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タイトル戦情報

第24期 プロリーグ

A1 A2   B1 B2   C1 C2 C3   D1 D2

A1リーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計
1 荒 正義 89.0                   89.0
2 藤原 隆弘 68.7                   68.7
3 仁平 宣明 29.4                   29.4
4 瀬戸熊 直樹 10.9                   10.9
5 古川 孝次 ---                   0.0
6 前原 雄大 ---                   0.0
7 山田 ヒロ ▲ 13.2                   ▲ 13.2
8 石渡 正志 ▲ 41.3                   ▲ 41.3
9 老月 貴紀 ▲ 66.4                   ▲ 66.4
10 朝武 雅晴 ▲ 79.1                   ▲ 79.1
鳳凰位決定戦進出 3名   降級者 未定
A1リーグ詳細成績はこちら
1節終了時のレポート

【プロリーグA1 レポート】

第24期リーグ戦が始まった。
今期から,全ての公式対局は全面禁煙となった。そのことは麻雀プロとしての在り方を組織として考えた一つの結果である。
これからの麻雀プロ像を考え、全員一致で理事会で決定したわけだが、このことはそれだけ真摯に組織そのものが考えているという証でもある。同様にA1リーグの各選手は連盟の或る意味看板選手であり、打ち手としては結果も大切なことであるが質も意識していかねば淘汰される時代であるということである。
開幕にあたり、連盟会長である、灘麻太郎の挨拶をかねた言葉があった。
麻雀はツキのゲームではあるがそのツキを操っていくのがプロであり、世間に認められるのがプロである。
いい言葉である。
その通りなのである。プロならば内容であり質であり、各選手がプロとして何処を目指しているかという問題なのである。
そういう観点で第一節のA1リーグ戦を書かせていただく。
  



A卓 瀬戸熊、老月、山田、藤原  


東1局親、瀬戸熊が

  ドラ
この配牌で、序盤に打ち出された を一顧だにせず暗刻にし、13巡目にリーチを打つ。



「昨年、軽い仕掛けが空振り、第1節でマイナスを被ったので今期はゆったり行こうと考えていました。」
戦後、瀬戸熊はそう語っていた。その心の余裕が自分を追い詰めることなく、全5戦に亘り相手の手を、心を読んで戦っていたように映った。
この瀬戸熊の親リーを蹴ったのが老月である。

10巡目ドラの を重ねテンパイ。

そして瀬戸熊からリーチが入った同巡に同じ待ちである をツモ和了る。
老月が難しかったのは前巡、


ここから打 としている。これが老月の麻雀の構え方なんだろう。
瀬戸熊は老月のツモった を見つめていた。はたしてどんな気持ちだったか。
この半荘、瀬戸熊はノーホーラで終わる。精確に記せば、ノーホーラの道を敢えて選んだように映った。前に出て来ないのである。
それに見合う手材料が無かったのも事実であるが、それよりも大きなものを見ながら打ち続けたように思える。
リーグ戦は全40回戦である。ツイている日もあればツかない日もある。要は40回を纏めあげる力なのである。
たぶん、昨年の経験を生かしたということなんだろう。昨年はツいてないにも関わらず前に出てサンドバッグになった。
痛みというものは、人に知恵をあたえるということなのだろう。
いずれにしろ、 は老月を選んだ。
今局に関しては、老月はツいていたということである。

