日本プロ麻雀連盟
第2回ロン2カップ
日本プロ麻雀連盟HOME 日本プロ麻雀連盟のご案内 牌譜データサービス ロン2のご案内 タイトル戦のご案内 インフォメーション プロ雀士情報 雀力アップ
ホームタイトル戦情報チャンピオンズリーグ > 第17期 チャンピオンズリーグ

タイトル戦情報

チャンピオンズリーグ

ベスト28レポート

(レポート:三田晋也)



ベスト28から決勝まで勝ち上がる4名のかけ上った道のりをお届けさせていただくうえで2つ、着眼点の提案させていただきたい。
1つ目は、過去何年間かのチャンピオンリーグの観戦記を読み返してみてほしい。
浅いものの、そこには歴史がある。歴史を知れば因果が見える。因果の先にはドラマが待っている。

2つ目は、トーナメントの難しさを是非見てほしい。
勝った者と負けた者の差はさほどないものだ。その日ノっている者が強者を振り払う事もある。
精神面によるものが鍵となっているのがよくわかるだろう。

そして、実力巧者だけでないチャンピオンズリーグには波乱がうまれる。
波乱の裏にはエラーがある。実力者はエラーをしないわけではない。してはいけない所でエラーをしないだけである。
今回、ベスト28〜ベスト4までの各卓の展開を予想しながら観ていただきたい。自分なら一体どう戦うか。

◎本命○対抗▲接戦△次点☆一発
(卓組は予選の順位のたすき掛け、名前は左より通過順位通り)


1卓 相沢 かおる(C3) vs 安 秉参(C3) vs 内川 幸太郎(B1) vs 室伏 理麻(C1)

実力上位の内川と、攻撃的な2人がぶつかる。どんな大会も好成績の相沢と元チャンピオン室伏。
安はこの3人に割り込むことが出来ることであろうか。
予選二位通過、北関東首位と調子の良さから相沢やや上位とみた。

内川◎ 相沢○ 室伏▲ 安△


2卓 須長 正和(C2) vs 堀内 正人(D1) vs 瀬戸熊 直樹(A1) vs 三浦 大輔(B1)

翌週に鳳凰位戦を控えた男を倒すことが出来るか。決勝経験者3名の集まる注目卓。(うち優勝2名)
東風仕込みの手数の多い堀内、Aルールの土俵でどういった結果が待つか。三者を意識してしまい須長には不利とみる。

瀬戸熊◎ 三浦○ 堀内☆ 須長△


3卓 仲田 加南(C1) vs 安藤 友一(C3) vs 江隈 亨(C3) vs 山井 弘(A2)

今年一番活躍したプロは当然のように、決勝トーナメントの舞台にいた。
超攻撃的な、山井と仲田がぶつかりどちらかは敗退するだろう。江隈はリーグ戦を休養中。チャンピオンズリーグにかける気持ちは一塩か。

仲田◎ 山井▲ 江隈☆ 安藤△


4卓 小田 悟志 (C1) vs 藤井 すみれ(D2) vs 小川 尚哉(C1) vs 稲葉 翔太(大閣位B)

小田が年長者と若いメンバーが集まった卓。普通に事が運べば小田、小川が頭一つ抜けているが、半年前このトーナメントの頂点の尻尾に触れた藤井。
タイトルの相性を考えて一番手か。本命不在の予想である。

藤井○ 小田▲ 小川▲ 稲葉☆


5卓 上岡 美里(D3) vs 吾妻 さおり(D1) vs 大川 哲哉(C1) vs 今里 之彦(A2)

女性2名の入った5卓は、波乱の雰囲気を感じる。今里、大川にいかに吾妻が割り込めるか。
予選で上岡は上位リーガーをなぎ倒してここまできていて不気味だ。
予期せぬ事が起きた展開で今里、大川がいかに本来の実力が出るかであろう。

今里◎ 大川○ 上岡☆ 吾妻△


6卓 西川 淳(C1) vs 下山 道男(B1) vs 土井 悟(D1) vs 天音 まこと(C3)

局面をリードしたい上位下山だが、爆発力のある西川が待ち受ける。
下山の仕掛けで対応をさせることが出来るだろうか。
西川が先頭で走った場合、後ろにぴたりと着いていったものが2着上がりするのではないか。

西川◎ 下山▲ 天音☆ 土井△


7卓 中土 恵介(D3) vs 安村 浩司(D3) vs 櫻井 秀樹(C2) vs 中村 穀(A2)

