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タイトル戦情報

第25期 十段戦 

五段戦〜九段戦レポート

(文責:加藤 博己)


「光陰矢のごとし」と昔の偉人はよく言ったもので、私がプロテストを受験してから早9年、東京に来てから1年が過ぎた。

昨年の十段戦のことが、昨日の出来事のように思い出される。
今でも私の心の時計は、決勝で敗れたあの瞬間から止まったままだ。

いったいいつになったら動き出すのか、はたまた一生止まったままなのか、本人にも正直よくわからない。

しかし先月、時は待たずに第25期十段戦が開幕。
去年よりは良い成績を残したい。誰もがそう思っていることだろう。
今回は本戦出場を決する五〜九段戦の激戦の模様をお伝えしていきたい。



さてここまでの勝ち上がりは、以下の30名。

初段戦A 内田美乃里 石田純平
初段戦B 堀内正人
二段戦  平岡理恵 平尾昌邦 中村竜逸 粕谷勇吉 土井悟 楠木一朗
三段戦  坂田智和 秋山淑子 成島大介 増田隆一 青木康将 天音まこと 伊賀則夫 松崎良文
四段戦  小暮一志 米川基紀 紺野真太郎 鈴木基芳 江隅亨 桑原清人 高木和美  近藤久春 黒木真生 関島義基 三井海明 松下佳正 大橋良弘

そして、五段戦シード者が以下の21名。

望月雅継 柴田弘幸 右田勇一郎 明石光平 山井弘 井出一寛 今里邦彦 下山道男
三田不二夫 那須愛朗 室伏理麻 森脇幸生 金子貴行 続木舜英 平田孝章 仲田加南
(地方リーグ優勝者)石村賢進 三戸亮祐 岩田二郎 中村瞬  田中隆次

この51名に、補欠繰り上がりの哀河斗南を加え、いよいよ戦いの火蓋が切って落とされた。





五段戦(13卓、半荘4回)

望月雅継×増田隆一×堀内正人×哀河斗南
柴田弘幸×秋山淑子×粕谷勇吉×鈴木基芳
右田勇一郎×大橋良弘×小暮一志×青木康将
明石光平×成島大介×平尾昌邦×内田美乃里
山井弘×高木和美×米川基紀×坂田智和
井出一寛×中村瞬×近藤久春×石田純平
今里邦彦× 田中 隆次 ×紺野真太郎×伊賀則夫
下山道男×岩田二郎×黒木真生×平岡理恵
三田不二夫×三戸亮祐×関島義基×江隅亨
那須愛朗×石村賢進×桑原清人×楠木一朗
室伏理麻×金子貴行×松下佳正×中村竜逸
森脇幸生×仲田加南×三井海明×天音まこと
続木舜英×平田孝章×松崎良文×土井悟



まず注目したのが、前鳳凰位・望月のいる‖遏
対するは、B1リーガーで王位戦・チャンピオンズリーグ決勝経験者である増田、初段Bからの勝ち上がり堀内、補欠繰り上がりの哀河。
結果、望月が最終戦を残して当確。堀内と哀河の二着争いは、哀河に軍配が上がった。
哀河は補欠1番とはいえ、この日のために九州から飛行機で上京してきたとのこと。やはり意気込みが違ったか。
哀河のこの姿勢はすばらしいと感心した。この情熱を絶やさずに、これからも頑張って欲しいと思う。

卓は、格上の今里・紺野がそろってまさかの敗戦。伊賀・田中隆次の勝ち上がりとなった。
伊賀は昨年も九段戦まで進んでおり、この十段戦との相性が非常に良い。この卓でも格上二人を相手に100P以上の差をつけての圧勝だった。

卓は、天音・仲田の女性新人王コンビとマスターズ決勝経験者・森脇、最強戦決勝経験者・三井の対決。
とにかく仲田が強い!!!現在仲田はプロリーグ・特別昇級リーグ共に上位につけており、内容も良い。見ていて安心していられる。
結果、天音・仲田の女流二名の勝ち上がりとなった。

