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タイトル戦情報

第25期 プロリーグ

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A1リーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計
1 望月 雅継 1.0 82.7 62.6 5.5 ▲ 15.8 ▲ 3.9         132.1
2 柴田 弘幸 ▲ 7.2 12.0 2.6 94.8 ▲ 21.8 31.2         111.6
3 古川 孝次 ▲ 26.2 19.4 4.9 96.4 12.1 ▲ 5.0         101.6
4 板川 和俊 19.9 ▲ 44.4 39.5 ▲ 28.3 55.2 28.5         70.4
5 瀬戸熊 直樹 ▲ 25.0 ▲ 48.3 30.4 ▲ 21.9 53.9 32.9         22.0
6 老月 貴紀 29.1 ▲ 38.5 0.6 44.7 ▲ 12.0 ▲ 22.4         1.5
7 前原 雄大 32.4 35.7 ▲ 87.7 ▲ 10.7 23.8 ▲ 5.5         ▲ 12.0
8 藤原 隆弘 1.0 ▲ 16.9 24.5 ▲ 31.2 18.6 ▲ 39.0         ▲ 43.0
9 石渡 正志 4.3 ▲ 21.4 ▲ 17.1 ▲ 43.7 16.9 7.9         ▲ 53.1
10 荒 正義 48.5 0.6 ▲ 47.0 ▲ 42.4 ▲ 13.2 ▲ 7.5         ▲ 61.0
11 右田 勇一郎 ▲ 24.5 12.5 ▲ 2.0 ▲ 37.1 ▲ 69.0 10.7         ▲ 109.4
12 仁平 宣明 ▲ 54.3 6.6 ▲ 11.3 ▲ 28.1 ▲ 50.7 ▲ 28.9         ▲ 166.7
鳳凰位決定戦進出者 3名   降級者 2名

第6節 組み合わせ

A卓:古川 孝次 vs 前原 雄大 vs 瀬戸熊 直樹 vs 老月 貴紀
B卓:仁平 宣明 vs 荒 正義 vs 石渡 正志 vs 板川 和俊
C卓:藤原 隆弘 vs 柴田 弘幸 vs 望月 雅継 vs 右田 勇一郎

A1リーグ詳細成績はこちら
1節終了時のレポート 2節終了時のレポート 3節終了時のレポート 4節終了時のレポート 5節終了時のレポート

【プロリーグA1 レポート】

日本プロ麻雀連盟の4大タイトルと言えば、鳳凰位戦、十段戦、王位戦、マスターズの4つである。
その中でもプロ連盟所属のプロしか参加できないのが鳳凰位戦と十段戦。
十段戦がトーナメントでの頂点を極めるもの、すなわちスプリンターの頂点を極めるものとすれば、対して鳳凰位戦は長いリーグ戦での頂点を極めるもの、つまりステイヤーの頂点を極めるものと言えるだろう。

プロ連盟の夏の風物詩でもある十段戦は前原の圧勝で終わった。
それも現グランプリ覇者・沢崎、現マスターズ覇者・猿川、そして現鳳凰位・朝武を下しての連覇であるから、その価値は高い。

スプリンターとステイヤー、脚質の違うその二つの頂点を極めること。それは並大抵のことではない。
事実、現在プロ連盟に在籍しているプロで鳳凰位と十段位の頂点を極めた者は、前原雄大と石崎洋の二人しかいない。
やはり、真の強者はそれを成しえることができるのだ。

前原が戦う姿を見て、何も感じなかったA1リーガーはいないだろう。
まさしく、王者の名に相応しい戦い方であった。
栄光を勝ち取った前原の背中が、いつもより大きく光り輝いて見えたのは、私だけではないはずだ。
現鳳凰位・朝武への挑戦権を勝ち取ることが全員の目標であるのは周知の事実だが、それ以前に『打倒前原』を胸に秘め、後期の開幕を迎えるのではないか?
それくらい存在感のある勝利で終わった今回の十段戦。
新たに再開する鳳凰位戦も、この余波を受けないはずはないだろう。




■藤原×柴田×右田×望月

前半を首位で折り返した私と好位置につける柴田、そして右田を含めたこの三人はA1リーグでは初顔合わせ。
しかも組み合わせの関係上、この三者は今節を合わせて三節連続での対戦となる。
特に私と柴田は結果次第では後期の半年間、全節対戦する可能性もあるわけで、そういった意味も含めて非常に興味深い一戦となった。
しかも若手三人が挑むのは、A1屈指の技巧派・藤原。容易にポイントを叩ける相手ではない。

開局早々から飛び出したのは、今期昇級組の二人。
まずは柴田が私から5.200。

 ロン ドラ

決定戦争いの当面の敵から幸先良くリードを奪う。
藤原の親を簡単に柴田が捌くと、これに続くのは右田。
藤原に2.900を放銃したことが引き金となったのか、ここから一人テンパイも含め、三局連続の加点で一気にトップに躍り出る。