新人2人が予選の勢いのまま戦えるか。
ただし、同じメンバーで3回戦を戦うトーナメントでは、中村、桜井、の有利は変わらなそうだ。期待したい卓組だ。
実力通りに決まっても金星があっても、楽しみである。

中村◎ 桜井○ 安村☆ 中土☆


知っている選手とイメージで予想させてもらったが、決勝観戦記でバトンを繋ぐこととなる増田の助言を頂いての戦前の予想である。
第17期チャンピオンリーグの決勝トーナメントの開幕である。





1卓、相沢 かおる(2位)vs安 秉参(15位)vs内川 幸太郎(16位)vs室伏 理麻(30位)

1回戦、運営の始まりの合図、静寂ののち間もなくして、

 ロン ドラ

この安の2,000点からチャンピオンリーグはスタート。
点数移動はそれなりにあったものの、最終的には35,400で相沢の一人浮き。
内川は原点を割ったものの安定した打ち回し。27,500でラスを引かされた室伏は厳しい展開である。

1回戦成績、相沢+17.4P 内川▲2.4P 安▲4.5P 室伏▲10.5P

2回戦、内川は本手をしっかり決める。
室伏の麻雀はフットワークである。それが見事にハマり2人で点数を稼いでいた。
面白い局面があった。

親の室伏が連荘中、北家・相沢は点数がなく捨牌には中張牌が並ぶ。ブラフに見えなくもないが国士無双気味。
私は南家・安の後ろで見ていた。途中他家をケアしつつ安全牌を選び続けて回っていると、あれよあれよと残り2巡でこの形、

 ドラ

結果、を切って3,000点の収入。この一人テンパイにドラマを見た。
途中、相沢は生牌の中を切る。感じたのは私だけかもしれないが、一瞬、嫌な空気が流れる。
室伏はそこから、、と立て続けに力強くツモ切り。「誰も向かってこさせないわよ」親のテンパイは濃厚。
それを見た相沢は、室伏の現物を合わせる。内川は当然参加しない。それらを見て安はを切る。国士の相沢には打てなかったは、室伏には切れるわけだ。
テンパイが無理でも、ただではオリない室伏の打ち回しに、相沢、内川はオリたのだが、相沢がを合わさなければ安の一人テンパイはなかっただろう。
怖いと思われているのを分かっている室伏のと、分かっていない相沢の。卓上の4人にしか分からないものがあったかもしれないが。

2回戦成績、内川+30.0P 室伏+18.0P 安 ▲16.5P 相沢▲31.5P

2回戦終了時、内川+27.6P 室伏+7.5P 相沢▲14.1P 安 ▲21.0P

3回戦、ほぼ突破を決めた内川は高見の現物。
オーラスの親である安はやや引き気味に戦い、予想通り、相沢と室伏の戦いになった。
勝負所の室伏はことごとく相沢に勝ち、南1局、相沢の親が落ちた時に決着がついたように思われた。
室伏が、38,000点ほどのトップだったのだから。
しかし、事件は起きる。

南2局、内川が親であっさりと、

 ポン ツモ

この6000オール。

南3局、室伏の親で、相沢がなんと2,000・4,000をかぶせる。
オーラス、ここまで黙っていた安が、さらっと2,600オールをツモり気付くと一人沈みに。
内川34,500、安 33,400、相沢30,400、室伏21,700。

なんと、相沢が100点捲ったのだ。
南4局2本場、最終局、安の-待ちのリーチに、相沢と室伏が一騎打ちだ。
室伏は執念の暗カン。相沢はがヘッド。安の待ちはほぼなくなる。
相沢は一点読みかのごとくドラのを叩き切りカンチーから入る。
バックのをポンして、見事に安から2,000をアガリ親のない状態から30ポイントを捲ってしまった。

3回戦成績、内川+12.5P 相沢+6.7P 安+1.1P 室伏▲20.3P

最終成績、1位通過・内川+40.1 2位通過・相沢▲ 7.4(ベスト16進出)



2卓 須長 正和(3位) vs 堀内 正人(14位) vs 瀬戸熊 直樹(17位) vs 三浦 大輔(29位)

1回戦、開局北家、瀬戸熊がドラを暗カン!!!
これはとてつもないオープニングだ、と思いきや、その瀬戸熊からあっさりと三浦が1,300でロン。
その三浦が迎えた親番で、