ぁΝβ遒蓮⇒0貊蘆弊錚舛らの勝ち上がりである石田と内田の卓。
ここでは石田・内田共に最終戦まで苦しむが、石田は生き残り、内田は残念ながら敗戦となってしまった。

卓は、格上の黒木・岩田・下山相手に、二段戦からの勝ち上がり・平岡が圧勝。
今年の十段戦を見ていて思ったのだが、女流が圧倒的に強い。
結果から記すと、この五段戦では6名中5名が通過、この先の戦いにも期待が持てた。

卓は、中部のエース・三戸が一回戦で10万点トップを取り、そのまま圧勝。
その嵐の中を静かにやり過ごした三田が二着に滑り込んだ。
また、三戸に限らず、五段戦から出場している地方リーグ優勝者は、五名全員勝ち上がった。





増田隆一「体勢が悪いのに、それに合わせて打てませんでした。」

粕谷勇吉「全然ダメでした。」

柴田弘幸「また来年頑張ります。」

青木康将「リーグ戦頑張ります。」

内田美乃里「石渡さんのいる六段戦まで行きたかったです。」

米川基紀「二回戦の放銃が全てです。」

井出一寛「例年通りです。」

近藤久春「ヌルい打牌がありました。」

紺野真太郎「また来年頑張ります。」

江隅亨「一回戦目のオーラスが全てです。」

関島義基「二回戦目以降の展開の持って行き方が悪かったです。」

那須愛朗「力不足です。残念でした。」

松下佳正「強い人が二人いたので負けました。」

中村竜逸「勝ちたかったです。」

三井海明「力不足でした。」

土井悟「最後の押し引きがヌルかったです。」

平田孝章「また来年、東北から来ます。」




六段戦進出者26名

初段戦A 石田純平
二段戦  平岡理恵 哀河斗南
三段戦  坂田智和 秋山淑子 成島大介 天音まこと 伊賀則夫 松崎良文
四段戦  小暮一志 鈴木基芳 桑原清人 大橋良弘
五段戦  望月雅継 明石光平 山井弘 三田不二夫 室伏理麻 金子貴行 続木舜英  仲田加南 石村賢進 三戸亮祐 岩田二郎 中村瞬 田中隆次 





六段戦(8卓、半荘4回)

シード選手

瀬戸熊直樹 板川和俊 石渡正志 老月貴紀 前田富志男 吉田雄二

吉田雄二×室伏理麻×天音まこと×桑原清人
前田富志男×三戸亮祐×続木舜英×仲田加南
石渡正志×松崎良文×金子貴行×平岡理恵
瀬戸熊直樹×望月雅継×石村賢進×伊賀則夫
老月貴紀×三田不二夫×鈴木基芳×中村瞬
板川和俊×坂田智和×小暮一志×岩田二郎
明石光平×田中隆次×成島大介×哀河斗南
山井弘×大橋良弘×秋山淑子×石田純平



ここでの注目は、まず間違いなくぢ遏
チャンピオンズリーグ覇者・瀬戸熊、前鳳凰位・望月、現太閤位・石村、この三人のタイトルホルダーに挑むのがチャンピオンズリーグ決勝経験者・伊賀則夫。

太閤位とは聞きなれない名前かもしれないが、現在中央のA1リーグで2位の板川も参加している関西リーグ戦、その最高峰の名前である。
その現タイトルホルダーが石村であり、板川や私を含め関西のAリーガーは皆、この石村に敗れてきている。
石村は普段、大阪の北浜にある雀荘「麻雀大学」で働いている。ここのオーナーは元競技麻雀プロで、かなりの強者。そんな環境に身を置く石村は、このメンバーに囲まれても何等見劣りしないのである。

そしてこの卓を注目した理由は、もう一つある。
実は昨年、瀬戸熊と伊賀は、この六段戦で対決している。
その時の結果は、伊賀の圧勝。瀬戸熊は早々に姿を消した。私はこの対決に何か因縁めいたものを感じた。