まずは、

 ツモ ドラ

藤原のドラポンを掻い潜りツモアガリを果たすと、次は

 ロン ドラ

今度は私のドラポンをかわしての二局連続の一気通貫。
強気の打牌で局面をリードする右田、ギリギリの所をすり抜ける勝負感覚は流石だ。
2ヶ月の休養期間が吉と出たか、この日は終始先手を取り続け、右田のペースで対局が進むこととなる。

一方、ここまで苦しいのは藤原と私。
藤原にしては珍しく打牌選択に迷いが見え、私に至っては勝負にすら参加できない。柴田・右田のパワーに圧倒されていた。

そんな二人の唯一とも言える見せ場が、南2局1本場。右田を除いた三者がぶつかり合った。
まずは藤原。好配牌をミス無く仕上げ、11巡目に以下のテンパイ。

 ドラ

高目ツモで倍満。このチャンス手を、ここは藤原らしくダマに構える。
同巡、柴田も追いつく。こちらは平凡な配牌を、驚異のツモでテンパイに仕上げる。

 ドラ

こちらも高目ツモで跳満。柴田も藤原と同様にダマを選択。
どちらの手もダマに構えるのが正着に思える。
高目安目の点差が大きいのが一つ。そして、柴田の場合は最高目が残り1枚とあまりにも少ないことがもう一つ。
柴田はアガリを拾うだけならこのままダマを継続するのだろうし、二盃口にこだわるのなら待ち頃の牌を引いた場合、待ち変えをするのだろう。
(ただ、待ちを変えた場合は藤原にハネ満の放銃となるわけだが・・・)

藤原の場合はちょっと異なるはず。
もちろん高目をツモるのなら文句なし。安目が脇からこぼれてもOKといった思考なのではないか。
私なら、どちらもリーチを選択しそうなので、二人の深い思考まではとても及ばないが・・・。

ただ、一番大きい理由としては、この局の親が好調者・右田ということであろう。
この右田の親を落とし、自らが加点することで今日一日の行く末が決まると感じていたのではないか。
ここは、二人にとって今日初めての勝負所であった。

もう一つの視点から見てみよう。
実は、この局に場に放たれている二人の待ち牌-は場に2枚。
8巡目、それから二人がテンパイする直前の10巡目にいずれも私がをツモ切っている。
トータル首位の私からの出アガリは二人にとっても魅力的だろうし、恐らく私が再度をツモるようなら、ダマのままならツモ切ることは明白だからだ。
だが、裏を返せば、前巡にを処理されているとも二人の目には映る。
どちらにしても慎重に、そして万全の構えで二人ともダマを選択したはずだ。

ところが、この二人の争いに私が割って入ってきた。
平凡な配牌に、ターツ選択のミス。全く勝負にならないと思っていたところに突然のテンパイ。

 ドラ

狙って組んだテンパイ形ではなく、いわゆる『テンパイさせられた』といった形。
当然ながら場の異様な雰囲気を感じていたし、何か危険牌を引かされた場合はすぐに手仕舞いをするつもりでいた。
だが、結果は私のツモアガリ。
藤原も対戦後に「あの局が痛かった」と後述したように、藤原にとっては本日一番のチャンスを逃したことは、失った点棒以上に大きかったのだろう。


この局を過ぎた後は、まさに右田の独壇場。

 リーチツモ ドラ

 ロン ドラ

 ツモ ドラ

この三つのアガリでマルA奪取。好調な出だしとなった。

しかし、右田は2回戦、3回戦で連続ラスを引き、初戦の貯金を吐き出す。
最終四回戦は再度トップを取ったものの、ポイントの上積みはわずか。
この日の出来なら一気に降級ラインを抜け出すことも可能であったと思えただけに、本人にも不満が残ることだろう。

逆に柴田はこの後2連勝。「負ける気がしなかった。」の弁は正直な気持ちであろう。
常に先手を取り、確実にアガリを重ねていくスタイルは今後も決定戦争いをリードしていくに違いない。




■前原×古川×瀬戸熊×老月

第4節終了後、古川にコメントを求めると、「必ず前原さんは上がってきますから。そのつもりで私も戦っています。」との返答が返ってきた。
レポート構成上、そのコメントは掲載できなかったのだが、冒頭にも記したようにその後の十段位連覇。
古川の眼が正しいのか、前原の自力が違うのか、どちらにしても二人とも超一流なのは間違いない。
そんな二人に対するは、復調気配の瀬戸熊と老月。
今節の組み合わせの中でも一番のギャラリーを背負い戦う4人。注目の一戦となった。

