日本プロ麻雀連盟
第2回ロン2カップ
日本プロ麻雀連盟HOME 日本プロ麻雀連盟のご案内 牌譜データサービス ロン2のご案内 タイトル戦のご案内 インフォメーション プロ雀士情報 雀力アップ
ホームタイトル戦情報第26期 十段戦>ベスト16レポート

タイトル戦情報

第26期 十段戦 

ベスト16レポート

(レポート:大川 哲哉)

7/25(土) 梅雨も明け、いよいよ夏本番。
ここ新橋「じゃん亭 Nobu」にて第26期十段戦ベスト16の熱き闘いが行われた。

十段戦のトーナメントシステムは、序盤の順位が後半戦の戦い方に大きくかかわってくる。
特に、高段者が参加してくる五段戦以降になると、序盤で出来た並びを覆す事が本当に難しい。
また、そのような戦い方が出来る者しか、高段位卓では勝ち上がる事が出来ないというのが実情でもあるのだ。

今回のメンバーは、実績、経験において、皆一流の打ち手ばかり。
誰が勝ち残っても文句なし。
プロの戦い方を存分に魅せてくれるだろう。



A卓 沢崎 誠 vs 藤原 隆弘 vs 吉田 幸雄 vs 山田 ヒロ

1回戦

開幕、最初のアガりは山田。
東1局、北家・山田が、を仕掛けて、

 ポン ロン ドラ

この7.700は8.000をリーチ棒付きで沢崎から。

次局、親・吉田の好手。
東2局、4巡目。

 ツモ ドラ

と慎重に両天秤に構える。
すると、沢崎から6巡目にリーチが入った。

 リーチ

ソーズの場況もまずまずで、打点こそ高くはないが、いい形でアガって態勢的に仕切り直したい所だろう。
しかし、第一ツモでを引いた瞬間、顔色が曇る。

その後--を見る事はなく、リーチに追いついた吉田に七対子の2.400を放銃。
沢崎は、大きなビハインドを背負う。

この後、オーラスに、藤原から9.600をアガった山田がトップ。
1回戦、沢崎は浮上するきっかけを掴めず終了となった。
しかし、ここまでは沢崎一人がリラックスしているようで、他の3人にはまだ堅さが感じられた。


2回戦

皆、なかなか手を合わせようとしない形で様子見が続く。
全員微差のオーラスに、沢崎が1.000は1.600をアガり、浮きに回るも山田が連勝。


3回戦

沢崎の逆襲が始まる。
東3局に、1.000オール。2.900は3.200をアガると、続く東3局2本場、

 リーチツモ ドラ

これをツモって、4.000は4.200オール。
このアガりが決め手となり沢崎がトップ。

3回終わって、山田が+28.6Pでトップ。出来も非常に良く感じる。
オールマイナスの藤原は、少し苦しい展開となるが、二番手の沢崎とは約42P差。
現在トップの山田も、セーフティーリードではないので、まだまだわからない。


4回戦

東1局、起家の山田が、2.600オールを皮切りに4本場まで連荘。
40.000点を越え、早くも一人通過確定かと思われたが、山田にトップを取らせまいとAリーガー達が意地を見せる。

