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タイトル戦情報

第25期 プロリーグ

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A1リーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計
1 望月 雅継 1.0 82.7 62.6               146.3
2 板川 和俊 19.9 ▲ 44.4 39.5               15.0
3 藤原 隆弘 1.0 ▲ 16.9 24.5               8.6
4 柴田 弘幸 ▲ 7.2 12.0 2.6               7.4
5 荒 正義 48.5 0.6 ▲ 47.0               2.1
6 古川 孝次 ▲ 26.2 19.4 4.9               ▲ 1.9
7 老月 貴紀 29.1 ▲ 38.5 0.6               ▲ 8.8
8 右田 勇一郎 ▲ 24.5 12.5 ▲ 2.0               ▲ 14.0
9 前原 雄大 32.4 35.7 ▲ 87.7               ▲ 19.6
10 石渡 正志 4.3 ▲ 21.4 ▲ 17.1               ▲ 34.2
11 瀬戸熊 直樹 ▲ 25.0 ▲ 48.3 30.4               ▲ 42.9
12 仁平 宣明 ▲ 54.3 6.6 ▲ 11.3               ▲ 59.0
鳳凰位決定戦進出者 3名   降級者 2名

第3節 組み合わせ

A卓:荒 正義 vs 古川 孝次 vs 板川 和俊 vs 柴田 弘幸
B卓:前原 雄大 vs 藤原 隆弘 vs 老月 貴紀 vs 望月 雅継
C卓:瀬戸熊 直樹 vs 仁平 宣明 vs 石渡 正志 vs 右田 勇一郎


A1リーグ詳細成績はこちら
1節終了時のレポート 2節終了時のレポート

【プロリーグA1 レポート】

「麻雀が上手になるためにはどうしたらいいですか?」
「麻雀が強くなりたいんです。どうすれば勝てるようになりますか?」

最近、このような質問をされることが多い。
麻雀教室の生徒さんやアマチュアの方に対しては、私は決まってこう答えるようにしている。

「麻雀を大好きになることですよ」

だが、この質問が麻雀プロからのものであると困ってしまう。

本人はいたって真剣に聞いているつもりなのだろうが、
その相手がどういった回答を求めているかによって話す内容も変わってくるだろう。



A1リーグに所属する者達。
それは特別な存在なのかもしれない。
基本的な能力はもちろん平均して高レベルにあるのであろうし、さらにそれぞれが特殊能力と呼んでもいいくらいの個性を持っている。

或る者は危険察知能力であったり、また或る者はアガリに対する嗅覚であったり。
圧倒的な攻撃力を持った者もいれば、卓越した技術を持った者もいるだろう。

もちろんそれは先天的なものかもしれない。
麻雀センスといった言葉で片付けてしまうほど簡単なものではないのかもしれないが、
生まれながらにしての能力の差はいかんともし難いものがあるのも現実なのだろう。

ただ…間違いなく言えること。
それは、ここまでの長く険しい道程は各人の努力の賜物であるということだ。
周りをも凌駕するほどの圧倒的な麻雀センスを持つものが、いつのまにか消えていくのも、この世界の特徴といっていいのかもしれない。

能力を持って生まれてきた者も、そうでなかった者も、このA1の舞台で戦っている者全てに言える事は、
誰にも負けないくらいの努力を各人が積み重ねてきているという事実に他ならない。

『継続は力なり』

この言葉がこんなにもぴったりと当てはまる競技は、他の頭脳競技にはないだろう。
このA1の舞台での熱い闘牌の裏側には、見えない部分での隠れた努力があることを、これから上を目指すであろうプロ達には知っておいてもらいたい。
地道な努力の積み重ねこそが、待ち望む結果を生む原動力になるのだろうから。





■ 荒×古川×板川×柴田

A1初挑戦の二人に、洗礼を浴びせるべく立ちはだかる荒と古川。
昇級してきた勢いが勝るのか、それとも熟練の技がそれを阻むのか。興味深い一戦となった。

まずは開局早々の柴田の先制リーチを、親・古川が丁寧な対応で受け流し二人テンパイに持ち込む。
さらに次局は、得意の仕掛けから一人テンパイ。
アガらずして点棒を増やすところは、正に古川の真骨頂なのだろう。