1回戦は瀬戸熊が大トップ。
2回戦は1回戦ラスに終わった前原がトップと、二人とも一歩も譲る気配はない。
逆に苦しいのは古川。古川にしては珍しい連続3着で、ポイントを減らした。

そんな中で始まった3回戦、東1局に飛び出したのは老月。
老月らしい重厚な手組みで、前原から会心の8.000。

 ロン ドラ

続く東2局も老月が仕掛ける。
2巡目にポン。表示牌の為2枚目とはいえ、子方での老月の仕掛けでは安いはずがない。
事実、時間は掛かったものの老月のテンパイ形は、

 チー ポン ドラ

場にはドラのは一枚も見えていない。古川は老月の気配を感じてか、早々に受けに転じている。
そんな中、敢然と立ち向かったのが前原。

 ドラ

手順も完璧。仕掛けが入っているとはいえ、このリーチはまさに王者の戦い方だ。
だが、ここにぶつけていったのが、同巡、先にテンパイを果たしていた瀬戸熊。
「あの局が勝負局だった」と本人も語るように、気合いの追っかけリーチ。

 ドラ

ここにもドラは入っていない。
は持ち持ちなのは承知の上、場況的に強そうなだけを取りにいった強引にも見えるリーチだが、ここは瀬戸熊の嗅覚に軍配が上がる。
「ここまで苦しい状況が続いていたけど、このアガリで楽になりました。」
このコメントは本音だろう。
試合巧者だらけのA1での戦いは、常に神経を磨り減らしながらの勝負となる。
このアガリで精神的優位に立てたことは、この後に続く戦いにもプラスに働くこととなる。

このリーチ負けをした後の前原の立ち振る舞いが素晴らしかった。

 ドラ

ここからをポン。なかなかこの仕掛けは打てない。
結果、瀬戸熊の、

 ドラ

この勝負手を未然に防ぎ、価値あるアガリとなった。

 チー ポン ロン

この後も瀬戸熊が1.600、前原が2.900と、二人が主導権を握っての戦いになるのだが、この半荘のクライマックスは南1局1本場、瀬戸熊の3巡目のこの仕掛け。

 ドラ

この牌姿からをチー。次巡をポン。
すぐにを引き込み、古川からを討ち取る。

 ポン チー ロン ドラ

こういったアガリができるところが瀬戸熊の持ち味だろうし、強さなんだと思う。
到底私には打てる仕掛けではないし、真似できないだろう。

このような仕掛けが打てるかどうかは、局面に体が反応するかどうかが鍵になる。
頭ではわかっていても、体が反応しない、声が出ない。
こういう時は得てして良い結果が生まれないことが多い。
自分の体と、麻雀と、局面がマッチし、精神面の充実によりその精度が増す。
瀬戸熊の光り輝く天性のセンスを垣間見た瞬間であった。暴君復活の時は近い。


さて、ここまで古川の様子がおかしい。防戦一方、普段の古川ではないようだ。
その古川、ラス前に突如戦いを挑む。
4巡目に仕掛け、6巡目にテンパイしたのが以下の形。

 チー ドラ

3メンチャンだが、ドラも無いこの手。そこにトップ目の親・瀬戸熊からリーチが入る。

 ドラ

ここに古川、ドラをぶつける。さらに無筋も連打。
「腹を括ったんですよ。」と古川。
「配牌を取った時点から、この手は向かう、と。決してオリない、と。」

古川は多くを語るタイプではないが、その一言一言には深みがあり、重みがある。
加点を目論む瀬戸熊からアガリを奪うと、当然のようにオーラスもアガってラス抜け。
「この日はスタートから3着、3着ときたでしょ。だから、3着にこだわったんです。」
この台詞、なかなか言えるものではない。
ずっと我慢を続けていたと思えば、この変わり身。
やはり鳳凰位3連覇は伊達ではない。

古川には、この後の結果が見えていたようだ。
最終戦、力強くトップを奪い、この日の負債をほぼ完済。
勝負どころが見えているかのようなこの結果には、やはり脅威を感じずにはいられない。

前原も最終戦しっかりとプラスを維持、こちらも古川と同じくマイナスを最小限に抑えた。

しかし、今日の主役は瀬戸熊。
最終戦ではポイントを落としたものの、トータルをプラスに戻した。
「 残り2節で決定戦を狙える位置までに上がっておかないと。あとは勝負だね。」
いつもどおりの笑顔で語る瀬戸熊。決定戦争いの鍵は瀬戸熊が握っているような気がする。


さて、もう一卓では小場の展開ながら連勝で終わった板川が、ポイントを伸ばした。

上位陣の差が詰まってきたこの展開では、最終節まで誰が抜け出すかわからない。
これからの戦いに注目である。

(文責:望月 雅継

 

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