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第20期チャンピオンズリーグ

ベスト16トーナメントレポート

(レポート:魚谷 侑未)

ディフェンディングチャンピオンの山田浩之に、予選1位通過の相沢かおるを入れた16名で、
チャンピオンズリーグベスト16が始まった。



1卓 山田 浩之 vs 西山 あみ vs 沢崎 誠 vs 大竹 昌之

1回戦
南3局には、西山が49,300点持ちのトップ目に立っていた。
格上相手にも臆する事なく、楽な展開に運んでいける今日の西山は、このまま決勝の椅子に座る権利を得るのではないか。
大竹は9,100点持ちで苦しい戦いを強いられる中、

 ドラ

ここからテンパイ取らずの打とした。
メンタンピンイーペーコー、メンタンピン三色など大きく狙っていくための一打である。
しかし、これがなかなかテンパイせず沢崎からのリーチが入る。

 リーチ

そして沢崎が2,000・4,000をツモアガる。
大竹は更に失点を重ねる結果となってしまい、この先の戦いは厳しいものになっていきそうだ。

2回戦
オーラス、山田の親番。
原点より沈んでいる山田は何とか加点して浮きを目指したいところであった。

 ツモ ドラ

このテンパイを果たし、山田が長考をした。
--待ちに受けるか--待ちに受けるかを考えているのだろう、と私は思った。
そして、山田は切りリーチ。

・・・あれ?

これを西山がでチーをし、数巡後にチーテンの1,000点をアガった。

しかし、この時山田の次のツモ牌は
無情にも山田はそのをツモ切る事になった・・・
そう、山田らしからぬ切る牌の選択ミスをしてしまったのだ。

を切ると--待ち。
を切ると--待ち。
を切ると-待ち。

この半荘が終わってすぐに山田は、
「下家の西山が、既にテンパイしていると思っていて、何が通るのか色々考えていたら有り得ないミスをしてしまった・・・」と、私に語っていた。

“弘法にも筆の誤り”そう、どんな名手であれミスをする事もあるのだ。
特に私たちが日々打ち続けるこの麻雀という競技は、常に選択を強いられ続ける。
一瞬の油断から選択ミスをしてしまう事ももちろんあるのだ。

この選択を誤っていなければ、山田は2回戦を浮きで終える事が出来ただろう。
山田にとっては厳しい最終戦を迎える事となった。

2回戦終了時
(山田▲11.9P 西山+31.0P 沢崎+22.8P 大竹▲41.9P)

3回戦
山田は意地を見せ51,600点のトップ目に立つ。
しかし相手は沢崎である。一時は20,000点まで沈んだ点棒も、オーラスを迎えてみれば40,000点オーバー。
オーラスは、2つ目の椅子を山田と西山で争う事になった。
しかし、もう一度アガらなくてはならない山田の手は重い。
なんとかハイテイ前に条件を満たすテンパイを果たしリーチを打つが、アガる事は出来ずに流局となってしまった。
2回戦でのオーラスの出来事が、山田に重く圧し掛かるのであった・・・

3回戦終了時
(山田+10.5P 西山+15.3P 沢崎+35.3P 大竹▲63.1P)

1位通過・沢崎 誠 2位通過・西山 あみ



2卓 相沢 かおる vs 山井 弘 vs 末続 ヒロトシ vs 佐藤 あいり

1回戦、東2局、

 ドラ

山井がこの高め三色のリーチを打つ。
これにドラをトイツで持っていた末続が飛び込んだ。高めのをツモ切り、8,000の放銃となった。

1回戦は、東2局の満貫のアガリでペースを掴んだか、山井が大きいトップを取った。

2回戦は相沢が大きなトップを取る。
1回戦トップだった山井は、大きなラスを引いてしまい、勝負は相沢が抜け出して3者の戦いとなった。

2回戦終了時
(相沢+49.2P 山井▲1.0P 末続▲19.2P 佐藤▲29.0P)

3回戦、相沢は勢いをそのままに、またしてもダントツでオーラスを迎える。
勝負の行方は、山井(20,500点)と末続(29,400点)で争われる。

ラス親の末続が仕掛けて先制テンパイを入れる。

 チー ドラ

山井は苦しいか、と思われたが末続の仕掛けにしっかりと対応しながら七対子でテンパイを入れた。

真っ直ぐ打っていたらこのテンパイは入っていなかった。末続への仕掛けに危険牌を切り出さないよう打ってのテンパイである。
そして、これを山井がアガリ通過が決まった。

3回戦終了時
(相沢+83.0P 山井▲10.2P 末続▲31.1P 佐藤▲52.1P)