南2局、親番の吉田は、山田から2.900をアガり次局、

 ドラ

このリーチを打つも、ここは藤原に500・1.000でかわされる。

しかし、続く南3局、北家の吉田は、

 ポン ドラ

ここからをポンして、ペンから単騎に受け変え、ツモって1.300・2.600のアガり。
これで山田を射程圏内に捉える。

そして、オーラスで2.600をアガり、山田をきっちり捲くって吉田が初トップとなった。


5回戦

その吉田が、東3局6巡目にリーチ。

 リーチ ドラ

これに、親の沢崎が9巡目に追い付きリーチ。

 リーチ

しかし、沢崎がを掴み、ここは吉田に軍配が上がる。

次局も、吉田が山田から7.700をアガり、頭ひとつ抜け出す。

だが、ここまで我慢が続いた藤原が、そうはさせまいと、南2局、

 ツモ ドラ

見事な寄せで、この3.100・6.100をアガるも、一歩及ばず。
吉田の連勝となった。


最終戦

山田が、東3局の満貫ツモのリードを活かし、吉田は危なげない試合運びで、そのままの着順で終戦。

1位通過 吉田 幸雄  2位通過 山田 ヒロ

コメント

沢崎「ヒロ君にやられたよ」
藤原「なかなか甲子園には行けないね、今年の夏も終わりました」

  沢崎 誠 藤原 隆弘 山田 ヒロ 吉田 幸雄 供託  
1 回戦 ▲ 14.3 ▲ 6.4 17.4 3.3 0.0 得失点
▲ 8.0 ▲ 4.0 8.0 4.0 --- 順位点
▲ 22.3 ▲ 10.4 25.4 7.3 0.0
2 回戦 0.6 ▲ 0.4 3.9 ▲ 4.1 0.0 得失点
4.0 ▲ 4.0 8.0 ▲ 8.0 --- 順位点
4.6 ▲ 4.4 11.9 ▲ 12.1 0.0
3 回戦 18.0 ▲ 7.0 ▲ 5.7 ▲ 5.3 0.0 得失点
12.0 ▲ 8.0 ▲ 3.0 ▲ 1.0 --- 順位点
30.0 ▲ 15.0 ▲ 8.7 ▲ 6.3 0.0
4 回戦 ▲ 14.1 0.2 6.8 7.1 0.0 得失点
▲ 12.0 1.0 3.0 8.0 --- 順位点
▲ 26.1 1.2 9.8 15.1 0.0
5 回戦 ▲ 4.3 6.1 ▲ 14.1 12.3 0.0 得失点
▲ 4.0 4.0 ▲ 8.0 8.0 --- 順位点
▲ 8.3 10.1 ▲ 22.1 20.3 0.0
6 回戦 0.2 ▲ 9.1 4.5 4.4 0.0 得失点
1.0 ▲ 12.0 8.0 3.0 --- 順位点
1.2 ▲ 21.1 12.5 7.4 0.0
  0.0 0.0 0.0 0.0 --- ペナ
▲ 20.9 ▲ 39.6 28.8 31.7 0.0 合計






B卓 黒田 容吉 vs 朝武 雅晴 vs 藤崎 智 vs 板川和俊



1回戦

東1局、黒田が仕掛けて先手を打つ。

 加カン ドラ

そして、板川が追いかけリーチ。

 リーチ

しかし、黒田のツモアガりで、開局となった。
この後は、互いに様子を見合うかの様に小場で局が進み、それぞれの持ち点は以下の状況。

藤崎 30.200
黒田 37.300
板川 23.800
朝武 28.700

南3局1本場、 頭ひとつ分抜け出した黒田が、一人浮きのトップを狙い積極的に仕掛け、テンパイ1番乗り。

 ポン ポン ドラ

ここに待ったを掛けたのが板川。

 リーチ

この高目三色のリーチ。
このリーチに、ドラのを引かされた黒田は、をトイツ落としで後退。
その後、板川が高めのをツモり、跳満のアガリとなった。

オーラスは、黒田が2.000オールをアガり、トップを逆転して1回戦を終えた。

仕掛けは入れるが、昨年度マスターズの決勝で見せたそれとは違う印象の黒田。
跳満のアガりで、プラスに浮上するも、手数が少なく感じられた板川。
様子を見ながら自分の出番を待つ、朝武、藤崎。
2回戦以降、誰が先に浮上してくるのかに興味が注がれた。


