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チャンピオンズリーグ

ベスト16レポート

(レポート:岩井 茜)



ベスト28のトーナメントが終わると、息つく暇もなくベスト16のトーナメント。
ここで、勝ち上がりの14名に、予選1位通過の岡田直之、第15期優勝の沢崎誠が加わる。




A卓
 沢崎誠(第15期チャンピオンズリーグ優勝者) vs 末続弘敏 vs 西島一彦 vs 客野直

1回戦東1局、親の客野が先制でリーチ。

 リーチ ツモ

高目のをツモアガり、6.000オールの好スタートを切る。

続く1本場でも、

 リーチ

この3巡目リーチを末続から出アガり、あっという間の50.000点オーバー。

東1局2本場、客野がとポン。
ここで致命傷を負いたくない三者。そして西島は、

 ドラ

ドラドラの勝負手ではあったが、中盤過ぎに掴まされたピンズで、ぐっと我慢しオリを選択。

その西島に東4局、再び勝負手が入る。
12巡目、待望のを引き入れリーチ。

 リーチ ドラ

高目ツモ跳満となれば、自然にツモる手にも力がこもる。
数巡後、ツモってきたのは残念ながら安目の
しかし、この1.300・2.600の後も、一人テンパイ、末続からの2.900は3.200の出アガりで、着実に点棒を回復させていく。

南3局、西島、序盤にをポンし、3.900のテンパイ。

 ポン ポン ドラ

親番で、なんとか連荘したい末続は、苦しい手牌から二つ仕掛けて、やっと形式テンパイを入れる。

 チー チー

この間に、先にテンパイを入れていた西島が、ドラを重ねて7.700テンパイへと変化していた。

 ポン ポン

そして、ドラののシャンポンから、ツモでカンへと待ち変え。
すぐに末続がで放銃となってしまったのだが、末続は切りで役ありテンパイへと移行できるだけに、もったいない失点となった。

1回戦成績  客野+20.4P 西島+11.8P 沢崎▲6.3P 末続▲27.9P



2回戦東2局、西島の5巡目リーチを受け、暗刻の沢崎がをポンしてかわしに行く。

 ポン ドラ

ここから縦よりのツモを引いてきた沢崎。最終的に、

 ポン

この形でをツモり、望外の2.000・4.000。

南3局、ここまで本調子とはいえなかったであろう末続にやっと勝負手が入る。
自風のをポンし、以下の手牌。

 ポン ドラ

2巡目にはすでにピンズが余っており、6巡目の時点で末続の河は、

こうでホンイツとは分かりずらく、この手が成就すれば3回戦に望みを繋げる末続。
親の沢崎からリーチが入るも、当然真っ向勝負の構えで、をポンして-のテンパイを入れる。

しかしこの勝負は、西島がリーチの中スジを追って切ったに、沢崎の手牌が開かれ決着がついた。

 リーチ ロン

沢崎は安目でしぶしぶ、といった様子だったが、望みを繋ぐ勝負手を蹴られてしまった末続としては、心中穏やかではなかっただろう。

南3局、沢崎が親番で連荘し、トップ目の西島に迫ったところで、時間打ち切りとなり、2回戦は沢崎、西島の同点トップで終了。

2回戦成績  沢崎+17.1P 西島+17.1P 末続▲13.3P 客野▲20.9P

トータル   西島+28.9P 沢崎+10.8P 客野▲0.5P 末続▲41.2P
 


3回戦東1局、親の沢崎がリーチ七対子のタンキを末続から討ち取る。まずは、4.800。

このアガりを確認した後に、少し卓から離れたところ立会人の瀬戸熊から「沢崎さんにダブリーが入った」との報告を受け、急いで確認に戻った。

東1局1本場、確認した沢崎の手牌はまたもや七対子。
しかも、今度はドラ単騎の18.000。

 ダブルリーチ ドラ

このドラタンキに、好形1シャンテンから押した客野が18.000を放銃。
自身の手牌のよさと、で放銃となる可能性の低さを考慮した上で、勝負すべきだと判断した結果であろう。

この放銃が痛手であるのは間違いないが、本人には納得の結果だったのではないだろうか。
動揺した様子もなく、落ち着いた様子の客野。

東1局2本場、先ほどの失点を取り戻したい客野に、挽回の好機が訪れる。

 ドラ

のどちらかを重ねてのテンパイが理想だが、持ってきたのは
を暗刻のまま使い、取り敢えずマンズのタンキで仮テンに受ける選択もあったが、客野は迷わずドラ切りリーチ。
ピンフのテンパイをした沢崎から、で5.200は5.800を討ち取った。

