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タイトル戦情報

第29期 プロリーグ

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A1リーグ

第28期鳳凰位 荒 正義 出身地(北海道)

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計
1
藤崎 智(秋田)
54.1 119.8 41.4 14.7 36.4           266.4
2
瀬戸熊 直樹 (東京)
14.4 20.8 31.5 14.4 20.9           102.0
3
伊藤 優孝(秋田)
4.9 ▲ 11.1 38.1 50.9 0.2           83.0
4
朝武 雅晴 (千葉)
35.9 30.5 ▲ 32.3 12.0 ▲ 31.8           14.3
5
前原 雄大(東京)
▲ 33.2 ▲ 19.2 18.8 10.2 29.5           6.1
6
石渡 正志(神奈川)
20.5 9.1 0.1 ▲ 41.9 ▲ 18.6           ▲ 30.8
7
望月 雅継(静岡)
53.4 ▲ 31.1 ▲ 19.4 ▲ 24.0 ▲ 17.0           ▲ 38.1
8
沢崎 誠(群馬)
7.0 ▲ 0.2 ▲ 59.6 ▲ 18.9 25.4           ▲ 46.3
9
近藤 久春 (秋田)
6.8 ▲ 47.7 ▲ 8.8 ▲ 0.9 0.7           ▲ 49.9
10
柴田 弘幸(神奈川)
▲ 23.3 6.2 50.5 ▲ 77.3 ▲ 9.1           ▲ 53.0
11
右田 勇一郎(新潟) 
▲ 37.1 ▲ 92.9 ▲ 30.4 78.5 ▲ 44.7           ▲ 126.6
12
ダンプ 大橋(神奈川)
▲ 124.4 15.8 ▲ 30.9 ▲ 18.7 8.1           ▲ 150.1
鳳凰位決定戦進出者 3名   降級者 2名
決定戦進出&降級ライン:順位枠内に表示



【プロリーグA1 レポート:藤原 隆弘】 

  


 

連日の猛暑とオリンピックフィーバーの真っ只中、プロリーグ第5節が行われた。
Bリーグ以下は今節で昇降級が決まるが、Aリーグは丁度折り返し点となる。

今節は開幕から独走で首位を走り続ける藤崎と、2位に着ける伊藤の好調者2人と、
なかなか降級ポジションから抜け出せない右田、ダンプの不調者2人の卓に注目してみた。

年齢を感じさせないカンの良さと勝負強さを随所に見せ、今期も元気な伊藤が初戦からエンジン全開にスタートする。
開局、西家の伊藤は、123三色に決め打ち、狙い通り8巡目にテンパイし絞っていたを切る。

 ドラ

このを親の大橋がポンして1シャンテン。
ここに北家・右田がこの手牌からを放銃したのには目がテンになった。

伊藤はドラのを手出しで切り、次にドラ表のをツモ切りの後、生牌のを手出しでテンパイ濃厚。
ダブ東をポンした大橋は、右田の下家でその河にはマンズはしか切れてない。
ここは堪えて、ポンカスのを切るべきで雀頭のも安全牌だ。

を切るのならもっと早く処理しておくべきであり、2枚見えのペンも埋まってないのに、
どうしてこんなお砂糖に蜂蜜をかけたように甘いをピンポイントで献上したのだろうか?
先月は、160Pの負債を半分減らし最下位を脱出した右田だが、ヨーイドンからこんな放銃をするようでは今日はしんどい1日になるだろうなと思った。

早くも勢いをつけて貰った伊藤は、東3局の親でノーミスのタンヤオ七対子3,200オールをツモって4万点越え。
同1本場は、ダブ東暗刻の好配牌からマンズに寄せ、4巡目には18,000点の1シャンテン。
6巡目、伊藤の打に南家の右田が動く、