2回戦

各自の持ち味が目立つアガりもなく、小場で局が進む。
南2局1本場、朝武が5巡目に、本手でリーチを入れる。

 ドラ

そこを上手く打ち廻した黒田がテンパイ。

朝武がを掴んで黒田に放銃となった。

そしてもう一人、辛抱が続く藤崎は、南3局の親番で、
 
 ドラ

ここに、ツモで少考後、打
この後と引き入れ、リーチツモで2.600オール。

 リーチツモ

このアガりで、藤崎は2着へ。
そして、オーラスは、板川がマイナスながらも3着浮上のアガりで終了。
トップは、細かいアガりを重ねた朝武となった。


3回戦

東1局、我慢の続いていた藤崎が、好スタートを決める。

 ポン ポン チー ドラ

ハイテイでツモの、2.000・4.000。

続く東2局の親番では、  

 ロン ドラ

この12.000。2局連続のアガりで20.000点の収入となり、これまでの我慢が実るスタートとなった。
流局で、親の流れた東3局2本場、 中盤に差し掛かり親の黒田から切られたに、ロンの発声は藤崎。

しかし、その声に重ねてロンの声は、朝武。

 ロン ドラ

この16.000。“先の2回戦まで我慢していたのは藤崎だけではない”
といったあまりにも突然の主張。
これで前線に躍り出た朝武は、アガりを重ね藤崎を捲くりトップを取る。
逆に、ビッグイニングを目論んだが、失敗に終わってしまった藤崎は、以後も苦戦を強いられることとなってしまう。


4回戦

東1局、主役は、引き続き朝武。

 ポン ドラ

ここに、親の藤崎からリーチが入るが、同巡にをツモアガり、2.000・4.000。

続く東2局、 

 加カン ポン ポン ドラ

が暗刻で入っていた、藤崎からを討ち取る。
この後、朝武フィーバーが吹き荒れる中、常に安定した戦いを見せる板川が、

 ポン ポン ツモ

この2.600オールと追走を試みるも、朝武には届かず3連勝で準決勝進出をほぼ決定付けられてしまった。


5回戦

連勝で並びが出始めた為、多少のマイナスは問題なくなった朝武。
このままの並びで、あと2戦を終えたい板川。
2番手の板川を、早目にかわしたい藤崎。
大トップでの2連勝条件となった黒田。

南3局、体勢のままに先手は朝武。
これに板川も攻めるが、これ以上離される訳にはいかない藤崎も意地を見せる。
 
 ロン ドラ

これを朝武からアガるも、結果、板川が一人浮きのトップで5回戦を終えリードを広げる。


最終戦

東場から黒田がアガりを重ね、勝ち上がりを目指すが親番終了で勝負アリ。

1位通過 板川 和俊  2位通過 朝武 雅晴

コメント

黒田「3回戦目の放銃で終わってしまった」
藤崎「次は、見せ場くらいは作れるように頑張ります」

  朝武 雅晴 黒田 容吉 藤崎 智 板川 和俊 供託  
1 回戦 ▲ 6.4 7.9 ▲ 7.9 6.4 0.0 得失点
▲ 4.0 8.0 ▲ 8.0 4.0 --- 順位点
▲ 10.4 15.9 ▲ 15.9 10.4 0.0
2 回戦 6.2 ▲ 4.9 0.1 ▲ 1.4 0.0 得失点
8.0 ▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0 --- 順位点
14.2 ▲ 12.9 4.1 ▲ 5.4 0.0
3 回戦 23.0 ▲ 35.2 10.2 2.0 0.0 得失点
8.0 ▲ 12.0 3.0 1.0 --- 順位点
31.0 ▲ 47.2 13.2 3.0 0.0
4 回戦 20.3 ▲ 18.6 ▲ 4.5 2.8 0.0 得失点
8.0 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4.0 --- 順位点
28.3 ▲ 26.6 ▲ 8.5 6.8 0.0
5 回戦 ▲ 12.0 ▲ 4.8 ▲ 0.3 17.1 0.0 得失点
▲ 8.0 ▲ 3.0 ▲ 1.0 12.0 --- 順位点
▲ 20.0 ▲ 7.8 ▲ 1.3 29.1 0.0
6 回戦 ▲ 15.6 22.6 ▲ 0.8 ▲ 6.2 0.0 得失点
▲ 8.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 --- 順位点
▲ 23.6 34.6 ▲ 1.8 ▲ 9.2 0.0
  0.0 0.0 0.0 0.0 --- ペナ
19.5 ▲ 44.0 ▲ 10.2 34.7 0.0 合計