一回戦、瀬戸熊の手が震えている。あの瀬戸熊直樹が、である。
それもそうだ。A1リーガーの瀬戸熊が、Dリーガーの伊賀に同じ所で二度も負けるわけにはいかない。相当なプレッシャーを感じていたのだろう。
私は、過去に二度ほど、瀬戸熊の手が震えている場面を目撃している。
一度目は、瀬戸熊が初めて十段戦の決勝に残った時の最終戦オーラス。二度目は、三年前の鳳凰位決定戦の時だ。
これで、いかに瀬戸熊が緊張しているかがお分かり頂けるだろう。

結果は、三回戦を終えて石村の三連勝。100Pアップで完全な安全圏に入った。
この結果を見て私は、石村の麻雀が中央でも通用すると確信、自分が大阪で培った経験や感覚に間違いは無かったと、改めて自信を取り戻した。
最終戦は、残り三名の着順勝負。一局ごとにトータル2着が入れ替わる緊迫した展開だったが、瀬戸熊が執念の一人浮きトップを飾り、見事昨年の雪辱を晴らした。



さて他の卓に目を向けて見ると、‖遒麓蕊・天音の女流コンビが接戦の末に勝ち上がりを決めた。
◆Ν・卓も同様に、女流プロがAリーガーをなぎ倒し、なんと女流5名全員が六段戦を通過。
運営の藤原プロに確認してみたところ、これは十段戦史上初の快挙だそうだ。
この5名がいったいどこまで勝ち残るのか、とても楽しみになってきた。

また地方リーグの優勝者が残っているァΝβ遒北椶鮓けると、岩田・中村は板川・三田に力の差を見せつけられ、残念ながら共にここで涙を飲んだ。

最後に卓の注目である、初段戦Aからの最後の勝ち上がり者・石田純平。
昨年の大場同様、ここまで全くの土つかずで勝ち上がってきている。
実力者であるだけに応援していたのだが、大橋・秋山の前に敢え無くここで散ってしまった。



桑原清人「集中力が持ちませんでした。」

前田富志男「日頃の鍛錬不足です。」

石渡正志「何もできなかったです。」

望月雅継「負けました。弱かったです。」

伊賀則夫「最強のメンバーに囲まれて最高に幸せでした。」

中村瞬「また勉強して挑みたいと思います。」

小暮一志「五段戦がラッキー通過だったので、まあ仕方ないですね。」

岩田二郎「いいところがありませんでした。出直してきます。」

成島大介「疲れました。」

哀河斗南「一回戦、ドラポンに勝負したのが敗因です。」

山井弘「弱かったです。」

石田純平「特にないです。」




七・八段戦進出者16名

二段戦 平岡理恵 
三段戦 坂田智和 秋山淑子 天音まこと 松崎良文
四段戦 鈴木基芳 大橋良弘
五段戦 明石光平 三田不二夫 室伏理麻 続木舜英 仲田加南 石村賢進 田中隆次
六段戦 瀬戸熊直樹 板川和俊

補欠繰り上がり者1名 三戸亮祐





七・八段戦(5卓、半荘4回)

シード選手

吉田幸雄 二階堂亜樹 仁平宣明

吉田幸雄×田中隆次×大橋良弘×三戸亮祐
二階堂亜樹×板川和俊×室伏理麻×秋山淑子
仁平宣明×明石光平×三田不二夫×続木舜英
天音まこと×松崎良文×坂田智和×石村賢進
瀬戸熊直樹×平岡理恵×鈴木基芳×仲田加南



いよいよここから現女流桜花・二階堂亜樹が登場する。
この辺りからメンツも厳しくなってくるので、低段者にとっては厳しい戦いとなるだろう。

‖遒蓮∋芦鸚鐔わって本命・吉田、ワイルドカードで復活した三戸の並びとなるが、最終戦オーラスで元新人王・大橋が条件をきっちり把握し、

 リーチツモ ドラ

リーチ棒が一本出て更に跳満ツモ、という非常に厳しい条件を見事クリアし、九段戦へと駒を進めた。

敗退したかに思えた三戸、なんとここでも補欠抽選を引き当て復活。
この十段戦は補欠抽選が重要な鍵となるのだが、それを二回連続で引き当てた彼は私の中で要注意人物となった。