 リーチ ツモ ドラ

この3,900オール。続く1本場は、

 リーチ ツモ ドラ

この6000オール。

しかも、2巡目リーチである。開始5分で60,000点オーバー。
瀬戸熊はラススタートとなった。開局に答えがあるのかはわからないが。

1回戦成績、三浦+38.7P 堀内▲1.6P 須長▲13.9P 瀬戸熊▲23.2P

2回戦、堀内の舞台となる。

2回戦成績、堀内+22.0P 瀬戸熊+11.7P 須長▲12.5P 三浦▲21.2P

2回戦終了時、堀内+20.4P 三浦+17.5P 瀬戸熊▲11.5P 須長▲26.4P

3回戦、南3局までは接戦が続いていた。残る親は三浦と瀬戸熊。堀内はリードを守るのか落としに行くのか。
2巡目、親の三浦に1回戦の再来がやってくる。

 ドラ

三浦はリーチを選択。実はこの時、私は他の卓を見ていたのだが増田が私を呼んだのだ。
「三浦が一発で決めにいったが、かなりの確率で空振ると思う。」さらにこう続ける。
「敗因になる可能性まである。」が三浦に引き寄せられる事はなかった。

次局1本場、三浦は堀内に8,000を打ち込み、オーラスの親を迎える瀬戸熊と一騎打ちになってしまった。
これを瀬戸熊が逃すはずがない。三浦は内心穏やかではなかったはずだ。

オーラス、「ポン!」ドキリと顔を上げれば、声の主はただ見ていれば勝ち抜けの堀内である。
三浦は全く手になっていない。瀬戸熊は堀内とのアガリ勝負で勝てるほどの状態ではなく、「ロン!」この声の主も堀内であった。
こうして、優勝候補の瀬戸熊は姿を消してしまった。
途中、静かに虎視眈々と浮上を狙っていた須長であったが、今回は恵まれない展開であった。

3回戦成績、堀内+19.4P 須長+10.9P 瀬戸熊▲10.7P 三浦▲19.6P

最終成績、1位通過・堀内+39.8 2位通過・三浦▲2.1(ベスト16進出)



3卓 仲田 加南(4位) vs 安藤 友一(13位) vs 江隈 亨(18位) vs 山井 弘(28位)

1回戦から3回戦まで、仲田の声ばかりが聞こえる卓である。
いつ見に行っても、山井の点数は原点を割っていた。

1回戦成績、仲田+21.0P 安藤+13.0P 江隈+4.1P 山井▲38.1P

2回戦成績、仲田+30.5P 江隈+16.9P 安藤▲20.2P 山井▲27.2P

2回戦終了時、仲田+51.5P 江隈+21.0P 安藤▲7.2P 山井▲65.3P

全く手をゆるめることなく仲田の3連勝!
なんでこんなに強いのか。決勝候補の一番手になりそうである。
そんな中、3戦ともプラスの成績を残した江隈がベスト16への切符を手にした。
山井「手が仲田とぶつかり全部負けました。強すぎ」

3回戦成績、仲田+18.4P 江隈+10.3P 安藤▲6.4P 山井▲22.3P

最終成績、1位通過・仲田+69.9 2位通過・江隈+31.3(ベスト16進出)



4卓 小田 悟志 (5位) vs 藤井 すみれ(12位) vs 小川 尚哉(20位) vs 稲葉 翔太(27位)

前期準優勝である、藤井の立ち上がりの初親。

ここで稲葉からのリーチに、のトイツ落とし。
三色を見ていたか、真っ直ぐでも良さそうだが結果は、で5,200の放銃。これを見てどう思ったか。
次局、すぐに3,200をアガリ返し、落ち着きを取り戻したようだ。
元気のない小田も、オーラスで2,600オールをアガリ浮き側に周り、小川は緒戦を1人沈み。

1回戦成績、稲葉+19.0P 藤井+6.5P 小田+4.0P 小川▲29.5P

2回戦結果、藤井+12.9P 小川+4.8P 小田▲5.1P 稲葉▲12.6P

2回戦終了時、藤井+19.4P 稲葉+6.4P 小田▲1.1P 小川▲24.7P

格上の筈の2人が追う展開になっていた。
増田「今日は、小田が相当調子悪いね。仕掛けも遠いし、リーチの精度がいまいちだな。」
ここは勝たなければいけない気持ち、少し相手をなめてしまったかもしれない。小川は本当に恵まれていなかったように思った。