C卓 荒 正義 vs 古川 孝次 vs 猿川 真寿 vs 高木 賢治



1回戦

先制点は、猿川。
古川のリーチを掻い潜り、同テンの-をツモりあげ、700・1.300。
自分にはアガリ点よりも、精神的アドバンテージがとても大きいアガりと感じ得た。

しかしその猿川は、その後の展開がとても苦しく、勝負手も空振り見せ場を作る事も無く散っていった。
あの猿川が、こんなにも簡単に敗れ去るとは正直想像もつかなかった。

そして、今回の参加者の中で最年長の高木には、熟練の打ち廻しを見せてもらった。
打点こそ高くはないが、東2局では、古川のリーチを300・500でかわす高木。
その後もテンパイ料などで点棒を集める。その打筋は実に絶妙。

東3局、またも手が入る古川。6巡目で早くもこの形。

 ポン ロン

これに飛び込んだのが猿川。

しかし、猿川もここから盛り返し、オーラスでは、

高木38.700
古川33.700
猿川26.100
荒 20.500

この点棒状況となり、12巡目にリーチときたのはやはりこの人。
グランドスラム(過去に鳳凰位、王位、マスターズ)に王手の、現役最強の男・荒正義。

猿川、古川もテンパイを入れていたが、

 リーチロン ドラ

これを古川から討ち取り、沈みではあるが2着に浮上。
結果、高木が一人浮きのトップとなり、グッドスタートを切った。
大きな大きなトップである。


2回戦

東1局6巡目、早くもエンジン全開か?親の荒からリーチ。
高木から2.000、1本場では5.800を古川からアガる。
1回戦オーラスのアガりで勢いがついたか、荒が軽快にアガりを重ねる。

南1局では、西家・猿川がリーチ。

 ドラ

東家・荒も追い付き、ここは慎重にヤミテンに構える。

そこに、4枚目のを持ってきて少考。
荒の選択はツモ切り。
荒に、対局後尋ねると「リーチに対して安牌がないので、いつでもヤメるつもりで、カンは自重した」との事。

結局、猿川、荒の二人テンパイで、この局は流局。

細心の注意を払って親権を維持した荒は、次局、決め手となる4.000オールを引くと、持ち点は50.000点オーバーに。
この半荘のトップを決めた。


3回戦

東2局、ここは負けられない古川が意地を見せる。

 ポン ポン ポン

ここからを暗刻にして、単騎で待ちを変えて行き、場況のいい単騎に変えこれを高木からアガる。

そして、東3局でも、

 ポン

この形が4巡目で、ここからポンでに待ち変え。
すぐに猿川から3.900と、立て続けにサーフィン打法炸裂。

その古川の前に立ち塞がったのは、荒。
南2局、猿川から3.900。南3局、リーチの猿川から8.000とアガりトップ目に立つと、
オーラスも猿川のリーチをかい潜り400・700と、この半荘もトップ。

