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第27期 十段戦 

ベスト8レポート

(レポート:滝沢 和典)

日本プロ麻雀連盟Aルールは一般的なルールに比べて順位点が小さいため、大きなトップを取る、マイナスは最小限に抑える、
といったような打ち方のほうが勝負の決まり手となることが多く、着順をそれほど意識する必要はない。
そのため、毎月行われるリーグ戦などで順位を意識しすぎる打ち手は、線が細く、怖さがあまりない。

しかし、各卓上位2名勝ち上がりのトーナメント戦では、他家との点差が戦いの基準となるため、少しでも上の順位を取るということも大事になってくる。

前日行われたベスト16の平均順位率(上位2名が通過)

A卓 板川和俊  2,33   B卓 朝武雅晴  2,16   C卓 吉田雄二  2,00   D卓 ダンプ大橋 1,83
  堀内正人 2,16     藤崎智   1,66     瀬戸熊直樹 2,33     松崎良文  2,33
  猿川真寿  2,66     石渡正志  3,00     伊藤優孝  2,33     沢崎誠   2,83
  樋口新   2,83     吉田幸雄  3,16     荒 正義    3,00     藤原隆弘  2,83

目立つのは堀内、藤崎の順位率。この数字でトータルポイントは2位。
トーナメントに苦手意識を持っている打ち手は参考にしてみてはいかがだろうか。



【A卓】板川和俊 vs 藤崎智 vs 吉田雄二 vs 松崎良文

【B卓】堀内正人 vs 朝武雅晴 vs 瀬戸熊直樹 vs ダンプ大橋

 
 
  A卓 左から 吉田 雄二、板川 和俊、
藤崎 智、松崎 良文
B卓 左から ダンプ大橋、堀内 正人、
瀬戸熊 直樹、朝武 雅晴

 

B卓では、1回戦から瀬戸熊とダンプがぶつかり合う。東2局、南家・ダンプが、

 アンカン ポン ドラ

この仕掛けで6,400のテンパイ。ダンプの子方での序盤の仕掛けはそれなりに打点が高いことを、他家も悟っている様子。
1人攻めっ気を出しているのが北家・瀬戸熊。その瀬戸熊がダンプからをポンして11巡目にアガリ。

 ポン ロン

ダンプの強い-待ちが潰されると、続くダンプの親番では、前局アガった瀬戸熊が5巡目にリーチ。

終盤にダンプが仕掛ける。

 チー ドラ

すると瀬戸熊がハイテイでツモアガリ。

 ツモ

この3,000・6,000。

東4局、親番では朝武の4,000オール。

 ポン ポン ツモ ドラ

瀬戸熊は攻める手を緩めず。さらに加点して1回戦終了。

B卓1回戦終了時

瀬戸熊+32,4P  朝武+5,0P  ダンプ▲14,2P  堀内▲23,2P




A卓は段位、実績から本命視されていた、板川、藤崎が沈み、松崎の大トップで1回戦終了。

A卓1回戦終了時

松崎+38,6P  吉田+6,5P  板川▲16,4P  藤崎▲28,7P


A卓2回戦は、東2局に南家・藤崎が1,300・2,600。

 チー ツモ ドラ

続く東3局は藤崎の親番。捨て牌、

  東家(藤崎)
 
   
  南家(吉田)
 
   
  西家(板川)
 
   
  北家(松崎)
 

 ツモ ドラ

ここで打として、七対子の1シャンテンに構えるのは藤崎らしいが、最終的に仕掛けた西家・板川にで3,200の放銃となってしまう。

 ポン 加カン ロン

東2局の1,300・2,600を足がかりに、藤崎の反撃を予想していたが、藤崎の局面読み違い。
ピントが合っていない様子だ。

東4局にはまたも板川が12巡目、

 ツモ ドラ

この3,000・6,000。板川にはこのパンチ力がある。
しかし、その板川が南3局、思わず「しまった!」とつぶやき顔をしかめた放銃があった。

 ロン ドラ

藤崎は場面に穏やかな牌のみを打ち出しており、確かにテンパイは読みにくいのだが、板川はオリ気味の捨て牌。
打点的にはそれほど痛い失点ではないが、ほんの一瞬、気を抜いてしまったのであろう。