東2局、親番の客野。

 リーチ ツモ

この4.000オールで18.000の失点をほぼ取り戻す。
その後も客野は3局連続で先制テンパイを入れる。
しかし、アガりには結びつかなかった上に、自身の出したリーチ棒と、末続、西島の粘りで流局時のテンパイ料の収入が少なかったため、更なる加点を許して貰えない。

東3局、今度は西島が連荘。細かいアガりを重ね、4本場。

 ドラ

駄目押しの、9.600は10.800を沢崎から出アガる。

この移動により、客野の相手は西島から沢崎へと変更となる。
2回戦までのトータルポイントが沢崎の方が近いだけに、客野にしてみれば有難い展開かもしれない。

しかし、そこは百戦錬磨の沢崎。
そうそう逆転のチャンスを与える訳もなく、トップは西島に譲るも、2着をキープし3回戦が終了。

3回戦成績  西島+28.6P 沢崎▲1.5P 客野▲11.2P 末続▲16.4P

トータル   西島+57.5P 沢崎+9.3P 客野▲11.2P 末続▲57.6P

1位通過 西島一彦    2位通過 沢崎誠

客野「来期また頑張ります。」
末続「完敗です。」




B卓 岡田直之(予選1位通過) vs 鮎川卓 vs 藤原隆弘 vs 斉藤桂史

1回戦、ベスト16では腰の重かった藤原が、東1局から軽快に仕掛けアガりに向かう。

 ポン ツモ

 ポン ポン ツモ

この400・700と、1.600・3.200をアガった後の親番では、

 ポン ドラ

ダブドラドラのテンパイ。

一方、鮎川も789の三色のテンパイを入れている。

しかし先に当たり牌を掴まされたのは鮎川。
逡巡するもツモ切りし11.600の放銃となった。

藤原は南場の親番でも、

 ツモ

この3.200オールをアガり、トップの足固め。

オーラス、岡田と斉藤が僅差の2着を争う形となったが、軍配が上がったのは岡田。
中盤、岡田がをツモり、開かれた手牌は、

 ツモ

ツモ三暗刻の1.300・2.600。

岡田は2着でこの半荘を終えたが、この手牌を見て、少し勿体無いなと思ってしまうのは、私が観戦している立場の部外者だからだろうか。
確かにと落としていったところで、四暗刻タンキのテンパイにはなるものの、いい待ちになる保証も、それでアガれる保証もないのであれば、
卓内2名が通過できるというシステムの中で、無理に役満を狙う必要はない。
1.300・2.600でアガって2着を確保するのが賢明な判断なのかもしれない。

1回戦成績  藤原+22.9P 岡田+9.1P 斉藤▲5.7P 鮎川▲26.8P



2回戦東3局1本場。
この半荘もトップ目に立っている藤原が、先制でテンパイ。

 ポン

前局、ピンフドラドラの勝負手を空振った鮎川が追いつくが、藤原に対して切りづらい生牌のがテンパイ打牌となる上に、待ちはフリテンの-

しかし、ここは強気に打とした鮎川。

この鮎川のを見て、藤原は次巡ツモで鮎川の現物のと入れ替え、7.700テンパイを3.900テンパイへと変更。

 ポン

これに放銃したのは岡田。
つい先ほどまで7.700だった事を考えると、放銃を回避した訳ではないにしても、鮎川の打ちは岡田にとってはラッキーだったのかもしれない。

南1局、中盤で鮎川に七対子ドラドラのテンパイが入る。

 ドラ

場に安いソーズで待っていたが、これがなかなか出てこない。

残りツモ1回となったところで、持ってきたのは
流石にどこかにあたるかもしれないと思ったのか、タンキに待ち替えをする。

更にハイテイでを引かされた鮎川。
もどちらも通っていない。
もうアガりの可能性はないのだから、無理にテンパイを維持せずにオリるという選択もある。

少考後、鮎川はタンキのテンパイを維持する打
誰からも声はかからず、無事流局。

鮎川と斉藤の2人テンパイだったが、斉藤の手牌は、

簡単には諦めずに、ギリギリのところまで押していく鮎川らしい選択だと思った。

南4局、親の岡田から6巡目にリーチ。

 ドラ

このとき、北家・鮎川の手牌が、

1回戦のラスを挽回したい鮎川。この手をアガればこの半荘トップになれる。
-が鮎川の目から4枚見えたところで、上家から親リーチの現物が切られ、これに喰いつく。
切りでのシャンポンにするか、切りで-のテンパイにするか。
は生牌で、枚数は変わらない。
ならば、ツモったとき2.000・4.000になるシャンポン待ちを選択。