3回戦終了時
荒 43・5P
高木 20・6P
猿川 ▲30・5P
古川 ▲33・6P

この時点で、完全な並びが出来た。
こうなれば、その並びを変える事はこのメンツでは容易でない。
対局者も、十分心得てる事だろう。


4回戦

トップをとる事が最低条件の古川、猿川。
しかし、この二人には思うように手が入らない。

南3局、猿川

 リーチ ドラ 

高木からが出るも見逃し、13巡目にツモるも、結局で700・1.300。
この半荘は高木がトップをとる。


5回戦

荒がトップとり盤石。


最終戦

荒と高木がうまく局を廻し、そのままワンツーフィニッシュ。

1位通過 荒 正義  2位通過 高木 賢治
 
コメント

古川「また来年頑張ります」
猿川「勝負手、リーチが全てアガれませんでした」

  猿川 真寿 荒 正義 古川 孝次 高木 賢治 供託  
1 回戦 ▲ 3.9 ▲ 0.5 ▲ 4.3 8.7 0.0 得失点
▲ 3.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 12.0 --- 順位点
▲ 6.9 ▲ 1.5 ▲ 12.3 20.7 0.0
2 回戦 ▲ 2.1 19.0 ▲ 22.1 5.2 0.0 得失点
▲ 4.0 8.0 ▲ 8.0 4.0 --- 順位点
▲ 6.1 27.0 ▲ 30.1 9.2 0.0
3 回戦 ▲ 9.5 10.0 4.8 ▲ 5.3 0.0 得失点
▲ 8.0 8.0 4.0 ▲ 4.0 --- 順位点
▲ 17.5 18.0 8.8 ▲ 9.3 0.0
4 回戦 ▲ 10.0 ▲ 11.1 6.4 14.7 0.0 得失点
▲ 4.0 ▲ 8.0 4.0 8.0 --- 順位点
▲ 14.0 ▲ 19.1 10.4 22.7 0.0
5 回戦 ▲ 6.0 14.7 ▲ 3.5 ▲ 5.2 0.0 得失点
▲ 8.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 3.0 --- 順位点
▲ 14.0 26.7 ▲ 4.5 ▲ 8.2 0.0
6 回戦 3.6 ▲ 4.7 7.6 ▲ 6.5 0.0 得失点
4.0 ▲ 4.0 8.0 ▲ 8.0 --- 順位点
7.6 ▲ 8.7 15.6 ▲ 14.5 0.0
  0.0 0.0 0.0 0.0 --- ペナ
▲ 50.9 42.4 ▲ 12.1 20.6 0.0 合計






D卓 森山 茂和 vs 仁平 宣明 vs ダンプ大橋 vs 大場 篤



皆様ご存知、日本プロ麻雀連盟副会長の森山。
2年連続の決勝進出、現在特昇リーグでも首位を走る大場。
昨年は王位奪取、A2リーガーダンプ大橋。
そして、十段戦では毎年好成績をあげている仁平。
この4名による対戦となった。


1回戦

東3局、仁平がチャンタ三色をツモり2.000・4.000。
南1局は、ダンプ大橋がダブリー。

 ツモ ドラ

これを難なくツモり、2.000・4.000。
オーラスは、6巡目の森山のリーチに大場が追いかけリーチ。

 ドラ

24.700点持ちの、森山のリーチは、安め2.600だったが高めのダブをツモ。

 リーチツモ

トップは仁平、2着は森山の並びとなった。
大場はラスを受け入れる。


2回戦

東4局3巡目、大場が先制リーチも、南家・ダンプ大橋に押し返されて、

 暗カン ロン ドラ

この手痛い、8.000の放銃となってしまった。

南1局、大場も意地を見せ、七対ドラドラを森山からアガりきる。
トップは大橋、2着に大場。


3回戦

未だ平らな得点状況である。
東1局、大場が先制の7.700を森山からアガる。
東3局、ダンプ大橋の3巡目リーチ。

 ドラ

これはアガれると思ったが流局してしまう。
前回トップのこんなリーチが流局してしまうと、意気消沈してしまいがちだが、ダンプ大橋はどう思ったか?

東4局、ダンプ大橋の9巡目リーチも、森山が同巡に追いかけリーチをツモって1.000・2.000。
南1局、親・森山の7巡目リーチに、ダンプ大橋が5.800放銃。
南3局に、大場が七対ドラドラをツモり、2.000・4.000。
この半チャンは、大場がトップをもぎ取る。


4回戦

依然、トータルポイントの動きは少ない。
全員勝負所を模索していることだろう。
この回も点棒移動が少なかったが、南3局、仁平が大場から6.400をアガり、ここはトップを取る。


5回戦

東2局、大橋が6巡目リーチ。

 リーチツモ

これをツモりあげ、2.000・4.000。
この状況では、待ちと体勢に自信が持てず、自分はダマテンにする事が多いのだが、ここを勝負所とみたかダンプ大橋は俄然リーチと出た。
結果、仁平痛恨の一人沈み。

