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タイトル戦情報

第25期 十段戦 

ベスト8レポート

(文責:仁平 宣明)

いよいよ今日は、来月への決勝進出の切符を懸けた準決勝である。
今日も、時間無制限の半荘6回戦。
長い戦いであるが、最後まで集中し、良い闘牌をしたものが勝ち残るだろう。

ただ昨日と大きく違う所は、これを勝てば決勝、という事である。
この決勝進出というプレッシャーは、昨日の対局とは一味違う。

最終駅を目指し、8名による熱い闘いが始まった。


A卓 



高木 賢治九段

沢崎 誠 八段

加藤 博己 三段

猿川 真寿 三段

 

東1局、先制は北家・加藤。

 ドラ

テンパイ即リーチ。これに沢崎が放銃。
でも私は、一日のスタートが子方のノミ手だと今日一日苦戦するのでは、という気がする。
まして加藤の手牌はタンピンが見えるし、開局を静かにスタートしたいのならばヤミテンという選択肢もあるだろう。その後のツモでとのシャンポンに受けかえてもいい。
誰が良いか分からない開局、まして自分の手が育ちそうであれば、を落とすくらいの余裕がほしかった。
いずれにしても、加藤は安い手ではあるが、先制することに成功した。悪い気分はしていないだろう。

東4局、ペン待ちの789三色ドラ1をツモアガった猿川、続く南1局の親番でリーチ。

 ドラ

流局かと思われた最後のツモで安目ながらドラをツモって2.600オール。
次局1本場では、

 ドラ

ヤミテンでをツモった猿川は、これをツモアガらずに打のフリテンリーチに踏み切る。
3局連続の三色は成就しなかったものの、安い連荘はしないという猿川の強い意志がうかがえ、これが猿川の強さなんだなと感じさせられた一局だった。

猿川ダントツで迎えたオーラス、まず沢崎が先制リーチ。

 ドラ

すぐに親の加藤が追っかけリーチ。

枚数的には互角だったが、手詰まり気味の高木が親の現物であるを切り、沢崎がラスから二着へ浮上。

加藤は結果的にはラスを押しつけられる形になったが、東1局のノミ手のリーチがその後の手牌に勢いをなくしてしまったのではないかと思われる。
気合いが表に出過ぎて、ちょっと前のめりな感じが見て取られた。

高木は昨日同様、苦しい立ち上がりとなった。




二回戦、東1局、南家・猿川の手牌が良い。中盤で、

 ドラ

ほぼ満貫以上が確定している1シャンテン。しかし、なかなかテンパイが入らない。
この局はと切った沢崎しか捌けないだろうと見ていたが、終盤やっとを引いて打、猿川が跳満テンパイを果たした。
親の加藤は沢崎に合わせて処理する事もできたが、猿川に動かれることを嫌ってか、浮いていたをずっと押さえていた。
そして、最後のツモでテンパイが入った加藤、苦悩の末に12.000を放出してしまう。
加藤の親権維持も解らなくはないが、それよりこの手がアガれてしまうという事実。
今日の猿川は、もう誰にも止められそうにない。

これをきっかけに、猿川はアガり続ける。
オーラスもきっちりピンフをヤミテンでツモアガり、集めた点棒は六万点を越えた。
連勝を決め、早くも決勝当確。
今日の猿川が負ける姿は想像出来ない、それほどの力強さだった。

沢崎はスコアをきっちりプラスで終え、高木は小さいマイナス。
一方の加藤は、東1局の跳満放銃に始まり、南1局では猿川に満貫、挙げ句にはオーラスで完全に手牌が止まっていた高木にまで5.800を献上し、箱寸前のラス。
ここから先、気持ちの切り替えができるのか不安だ。




三回戦、東1局、南家・沢崎が序盤で、

 ドラ

このテンパイ。一方、この時点でまだ3シャンテンだった猿川、ここから二つ鳴いて沢崎に追い付いた。

 チー チー

そして終盤、沢崎がドラのを引いてを放銃。
猿川は完全に仕上がっている。一見苦しそうな仕掛けも、結局はアガリに結び付いてしまう。

東2局1本場、親の沢崎がテンパイ。

 ドラ

ここでドラのをツモ切ると、北家・高木がポン。
次巡ツモで、打リーチ。これに高木がで飛び込み、5.800。

これで流れをつかんだか沢崎、東3局では先行リーチの高木現物待ちで親・猿川からタンヤオドラ3。
ついに猿川が捕まったと思い、リーチ者・高木の手牌を覗いてみると、

 ドラ

猿川は、たとえ満貫を放銃しても、結果として悪くない選択となった。

結局、このまま沢崎がトップのまま終了。トータルでも二番手の位置を堅実に固める。
猿川も浮きの二着を確保、今日の猿川は完全無敵である。

高木・加藤は、これからオールプラスくらいの覚悟が必要だが、何といっても今日の猿川を沈ませるのは至難の技。
沢崎も安定感抜群、昨年度ファイナリスト二名は窮地に立たされた。