1位通過・相沢 かおる 2位通過・山井 弘



3卓 藤原 隆弘 vs 内田 美乃里 vs 藤本 哲也 vs 白鳥 翔

1回戦、南1局。
A2・白鳥が11,200点持ちで迎えた苦しい親番。
北家の藤原は、2枚目のを仕掛け、白鳥に楽をさせないように局を流そうとしている。
そこへ藤本のリーチを受ける。

白鳥
 ドラ

藤原
 ポン

どちらも苦しそうな手格好である。

しかし、この勝負は白鳥が1,000オールをツモって勝利する事になる。

は既に切っていてフリテン(しかも4枚切れ)だが、藤本のリーチに通りそうなターツのを切っていく。
そして、

 ツモ

実は、このは藤本の当たり牌であった。

 リーチ

苦しい中でも敵の攻撃を交わしながら進んでいく、最年少A2リーガーの実力の一端を垣間見た。

2回戦
1回戦はトップで終えた藤原だったが、2回戦のオーラスではラス目になっていた。
大きなトップ目は内田。そして2着目には藤本。
並びとしては何とか着順を一個でも上げておきたいところだ。

そんな藤原がテンパイをする。

 ツモ ドラ

サクっとドラのを切り出してダマテンに構えると、その巡目に切られた内田からのを見逃したのだ!
確かに、1,000点の出アガリをしても順位は変わらない。でも、ドラのを打ち出してしまったこの手を他にどうするのだろう?と私は思った。
その巡目に、藤原はなんとツモ切りリーチに踏み切った!

ツモ切りリーチを見た白鳥からを打ち取り藤原は3着に浮上するのだった。
「緻密な仕事師」の麻雀を目の前で魅せて貰った気分になった。
後に藤原に話を聞くと、
「藤本からの1,000点ならアガるんだよ。藤本を沈めれば最終戦の戦いが楽になるからね。
でも内田からの1,000点は自分もラスのままだし、藤本も沈められない」と、言っていた。

流石は緻密な仕事師。お見事でした。

しかし、藤原・白鳥は敗退となってしまった。
いい麻雀を見せて貰ったが、いい麻雀を打つ事と勝ち上がることは必ずしも=で繋がっているわけではないのだ。
そんな格上2人を倒した藤本・内田はこの勢いで決勝の舞台に立つ事は出来るのだろうか。

3回戦終了時
(藤原▲23.1P 内田+15.2P 藤本+35.6P 白鳥▲27.7P)

1位通過・藤本 哲也 2位通過・内田 美乃里



4卓 小松 武蔵 vs 中村 慎吾 vs 堀内 正人 vs 山口 大和

1回戦
山口がトップ目で迎える南2局、親は堀内。
堀内の親が続き1本場、4巡目。

 ドラ

ここで堀内はドラのを手放す。
親であるので手を最大限に手広く受けるのも堀内らしさが出ているとは思うが、
まだあまり手が整っていないこの形からドラのを切り出していくのは賛否ありそうである。
しかし、このスタイルを貫いていくのが十段位戦を制した堀内の強さか。

これを山口(大)がポン。

 ポン

これで数巡後にテンパイをするが、流局して1人テンパイ。
親である堀内も、このドラポンを受けてテンパイをする事は出来ず。
役牌のドラは競技ルールでは、一番のキー牌になる牌である。
もう少し手の内に温存しても良かったかなと思ったが・・・

2回戦終了時
(小松+39.3P 中村▲1.4P 堀内▲25.3P 山口▲12.6P)

3回戦
小松が1人抜け出し、他3者の三つ巴の戦いだったが、東3局には山口が跳満を2度ツモアガリ52,500点のダントツトップ目に立つ。
東3局、山口の1人舞台にさせるか、と中村(慎)がリーチを打つ。

 ドラ

終盤、堀内も丁寧に回し打ちテンパイを果たすが、最後のツモでドラを持ってくる。

 ツモ

点数が欲しい最終戦であるだけに、1チャンスであるを打つ人もいるかもしれない。
しかし堀内は、ここはグッと堪えてオリに回る。

この堀内の我慢が実ってか、南1局にチャンスはやってくる。
堀内はリーチ攻撃で親番を連荘させるが、なかなかリーチが実らない。
しかし、トータルポイント2着目まで落とされていた小松に確実に追いついていった。

そのリーチ攻撃もあと一歩届かず、小松が堀内の攻撃から何とか逃げ切り、山口・小松の通過となったのだ。

3回戦終了時
(小松+7.7P 中村▲22・0P 堀内▲6.4P 山口+20.7P)

1位通過・山口 大和 2位通過・小松 武蔵






(レポート:魚谷 侑未 文中敬称略)

                              

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