最終戦を迎えたトータルポイントは次の通りである。

ダンプ大橋 17・9P
大場 6・5P
森山 ▲10・0P
仁平 ▲16・4P
供託 2.0P

これで、完全に最終戦勝負となった。


最終戦

小場の展開が続くが痛手を被るのは、やはり前局の悪い展開を引きずっている仁平。
しかし、点棒が大きく動いたのは南2局。

 ドラ

仁平の渾身の12巡目リーチ。これをツモりあげ6.000は6.100オール。
この地点でトータル2着だった大場をかわす。
その2本場は、ダンプ大橋がこの8.000をアガる。

 ドラ ロン

これに打ち込んでしまったのは、森山。
これで、ラス親が残っているとはいえ、森山は少し苦しいか。

南3局、後がない親の大場が、ダンプ大橋から執念のアガりを見せる。

 ロン ドラ

原点割れとなっていた、大場の復活。
これで仁平は相当苦しくなった。

次局、その仁平が、



このテンパイで見せ場を作るも流局。


そしてオーラス。

仁平の条件は、大場を沈める6.400以上の直撃。もしくは、12.000以上の出アガり。
当然、森山は連荘で逆転狙い。ダンプ大橋、大場はアガれば通過である。

仁平が粘る。

13巡目にリーチとするも、既に空テン。

しかし、ラス親・森山と仁平の粘りで、テンパイ料を払いつづけた大場が、ついにオーラス4本場で原点割れ。
最後は、ダンプ大橋が大場から2.000点をアガり切り決着。

1位通過 ダンプ大橋  2位通過 仁平 宣明

コメント

森山 「全体的に不調でした。酷い打ち方は無かったと思うがリーチ時の応対バランスの取り方が難しかった」
大場 「力不足でした」

  大場 篤 森山 茂和 ダンプ 大橋 仁平 宣明 供託  
1 回戦 ▲ 8.5 4.0 ▲ 5.7 10.2 0.0 得失点
▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0 8.0 --- 順位点
▲ 16.5 8.0 ▲ 9.7 18.2 0.0
2 回戦 1.4 ▲ 10.3 17.7 ▲ 8.8 0.0 得失点
4.0 ▲ 8.0 8.0 ▲ 4.0 --- 順位点
5.4 ▲ 18.3 25.7 ▲ 12.8 0.0
3 回戦 12.1 2.5 ▲ 6.4 ▲ 9.2 1.0 得失点
8.0 4.0 ▲ 4.0 ▲ 8.0 --- 順位点
20.1 6.5 ▲ 10.4 ▲ 17.2 1.0
4 回戦 ▲ 7.7 ▲ 5.8 4.7 8.8 0.0 得失点
▲ 8.0 ▲ 4.0 4.0 8.0 --- 順位点
▲ 15.7 ▲ 9.8 8.7 16.8 0.0
5 回戦 5.2 1.6 1.6 ▲ 9.4 1.0 得失点
8.0 2.0 2.0 ▲ 12.0 --- 順位点
13.2 3.6 3.6 ▲ 21.4 1.0
6 回戦 ▲ 4.1 ▲ 7.5 0.2 11.4 0.0 得失点
▲ 4.0 ▲ 8.0 4.0 8.0 --- 順位点
▲ 8.1 ▲ 15.5 4.2 19.4 0.0
  0.0 0.0 0.0 0.0 --- ペナ
▲ 1.6 ▲ 25.5 22.1 3.0 2.0 合計






かくして、熾烈なるベスト16の戦いが終わりを告げた。
自分もこのメンバーの中で戦っている事を想像してみたが、はたしてこのような戦いが自分にも出来ただろうか。

明日は夢の舞台をかけた準決勝である。


⇒ベスト8レポート



 

(レポート:大川 哲哉 文中敬称略)

ページトップ
麻雀格闘倶楽部 好評稼働中!
GyaOバナー白
モンド21麻雀プロリーグ
ALRAN
麻雀格闘部呂倶
日本プロ麻雀連盟メールマガジン
トップページ牌画の利用について引用・リンクについて広告についてよくあるご質問お問い合わせサイトマップ
日本プロ麻雀連盟
Copyright 1997-2010 Japan Professional Mahjong League. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.
ma-jan.or.jpの記事・写真等の無断転載はお断りします。