四回戦、またしても絶好調の親・猿川の3.900オールからスタート。
続く1本場でも高木から7.700をアガり、早くも独走。
猿川は点棒をいくら持っていても飄々としており、実に頼もしい。

後の無くなった加藤、東3局で気合いのリーチ。

 ドラ

これがアガれなかったらもう終わりだ、という気持ちが伝わって来るような気迫だった。
数巡後、これを執念で引きアガった加藤は、南1局でもリーヅモ一通の2.000、3.900をツモアガり、猿川に肉薄。

結果この半荘は猿川トップで終わったが、加藤は沢崎を沈めての大きい二着で、何とか蜘蛛の糸ほどではあるが望みをつないだ。

沢崎には心の揺れが感じられない。
これが数々のタイトルを獲った人の打ち方なんだなぁと関心させられる。

高木は残念ながら残り二回での逆転は、ほぼ不可能な状況。
しかし、加藤と同様、まだ諦めていないという気持ちが伝わって来るような闘牌だった。




五回戦、高木の諦めない思いが東2局親番での粘りを生む。
五本場まで積み上げ、奇跡の大逆転を目指すも、猿川がリーヅモ三色をツモり、なかなか浮上のきっかけを与えてもらえない。

一方の加藤は東4局、

  ドラ

何が何でも実らせたい勝負手であったが、ここに引いてきたを暗カン、リンシャンでツモって来たをツモ切ると、無情にも沢崎の手牌が倒れた。

このとき沢崎は、加藤の気合いからかなりの勝負手だという事を感じ取っており、今局は決勝進出へ向けての山場であった。

まだ諦めていない加藤は南3局の親番でリーチ。

 ドラ

これを高木からアガって望みをつなぐが、1本場では高木が猿川からアガリ、オーラスは沢崎が仕掛けて一人テンパイで終了。
沢崎トップ、加藤二着。
加藤は沢崎を沈める事が出来ず、逆にトップを取られてしまい、ここで勝負あり。
さきほどまで気合いが入りまくっていた加藤であったが、この半荘で沢崎を上回ることができず、さすがにもうダメかなぁという諦めの表情になっていた。




六回戦、波乱は起きずに、絶好調・猿川の一人浮きで終了した。

猿川は、常に場を支配していて、自分の型を最後まで貫き通した会心の麻雀が打てたのではないだろうか。
沢崎は、目立たないが隙のない麻雀で、肝心なところでは確実にアガリを拾い、無駄な放銃はしないという安定した内容の麻雀だった。

一位通過 猿川 真寿  二位通過 沢崎 誠

コメント

加藤「決勝に残るという前原さんとの約束を守れなかった。また、大場くんと再び決勝で打ちたかった。でも、今日の麻雀は決勝に残れる内容の麻雀ではなかった。」

高木「体調不良で、昨日もほとんど寝れなかった。疲れました。」


  沢崎 誠  高木 賢治  猿川 真寿  加藤 博己  供託
1 回戦 ▲ 1.3 ▲ 7.3 18.1 ▲ 9.5 1.0
▲ 1.0 ▲ 3.0 12.0 ▲ 8.0 ---
▲ 2.3 ▲ 10.3 30.1 ▲ 17.5  
2 回戦 0.3 ▲ 3.2 31.8 ▲ 28.9 0.0
4.0 ▲ 4.0 8.0 ▲ 8.0 ---
4.3 ▲ 7.2 39.8 ▲ 36.9  
3 回戦 16.2 ▲ 14.1 6.5 ▲ 8.6 0.0
8.0 ▲ 8.0 4.0 ▲ 4.0 ---
24.2 ▲ 22.1 10.5 ▲ 12.6  
4 回戦 ▲ 10.5 ▲ 23.9 18.6 15.8 0.0
▲ 4.0 ▲ 8.0 8.0 4.0 ---
▲ 14.5 ▲ 31.9 26.6 19.8  
5 回戦 5.4 ▲ 5.0 ▲ 2.1 1.7 0.0
8.0 ▲ 8.0 ▲ 4.0 4.0 ---
13.4 ▲ 13.0 ▲ 6.1 5.7  
6 回戦 ▲ 0.7 ▲ 0.9 12.5 ▲ 10.9 0.0
▲ 1.0 ▲ 3.0 12.0 ▲ 8.0 ---
▲ 1.7 ▲ 3.9 24.5 ▲ 18.9  
  0.0 0.0 0.0 0.0 ---
23.4 ▲ 88.4 125.4 ▲ 60.4 1.0