卓は、A1・板川に二階堂、室伏、秋山の女流三名という面白い組み合わせ。
板川が好調の女性三名を相手にどういう戦いをするのかが楽しみだ。

個人的に板川、二階堂の勝ち上がりかな?と思っていたのだが、二階堂絶不調!!!
全く手が入らないまま、他三名に置き去りにされてしまう。
それでも要所要所では素晴らしい和了りを見せるのだが、板川・室伏に比べて和了り回数が少ない。
受けの麻雀には良くある展開で、このまま攻め屋二名に押し切られてしまい、善戦空しく残念ながらここで敗退となった


B遒蓮∈鯒ベスト8のA1・仁平がここで登場。
勝負は、続木が頭一つ抜け出し、他三名の競りの展開になる。
最終戦ラス前で仁平が渾身の満貫を引き上がるも、オーラスで明石がきっちり浮きに回り、続木・明石の勝ち上がりとなる。


ぢ遒蓮∋庵覆三名と石村という、若手同士のフレッシュな顔ぶれとなった。
序盤は天音が4.000オールで先攻するも、石村がそれにしっかりくらいつき、天音・石村かな?と思いながら見ていた。
しかし三回戦目、これまで我慢してきた松崎が東場の親番で7本場と猛連荘、持ち点が75.000点を超え、一気に当確ランプをつけた。
最終戦は石村・天音の着順勝負も、天音が見事逃げ切り、九段戦への切符を手にした。


ヂ遒蓮△海海泙罵0譴瞭鹵弊錣らの勝ち上がり者・平岡に試練が訪れる。
二回戦目までトータル二番手につけていた平岡だったが、三回戦目でトータルラス目の鈴木に満貫を放銃してしまい、そこから一気に崩れ始める。
このマイナスを取り戻せないまま、平岡の夏は終わりを告げた。
最後は仲田が鈴木を振り切って、瀬戸熊・仲田の勝ち残りとなった。



田中隆次「オーラス同条件を引き負けたので、悔いはないです。」

二階堂亜樹「普通に負けました。」

仁平宣明「前半どうしようもなかったです。展開が噛み合いませんでした。」

三田不二夫「疲れました。」

石村賢進「疲れました。」

平岡理恵「三回戦目の打ちが敗因です。」




九段戦進出者10名

三段戦 天音まこと 松崎良文
四段戦 大橋良弘
五段戦 室伏理麻 続木舜英 仲田加南 明石光平
六段戦 瀬戸熊直樹 板川和俊
七・八段戦 吉田幸雄

補欠繰り上がり者2名 三戸亮祐 鈴木基芳





九段戦(6卓、半荘5回)

シード選手

灘麻太郎 荒正義 沢崎誠 伊藤優孝 古川孝次 木村東平 黒田容吉 藤原隆弘 藤崎智 
朝武雅晴 滝沢和典 猿川真寿

灘麻太郎×滝沢和典×吉田幸雄×鈴木基芳
伊藤 優孝×猿川真寿×板川和俊×三戸亮祐
荒正義×木村東平×続木舜英×大橋良弘
古川孝次×黒田容吉×室伏理麻×松崎良文
沢崎誠×藤原隆弘×瀬戸熊直樹×明石光平
朝武雅晴×藤崎智×仲田加南×天音まこと



いよいよ九段戦。
下から勝ち上がって来た者は、ついにここまで来た、という感じだろう。昨年の私も、そう感じていた。
そしていよいよ、この中から本戦へと駒を進めることのできる13名が決定する。
九段戦シード者の顔ぶれを見ると、錚々たる方々だ。
下から勝ち上がって来た者達の内、果たして何名がこの関門を突破できるのか!!!


‖遒蓮灘が好スタート。特に二回戦では六万点のトップを取り、早くも安全圏に入る。
それとは対照的に、一回戦から不調の滝沢。二回戦オーラス、鈴木から満貫を和了るも、沈み三着のまま終了。
だが三回戦、灘が大きいラスを引いてしまい、勝負の行方はますます分からなくなってしまった。
結局もつれにもつれて、最終戦の着順勝負となる。
結果、強運にも補欠繰り上がり出場となった鈴木が最終戦でトップ、灘と共に勝ち上がりを決めた。


