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タイトル戦情報

第25期 プロリーグ

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A1リーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計
1 望月 雅継 1.0 82.7 62.6 5.5             151.8
2 柴田 弘幸 ▲ 7.2 12.0 2.6 94.8             102.2
3 古川 孝次 ▲ 26.2 19.4 4.9 96.4             94.5
4 老月 貴紀 29.1 ▲ 38.5 0.6 44.7             35.9
5 板川 和俊 19.9 ▲ 44.4 39.5 ▲ 28.3             ▲ 13.3
6 藤原 隆弘 1.0 ▲ 16.9 24.5 ▲ 31.2             ▲ 22.6
7 前原 雄大 32.4 35.7 ▲ 87.7 ▲ 10.7             ▲ 30.3
8 荒 正義 48.5 0.6 ▲ 47.0 ▲ 42.4             ▲ 40.3
9 右田 勇一郎 ▲ 24.5 12.5 ▲ 2.0 ▲ 37.1             ▲ 51.1
10 瀬戸熊 直樹 ▲ 25.0 ▲ 48.3 30.4 ▲ 21.9             ▲ 64.8
11 石渡 正志 4.3 ▲ 21.4 ▲ 17.1 ▲ 43.7             ▲ 77.9
12 仁平 宣明 ▲ 54.3 6.6 ▲ 11.3 ▲ 28.1             ▲ 87.1
鳳凰位決定戦進出者 3名   降級者 2名

第4節 組み合わせ

A卓:古川 孝次 vs 仁平 宣明 vs 藤原 隆弘 vs 右田 勇一郎
B卓:前原 雄大 vs 荒 正義 vs 石渡 正志 vs 柴田 弘幸
C卓:瀬戸熊 直樹 vs 老月 貴紀 vs 板川 和俊 vs 望月 雅継


A1リーグ詳細成績はこちら
1節終了時のレポート 2節終了時のレポート 3節終了時のレポート

【プロリーグA1 レポート】

梅雨特有の纏わりつくような蒸し暑さに生気を奪われそうな中、いつものように東京へと向かう新幹線の車中。
もう何年も同じように通っているのだが、今月だけはなんだか違う空気が辺りに漂っている。

東京駅に降り立つと同時に、その重々しい空気の理由が一目でわかった。
いつもは携帯しているであろう警棒を剥き出しにして警備に当たっている警察官。
今週行なわれる洞爺湖サミットの影響であろうか、はたまた先日の秋葉原での事件を意識した警備なのであろうか、普段麻雀牌にしか興味を示さない私がそんな事を知る由もないが、とにかくこの日本という国全体がピリピリとした雰囲気に包まれているのは間違いない。

地球温暖化の影響から高騰する食料。世界的な原油高。
どうやら地球規模で世の中が狂ってしまっているようだ。
このような事態が起こるとは、10年前にはとても考えられなかった。

同じことが麻雀界にも言えるのかもしれない。
だが、麻雀界にとっては、この10年は飛躍的に成長した10年ではなかったのだろうか?

これはひとえに先人達の努力に他ならないと思っている。
先輩たちが種を蒔き、一生懸命汗をかいて努力してくださったおかげで、私たちは今、安定したレールの上を走ることができるのではないだろうか?
これから10年後、新しい仲間たちがより良いプロ活動を送ることができるように、私たちが今、新たな道を開拓する努力を怠ってはいけないと考えている。

世の中も麻雀も、『一寸先は闇』である。
どのような事態が起こったとしても、それに対応できるようでないと、この荒波を乗りこなすことは難しいであろう。

先見の目を持って事態を未然に回避することができるのならば、現在のこの混乱は起きなかったのではないか?

麻雀も同じである。
いかに早く、状態の、状況の変化を見極められるかどうかが鍵を握る。

今節は突如として有楽町に嵐が吹き荒れた。
この嵐の中を各人がどのように立ち回ったか、注目して見てみることとしよう。





■ 荒×前原×石渡×柴田

連盟が誇るA1の二大巨頭、荒と前原。
この二人に石渡と柴田が挑むような図式で始まったこの対局、先手を取ったのは柴田。
親・前原の仕掛けに動じる事無く、荒から8.000を討ち取る。

 ロン ドラ

手順も完璧なこのアガリ、しかしこのアガリは以後に吹き荒れる嵐の序章にすぎなかった。

続く東2局、親番の荒の配牌。

2巡目にを引き込むと、同巡に前原からをポン。
そして6巡目にを重ねて小四喜のテンパイ。

 ポン ツモ 打

実は配牌の時点で前原、石渡にが1枚ずつ、柴田にが1枚。
残りのアガリ牌はたった1枚。
親である荒のオタ風ポンであるから確かに切り出しにくいところではあるが、三者共に最後までこの当たり牌を切り出さないところは流石だ。

しかし終盤、たった1枚のを荒は引き寄せた。

 ポン ツモ

大きな大きな16.000オール。開局早々のこの一撃に、ギャラリーも対戦者も感嘆の表情を浮かべる。

続く1本場でも荒は前原から5.800は6.100を討ち取り、荒のワンサイドゲームの様相を呈する。

しかし、本日の主役は荒ではなかった。
荒に真っ向から挑戦状を叩きつけた男、それは柴田だ。
東2局2本場、更なる加点を目指す荒から、

 ドラ リーチ ロン

この3.900は4.500をアガると、次局の親番では前原の満貫リーチを掻い潜って、

 ポン ポン ロン

前原から12.000をもぎ取り、しっかりと荒に喰らいつく。

その後、前原も石渡も必死に食い下がるが、ここは勢いのある柴田と荒のテクニックに交わされ、局は淡々と進む。
結果、荒→柴田のワンツーで初戦を終える。

対局後、柴田に今節の感想を尋ねると、
「今日は押し引きのバランスがよかった。今節の勝利は今後の戦いへの自信につながると思う。」と語った。
荒や前原の攻勢をきちんと受け止め、石渡の重厚な打ち筋を往なしたうえで勝ち得たポイントは、オールプラスの+94.8P。一気に決定戦争いの主役へと躍り出た。
まだ先は長いが、この強メンツでのこの結果は本人も満足であろう。
学年は違えど同い年の強敵の出現に、私も気持ちを入れ直さなければと痛感した結果であった。





