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第26期 十段戦 

決勝観戦記 〜初日〜

(執筆:沢崎 誠)

今期の十段戦は、三連覇を目指す前原雄大。グランドスラムにチャレンジの荒正義。
A1在籍2年目、G1タイトル初優勝を目指す板川和俊。現王位で二冠を目指すA2ダンプ大橋。
今年度設立の北関東支部に、初のトロフィーを・・支部長・A2の吉田幸雄の対戦である。

今期マスターズ準決勝進出のプロアマ戦まで好調は前原。
過去の十段戦決勝は、6戦で優勝4回、準優勝、5位と好相性のタイトル戦である。

鳳凰戦は25期で9回決勝進出、念願のタイトルとなるこの試合は、4回決勝進出と荒にしては異常に進出回数が少なく、相性が悪そうなタイトル戦である。

これが3度目の十段戦決勝となるのが、板川と吉田の2名。
この2名が同時に決勝進出した、第20期に前原は5位で終わっている。

A2昇級年度に王位獲得、2年目となる今期この決勝初進出はただの運気とは思えない。
ロン2参戦、練習豊富でレベルアップの大橋。

この十段戦、以前の僕のデータでは、プロリーグに降級しそうな者が大活躍。
上手さより強さの方が活躍しているタイトル戦である。

初日5回戦、各自1回抜け番有り。
1〜5の伏せた数牌を引く予備抽選は、ディフェンディングの前原、準決勝A卓1位通過の荒、B卓1位通過の大橋、A卓2位通過の吉田、B卓2位通過の板川の順に牌を引く。

大橋・・3回戦 抜け番
吉田・・4回戦  〃
前原・・2回戦  〃
荒 ・・1回戦  〃
板川・・5回戦  〃

決勝2日目の抜け番は初日成績決定後、1位から順位順に希望の抜け番を申告。




1回戦 (起家から、吉田・前原・板川・大橋 )抜け番・荒

初戦抜け番の荒、決勝卓から少し離れた所で運営の藤原とモニター観戦。

序盤に、だいぶ感触の良い点棒収入で局面をリードした前原であったが、南場に入り吉田の3.900オール。
続く板川の満貫ツモで一気に団子状態になり、親番でトップ目ながらも安泰とは言えないところ。
親番・前原、超人ハルクに変身、ノータイムでを叩きつけリーチ、ビシ!バシ!!ビシ!バシ!!である。

前原雄大


 
オーラス、ノー放銃、ノーホーラのラス目の東家・大橋。5巡目に勝負手が入る。
初アガりを目指してのダマテンを選択するも、3巡まわした所でリーチを打つ。

  リーチ ドラ

そのリーチを受け、北家・板川、3トイツの形であったが、現物・スジ・後スジを追いながら16巡目にアタリ牌を重ね七対子のテンパイに追いつき、
次巡待ち変え、大橋が最後のツモでアタリ牌を掴み1回戦が終了。

 ロン

1回戦成績 板川和俊 +19.8P 前原雄大 +15.3P 吉田幸雄 ▲11.1P ダンプ大橋 ▲24.0P (抜け番・荒)




2回戦 (起家から、大橋・板川・吉田・荒)抜け番・前原


東3局1本場、南家・荒。



6巡目にを仕掛け、8巡目にを引き入れて、チャンタのペンマチでテンパイ。
11巡目に上家の親からが出るもスルーする。 
完全オリの大橋が合わせ打つも、荒が動き待ち変え。
荒のに動いた、親の吉田は切りのテンパイ。
2枚目の切りからテンパイの板川がツモ切りのリーチ、掴んだ吉田が御用となる。
何故1牌目に動かず、2牌目ので動いたのか?
荒正義 「を引いて、が山越できるかもしれないから1枚目は鳴かなかったけど、流れが悪いので2枚目は鳴いたんだよね。ペンのままだとアガってたね。」


南1局、未だアガりのない親の大橋、ストレスも溜まる一方だろう。
を暗刻にしを放つと動かれて、ドラを引き入れ1シャンテンながら勝負手に。
の所在は不定だが、それ以外なら少し前に出よう。
2役鳴いて単騎。
アガりやすさの選択で、変えた途端に河に並ぶ失策も、拾えたアガりは好調となる前兆か?

南2局1本場、北家・大橋。
最初のはスルーして11巡目にポンテン、大きな500・1.000の初アガりは大橋。

 ポン ツモ ドラ

この2回戦、荒はノーホーラとなるが、最小限度のマイナスに押さえた。

2回戦成績  吉田幸雄 +15.3P 板川和俊 +9.8P 荒正義 ▲4.7P ダンプ大橋 ▲20.4P (抜け番・前原)

2回戦終了時 板川和俊 +29.6.P 前原雄大 +15.3P 吉田幸雄 +4.2P 荒正義 ▲4.7P ダンプ大橋 ▲44.4P 




3回戦 (起家から、前原・吉田・板川・荒)抜け番・大橋


 