B卓



朝武 雅晴 七段

瀬戸熊 直樹 六段

続木 舜英 五段

大場 篤 二段




一回戦、昨日絶好調だった朝武が、今日も好発進。
東2局の親番で5.800をアガると、続く1本場では、

 ドラ

ここから瀬戸熊が切ったをチー。を切ってシャンポンに受け、続木から5.800は6.100をアガったが、これは朝武らしくない。
普段の朝武は、5.800をアガった後なら以外は動かないであろうし、を鳴いたとしてもを切って片アガリの三色にしそうである。
ましてや、は場に一枚切れ。
アガったものの、朝武の独壇場にはならない気がした。

不安が的中したのが南2局、親番の朝武は、

 ポン ポン

この親満1シャンテン。ここで続木からリーチが入る。
手が詰まった朝武、なんとソウズのワンチャンスを頼りにで続木へメンホンの満貫を放銃してしまう。
こんな朝武の放銃は、見た事がない。
ストレートに攻めての満貫放銃なら痛くもないだろうが、痛恨のオリ打ち。
どこか自分の体勢に自信が持てない部分があったのだろう、以後の戦いに暗雲が漂う。

そしてオーラス、親の続木が先制リーチ。

 ドラ

リーチ後に続木がドラのを掴むと、すでにを鳴いていた朝武がポンしてピンズホンイツ跳満テンパイ。
しかし、数巡後に朝武が高目のを放銃。やはり、南2局での放銃が響いたか。
本来ならダントツのトップを取れそうな雰囲気だっただけに、浮いているとはいえ、本人も具合が悪かろう。

しかし、この放銃で一番の被害を受けたのは、瀬戸熊。
南2局までダンラスの続木が僅かながら浮きに回り、終わってみれば一人沈みのラス。
昨日同様、辛いスタートとなった。

大場は放銃も多かったが、その分アガリもあり、その上朝武の思わぬ失脚によってトップで終了。
上々のスタートを切った。




二回戦、初戦で痛いラスを引かされた瀬戸熊の猛反撃が始まる。まずは東2局、

 ドラ

ここから切ってリーチするんだろうなと思って見ていると、瀬戸熊は少考後に切りのダマを選択。
そういえば、昨日のベスト16でも目撃したが、このカンチャンイーペーコーの形は瀬戸熊の十八番。
でも普段ならリーチなのでは、と思って見ていると、すぐにを引いて切りリーチ。朝武からが出て2.600のアガリになる。
まだ瀬戸熊は、この時点では体勢にそれほど自信がなかったのではないかと思われる。

迎えた東3局、親番の瀬戸熊は早い巡目に、

 ドラ

これも瀬戸熊の十八番で、三色や3メンチャンの手変わりを待たずにリーチするのだが、不思議と成功率が高い。
この場面も、朝武からすぐに当たり牌が出て、連荘に成功。

この後も瀬戸熊は点棒を増やし、一回戦の鬱憤を晴らすがごとく一人浮きトップで終了、一回戦のマイナスを帳消しにした。

一方、続木はオーラスの親で粘りはしたが、結果はラスで終了。今日は苦しい展開になりそうである。

大場は沈みの二着ではあるがマイナスは僅かで、昨日に比べれば雰囲気は良いだろう。

朝武はオーラスでリーチをかけていれば浮きに回る事もできたが、無理せず試合を進めた。
もしかしたら、一回戦の続木との因果関係を少し意識していたのではないかと思われる。

いずれにしても、四人が横並びになって二回戦が終了した。




三回戦、東1局1本場、前回トップの北家・瀬戸熊が、

 ポン ポン ドラ

これを続木からアガると、続く東2局でも自風のドラを鳴いて、大場から7.700。

このとき大場は仕掛けていたが、瀬戸熊がドラを鳴いた後の仕掛けでありながら、残った形は苦しかった。
また、ドラを切った続木からリーチが入っているという状況で、やや構えに疑問が残る。