だが、そうはさせまいと古川の行く手を阻むのは荒。8巡目にテンパイを果たすと即リーチ。

 ドラ

古川の目からはが3枚、が3枚。
ダブルワンチャンスとなったは親番だけに止まらないか。


続く東2局は柴田が、

 ドラ

これを古川から討ち取る。この時の古川、

 ドラ ツモ 打

大物手に変化しそうな道中でのこの放銃。
このも放銃を回避することは難しいだろう。

こんな不運な放銃が二回続いても全く変わらないのが古川の持ち味。
柴田の連荘を止めるべく、軽快な二フーロで捌く古川。

 ポン ポン ロン ドラ

わかっていてもなかなかできないこの仕掛け。これが古川の強さの秘訣であると思う。


続く東3局、親の板川が2,000を柴田からアガった1本場、古川との仕掛け勝負を制したのは柴田。

 ポン ロン ドラ

めまぐるしく首位が入れ替わる展開。
古川の一人テンパイを挟んだ南1局1本場、親古川のリーチを掻い潜る荒。

 ロン ドラ

これでまたもや荒がトップに返り咲く。
古川にとっては苦しい時間が続いているのだが、それを感じさせないような切れのあるアガリを次局に見ることとなる。

 ロン ドラ

前巡にツモってきたを入れ替えてのこの形。
柴田と荒に好形のイーシャンテンが入っていただけに、
一歩間違うと取り返しのつかないダメージを受けるところをなんとか踏みとどまったのは、さすがとしか言いようがない。

痛かったのは柴田。
この放銃で荒とのマッチレースに持ち込みたいところを逆に古川に追いつかれ、クビまで切れてしまう。


南3局は古川→荒への2,600放銃があり、これで荒は安泰。

オーラス、点棒状況を確認してみると、荒39100、柴田28500、古川26400、板川26000。
熾烈な2着争い。
3者の心中を察すると、まずは2着。そしてあわよくば30000点キープといったところか。逆にラスだけは回避したいところであるが…。

先手を取ったのは古川。
4巡目にをポン。そして加カン。さらにまで鳴けて、この形。

 加カン ポン ドラ

ここで古川に待ったをかけたのが、ここまでじっと我慢を重ねてきた板川。

 ドラ

古川のピンズ模様に合わせてのリーチなのだが、はポンされている。
もう一度点数を確認してみよう。
ダマテンの出アガリだと29900で30000点に100点届かない。
だが、ラスから2着に浮上するわけであるから、私ならここはダマを選択しそうだ。そしてツモった時にだけ首を確保という道を選びそうであるが…。

しかし、板川はリーチを選んだ。古川に真っ向勝負を挑んだのだ。
これが功を奏し、古川から7,700の直撃。板川の思惑通り、2着浮上でさらにクビを確保。ここまで耐え忍んだ我慢が結果として表れた形となった。


この2着が効いたのか、板川は3、4回戦を連勝で締めくくり、トータルでも2位に浮上。
先の長いA1リーグであるが、来節以降気分良く対局に臨めることであろう。

逆に最悪の結果となってしまった古川だが、終わってみればプラスで終了。
今節は残念ながらマイナスとなってしまった荒と共に、決定戦争いをリードしていくものと思われる。




■ 前原×藤原×老月×望月

1、2回戦をプラスでまとめ、一歩リードした感の老月。
それに対して他三者は老月マークを強める3回戦、開局早々の望月のリーチ。

 ドラ

当然のように流局。テンパイ形を見た前原は苦笑い。
このリーチ、果たしてどうなのであろうか?
賛否両論あるとは思う。実際、テンパイを果たしていた藤原と老月は共にを引かされて回っていた。
ダマにしていれば7,700を拾えていたかどうかはわからない。
私だって毎回必ずリーチといくわけではないのだが、こんな手を空振りし続けても、怯む事無くリーチを掛け続けることのできる打ち手で在りたいとは思っているのだが…。

当たり牌を引かされても上手く回ってテンパイをつけた親・老月の連荘が続き一本場、8巡目にドラを切ってのリーチは藤原。
先ほどの望月とは対照的に、切れ味鋭く一発ツモ。

 ツモ ドラ

先月も記したように、藤原の一瞬の鋭さ、アガリに対する嗅覚はA1屈指である。
藤原といえば守備的な打ち手の代表格と思われがちだが、私は同じくらい攻撃力を持ったプレーヤーだと思っている。
オールラウンダーな上に秀でた守備力を持っているのだ。