このアガリをきっかけに藤崎にチャンスがやってきた。
700オール、2,600オールとツモアガり、3本場5巡目。

 ツモ ドラ

ドラのをツモって打のテンパイ取らずとする。ツモで打、ツモでこの選択。

 

でリーチ。
どちらの3メンチャンも場に見えている枚数はほぼ一緒だが、場に安い、山に残っている可能性が高いピンズに受け、を一発ツモで4,000は4,300オール。

藤崎はこの親で調子を取り戻したかに見えたが、3、4回戦は板川とラス争い。
なかなか藤崎、板川のあと一押しが決まらず、吉田雄二の坦々とした攻め麻雀と、松崎のヤミテンがピッタリとかみ合う。

その松崎は、

 ドラ

こんな早いテンパイもヤミテンだ。
一見すると、線が細いようにも見えるが、周囲の手牌と合わせてみると的確にはまっていることが多い。
それは松崎の持ち味で、時には欠点ともなるのであろう。決勝戦での松崎の麻雀は見ものである。

A卓  1位通過:吉田 雄二  2位通過:松崎 良文




前日、ベスト16で敗退した荒正義とレポート補佐として会場にきていた増田隆一との反省会にて・・・

滝沢「マッスー(増田)は残った8人のうち誰の決勝戦が見たい?」
増田「うーん・・・瀬戸熊さんでしょ、それから・・・・」
滝沢「荒さんはどうっすか?」
荒  「俺はセト君(瀬戸熊)と藤崎かな?あと板川・・・・沢崎誠が負けたのは以外だったなー」
増田「そうですねボクも藤崎さんは入りますね。しっかし、今回瀬戸熊さん気合い入ってますよ」
滝沢「いつもと違うの?」
増田「ベスト16の前日に道場にいったんですよ、そのとき“増田、座れ。1回でいいから”って瀬戸熊さんが言うんです。
   そんなこと言われたの初めてで、相当気合い入ってんなって・・・」
滝沢「瀬戸熊さんは自分から誘うタイプじゃないからね」
増田「ホントそうっスよ」

「あの人の麻雀が見たい」と言われることは“プロ”の条件の一つだ。




B卓、最終戦はその瀬戸熊が苦戦。

最終戦を前に、堀内は安全圏でダンプはかなり厳しい状況となり、実質、瀬戸熊と朝武2人の戦いだ。
瀬戸熊と朝武の差は13,1P。

しかし、南2局を終了した時点で、朝武・37,100、瀬戸熊・27,400。
点差が9,7ポイントで順位点を足すと、朝武の方がトータルポイントで上回っていた。

南3局、南家・瀬戸熊の配牌。

 ドラ

これが配牌か?! 

をチーして打とすると、ライバルである西家・朝武からでロン。

 チー ロン

瀬戸熊の第一打はツモ切りで、チーして手出し
捨て牌の色も良い。確かにライバルへの放銃ではあるが、打った朝武を責めることはできない。

B卓  1位通過:堀内正人  2位通過:瀬戸熊直樹


前原雄大現十段位への挑戦権を得たのは、瀬戸熊直樹、吉田雄二、松崎良文、堀内正人。

 
瀬戸熊 直樹
 
吉田 雄二

 
松崎 良文
 
堀内 正人




最後に、この挑戦者達を迎え撃つ現十段位、前原雄大のコメントを。

現十段位:前原 雄大


第27期十段戦決勝:9月12日、13日 半荘12回戦
会場:じゃん亭NOBU 12:00対局開始


 

 

(レポート:滝沢 和典  文中敬称略)

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