東1局1本場、東家・前原のアガりでスタート。

東1局3本場、北家・荒 ドラ

配 牌
ツモ牌   
捨て牌   リーチ


11巡目、ドラ引きは役なしのテンパイ。

手牌 

14巡目、 

手牌 

待望の最終形は勝負手、リーチに出るがアガりは吉田が拾う。
荒が言う、「好調時、早い・高い・マチが良い」には程遠い状態である。




東2局、東家・吉田 ドラ
自力で引いた親番である。

配牌
ツモ牌    
捨て牌  
最終形


吉田「リーチでは出ないでしょうからダマテンに構えました。」

確かに両方共に出る牌ではなさそうである。
しかし、1巡のツモもなくリーチをかわされた荒、放銃の板川、トータルで断トツ、尚且つ現在この半荘トップ目の前原である。
親のリーチと打てば、向かって来る者はいないように思う。
ゆっくりのツモリ三暗刻、6,000オール・8,000オールを引きに行くのがベストに思えた。
6巡目に即リーか、ツモでの3面マチが無くなったツモ切りで勝負が面白かった。
9巡目、下家にを切られてのリーチでは、ほぼ負け戦なのだろう。

 リーチ ロン ドラ

この板川のリーチに放銃。
吉田「北関東リーグならリーチで、をツモって1翻サービスというところでしょうね。」

吉田幸雄




東4局1本場、ドラ


配牌にドラが暗刻の北家の板川、3巡目にを動いて勝負駆け。

板川和俊



を暗刻にして即リーは、先ほどアガりを逃した西家の吉田。今度はメンホンのツモリ三暗刻で勝負。
先ほどのお返しとアガるのは親の荒。これが待ちに待った初アガり、反撃開始と行きたいところである。

東4局2本場、前原の先制リーチと荒の追っかけリーチは前原の高目ツモで決着。

 ツモ ドラ 



南1局、東家・前原、満貫ツモっての親番、持ち点も5万点を超えて大叩きのチャンスである。
ここはフリテン待ちとなったがリーチとカブせていった前原、向かってきたのは前巡テンパイの荒、前原を捕らえる。

 ポン ロン 

荒正義

 

3回戦成績  前原雄大 +22.2P 荒正義 +5.0P 吉田幸雄 ▲4.5P 板川和俊 ▲22.7P (抜け番・大橋)

3回戦終了時 前原雄大 +37.5P 板川和俊 +6.9P 荒正義 +0.3P 吉田幸雄 ▲0.3P ダンプ大橋 ▲44.4P 




4回戦(起家から、荒・板川・大橋・前原)抜け番・吉田 


 

東3局1本場、東家・大橋のリーチ。前原の様子がおかしい? 
ツモでに指が掛かりそうになる。ここで打ち。 
いつもの選択なら切りだろう。 
を暗刻にしたのだが、大橋は自力でラス牌を引きアガる。
前原が放銃ならここから大混戦となるのだろう、また2ラススタートの大橋は、ここでの親満ツモは幸運の兆し、ようやく闘いに参加できることになる。

ダンプ大橋



東4局1本場、またまた超人ハルクの出番である。
ただのドラ待ちリーチだが・・爆裂猛打も流局。
以後、連続3局をアガった大橋がトップをとる。

4回戦成績  ダンプ大橋 +22.7P 前原雄大 +17.8P 板川和俊 ▲18.1P 荒正義 ▲22.4P(抜け番・吉田)

4回戦終了時 前原雄大 +55.3P 吉田幸雄 ▲0.3P 板川和俊 ▲11.2P ダンプ大橋 ▲21.7P 荒正義 ▲22.1P  




5回戦 (起家から、前原・吉田・大橋・荒)抜け番・板川


 

東2局、西家・荒、を動いた所で切り番です。何を切るのでしょう?

最近は、タイトル戦決勝ともなると、若手プロがメモやノートを持っての観戦がみられます。
勉強して強くなりたい!そんな気持ちの表れでしょう。

何をアガったか?は、重要ではありません。
違和感のあるもの(打牌・音・テンポ・視線・表情・動作・・)その人は何を考えているのか?です。
その考え方を知り、反復練習すれば自分のスタイルでアイテムが1つ出来るのでしょう。

20年前なら誰も教えてくれませんでしたが、今の連盟プロで聞かれて断わる人はいないでしょう。

配 牌
ツモ牌  
捨て牌  
最終形  ポン ポン


通常ならば、場に1牌切れのなのだろう。 
荒の選択は切りである。 
場の付近の切れ牌、ここで切り、8巡目に切りと入れ替えればホンイツは本線と読まれ、マンズが1牌余って少々危険と見える。(8巡目に他家からリーチがある)
マンズが安そうな場、極力手役の情報を出さない姿勢、さすが荒である。

荒正義 「字牌をもう一つ重ねたいんだけどね。前原のできが良すぎるんだよね、こっちはできが悪いから、迷彩でもしてなんとかアガれればと。」

大橋が、1、2回戦を連続ラススタートも、3回戦抜け番成功で4、5回戦の連勝で原点復活!

明日が楽しみである。

5回戦成績  ダンプ大橋 +21.1P 前原雄大 +10.5P 荒正義 ▲10.6P 吉田幸雄 ▲21.0P(抜け番・板川)

初日終了時  前原雄大 +65.8P ダンプ大橋 ▲0.6P 板川和俊 ▲11.2P 吉田幸雄 ▲21.3P 荒正義 ▲32.7P  



⇒決勝最終日観戦記


 

(執筆:沢崎 誠 文中敬称略)

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