そして続く東2局、老月の配牌は、



この手牌が、たった6巡目でツモり四暗刻に変貌するのである。



勿論老月の構え方の重さもある。前巡藤原から打ち出された を見送っている。
おそらくこれは老月のフォームなのだろう。現在A1リーグで、この を動かないフォームなのは朝武くらいだろう。これは間違いなく老月の武器である。なぜならば、武器というものは他人が使えないものが武器たりえるからである。
ただ今局でよく解らないのは、藤原が東を動いてからのリーチである。
勿論心情的に解らないわけではない。抑え込みのリーチなんだろう。
しかし、見えてこない部分は、老月が何処を目指しているかという部分である。
戦後老月は語っていた。
「最初は、8,000点の和了りでいいと思った。藤原さんに親マンを打つ覚悟でリーチを打ちました。」
覚悟はいいと思える。しかし、満貫でいいならヤミテンが本手ではないか。藤原が動いてもそうすべきだろう。もしくは を動く手もある。
抑え込むならば、テンパイ即リーだろう。
藤原は、 が2枚あるから動くという打ち手ではない。動いてからリーチでは間に合わないのである。
もう一つ、ツモってきた牌の意味を感じて欲しい。
ツモが生きているのである。ツいているのである。ならばツキを活かすのが技術だと思う。
待ち牌は4枚山である。リーチならばツモ和了り。ヤミテンならば山田からの出和了り。結果は別物であるし、結果から判断してはいけないが、それでも何処を目指しているか伝わってはこない。

老月の立場から考えれば、プレッシャーが打たせた一巡遅れのリーチなのかもしれない。昇級後の開幕戦のプレッシャーというものは経験したことがない打ち手には理解できないだろう。何年にも渡っての幾つもの幸運と果てしない我慢の末、座れるのがA1リーグの椅子なのである。
そこで何を表現したいか、何をファンに伝えたいか、そのことがハッキリしない打ち手は、いずれ消えていく。
それが会長のおっしゃりたかった部分なのだろう。

山田は を放っているが、普段はそういう軽々しい打ち手ではない。
山田も瀬戸熊同様、この半荘ノーホーラで終わる。しかもほとんどハコテン状態で終わる。
その時、思い起こしたそうである。何年か前にA2リーグに昇級した時、無防備に国士を打ち込み▲80Pになったことを。
あの時のことだけは再現してはならないと。
これも山田の経験則であり、能力なのである。
凡庸な打ち手は切り換えることが出来ず、感情に流され経験を活かせない。
ミスは誰でも犯す。大切なのは、同じミスを犯し続けないことだと思う。
麻雀に勝因はない、そう信じている。あるのは敗因だけだと思う。
藤原は今局を境に、この半荘素点だけで30P、順位点を含めれば40P稼ぐ。
仮に藤原の親番で役満を老月がツモ和了っていたらどうなっていたかわからない。
老月もめげることなくまた、満貫をツモ和了り、20P以上のプラスで終わった。
 
全対局終了後、老月のポイントを見て驚いた。
老月に何が欠けているかは分からないが、本人がこれから向き合い抱えていかねばならない問題なのだろう。
たくさん苦しんでたくさん強くなることを願うばかりである。
若さには、残された時間があるだけ苦しむ価値と、なによりも可能性が有るのだから。


B卓 仁平、石渡、朝武、荒
 
麻雀プロは、一打一打に意味を持たせられねばならない。
構想力であり、局面のテーマを測る力である。
そういった意味で、この譜をご覧頂きたい。

3回戦 東2局西家 荒

  ドラ

ツモ
捨て牌



3巡目ツモ で打 。打 ではなく なのである。東場であるならば、追い求めるべきは打点力である。

最高形は

そうなるかどうかは別である。手役に溺れてはならないが、手役を落としてはならない。
それもプロの在り方のひとつである。
そして、次巡ツモ で打 。これは手牌を厚く持ったということよりも、トイツ落としを図ることで相手に対してのプレッシャーをかける意味だろう。
どう映るか、どう映させるかということである。
7巡目ツモ でテンパイである。


