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チャンピオンズリーグ

ベスト16レポート

(文責:白鳥 翔)


2月21日(土)、第15期チャンピオンズリーグの決勝進出者を決めるべくベスト16、ベスト8の戦いが行われた。
まずはベスト16からその模様をお伝えしたい。

システムとしては各卓3半荘のポイント上位2名がベスト8へ進出。
更にベスト8勝ち上がり者も、同じく3半荘のポイント上位2名が決勝に進めるというものである。





A卓 三浦 大輔 vs 堀内 正人 vs 小松 不二雄 vs 小田 悟志

1回戦南1局に親小松が、

 ドラ

この仮聴。対面の三浦はをポンしていて、下家の小田はをポンしている。
大物手が出そうな雰囲気であったが、小松がを引いてリーチ。三浦からがでて2.900の和了りとなった。

その後もお互いが手を潰し合い、オーラスは超微差の接戦。
持ち点は、三浦31.400点 堀内31.400点 小松28.800点 小田28.400点。
ここで小田がリーチ!小松もそこに追っかけリーチ!
ここは小松が制し、小田から7.700。小田にとっては痛い1人沈み。

1回戦終了時
小松+15.5P 三浦+3.4P 堀内+3.4P 小田▲22.3P



2回戦、堀内が親番で連荘。持ち点は50.000点付近まで到達すると、子方でも加点に成功する。
静かにツモ宣言し、手元に置かれたのはドラ表示牌の
これがドラとのシャンポンのツモり三暗刻で3.000・6.000。強い。

この回は三浦とのリーチ合戦で、メンチンで追いかけて討ち取った小田が沈みながら2着。
それに放銃した三浦が3着。ラスは、手が入っていない様に見えた小松。

2回戦終了時
堀内+44.5P 三浦▲8.0P 小松▲9.7P 小田▲26.8P


堀内はほぼ確定で、小田は三浦・小松を沈めつつのトップ条件か。



最終3回戦東1局、三浦が1.000のテンパイから親・堀内のリーチに打ち込んでしまう。
その代償は11.600と高かった。
しかしここからが現タイトルホルダーの力の見せ所。
冷静に局を回しつつ、高く和了れる時はきっちりと和了っていく。

親番が流れてしまった東4局も、

この様な形でリーチを打ち、きっちり高目をツモ和了る。
気づけば、微差ながらトップ目に立った三浦、そのままオーラスを迎え、和了れば勝ち上がり。
ここまで耐えてきた小松は満貫ツモ条件、小田はラス親で三浦を捲くってトータル2着になるまで和了らないといけない。
しかし三浦に早いテンパイが入り、小松も純チャンの1シャンテンまで辿りつくが、そこまで。
三浦が小田から1.000を和了して、堀内と共に現タイトルホルダーがベスト8へ勝ち上がりとなった。

最終結果
堀内+37.6P 三浦+6.2P 小田▲20.4P 小松▲23.4P

小田「手組みが中途半端でした。」

小松「1回戦トップでアドバンテージがあったので、トータルを意識して打てばよかった。」




B卓
 武田 裕希 vs 鮎川 卓 vs 藤原 隆弘 vs 三輪 正樹

1回戦東3局まで細かい点棒のやりとりで局が進むが、東ラスにそれまで手が入っていなかった北家・藤原が親の1打目のポン、4巡目のポンと積極的に仕掛けるが手牌は、

 ポン ポン

と、バラバラ。
うまく牽制できるか、と思って観ていると7巡目に親・武田がリーチ!

 ドラ

この時の宣言牌はなのだが、南家の三輪は前巡からテンパイしており、こんな形で黙聴の為に和了れず。

三輪はドラのを引かされて冷静に迂回。
数巡後、武田が安目ながらをツモりあげ、2.000オール。

オーラス、親の武田が仕掛けるも一人ノーテンで終了。
武田が浮きの2着、トップは慌てず淡々と打牌していた鮎川。

1回戦終了時
鮎川+19.5P 武田+5.7P 三輪▲8.6P 藤原▲16.6P



2回戦東ラス、武田が500・1.000ツモ和了り。
他家に隙を与えず、巧みにゲーム回しをしている様に見えた。
1回戦目ラスを引いた藤原、南一局の親番でをポンしてすぐに1.500のテンパイ。

 ポン ドラ

中盤、対面の武田にポン、ポンと二つ仕掛けが入る。
これに対応した藤原、その仕掛けには通りそうなドラ表示牌のを引いて小考。打とテンパイを外す。
ドラのを引いたときや、その周辺を引いた時に切らねばならなくなるのを嫌ったのだろうが。
1回戦目ラスを引いたこと、2回戦目の最後の親番であり、この半荘もまだ沈んでいることを考えると、どうしてもテンパイを外したくなくなってしまう。
これが「緻密な仕事師」の打牌なのか、実に冷静であると感じた。
終盤、狙い通りにドラを引いた藤原、

