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第20期チャンピオンズリーグ

ベスト8トーナメントレポート

(レポート:魚谷 侑未)

1卓 沢崎 誠 vs 山井 弘 vs 藤本 哲也 vs 小松 武蔵

1回戦
東1局2本場、小松の親番。

 ツモ ドラ

少し難しい牌姿だが、小松は迷う事なく一通にこだわらない打
なるほど。裏目のを引いたとしても、567の三色1シャンテンに構える事が出来、
ドラのの重なりや、を持って来ての良形変化も見る事の出来る合理的な一打である。
これをノータイムで打てる小松が、このベスト8に残っているのは必然のように感じた。

1回戦終了時
(沢崎▲20.0P 山井+26.1P 藤本▲1.7P 小松▲4.4P)

1回戦は山井の1人浮きで終わり、続いて2回戦。
始まった直後の東1局3本場には、沢崎が既に50,000点オーバーのトップ目に立っていた。
3本にも沢崎は更に加点しようとリーチをしてくる。

 リーチ

しかし、これは流局して2人テンパイ。
4本場、山井の手が早い。3巡目にしてこの形だ。

 ドラ

ここは山井にアガリがあるかと思われたが、山井がツモ切ったを藤本が捉える。

 ロン

この5,200を放銃し1回戦には1人浮きのトップを取った山井も10,000点のラスに落ちてしまい、勝負の行方は分からなくなった。

しかし、そこは流石ベテラン山井。
失点を最小限に抑えて2回戦を終える。

2回戦終了時
(沢崎+27.5P 山井+24.7P 藤本▲41.0P 小松▲11.2P)


この2人が抜き出ている状況であれば、ほぼ通過は確定か。
沢崎・山井の胸にもそんな気持ちがあったかもしれない・・・

3回戦
小松はまだ諦めていない。

  ポン ポン ポン

東1局、南家の小松は高め跳満のテンパイを入れる。
しかし、これは流局1人テンパイ。

東3局には小松が1,300・2,600をツモ。
小松がジリジリと2人に追いつき始め、卓内に不穏な空気が流れる・・・

東4局、3巡目。沢崎の手が早そうだ。

 ドラ

そう思って見ていると、下家の小松はわずか3巡目にしてこのテンパイをしていたのだ。

ドラがトイツのリャンペーコー。
出アガリで8,000、ツモれば3,000・6,000の大物手だ。

このを沢崎がすぐに掴み、小松に放銃となった。小松が強運なのか、はたまた沢崎が不運なのか。
麻雀は時にこういう事が起こるから恐ろしい。

山井は後に、
「あの沢崎さんの8,000放銃で、自分と小松君がトータル上にはなったいけど、沢崎さんは、必ず追い上げてくると思っていたから、
これで3人のうち誰が通過するか分からなくなったと思った。正直、最終戦が始まる前はこんなに苦しい戦いになるとは(ポイント的に)思わなかった。」
と語った。

南2局。
このまま小松が優勢か?と思われた小松の親番の3巡目。

 ツモ ドラ

小松は3巡目にこのテンパイが入る。
小松は2枚切れのの地獄単騎でリーチを打とうと一瞬構えるが、そのを倒して対局者に見せてしまう・・・
仕方なく小松はを河に捨てて単騎のダマテンに構えた。
しかし、そのはいつまで経っても姿を見せない。
そして、その間に山井が1,000・2,000ツモ。
その小松が焦がれていたは、四暗刻1シャンテンになっていた沢崎の手に暗刻となっていたのだった。

南3局、他2人から置いてけぼり状態であった沢崎が意地を見せる。

 ポン ロン

この高めの7,700を藤本から出アガりする。このアガりにより、沢崎は1位に浮上した。
とはいえ、三者のポイントは均衡している。
決勝戦の椅子をかけた戦いは、オーラスに持ち越される事になったのだ。

