日本プロ麻雀連盟
第2回ロン2カップ
日本プロ麻雀連盟HOME 日本プロ麻雀連盟のご案内 牌譜データサービス ロン2のご案内 タイトル戦のご案内 インフォメーション プロ雀士情報 雀力アップ
ホームタイトル戦情報チャンピオンズリーグ > 第13期 チャンピオンズリーグ

タイトル戦情報

チャンピオンズリーグ

ベスト8レポート

(文責・越野智紀)

ベスト16終了後、30分ほどの休憩をはさんで、ベスト8(3半荘のポイント上位2名が準決勝へ。時間制限無し)が行なわれた。



A卓 吾妻さおり 増田隆一 斉藤尚仁 瀬戸熊直樹

順当に行けば瀬戸熊・増田で決まりだが、瀬戸熊と増田は師弟関係。
同系統の雀士が同卓すると格上相当有利の法則があるので、増田は厳しいか。



一回戦目、東一局から軽快に仕掛ける増田。
親の吾妻は七対子イーシャンテンからを打つと、増田からロンの声。

 チー ポン ロン ドラ

増田はとにかく手数が多いという印象、本手でない仕掛けを何度も目にしていたので、ここは吾妻に油断があったかもしれない。
しかし、自分にドラが2枚あるイーシャンテンからの3.900放銃なら致し方ない気もするが、ドラ1枚のイーシャンテンからの8.000放銃は少し不用意だった。
本人も悔いが残った一打だったのではなかろうか。

この失点を挽回したい吾妻は、南一局の親の6巡目に、

 ドラ

ドラが暗刻のイーシャンテン。そこに増田からリーチが入った。
当然全部押すつもりの吾妻であったが、ツモの発声は増田から。

 ツモ

二度の手痛い打撃を受けた吾妻は、オーラス親の瀬戸熊のリーチに対し2枚切れのドラ表カンで追いかける。

 ドラ

確かにツモれば1.300、2.600で瀬戸熊をかわして3着に浮上するのだが、これはどうか。
リスクが高い割にリターンが見合ってないように思われた。
ベスト16において半ば強引なリーチ連発の果てに前チャンピオン・室伏の失脚を見届けていたはずの吾妻、思わぬ失点が心の余裕を奪ってしまったのかもしれない。
結果は、瀬戸熊からを出アガリ2600で着順替わらず。

一回戦終了時
増田+29.4P 斉藤+6.0P 瀬戸熊▲14.5P 吾妻▲20.9P





二回戦目、東一局から本手がぶつかる。

親・吾妻、

 ポン チー

南家・瀬戸熊

 チー

北家・増田

 チー ポン ポン

全色に囲まれた斉藤は慎重にベタオリ。
そして、この勝負所を制したのは瀬戸熊。今日一番の良い音をさせてをツモり3.000、6.000。

東二局、前局押し切った親の瀬戸熊が東ポンポンでまたも染め手気配。
この瀬戸熊の勢いを止めようと吾妻がリーチを打つ。

 ドラ

親の瀬戸熊が筒子の染め手なだけに、マンズとソウズのシャンポン待ちは悪くは無いのだが、リーチとなると脇の2人が止まってしまう。
さらに、瀬戸熊と1対1の勝負をするには、あまりに打点が違いすぎた。

 ポン ポン ポン ロン

この18.000で吾妻は脱落。


周りの攻撃に押されて手数が少なかった斉藤だが、南三局の親番で、

 ツモ ドラ

この6.000オールをツモり、トータルで増田をかわして2着目に浮上した。

二回戦終了時
瀬戸熊+30.7P 斉藤+19.7P 増田+15.1P 吾妻▲65.5P





最終三回戦目、東一局に2.600オールをツモって決勝行きをほぼ確定させた瀬戸熊だったが、ここで手を弛めない。

東二局も先制リーチ、

 ロン ドラ

親番の増田から高目が出て8.000。

東三局、親・斉藤の先制リーチは、

 ドラ

高目をツモれば決定打となるだけに、思わず力が入る斉藤。
無理せず傍観かと思われた瀬戸熊、ここでなんと追いかけリーチと出る。しかも、

 ドラ

待ちはペン。これが瀬戸熊流か。
その瀬戸熊のリーチ宣言牌を鳴く増田、その手はバラバラ。ツモをずらして様子見か。
結果、瀬戸熊が掴んでいたはずの斉藤の当たり牌を喰い取って流局。

次局一本場、親の斉藤に再び先制リーチが入ったが、前局の出来事を見て押せると判断したか、ここは増田が押した。
役無しでリーチを打ち、500、1.000のツモアガリ。これは点数以上に大きかった。

スイッチが入った増田、ここからスーパー増田タイムに突入。

東四局6巡目でリーチ、

 ツモ ドラ

まずは2.000、3900をツモり斉藤をかわすと、南一局では親・瀬戸熊のリーチを受けて同巡にリーチ、

 ツモ ドラ

すぐにツモって2.000・4.000、斉藤を突き放す。

南三局、斉藤最後の親番。これが流れたら試合終了の斉藤は必死に連荘を狙う。
そうはさせまいと上家の増田は牌を絞っていくのだが、終盤に手詰まって斉藤に聴牌を取らせてしまう。
助けられた斉藤、すぐをツモり500オールで首の皮1枚つなげる。

 チー チー ツモ

次局、粘った斉藤に勝負手が入る。

 ツモ ドラ

当然の切りリーチ。
高目をツモれば、増田をかわしてトータル2着目に浮上する。
しかし、これは流局。

次局、親の斉藤は11巡目にをポン。

 ポン ドラ

またもツモれば4.000オールの勝負手を聴牌するが、増田が瀬戸熊に2600を打って万事休す。
オーラスは、目が無くなった吾妻が打たず鳴かせずと丁寧に打ち、流局で終了。