3回戦成績、稲葉+24.6P 藤井+9.1P 小田▲8.2P 小川▲25.5P

最終成績、1位通過・稲葉+31.0 2位通過・藤井+28.5(ベスト16進出)



5卓 上岡 美里(6位) vs 吾妻 さおり(11位) vs 大川 哲哉(21位) vs 今里 之彦(26位)

珍しい光景が。吾妻の最終形、

 暗カン  暗カン 加カン ポン

実らぬが危うくの大事件。すごい…。

1回戦はまれに見る接戦となる。オーラス親の上岡から今里へ1,000点の放銃で、トップからラスまで4,300差。

1回戦成績、今里+10.6P 上岡+4.1P 大川▲5.0P 吾妻▲9.7P

この接戦の中、振り込んだのに原点で残った上岡は、2回戦強いのではないかなと思っていると大フィーバーだ。

2回戦、3回戦と連続でトップを取る。
ほとんど、ツモに聞いていれば最短の最高のアガリになっている状況であった。大波乱である。

2回戦成績、上岡+21.9P 吾妻+15.3P 今里+3.3P 大川▲40.5P

2回戦終了時、上岡+26.0P 今里+13.9P 吾妻+5.6P 大川▲45.5P

3回戦成績、上岡+36.4P 今里▲2.9P 大川▲11.7P 吾妻▲22.8P(供託1.0)

最終成績、1位通過・上岡+62.4P 2位通過・今里+11.0P(ベスト16進出)



6卓 西川 淳(7位) vs 下山 道男(10位) vs 土井 悟(22位) vs 天音 まこと(25位)

予選で上位の者はやはりトーナメントでも強いように思う。
西川の勢いに周りが圧倒されている展開に、下山の土俵に持っていけずに西川一人が2回戦終了時に当確。

1回戦成績、西川+25.0P 土井+11.8P 下山▲10.8P 天音▲26.0P

2回戦成績、西川+20.4P 土井▲1.8P 下山▲6.3P 天音▲12.3P

2回戦終了時、西川+45.4P 土井+10.0P 下山▲17.1P 天音▲38.3P

3回戦成績、天音+16.9P 土井+5.1P 西川▲7.1P 下山▲14.9P

最終成績、1位通過・西川+38.3P 2位通過・土井+15.1P(ベスト16進出)




7卓 中土 恵介(8位) vs 安村 浩司(9位) vs 櫻井 秀樹(23位) vs 中村 穀(24位)

中村と桜井に安村は肉薄していたが、中土が1万点を大きく下回っている状況。
どちらかは頑張ると思っていたので、頼もしい展開。ただし、南場で事件が。
南家・中村がマンズ模様で、2人は慎重に打っているように見えた。ただ、親の桜井が強い。マンズも字牌も勝負している。
気付いていたはずだが、安村の切ったにロン!

 ロン ドラ

痛恨の18,000。この時点で安村のチャンピオンズリーグは終わったかに思う。
役なしテンパイで切ってしまったそうだ。

1回戦成績、桜井+34.2P 中村+16.4P 安村▲17.3P 中土▲33.3P

2回戦成績、中村+12.7P 桜井+4.9P 安村▲6.4P 中土▲11.2P

2回戦終了時、桜井+39.1P 中村+29.1P 安村▲23.7P 中土▲44.5P

3回戦成績、桜井+26.4P 中村▲1.8P 中土▲6.7P 安村▲15.9P(供託2.0)

最終成績、1位通過・桜井+65.5P 2位通過・中村+27.3P(ベスト16進出)

14名の勝ち上がり者に、一位通過の沢崎、前チャンピオン藤原が登場する。



⇒ベスト16レポート






(レポート:三田 晋也 文中敬称略)

                              

ページトップ
麻雀格闘倶楽部 好評稼働中!
GyaOバナー白
ALRAN
麻雀格闘部呂倶
近代麻雀2
モンド21麻雀プロリーグ
日本プロ麻雀連盟メールマガジン
トップページ牌画の利用について引用・リンクについて広告についてよくあるご質問お問い合わせサイトマップ
日本プロ麻雀連盟
Copyright 1997-2010 Japan Professional Mahjong League. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.
ma-jan.or.jpの記事・写真等の無断転載はお断りします。