 ドラ

この形からカンをチーして、伊藤に高いマンズを払い捌きに行ったのだが、これが大裏目となる。
伊藤にが入り、鳴く子も黙るヤミテン18,000。

伊藤は迷わず配牌からあるを切り、前巡ツモった単騎を選択すると、右田のツモがでこれは止まるはずも無かった。
好調な伊藤のツモをズラしに行ったのか?何とかアヤをつけて流れを変えようとしたのか?
焦った訳ではあるまいが、もし右田が動かなければ、伊藤にが重なり-待ちになっていただろうし、
誰が放銃していたか、またツモられていたかは分からないが、不充分な形から動いたことが1人で不幸を被る事になってしまった。

少し気の利いた打ち手になってくると、誰かに流れが傾いたり自分の体勢が悪くなったら、何がしかの策を繰り出して早目の処方を施そうとする。
じっと耐えてチヤンスを伺うのも1つの方法だが、麻雀の腕が上がると自分で何とかしたくなるものだ。

人によってその方法や繰り出すタイミングなどは様々だが、
これは絶対に有効と言うほどのものは誰にも殆ど無い筈で、各自の経験則と感性でやっているのが実情であろう。
私の引き出しの中にも幾つかこの種のワザを仕舞ってあるが、ここ数年はあまり使わない場所に入れてある。
この種のトリッキーなプレーは、余程の自信と精度の高さがなければ、裏目に出たときに酷すぎるからだ。

話を対局に戻そう、伊藤は1人浮きの+45.9Pと願ってもない上々のスタート。
第2グループから1人抜け出す勢いだった。

ハコ割れ寸前から少し大きめのラスで堪えた右田は、2回戦で小さいながらもトップを取り平静を取り戻したのか、
3回戦でも南2局までトップ目で、このまま終わるとトータルでも浮きに回っていたのだが、
この日の麻雀の神様は、右田がとてもお嫌いだったようで、悲惨な2次災害が起こる。

北家の藤崎がをポンしていてと切り出してきた。
ここで危険を感じて手仕舞いすれば良かったのだが、右田の切ったに開けられた藤崎の手は小四喜!

 ポン ポン ロン

次局、まだ頭がクラクラと揺れている右田の親では、ダンプ大橋が四暗刻単騎をツモ!

 ツモ

トップ目から、たった数分でハコ割れのラスだ。
それでも右田は最終半荘をプラスにし、この卓の1人沈みながらもマイナスを44.7Pに抑えた。
こんな最悪の日でもズルズルと大沈みしなかったのは、
A1リーグで4年間揉まれて総合的な実力がレベルアップしている証であろうし、ある意味右田という打ち手を少し見直した。

右田自身、先月せっかく負債を半分減らしたのに、今月、また元の木阿弥では先月頑張った意味が無くなってしまう。
もし右田が今期降級を免れたら、KO寸前から膂力で耐えた今節が大きな意味を持つ事になるだろう。

4回戦が終わってみれば、爆発的なスタートをしたはずの伊藤はほぼチャラ、四暗刻ツモの大橋も僅かの浮き、
結局、1、2回戦ともマイナスしていた藤崎が勝ち頭だった。
ヤッパリ余裕でこうなるんですかねえ・・・・


3位と4位と5位の対決となった瀬戸熊、朝武、石渡の卓は、前原が勝ち頭でトータルをプラスとし、じわじわと5位まで上がって前半戦を終えた。
鳳凰位決定戦10回、優勝2回とA1のなかでも抜群の実積を誇る実力者・前原。
一発噴けば、一気に来るタイプだけに、後半戦のキーマンとなるだろう。


第6節の見所!!
来月は後半戦のスタートですが、適度にバラケており、これと言った注目卓が有りませんねえ。
来節の注目は、私がこのレポートを書いているかいないか?にしておきましょう。

何故かという説明は次回に・・・・ではまた。

第6節組み合わせ

A卓 右田 勇一郎 vs 前原 雄大 vs 柴田 弘幸 vs 藤崎 智
B卓 瀬戸熊 直樹 vs 沢崎 誠 vs 石渡 正志 vs ダンプ 大橋
C卓 朝武 雅晴 vs 近藤 久春 vs 望月 雅継 vs 伊藤 優孝

 
 


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