しかし、鮎川のこの鳴きで、と喰い下がり、挙句岡田の当たり牌のを掴まされ、放銃となってしまった。
結果論ではあるが、鳴かなければ自身の跳満のアガりになっており、鳴いていても-に受ければ3.900のアガりでトップになっていた。
ここの選択ミスは、鮎川にとって悔やまれるところだっただろう。

この放銃で、鮎川は浮きながらも3着へ落ちてしまい、藤原が2連勝を飾った。

2回戦成績  藤原+20.5P 斉藤+9.7P 鮎川+4.9P 岡田▲35.1P

トータル   藤原+43.4P 斉藤+4.0P 鮎川▲21.9P 岡田▲25.5P



3回戦、藤原はほぼ当確。斉藤を捕らえたい鮎川と岡田。
東1局、逃げ切りたい斉藤が先制リーチ。

 ドラ

安目ので、岡田から2.600の出アガり。

東2局、この半荘ほぼトップ縛りの岡田が、16巡目リーチ。
しかしアガったのは鮎川。

 ツモ ドラ

この1.300・2.600でトップ目になった鮎川だが、斉藤が2着目ではかなりの点差が必要となる。
なんとか斉藤の着順を落としたいところだが、斉藤としてもここは負ける訳にはいかない。

南1局に鮎川から1.000点をアガり、南3局では、1.000・2.000は1.100・2.100をツモった斉藤。トップで3回戦を終了。

3回戦成績   斉藤+15.6P 鮎川+7.1P 藤原▲7.1P 岡田▲15.6P

トータル    藤原+36.3P 斉藤+19.6P 鮎川▲14.8P 岡田▲41.1P

1位通過 藤原隆弘    2位通過 斉藤桂史

鮎川「2回戦のオーラス、をチーしたのが敗因です。迷う形が残るのに鳴いたのが失敗だった。」 
岡田「四暗刻できてる形を三暗刻であがってしまったのが敗因です。」




C卓 増田隆一 vs 藤井すみれ vs 水澤明彦 vs 仲田加南

1回戦東1局、先制は藤井の12巡目リーチ。次巡、仲田が追いつく。

 ドラ

仲田の待ち-は既に6枚切れだったが、強気の仲田らしく、追いかけリーチ。
すぐにをツモり、1.000・2.000のアガりをものにする。

次局、仲田が七対子ドラドラのテンパイをする。
先ほどの力強い1.000・.2000のアガりから、仲田ラッシュが始まるかと思ったが、そのテンパイ打牌を増田がとらえ、2.000点のアガり。

南3局、南1局の親番で7.700をアガりトップ目の増田に、七対子ドラドラのテンパイで、のタンキ選択を迫られる。
水澤がソーズに寄せている中、増田はノータイムで打タンキ。
テンパイ直後、水澤の手牌から余ったで6.400は6.700を討ち取った。

危ない方から先に切っておこうと思ったのか、アガりに向かうならよりが有利だと思ったのか、迷いなく打と出来るところは流石に強い。

オーラス、仲田のリーチが入るが、増田→藤井の1.300の横移動で終了した。

1回戦成績  増田+17.7P 仲田+7.2P 藤井▲6.9P 水澤▲18.0P



2回戦、東場は大きな点棒移動もなく、接戦のまま南入。
南1局2本場、藤井に三色のテンパイが入る。

 ドラ

待ちは2枚切れのカン
ドラが1枚あるので、ダマでも5.200の打点がある。
2枚切れていることを考えると、ダマの選択が無難かと思ったが、藤井はこれを果敢にリーチ。

仕掛けている仲田を押さえつける意味合いもあったのだろうか。
しかし、攻撃的な仲田が、リーチをかけたからといって簡単にオリてくれるとも限らない。
少し強気に出すぎたのではないかとの心配をよそに、藤井はあっさりとこれをツモりアガった。