この後も大場は東4局で朝武の高そうなリーチに苦しい仕掛けから7.700放銃。
二年連続決勝進出に黄信号が点滅したように思えた。

南2局、南家・大場は、

 ドラ

このテンパイをいれるが、体勢を落とした大場は、この日一番状態の悪い続木にまで放銃。

大場はオーラスでもを仕掛けてマンズホンイツのテンパイを入れるが、他三人が状態の悪くなった大場にアガリを拾わせてくれるはずもなく、このまま終了。大場は箱寸前のラスとなった。
大場に負けパターンがあるとするならば、こういった仕掛け倒れからの放銃だろうと感じた。

トップは瀬戸熊、二回戦に続いての連勝。
朝武もやっと本来の持ち味を出して、大きい二着。
続木はマイナスの三着を引かされてしまったが、大場が勝手に崩れてくれたおかげで、どうにか傷を浅く済ませた。









四回戦、意地を見せたい大場は東2局の親番で連チャンするが、なかなか本手が入らない。
しかし南1局で、

 チー ポン ロン ドラ

これを朝武からアガり、この半荘をリードする。
この放銃で朝武はかなり状態を落としたか、南3局の親番で、

 ドラ

これが空振り。ちなみに、自身の河にが切られており、なんとも朝武らしいリーチであった。
朝武にこういうリーチを何度も引かれている私には、この手が成熟しないのは、まだ今日の朝武は本調子ではないんだなぁと思われた。

この回はオーラスも大場がアガり、大場トップで続木2着。
マイナスしていた二人が1・2着、B卓の行方は混沌としてきた。




五回戦、東3局、ここで朝武らしいアガリが出る。

 ドラ

ここから西家の朝武はドラのを切って、高め純チャンのピンフテンパイに受ける。
この手がただのピンフで終わるようなら、朝武は今後も苦戦するであろう。
そして、そのテンパイ打牌のを親の瀬戸熊がポンして、すぐに追い付く。瀬戸熊の待ちは-待ち。
しかし、すぐに朝武からツモという発声、引き寄せた牌は待ち焦がれただった。
それと同時に、瀬戸熊の深い溜め息も聞こえた。

このアガリで完全に自分の流れに持ち込んだ朝武は、南1局の親番で普通では鳴きにくい所からをポンすると、その後にソウズの山を掘り当て、

 ポン ロン

この大物手を続木からアガり、独走。
四回戦までどことなく辛い表情を見せていた朝武だったが、このアガりで完全に表情が晴れやかになっていた。

この放銃で続木は戦線離脱、南2局の親番で大場に5.200を放銃すると、その後は手を組まずに、他家の邪魔をしない打ち方をするようになった。

南3局、瀬戸熊の親番。

 ドラ

ここで、瀬戸熊は大長考に入る。
このとき瀬戸熊は、この手を親満以上にしてリーチを打ち、大場に引導を渡そうと考えていた。
打牌はテンパイ取らずの打、すぐにを引いて、瀬戸熊の十八番であるカンチャンイーペーコー親満確定リーチ。
普通ならヤミテンにしそうであるが、この手牌でリーチを打てるのが瀬戸熊の強みでもある。
この注文にまんまとはまったのが大場。

ここから瀬戸熊のリーチにマンズが打てずに打として役なしのテンパイ。
すると、次のツモが。挙げ句、瀬戸熊にまでツモ切られる。

これで大場は終わったなと思ったが、瀬戸熊に唯一の誤算があった。
それは、朝武がこの手を捌きに来たのだ。
を仕掛けて500、1.000。大場は助けられた。

オーラス、持ち点は朝武ダントツ、大場が3万点ちょうど、瀬戸熊は28700。
中盤で朝武がドラのを切り、それを瀬戸熊がポンしてテンパイ。
大場、絶体絶命!と思ったら、続木が場に切れているをツモ切ると、朝武がロン。
メンホン七対子の満貫。大場は、またしても朝武に助けられた。

長い五回戦が終わり、朝武は当確。

大場にしてみれば絶体絶命のピンチを二度も助けてもらっているので、まだチャンスは残っている。
あとは瀬戸熊を沈めてのトップ条件。

このとき、リードしている瀬戸熊のほうが辛そうな表情をしているように見えた。
完全に五回戦で終わっていた闘いが、思わぬ形で最終戦に委ねられた。
この気持ちの揺れが、最終戦にどう影響を及ぼすか。
瀬戸熊と大場、その差は21.8P。




最終六回戦、東1局、大場にとって残り2回しかない大事な親番。
大場はドラのを重ねて終盤テンパイを入れるが、流局間際に朝武に1.300放銃。
瀬戸熊にとってはうれしい大場の親落ちである。