ここでも荒はテンパイ取らずの打
ここでテンパイを取るのは荒の中での今局のテーマに合っていないということである。
9巡目に親の石渡からリーチが入り、オリに向かっている。
荒を称して、「楷書の麻雀である」そうおっしゃった方がいたが、まさにその通りである。
とりあげた譜だけでなく今節は、全局に渡り同様の戦い方を荒はしている。
一昨年、荒は体調を壊し、血液の三分一を出血させている。今も体調は決して良くはない。年齢的にも、いつまで麻雀を打てるかは分からない。
穿った見方かもしれないが、勝ち負けだけではなく、荒は何かを残そうとしているのかもしれない。
余談になるが、先日グランプリが終わったあと、珍しく荒が滝沢を叱っていた。
そういう打ち方は麻雀プロとしてはだめである。
そんな内容だった。
今日は荒さんが勝ったんだから、いいじゃないですか。
私がそう言うと、
そういうことじゃないんだ。
そういって荒は口を閉ざしてしまった。
滝沢をこの世界に引き入れたのは荒である。
荒は滝沢が大きくなることが滝沢にとっても麻雀界にとってもいいことだと考えている。
何かを残す、このことは荒にとっては譜を残すことであり。滝沢を残すことなのかもしれない。

第1節が終了し、それぞれ並びができた。
勝負は時の運であり。勝ちも負けもある。戦いは当たり前の話ではあるが、苦しみの連続である。
私も来月から戦わねばならない。正直不安だし恐い。
いつもそうである。それは多分、皆そうだろうと思うし、仕方がないことなんだろう。
それでも、そんな中で麻雀を通し何処を目指し何をあらわすか、何を表現できるか考えていかねばならないことである。
そして、そう在り続けることが、プロの証なんだろうとも思う。

(文責・前原雄大)

A2リーグ

順位 名前 1 節 2 節 3 節 4 節 5 節 6 節 7 節 8 節 9 節 10 節 合計
1 板川 和俊 63.2                   63.2
2 藤崎 智 56.6                   56.6
3 吉田 幸雄 40.0                   40.0
4 右田 勇一郎 35.1                   35.1
5 沢崎 誠 21.3                   21.3
6 伊藤 優孝 18.1                   18.1
7 明石 光平 2.5                   2.5
8 近藤 久春 ▲ 4.1                   ▲ 4.1
9 紺野 真太郎 ▲ 5.1                   ▲ 5.1
10 原田 正史 ▲ 16.9                   ▲ 16.9
11 勝又 健志 ▲ 20.7                   ▲ 20.7
12 滝沢 和典 ▲ 29.1                   ▲ 29.1
13 井出 一寛 ▲ 41.5                   ▲ 41.5
14 柴田 弘幸 ▲ 52.1                   ▲ 52.1
15 山井 弘 ▲ 72.8                   ▲ 72.8
16 森角 弘孝 ▲ 114.4                   ▲ 114.4
昇級者 未定     降級者 未定      ※降級者は都合により残留となる場合があります
1節終了時のレポート

【プロリーグA2 レポート】

プロ連盟に入って11年目。東京本部に移籍して10年の歳月が流れた。
思えば10年前は、早くA1に上がって、師である沢崎誠を倒しての鳳凰位獲得、という目標を掲げてのC1スタートとなったものであった。
その間獲得したG1タイトルは4つ。我ながら胸を張れる成績である。しかし、肝心の個人目標の方は…。

という訳で、Bリーグのボスキャラを卒業して、初のAリーグ参戦初日である。
対戦相手は沢崎プロ、紺野プロ、山井プロ。
沢崎は、いまさら特筆の必要はあるまい。
紺野は、私個人的には、かなり評価は高い。新人王戦では滝沢が本命と言われる中、私1人が紺野の優勝を的中させた。
トントン拍子でA2まで昇級した後、若干低迷期に入っているが、私の評価は下がってはいない。
山井は、昨年度最も飛躍した男子プロだと思っている。十段戦、王位戦、發王戦で大活躍し、グランプリ出場も果たした。
初戦から大一番を向かえたが、結果好スタートを切れた。大きく出遅れたのは山井。牌勢も展開もかなり悪かったようだ。持ち味の守備が乱れ、高い手に何度か刺さってしまっていた。しかし、最後まで降級争いを演じるような男ではない。巻き返すだけの実力と勢いを持っているはずである。

国士をツモった板川プロをはじめとするおじさん軍団が好スタートを切った。
若手では右田プロが一人頑張ったが、今年度はおじさんパワー炸裂の一年にしたいものである。

(文責・藤崎智)

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