南3局6巡目、親の仲田がドラのを切る。
その巡目にを重ねた増田。

 ドラ

ここから、立て続けにと引き、ドラ暗刻高目三色のテンパイ。

なんと増田はこれを迷うことなくリーチ!!
ダマテンでも最低満貫、高めなら出アガりでも跳満あるこの手。
ダマにする打ち手が大多数を占めるだろう。

確かに増田には攻撃的なイメージがあるが、この半荘の南1局の親番では、-待ち高目イーペーコーのピンフをダマでアガっている。
リーチリーチで、相手を圧倒するタイプかと勝手に思っていた私は、ダマテンで丁寧にアガりを拾っていく場面も何度か目にしただけに、このリーチには正直驚かされた。

このリーチに、既にテンパイを入れていた水澤も応戦するが、仲田が1.500で2人の手をかわし、増田の手が開かれる事はなかった。

しかしもしこの手が成就し、もしくは流局し手牌が開かれる事があれば、それを見たものは何を思うだろうか。
相手に恐怖心を植え付けるには充分すぎるリーチである。
同卓者にとっては至極やりづらい相手であろうと感じた。

2回戦成績  藤井+17.8P 仲田+4.7P 増田▲6.2P 水澤▲16.3P

トータル   仲田+11.9P 増田+11.5P 藤井+10.9P 水澤▲34.3P



3回戦、仲田、増田、藤井のポイントがほぼ横一線に並び、着順勝負となった3回戦。
攻めっ気の強い3人に囲まれ、対応型の水澤は苦戦。

なんとかカウンターを繰り出したいが、ここまで勝負手が決まらず2ラスと後がなくなった。
しかし3人が均等にポイントを持っている為、水澤自身がこの回、3着と3万点強の差をつけたトップを取れば通過。
ターゲットが限定されていない分、意外と現実的な条件だ。

南1局、ここまで、ほとんどアガりがなかった水澤の親番。

3巡目にこのリーチを打ち、高目ので、2.600オールをアガり、反撃の狼煙をあげる。

南1局3本場、親番、水澤の高目3.900オールのリーチ。

 リーチ ドラ

この時、藤井の手牌が、

こうで、ドラのを切ればのシャンポンテンパイだが、ここで親に放銃して戦線離脱する訳にもいかない。
冷静に現物のを切り、回った藤井。
次巡、を暗刻にし、-でテンパイを復活させ、追っかけリーチに出た。

-待ちは悪くはなかったが、ここでのリーチの選択はいささか危なっかしい。
一人ポイントが離れている水澤のリーチは、自分が放銃さえしなければツモられてもさほどの痛手にはならない。
ここで最も避けるべきは、水澤への放銃だ。
ならばこのテンパイは役なしだがダマに構え、危険牌を持ってきた時に備えるのが賢明な選択だろう。

この局、で2.000は2.300オールをアガった水澤。
しかし、次局に親を落とされてしまい、またもや苦しい立場に追い込まれた。

オーラスをむかえ、それぞれの持ち点が、

藤井29.800 仲田25.100 水澤30.500 増田34.600。

仲田は、藤井をかわせば通過。
親番の藤井は、一人ノーテンでも大丈夫なので、仲田にとっては実質この1局勝負となる。

増田が中盤、ドラを切ってテンパイ濃厚。
この局で決めなくてはいけない仲田が、まっすぐアガりに向かった結果、増田に5.200放銃となり、3回戦が終了した。

3回戦成績  増田+17.8P 水澤+4.5P 藤井▲4.2P 仲田▲18.1P

トータル   増田+29.3P 藤井+6.7P 仲田▲6.2P 水澤▲29.8P

1位通過 増田隆一    2位通過 藤井すみれ

仲田「特にありません。」
水澤「勝負どころでアガりきれなかった。」




D卓 内川幸太郎 vs ガース・ネルソン vs 奈良圭純 vs 中村毅

1回戦東1局、親番の内川、3巡目にすでにこの1シャンテン。

 ドラ


大物手が出そうな雰囲気だが、ここからなかなかテンパイが入らず、中盤、をポンし-の7.700のテンパイを組む。(は全枯れ)
捌きにいった奈良が、静かにテンパイを入れていたガースに5.200の放銃となり、内川は親を蹴られてしまう。

東4局、今度は親のガースがダブの仕掛け。それに内川がリーチをかぶせる。
二人の勝負になるかと思ったら、中村が切った内川のリーチの中筋であるに、声を掛けたのは奈良。