 ポン

で再度テンパイ。そして海底前に武田がツモ切ったを捕らえた。

さぁ、ここから藤原の連荘が始まるのかと思わせたが、次局親を軽く流されてしまう。
しかし、この巧みに和了った2.900が効いてくる。
オーラス、各自の持ち点は鮎川33.100点 武田32.900点 藤原28.200点 三輪25.800点。

和了ればトップの武田が先制リーチ。そこに後が無くなった親番の三輪も追いつきリーチ。
1回戦マイナスしている三輪としては何としても和了りたいところだろう。
しかし、和了ったのは三輪のリーチ宣言牌に喰いついた藤原。
武田から3.900の出和了りで、鮎川も飛び越し1.000点差で何とトップへ。
三輪は痛恨のラス。原点より沈んでしまった武田も嫌な感じだろう。

2回戦終了時
鮎川+26.6P 武田▲0.3P 藤原▲4.5P 三輪▲21.8P



鮎川は大きなラスを引かなければ通過。
武田と藤原はほぼ着順勝負で、三輪にしても武田・藤原の両方を沈めつつのトップで、あまり大きなトップは必要無い為、全員に目がある。

最終3回戦東一局、是が非でもトップが欲しい西家・三輪が渾身のリーチ!

 ドラ

だが、三輪のリーチの現物でテンパイしている親・鮎川に武田が2.000放銃。
大物手をかわされた三輪だったが、次局にも手が入り、

 ポン ドラ

こんなテンパイ。数巡後、三輪の手元に置かれたのは。待望の3.000・6000ツモ和了り。
ここからそれほど大きな点棒の動きがないまま南場へ。
南一局、藤原が二つ仕掛けて、

 ポン ポン ドラ

これが決まればかなり楽になると思ったが、被せてきたのはここが勝負どころと踏んだ武田、中盤にリーチと出る。
藤原もテンパイしツモを勝負!これは通ったが、次巡に掴んだで放銃。
メンピンの2.000で済んだのだが、このリーチには武田の焦りが若干見てとれた。

南二局は鮎川がダマで2.600を藤原から。ここまでくれば鮎川はもう安泰。
後は他3者の勝負である。

オーラス、ラス親はラス目の藤原。
このままの並びで終われば、鮎川・三輪がベスト8進出。
持ち点は、三輪42.700点 鮎川31.800点 武田23.300点 藤原22.200点。
武田は浮いて終わればOK。藤原も浮いて終わればいい。
逆に言えば、三輪は二人を浮かせてはいけない。
ここまで3回戦通して1番手が入っていなかったであろう藤原に、最後の最後で手が入る。
これまでが嘘の様な配牌とツモで4巡目リーチ。そして1発ツモ。

 ツモ

ドラが1枚入っていて3.900オール。一撃必殺、トータルで三輪を捲くってしまった。
1本場では三輪・武田共に藤原を捲る力は残っておらず、そのまま終戦。
最後まで冷静だった鮎川が1位通過、藤原が2着通過。
順当に格上2名の勝ち上がりとなった。

最終結果
鮎川+20.5P 藤原+3.4P 三輪▲5.0P 武田▲18.9P

三輪「やるだけのことはやった。出直してきます。」

武田「こういう場は本当に勉強になるので、また出たいです。」




C卓 伊賀 則夫 vs 加藤 博己 vs 小暮 一志 vs 高橋 信夫

1回戦、東ラスにラス目から巧みな手順で1.300・2.600をツモ和了った伊賀。
次局も焦ってしまったかの様な高橋の仕掛けを咎めるかの様に、するするとタンヤオ七対子ドラ2のテンパイを果たす。
加藤にも手が入っていた様だが、これは小暮から出和了りし、2局でトップ目に。
ラス前に加藤が親番で、

 ドラ

この8巡目リーチを打つも、伊賀がこの牌姿で10巡目に追いつきリーチ。

軍配は伊賀に上がり、加藤が伊賀に3.900の放銃となった。

オーラスは高橋が小暮からリーチで5.200を和了り、高橋は浮きの2着、小暮は沈みの3着となり1回戦が終了。

1回戦終了時
伊賀+17.1P 高橋+7.0P 小暮▲8.9P 加藤▲15.2P



2回戦東一局、伊賀のリーチに対してと無筋を切っていくのは親の高橋。その時の牌姿は、

この1シャンテン。メンゼンで和了れば確かに決定打になるかもしれないし、親番なので気持ちは分からなくもないが、
ドラが見えていない事や、テンパイした時の待ちの悪さなどを考えると、ここは抑えても良かった気がする。
ツモでテンパイしを勝負。次巡のが伊賀に放銃となってしまうが、打点が1.300だったのは助かったか。

東2局は加藤に本手が入り、この形でリーチ。

 ドラ

ここに高橋も本手をテンパイ。

 ツモ

加藤の捨牌にはが有る為に闇聴かと思ったが、ドラを切るならばと追いかけリーチ!
結果は親の小暮が加藤にで7.700の放銃となった。

この後、小暮はメンゼンで純チャンをツモ和了るなどして手を作り、随所で高打点を和了るのだが、
今日の小暮は普段よりも明らかに放銃が多く、噛み合っていない感がある。

南3局では加藤が中盤に、

 暗槓 暗槓

この牌姿からツモで、打と四暗刻一直線。(は初牌)
ここで小暮からリーチがかかるも、次巡をツモって追っかけリーチ。
これは加藤が決めてしまうのかと思っていると、数巡後に小暮の手元でが踊った。