東2局も大場は朝武にピンフのみを放銃。
大場はその後も手は入るものの、なかなかアガリに結びつかない。
瀬戸熊は、1シャンテンまでは行くが、場に打ちにくい牌を引いて後退する展開が続いている。
このとき瀬戸熊は、大場の親だけは、かわせそうな手が来たらどこかで前に出てかわしたいと考えていたようだ。

そして南1局、大場は最後の親番で勝負手をテンパイ。

 ドラ

冷静にヤミテンを選択。
南家の瀬戸熊は、ここが勝負所と踏んだか、大場のテンパイ後の打牌を二つ仕掛け、バックでテンパイ。
ここで、瀬戸熊が大場の当たり牌であるを掴んだ。
大場のテンパイ気配を感じていたはずではあるが、親を落としたいという気持ちが勝ったか、次の瞬間、大場の手牌が開かれた。

一位通過 朝武雅晴  二位通過 大場篤

コメント

瀬戸熊「またベスト8で負けた。勝負弱い自分が腹立たしい。」

続木「疲れました。」


  朝武 雅晴  瀬戸熊 直樹  大場 篤  続木 舜英  供託
1 回戦 1.7 ▲ 7.0 4.3 1.0 0.0
3.0 ▲ 12.0 8.0 1.0 ---
4.7 ▲ 19.0 12.3 2.0  
2 回戦 ▲ 3.2 12.4 ▲ 1.4 ▲ 7.8 0.0
▲ 3.0 12.0 ▲ 1.0 ▲ 8.0 ---
▲ 6.2 24.4 ▲ 2.4 ▲ 15.8  
3 回戦 11.0 22.5 ▲ 21.8 ▲ 11.7 0.0
4.0 8.0 ▲ 8.0 ▲ 4.0 ---
15.0 30.5 ▲ 29.8 ▲ 15.7  
4 回戦 ▲ 1.5 ▲ 4.4 4.3 1.6 0.0
▲ 4.0 ▲ 8.0 8.0 4.0 ---
▲ 5.5 ▲ 12.4 12.3 5.6  
5 回戦 39.9 ▲ 1.3 0.0 ▲ 38.6 0.0
8.0 ▲ 4.0 4.0 ▲ 8.0 ---
47.9 ▲ 5.3 4.0 ▲ 46.6  
6 回戦 1.0 ▲ 16.6 22.6 ▲ 7.0 0.0
4.0 ▲ 8.0 8.0 ▲ 4.0 ---
5.0 ▲ 24.6 30.6 ▲ 11.0  
  0.0 0.0 0.0 0.0 ---
60.9 ▲ 6.4 27.0 ▲ 81.5 0.0





こうして、決勝進出者が決まった。

タイトルホルダーの三人、朝武・沢崎・猿川は、終始局面をリードしての安定した勝ち残り。
前原を含め、この四人は実力も実績も最上級である。

その四人に挑戦する形になる大場は、連日の大苦戦だったが、二日間とも土俵際での勝負強さを見せての意地の勝ち残り。
「僕は今年残らないと、来年また下からですから。」
この本戦開始時のコメントからも、今年にかける意気込みが伝わってきた。
安定感という面では他の四人には到底かなわないが、今年の決勝戦でも台風の目になる事は間違いない。


では、決勝を戦う五名のコメントを紹介しよう。

沢崎「ここ数年、主に麻雀格闘倶楽部とロン2のネット麻雀の対局が中心でした。決勝までの一ヶ月間、十分にリアル麻雀を調整し、万全の態勢で決勝戦を迎えたいと思います。応援してくださるファンの為、また自分自身の為にも優勝を目指して闘います。
また、今回は特に、若手プロは観戦に来るべきでしょう。技術的なことだけでなく、得るものがあるはず。」

朝武「鳳凰位を獲った時、次の目標が十段戦決勝進出だったので、とりあえず一安心。このチャンスをものにしたい。」

猿川「普段通り。この強力メンバーに自分の麻雀がどこまで通用するか楽しみ。」

大場「二日間とも苦しい戦いでしたが、どうにか次に繋げることができました。
相手は揃いましたが、とにかく頑張りたいです。」

そして、現十段位・前原雄大。

前原「非常にいいメンバーが揃ったと思う。麻雀に溶け込み、その上で結果が出ればベスト。一生懸命打ちたいです。」




現タイトルホルダーか、それとも大場が初の栄冠を獲るのか。
いずれにしても、凄い闘牌が見られそうである。

私も時間があれば見学に行きたいという思いとともに、来年こそは自分もこの舞台に立ちたいという気持ちを胸に、新橋を去った。





 

(文責:仁平 宣明 文中敬称略)

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