 ロン ドラ

中村から奈良に5.200。

南2局、勝負手が入るも、横移動で成就していなかった内川に、今回も手が入る。

ここからを切って-の高目三色のテンパイをとった内川の選択は、リーチではなく、ダマ。
数巡後、静かにを引き寄せた。

南4局、勝負どころでアガりを決めていたガースがトップ目。
それを内川、奈良が追う。
一人置いていかれる形となった中村。

しかし、先手を切って動きを入れたのは中村。
現状一人沈みのラス目だが、
原点ギリギリの位置にいる奈良を落とそうとの腹か。

中村が動いた直後、2着目の内川がテンパイを入れた。

ピンフのみの-テンパイ。
すんなりアガれるかと思ったが、これが思いの外長引き、親のガースからリーチが入った。

内川が持ってきたのは無スジの
少考した内川は、リーチの現物、落としで一旦撤退する。
この内川のをチーした中村が、500・1.000をツモり、奈良を原点割れさせることに成功。

1回戦成績 ガース+18.6P 内川+8.2P 奈良▲4.5P 中村▲22.3P



2回戦東1局、1回戦、僅かながらも原点割れさせられ、悔しい奈良。
ドラ暗刻のテンパイが入り、リーチ。

 リーチ ドラ

これを、当面の敵、内川から出アガる。

東4局、ドラで親番の奈良がをポンする。
ドラのが1枚浮いている形だったが、これを手にとどめ、別のターツを落としていく。
思惑通りドラを重ね、普通に打っていれば1.500にしかなっていなかった手を、ドラと1枚切れのとのシャンポン待ちでテンパイし、再び内川から討ち取った。

1回戦、トップのガースは、東3局にメンホンをツモり今回もトップ目。
内川と奈良の競り合いは、現状奈良がリードしている。

このリードを守り切り、この半荘を終えたい。

だが、南1局。内川の親リーチが入る。
既にピンフのテンパイを入れていた奈良、持ってきたのは無スジの

ノミ手のテンパイで、他家のリーチにどこまで押すか。打ち手の性格が出るところであろう。
自分の待ちの善し悪しや、勝負する牌の危険度によって選択は異なってくるので、一概にどうするのが正しいと言い切ることはできない。

しかも、今回のような条件戦なら尚更。
1回戦の南4局では、内川が同じような状況で、撤退を選択していた。

奈良にしてみれば、この内川のリーチをかわせれば、例え1.000点とはいえ値千金のあがりであろう。
勝負に出た奈良。

しかし、無情にもこのに内川の手牌が開かれた。

 ロン

メンピン三色の高目で11.600。

奈良はこの時何を思っただろう。
を掴まされる不運を嘆いていたのか、自分の選択を激しく後悔していたのか、或いはその両方かもしれない。

撤退した内川、勝負に出た奈良。
この両者の選択が明暗を分けたといってもいいかもしれない。

いずれにせよ、これで内川が再びリードする形となり、これを維持したまま2回戦は終了。
アガり回数は少ないものの、大物手をきっちりモノにし、放銃が少なかったガースが2連勝となった。

2回戦成績  ガース+17.2P 内川+7.4P 奈良▲7.4P 中村▲17.2P

トータル   ガース+35.8P 内川+15.6P 奈良▲11.9P 中村▲39.5P



3回戦東2局、何とかして内川を捉えたい奈良の親番。
しかし逃げ切りたい内川は、早々に仕掛けを入れ、この親を落としにいく。
そこに七対子でテンパイを入れた奈良。

 ドラ

が特別いい待ちと思える場況でもなかったが、奈良は即リーチ。
内川にプレッシャーをかける意味合いが強いリーチだろう。
アガりには結びつかなかったものの、思惑通り内川の手を止め、連荘に成功。

しかし、この後が続かず苦戦を強いられる。

南2局、奈良の最後の親番では、内川が2フーロのバック1.300をアガり、ほぼ逆転の目はなくなってしまった。

南3局、40.000点以上持っていた内川が、駄目押しの2.600は2.800オールをツモアガり、内川トップで3回戦が終了。

3回戦成績  内川+30.2P ガース+6.9P 奈良▲11.4P 中村▲25.7P

トータル   内川+45.8P ガース+42.7P 奈良▲23.3 中村▲65.2P

1位通過 内川幸太郎    2位通過 ガース

奈良「打ちがダメでした。下手くそでした。」
中村「手が重かった。ガースにやられました。」

 

⇒ベスト8レポート






(文責:岩井 茜 文中敬称略)

                              

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