 ツモ ドラ

小暮はこの3.000・6.000で浮きに回るも、オーラストップ目の伊賀に2.000を放銃し、原点を割ってしまい2回戦が終了。

2回戦終了時
伊賀+36.4P 加藤▲4.4P 小暮▲14.0P 高橋▲18.0P

伊賀はほぼ当確。残りの1席を3人で争う戦いとなった。



最終3回戦、東三局まで加藤が細かく和了りトップ目に立つが、東四局に高橋が反撃の一撃。

 リーチツモ ドラ

この2.000・4.000でトップ目に立った。
だが、これも束の間、南一局に加藤が何とダブルリーチ。

 ドラ

流石に加藤の和了りか、と見ていたら加藤が3巡目にツモ切ったドラのをポンしたのは下家の伊賀。
ポンの後に連続して加藤のツモ切りしたと仕掛け電光石火の7.700テンパイ。

 チー ポン ポン

加藤は内心ヒヤヒヤしていただろうが、無事をツモりあげ、大きな2.000・4.000
これが決定打となり、伊賀と共に加藤が勝ち上がりを決めた。
 
最終結果
伊賀+27.4P 加藤+12.7P 高橋▲11.2P 小暮▲28.9P

高橋「力不足でした。」

小暮「伊賀さんが強かったです。」




D卓 石川 正明 vs 田代 航太郎 vs 沢崎 誠 vs 大川 哲哉

1回戦、東場に七対子ドラ2をリーチして追っかけリーチをしてきた石川から討ち取るなど、順調に得点を伸ばしてきた本命・沢崎。
南場も安定した打ちまわしで、親番で更に得点を叩くことに成功。南三局1本場、

 ロン

この5.800を和了ると、2本場でも、

 リーチツモ ドラ

この2.600は2.800オール。この和了りで沢崎の点数は55.000点近くに。
1回戦はこのまま沢崎トップで終了。ラスは、東場での連続放銃が効いた石川。

1回戦終了時
沢崎+35.9P 田代+4.7P 大川▲12.5P 石川▲28.1P


2回戦東1局、1回戦ラスだった石川が2.000を和了り、反撃の狼煙かと思ったが、東2局にまたも沢崎に捕まってしまう。

 ポン ポン ロン

失点を取り返そうと、積極的に前に出て行く石川。
南1局、親の田代のリーチにドラのを切ってテンパイを入れるが、今度は大川に捌かれてしまう。

南三局にも3.900を和了り、オーラスをトップ目で迎えたのは大川。
オーラスの親番でも更に得点を叩こうとドラ暗刻のリーチを放つも、28.900点持ちの田代が連風牌のをしかけて500・1.000のツモ和了り。
この和了りで田代は浮きの3着で2回戦終了。石川は痛恨の2ラス。

2回戦終了時
沢崎+42.7P 田代+7.6P 大川▲0.5P 石川▲49.8P

沢崎はほぼ当確。石川は大きなトップ条件。
石川が大きく浮いていなければ、田代と大川の僅差の争いか。


最終3回戦、得点が大きく動いたのは東三局、田代が、

 ツモ ドラ

この2.000・4.000をツモ和了り、勝ち上がりに一歩前進。
次局は、大川の3巡目リーチ。

 ロン ドラ

これを石川から和了り、白熱のシーソーゲームが展開される。
幾度となく大川が多少牽制気味の仕掛けを入れるが、田代はそれに怯むことなく、それでいて冷静に対応していく。

南3局で、田代、大川の持ち点はそれぞれ41.400点、35.200点。
なるべく大きく和了りたい大川は、

この牌姿からを2枚スルーして、残り1枚の待ちでリーチ!
これが石川から出て、ドラ1枚入りで5.200の和了りとなった。

オーラス、田代41.400点、大川40.400点で、ラス親は田代。
大川は5.200出和了りか2.600直撃、もしくは1.000・2.000ツモで勝ち上がりとなる。
大川は13巡目に、

 ドラ

この牌姿でリーチを打ったが、これはどうだろう。
この時点で沢崎は勝ち上がりが確定、石川も敗退が確定している様な状況で放銃するとは考えづらく、これはリーチを打つよりも手牌の変化を見た方が良かったか。
このリーチを受けた時点で、

このテンパイを果たしていた田代。
を持ってくると打とシャンポンに待ち替え、即座にツモで2.000オールの和了りとなった。
1本場は、これを捲るだけの余力は大川には残されておらず、ベテラン沢崎と1年目の田代がベスト8に駒を進めた。

最終結果
沢崎+45.9P 田代+33.0P 大川+8.9P 石川▲77.5P

大川「・・・・・。」

石川「特にありません。」

 






(文責:白鳥 翔 文中敬称略)

                              

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