次局、東1局にフルスイングで空振りをした望月の6巡目、

 ツモ ドラ

さて、何を切る?
関連牌としてはが1枚、が1枚、が1枚、そしてを前巡に藤原が1枚切っている。
私が選んだのは
リャンメン固定のシャンテン戻しが良さそうだが、七対子のイーシャンテンを取りつつ、大物手への変化を考えた一手を打った。

もちろんこれには伏線がある。
東1局の空振り、そして縒れたツモに、そう簡単に手牌が進んでいかないような感覚を覚えたからだ。
そして8巡目、藤原が切った2枚目のをポン。
これもこの手は一筋縄にはいかないだろうとの身勝手な想像から、少し捻ってみたらどうか、との遊び心からの仕掛けであった。
もちろん安い手で終わるつもりはさらさらない。再度空振りをしてもいいんだとの決意を持っての仕掛けであった。

9巡目、前原から切られたをもちろんスルー。そして11巡目、少考の藤原から出たをポン。打
『しまった』の表情は藤原。終局間際にツモ。3,000、6,000。

 ポン ポン ツモ ドラ

これはきっと偶然のアガリであろう。誰が見てもたまたまというかもしれない。
同じ打牌ができるか?と問われたならば私にだってわからない。
ただ一つ言える事があるとすれば、A1のこの対局、皆それぞれが魂を削りながら戦っている結果であるということであろうか。
失敗に終わったり、他家のアガリを呼び込んだりしたら、それこそ何を言われるかわからないような仕掛けである。
ただ、毎日の鍛錬の積み重ねが言わせた『ポン』の一声であろうし、研ぎ澄まされた集中力から生まれたアガリであると信じたい。

さらに望月の一人テンパイ、藤原の700、1,300を経ての東4局、今度は手なりでの望月の2,000、4,000。

 ツモ ドラ

5万点オーバーと気を良くした望月は、次局も親の老月の先制リーチに対して真っ向勝負。

 ドラ

しかし、これが老月の反撃へのきっかけとなる放銃へとつながる。

 ロン 

続く一本場には、目の覚めるような一発ツモ。

 ツモ ドラ

これで原点に復活。さらに藤原を捲くって2着に浮上。
追い上げムードも束の間、今度は藤原が一発ツモ。

 ツモ ドラ

先制テンパイの望月、さらにはドラアンコ仕掛けの前原、二人の当たり牌を使い切っての価値あるアガリ。
これで藤原も再度原点復帰。三つ巴の争いとなるが…。

追いかける立場の前原、待望の親番で望月から1,500をアガるも、次局は老月に捌かれ万事休す。このまま一人沈みで終局となってしまう。

前原の今節の不調の原因は何か?
何度牌譜を読み返してみても、原因は見つからない。
いつも通り繊細かつ慎重な打牌選択を繰り返している。
結果今節はマイナスしてしまったものの、前原にしてみれば長いリーグ戦、こういった一日もあると思う程度のものか。
それだけ前原の摸打には正確でブレが無く、逆に言えば他三者があまりにも出来が良かったということの裏返しにしかならない気がする。


三者がプラスの状態で始まった4回戦、東2局に藤原が値千金の8,000オール。

 リーチツモ ドラ

これで勝負ありかと思われた南1局、今度は望月が二節連続となる四暗刻。

 リーチツモ ドラ

僥倖もここまで続くとなんだか怖い気もするが、この強運も日頃の努力の積み重ねだと信じたい。



さて、A1もう一つの卓は、最終戦で瀬戸熊が待望の今季初トップ。
本日トータルでも同卓者を全員沈めての一人浮きという結果、相当気を良くしたに違いない。
今後の浮上がとても楽しみだ。

逆に瀬戸熊と入れ替わる形で最下位に転落は仁平。
仁平の安定感をもってすれば、この時期の順位など意にも介さないだろう。
二位以下が大混戦の今季のような展開は、粘りが信条の仁平にとっては逆に願ったりか。


誰にも負けない強い気持ちと根性だけで這い上がってきた自分が、このステージで戦うことができるという現実を、夢を信じて戦いを続けている全ての仲間たちに伝えたい。

きっと努力は裏切らないのだから。

(文責:望月 雅継

 

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