オーラス、山井と小松のポイント差は2.7Pで山井が優勢であった。
しかし、テンパイノーテンでも変わってしまう点差であるので、山井が苦しい事には変わりはない。

小松は積極的に前に出る。

 ポン ポン ドラ

苦しい形ではあるが、条件はすぐにクリア出来そうである。
4巡目、山井は小考後、打。これを小松が仕掛ける。
危険牌だからと手の内に止めている余裕はない。どちらにせよ山井も前に出て戦わなければならないのだ。

山井もを仕掛け、

 ポン ツモ

山井がテンパイを果たし、を河に置いた。


「ロン」

その牌に声がかかる。
沢崎だった。

沢崎が手を開くまでの時間が長く感じられた。
2人のポイント差は2.7P。
沢崎の手が2,600までなら山井の通過となるのだが・・・

通過になるのは山井か? それとも小松か?


「1,000」

その沢崎のアガりは山井の通過を確定するものだった。

小松は、
「あの南2局の東を見せてしまったのが痛かったです。単騎ならアガれていたので・・・」と言った。
最終戦、流れは完全に小松にあった。
しかし、ほんの少しのミスが勝敗を左右してしまう。
これがプロの対局の厳しさであり、トーナメント戦の難しさであると感じた。

3回戦終了時
(沢崎+23.2P 山井+17.0P 藤本▲55.6P 小松+15.3P)

小松
「ベスト16でギリギリ残れた勢いでいけるかと思ったのですが、最初の方で少し雑に打ってしまいました。」

藤本
「楽しんで打てました。」



2卓 相沢 かおる vs 内田 美乃里 vs 山口 大和 vs 西山 あみ

1回戦
東4局、横並びの平たい状況を打破したのは西山だった。

西山が手元に引き寄せたのは高めのであった。
このままの勢いで西山が決勝進出となるか。

東4局、内田の親番。8巡目にリーチを打った。

 リーチ ドラ

場にはが2枚見えていて、感触的には悪くなさそうなリーチだ。
しかし、その内田の当たり牌を手元に置いたのは相沢だった。

 ツモ

この700・1,300のアガリには点数以上の価値があるように思えた。

1回戦終了時
(相沢▲20.6P内田▲6.5P 山口▲10.0P 西山+37.1P)

2回戦
1回戦にラスを引いた相沢がここにきて大きく前進する。

 ツモ

これを力強くツモり3,000・6,000、2回戦は相沢の1人浮きのトップとなった。

2回戦終了時
(相沢+2.3P内田▲2.4P 山口▲21.3P 西山+21.4P)

3回戦
3回戦が始まった。
ポイントとしては西山が少し有利で、相沢と内田はほぼ着順勝負か。
山口にもまだ可能性はある。

南2局、1本場。
相沢と内田のアガリ合いでラスを押し付けられた西山。
西山にとっても苦しい戦いになっているはずだ。

 ツモ

西山はこのテンパイから迷う事なくを切ってリーチをした。
この時、場には-が4枚切れていたので当然の待ち選択ではあるのだが、接戦しているこの過酷な戦いの中でなかなか、ノータイムで出来る選択ではない。
そして、西山は当然かのようにで2,000・4,000をツモりアガった。


そして、迎えたオーラス。

山口23,700
内田32,000
西山28,500
相沢35,800

3者が平たいポイントとなり、最後まで目の離せない状況となった。
そして、13巡目に内田はツモれば通過のリーチを打った!

 リーチ ドラ

この待ちは、内田がリーチを打った時にはまだ山に生きていたが、全て山口の元へと流れてしまったのだ。

そしてこのリーチは流局し、西山と相沢の決勝戦進出が決定した。

3回戦終了時
(相沢+15.1P内田+5.6P 山口▲36.6P 西山+14.9P)


内田「残念でした。」

山口「次こそはベスト8の壁を乗り越えたいです。」


決勝の大舞台を経験している3人と、初めて決勝の舞台に立つ西山。
ベテランの波に飲まれる事なく西山は戦いきる事が出来るのか。
決勝戦も素晴らしい戦いが繰り広げられる事だろう。

決勝戦ではどんなドラマが生まれるのか。
そして、チャンピオンの栄冠を掴むのは・・・!?






(レポート:魚谷 侑未 文中敬称略)

                              

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