいた。
ただ、一人プラスで押さえ込みにかかる荒谷を相手に盛り返した点は、今後決勝で戦う相手としてお互い気にかかる内容になるだろう。
押さえ込みたかったが押さえ込めなかった荒谷、押さえ込まれかけたけど押さえ込まれなかった古川。
そんな攻防の前に、首位だった杉村は防戦。
プレッシャーになったのであろうか、手痛いマイナス。
マイナスはしたが、まだ決勝圏内。
守りを意識した自分の戦いをしてみたが、この結果を踏まえ最終節をどう戦うかが今後の課題になるだろう。
3位につけたのは、静岡支部から参戦の磯部。
着実にポイントを重ね、決勝に向けて勢いが増してきた。
前期優勝し、連覇阻止包囲網に囲まれ苦戦を強いられている杉浦。
葛山に国士無双を放銃し、降級圏内に足を踏み入れてしまった。
最終節は背水の陣で踏ん張りどころだ。
私から息を潜めた倍満を和了った吉井。場の締まった卓を制した掛水。ともにAリーグに懸ける想いが伝わってきた。
次節は最終節。決勝進出の
4人が決定する。
勝負は最後まで諦めてはいけない。それぞれ高い目標を持って臨んでもらいたい。
"Yes,we
can!" そう、私達にはやればできるのである。
最終節対戦の組み合わせ予定
1卓 杉浦
vs 岡本 vs 三戸 vs 古川
2卓 渡辺
vs 杉村 vs 葛山 vs 石津
3卓 鈴木基
vs 掛水 vs 吉井 vs 鈴木雄
4卓 大高坂
vs 磯部 vs 荒谷 vs 伊藤
(文責:岡本
丈司)
<第3節レポート>
食べ物がおいしい10月。食べる事と麻雀する事が好きな私には嬉しい季節の到来である。
第12期中部プロリーグは、今後の運命を左右する中盤戦の第3節を迎えていた。
第3節の対戦の組み合わせは以下の通りである。
1卓 杉浦
vs 石津 vs 掛水 vs 荒谷
2卓 岡本
vs 葛山 vs 鈴木基 vs 伊藤
3卓 三戸
vs 杉村 vs 鈴木雄 vs 大高坂
4卓 古川
vs 渡辺 vs 吉井 vs 磯部
まず注目したいのは杉村。
第1節から3連続での卓内トップと圧巻。前期惜しいところで決勝を逃しただけに、今期にかける意気込みを感じられた。
その杉村と同卓した大高坂も、+
0.7Pとプラスでまとめた。
中部の副本部長である古川は格が違うとばかりにポイントを伸ばした。安定感は抜群である。
この3人が3節連続プラスで一気に他を引き離しにかかった。
静岡支部所属で鳳凰位戦プロリーグ、中部プロリーグ、静岡プロリーグ、静岡リーグと4つのリーグ戦に意欲的に参加している石津も、決勝に向けてエンジンが掛かってきたようだ。
私の麻雀人生で大変影響力のあるひとりである。
Aリーグ昇級組である伊藤・荒谷も共に大健闘している。
そして鳳凰位戦プロリーグ前期B2で優勝している鈴木(基)も復活の狼煙をあげてきたか。
そんな中、放銃の嵐に見舞われた私、箱ラスをしている場合ではない。
今節の敗因をきっちり反省し、残り2節で挽回をしたいと思う。
負けを悔しいと思わなければ、決して強くなれない。どの勝負の世界でも共通して言えることである。
努力を重ねた末の栄光を夢見ながら、今日も麻雀を打つ。
(文責:岡本
丈司)
<第2節レポート>
自民党総裁選が世間の注目を集める中、第12期中部プロリーグ決勝の候補者選び第2ラウンドが行われた。
まず注目したいのは、古川・三戸・大高坂といった実績のある3人が第1節のプラスを上回るポイントで頭ひとつ抜け出してきた。
実績のある
3人に走られては、後半切り崩すのは容易ではないだろう。
その
3人に翻弄された鈴木基・掛水は次節以降の巻き返しに期待したい。
そして第1節に抜け出した荒谷は、同卓者の厳しいマークに孤軍奮闘するも、終始声を聞くことはなかった。
これ以上荒谷に走られてはいけない、という意気込みが感じられた。
渡辺・磯部・鈴木雄もプラスを重ね、着実にポイントを伸ばしてきている。
虎視眈眈と上位を伺っているようだ。
前半戦を終え、次節以降同卓者のポイントをきっちり把握した上での闘牌が必須になってくるであろう。
第12期中部プロリーグ決勝に名乗りを上げるのは誰であろうか。
私も是非、立候補したいものである。
(文責:岡本
丈司)
<第1節レポート>
今節初めてレポートを担当させていただきます、伊藤と申します。
拙い文章ですが、よろしくお付き合い願います。
待ち望んでいた第12期中部プロリーグが始まった。
前期昇格する事ができた私は、1年振りではあるが、Aリーグに戻ってくる事ができた。
皆もそうだろうが、是非ともプラススタートで終わりたい、と強い想いで臨んだ第1節。
対戦者は古川、鈴木雄、石津。
対局前に「今期は積極的に前にでたい」と言っていた通り、鈴木雄が積極的に前に出て、卓内トップの+25.5P。有言実行で第1節を終えた。
それに対し、▲20.0Pと終始苦しめられた私は、いまひとつ消極的だったことを反省点とし、次節以降に活かしたいと思う。
他の卓では、初Aリーグの荒谷が、三戸、葛山、吉井のベテラン3人相手にどう闘うか注目していたが、大方の予想を覆す
+94.5Pと大奮闘。
その渦に飲まれた吉井が▲89.2Pと苦戦。
次節以降、皆が追随してくる中、今後荒谷がどう闘い抜けるか注目である。
やや縦長の展開となったが、まだ始まったばかり。
半年後、決勝に残るのは誰か、楽しみである。
(文責:伊藤 鉄也
)
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