最終成績
瀬戸熊+60.1P 増田+23.8P 斉藤+6.8P 吾妻▲90.7P




吾妻さおり「準決勝の1半荘目、2半荘目ともに序盤に大きい放銃をしてしまい、そこから崩れてしまった。3半荘目は目が無くなった後でしたが、内容良くイメージ通りに打てたと思います。次回に向け、良い経験になりました。」

斉藤尚仁「応援してくれていた人に申し訳なかったです。」



決勝進出者コメント

増田隆一「師匠である瀬戸熊さんとは打ちづらいが、楽しみ。予選からずっと逆転で残っているので、調子は良いと思います。」

瀬戸熊直樹「ここまでは普通に打てました。ここまで勝ち上がった他の人も一生懸命良い麻雀を打ってる人ばかりなので、決勝が楽しみです。勝ち負けは抜きに良い麻雀が打てればと思います。」





B卓
 小川尚哉 鮎川卓 石川正明 吉田直

鮎川・石川・吉田は対局以外でも良く顔を合わすメンツ。
お互いの打ち方も良く解っている。
3人に囲まれて不利に見える小川だが、むしろこれはプラス材料。
手の内を知ってるもの同士は、総じて潰し合うことが多い。



一回戦目、吉田が他家の攻めに上手く対応しながら交わし手をアガリ続ける。
一度は石川に2.600は2.700オールをツモられて、かわされた吉田だったが、

 チー ポン ポン ロン ドラ

この5.200川から打ち取り、次局の1人聴牌で再度石川をかわしてトップ。
鮎川は、この放銃が響いてラスを引いてしまう。

一回戦終了時
吉田+15.0P 石川+10.9P 小川▲8.6P 鮎川▲17.6P




二回戦目も全体的に小場で進む。
しかし、石川は自分のスタイルを曲げない。

 ドラ

にポン聴をかけず、門前でを引き切りリーチ。
自分の手格好が良い時は門前で押す。
上手くいったと思ったその時、宣言牌のにロンの声。

 ポン ロン ドラ

苦しかった鮎川だが、これで片目が開いた。
その後も仕掛けと門前のバランス良いアガリを見せ、初回の借金をほぼ返済。
手痛い7.700を放銃した石川はラス。

二回戦終了時
吉田+9.5P 鮎川▲1.8P 小川▲3.5P 石川▲5.2P




最終三回戦目の条件は、トップの人は通過確定、2着の人は3着が吉田以外なら通過。
吉田が3着の時だけ、2人のポイント勝負といった感じになった。

序盤攻め続けた石川だが、空振りを続ける。
何度も空振った後は、得てして大きな放銃が待っているもの。

東三局、親の石川が先制リーチ、

 ドラ

そのリーチに対し、北家の小川が、

 ツモ

ここが勝負所と見たか、を叩きつけて追いかけリーチ。
そして、石川がを掴んで軍配は小川に。

半荘三回の短期決戦で2回の満貫級放銃は致命傷。
諦めずに石川は攻め続けたが、麻雀の神様がくれたのは聴牌まで。
その間、鮎川は粘って聴牌料で吉田・小川を追いかける。

南三局、吉田がをポンしてピンズ気配。小川がを切ると、

 ポン ポン ロン ドラ

トータルトップ目の吉田の仕掛けだけに、ポンして待ちは無いと思ったのかもしれないが、待ちは--
これがあったかと顔をしかめる小川。

いよいよオーラス、点数状況は…

吉田39.500点
鮎川30.400点
小川30.200点
石川19.900点

吉田が親番なので1局勝負。
跳満を打たなければ決勝行きの吉田はほぼ確定。
残る一枚の切符をめぐって、三人が競う。
小川・鮎川は1.000点でもアガれば決勝、石川の条件は跳満ツモなのでかなり苦しい。

先に聴牌が入ったのは鮎川、安牌探しに苦しむ吉田からをチーして、

 チー ポン ドラ

最終手出しがというのも好材料。
アガリトップの時は先に動いたほうの負け、と言う格言を良く耳にするが、
「そう言われてもポンする牌はポンだしチーする牌はチーなんですよ。」
と言わんばかりに鮎川は先に動いて聴牌。
次巡、小川が鮎川のツモ切ったをチーして、

 チー ドラ

これも良い待ち。
同巡、跳満を作りにいった石川から出てきたのは止めようの無いだった。

最終成績
吉田+35.0P 小川+0.7P 鮎川▲0.4P 石川▲36.3P





石川正明「特に無いです」

鮎川卓「最近ずっと内容が良い麻雀が打てていて、今日も良い麻雀が打てていたと思う。ベスト8で少し心が揺れた瞬間があり、その後の5.200放銃が余計な失点でした。」



決勝進出者コメント

小川尚哉「甘い牌が多かったのですが、ツキがありました。決勝は自分らしく打って優勝したい…します。」

吉田直「決勝のメンツで一番自分が格下だと言うことは解ってます。でも勝ちます。我慢してればチャンスが1回はあると思うので頑張ります。」






(文責・越野智紀 文中敬称略)

                              

ページトップ
麻雀格闘倶楽部 好評稼働中!
GyaOバナー白
モンド21麻雀プロリーグ
麻雀格闘部呂倶
日本プロ麻雀連盟メールマガジン
トップページ牌画の利用について引用・リンクについて広告についてよくあるご質問お問い合わせサイトマップ
日本プロ麻雀連盟
Copyright 1997-2010 Japan Professional Mahjong League. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.
ma-jan.or.jpの記事・写真等の無断転載はお断りします。