■ 瀬戸熊×老月×板川×望月

半荘2回を終えて、瀬戸熊に復調の兆しを感じた。
1、2回戦共に小さいながらも上手くプラスにまとめ、前節までの負債を半分返済。
前節最終戦のトップを足がかりに、一気に上位進出といきたいところだ。

逆に低調だったのは私。
圧倒的な攻撃力を誇る三者を相手に、全く手も足も出ない状態である。
このままの状態ではA1も一気に混戦模様になるのだが・・・。

3回戦、静かな立ち上がり。
私が小さいアガリで連荘するものの、老月が素早く親を蹴る。
そして迎えた東2局1本場。
親・老月の2.000オール。

 リーチツモ ドラ

守備力の高い老月がセーフティーリードを持つ意味は、この上なく大きい。
強引に危険牌を切り飛ばすような局面は皆無に等しいし、甘い初牌が場に放たれることもない。
場に緊迫感が常に走り、老月の望むような重い場況で展開されることが多くなってくる。
そして、ジリジリと老月の間合いで相対することとなるのだ。

そうなると戦いにくいのは皆も同じ。
連盟屈指のファイター、板川と瀬戸熊が共に牽制の意味も込めて仕掛けを放つ。
まるでノーガードの打ち合いを望んでいるかのようだ。

しかし、両者の想いとは裏腹に、局面が深まる場面が多くなる。
これは老月の望みどおりの展開に違いない。
小さなアガリや流局を繰り返し、老月がリードを保ったまま南場を迎えることとなる。

ここまで流局が5局。
お互いが牽制しあう中、均衡が破れたのは南1局4本場。
ここまで精彩を欠いていた親番の私。

 チー ツモ ドラ

普段、この形を仕掛けるのは私の型ではない。
しかし、どうしようもない閉塞感がこのような仕掛けを打たせたわけだが・・・。

この仕掛けで得るものは点棒だけであることは良くわかっているつもりだ。
このリードを保てるほどA1は甘くはない。
そしてこの軽い仕掛けを打たせる思考が、結果大きな嵐を巻き起こすきっかけになるというのだから、麻雀とは上手くできているゲームなのであろう。

次局、親の私がすべきことは何だろうか?
必死に連荘することだろうか?
いやいや、そうではない。

更なる加点を目指すことなのだろうか?
それも違うだろう。
これから戦っていけるだけの十分な体制作りをすることが先決ではないのか?

そんな私が、11巡目に動いた。

 チー ドラ

仕掛けた瞬間には違和感を感じなかった。
だが次の瞬間、背筋に寒い何かを感じる。

下家・老月が、なんとをツモ切り。

時既に遅し。
このような仕掛けを打ってしまうようでは、今まで積み上げてきたものが全て台無しになってしまうのは明白である。
こんなことなら、前局アガリを逃したほうがよっぽど良かった。
目先のアガリではなく、もっともっと大きな運量の奪い合いで勝敗を決している私たちにとって、このような目に見える敗着打を打ってしまうことは致命傷になりかねない。

私のこの大きなミスに気がつかないのは素人だ。
辺りの空気が変わった。
次の瞬間、大きな波に飲み込まれるような感覚に襲われる。

この微妙な空気の変化に敏感に反応したのは、ここまで息を潜めていた板川。
私が喰い流したにチラリと視線を落とすと、意を決したようにツモ切りリーチを決行。
そして、一発ツモ。

 リーチツモ ドラ

5巡目にテンパイ一番乗りを果たしたものの、役なしの為じっと手変わりを待っていた板川。
前巡に待望の高目を引き入れて、ヤミテン継続。
そして私の仕掛けが失敗とみるや、当然のようにリーチ。そして一発ツモ。

麻雀とは、こういう勝負なのである。
見えない部分が多い中で僅かに得た情報から、確かな結果を導き出す。
それこそがプロなのだ。

余談ではあるが、もちろんはラス牌であったということを付け加えておこう。


ここから板川は怒涛の攻勢を始める。南2局、瀬戸熊から、

 ポン ポン ロン ドラ

この3.900を討ち取ると、続く南3局の親番でまたも瀬戸熊から9.600の出アガリ。

 ロン ドラ

最後まで手綱を緩めなかった板川は、この半荘待望のトップを飾る。

この嵐を巻き起こした原因は、間違いなく私にある。
今節ポイントを減らさなかったから良し、としてはならない。
一打一打、その局面に応じてきちんとした大局観を持って試合に臨むことがプロである絶対条件である。
このような戦いをしているようでは、鳳凰位はおろか決定戦進出など夢のまた夢であろう。
深く猛省を期した一日となった。




残るもう一卓に目を移すと、ここでも嵐は吹き荒れていた。
古川が貫禄の四連勝。
三者に同じようにマイナスを押し付けての一人勝ちに気を良くしているのかと思いきや、
「攻撃力がある相手が揃っているわけだから、これくらいのプラスでは全く気が抜けません。」とのこと。


ポイント差は広がってはきたものの、まだまだ何が起こるかわからないのがA1リーグ。
来月以降の戦いにも期待したいものである。

(文責:望月 雅継

 

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