卓は、終始猿川の独壇場だった。四回戦が終わった時点で、猿川以外の三人が全員沈み、猿川の一人浮き状態。
猿川当確、残り一つの席を賭けての最終戦にドラマは待っていた。

三戸「ロン!32000!!」

 ロン

三戸が板川から四暗刻単騎を和了り、ゲームセット。


B遒蓮大橋の出来が非常に良い。続木も二連勝で他の二人を突き放す。中部本部長・木村は苦しい展開を強いられる。
そして迎えた三回戦、これまでおとなしくしていたあの男が遂に目を覚ました。そう、荒正義だ。
三回戦で47.000点の一人浮きのトップを取ると、続く四回戦でも持ち点60.000点オーバー、流れが完全に変わった。

最終戦、荒が大橋に話しかける。
「35.2P差だよ。」
なんと荒は、他人の条件まできっちり計算していた。さすがとしか言いようがない。
これが麻雀プロなんだと改めて認識させられた瞬間だった。
結果は荒、続木の勝ち上がりで終了した。


ぢ遒蓮古川圧勝。最終戦を待たずして当確となる。
残るは、三段戦から勝ち上がりの松崎と、五段戦から勝ち上がりの室伏との一騎打ち。
勝負はオーラスまでもつれたが、軍配は松崎に上がった。


ヂ遒蓮一回戦で藤原トップも、二回戦で一人沈みのラスを引かされ、全員が平たくなる。
しかし、中盤で瀬戸熊・沢崎がダントツのトップを取り、勝負あり。
惜しくもトータル三位で終わった藤原であったが・・・。


β遒蓮現鳳凰位・朝武、元十段位・藤崎が登場。
とにかく、藤崎の気合の入り方が違う。後ろで見ていてオーラのようなものを感じた。
昨年、十段戦本戦連続出場記録が途絶えてしまい、本人も相当気合いを入れてこの対局に臨んだことだろう。怒涛の三連勝で早々と本戦出場を決めた。

朝武は鳳凰位を獲得した際に、次は十段戦優勝を目指すと意気込みを語っていた。
ここまで勝ち上がった女流新人王コンビの天音・仲田であったが、格上の朝武・藤崎に全く歯が立たない。
極めつけは、四回戦南一局、親・朝武が、

 ポン ツモ ドラ

この8.000オールで勝負あり。
結果、最終戦を待たずして朝武・藤崎の勝ち上がりとなった。

ここで、トータル三位の仲田に最後のチャンス。
各卓のトータル三位者6名のうち、人数調整で必ず1名は本戦に出場出来る。
その補欠抽選、すでに4名抽選するも、いずれもハズレ。
つまり、残された二牌(抽選は麻雀牌にて行なわれる)のどちらかが当たりである。
仲田、気合いを込めて牌を引くが、虚しくハズレ。

正に、残り物には福がある。
こうして、最後まで対局していた藤原が望外の本戦進出となった。




滝沢和典「ちゃんと打ちましたがダメでした。仕方ないです。」

板川和俊「また来年。」

木村東平「荒正義が強すぎました。」

大橋良弘「七・八段戦ですでに燃え尽きてました。」

黒田容吉「何もできなかったです。」

室伏理麻「オーラスの一打のミスが敗因です。」

天音まこと「ここまでこれて良かったです。」

仲田加南「良い経験になりました。」




本戦(ベスト16)進出者 13名

三段戦 松崎良文
四段戦 鈴木基芳
五段戦 続木舜英 三戸亮祐
六段戦 瀬戸熊直樹
九段戦 灘麻太郎 荒正義 古川孝次 沢崎誠 朝武雅晴 藤崎智 猿川真寿

補欠繰り上がり者1名 藤原隆弘




こうして、本戦出場の13名が決定した。
ここにきて、やはり若手・女流がほぼ全滅。やはり、低段位者にとって今年も鬼門となった

そんな中、三段戦から唯一純粋に勝ち上がっている松崎、補欠抽選の恩恵を受けた鈴木・三戸、圧倒的な力で九段戦を勝ち上がった猿川が、本戦での台風の目となるだろう。





7月26日(土)本戦ベスト16トーナメント

シード選手

大場篤、高木賢治、加藤博己

A卓 大場 篤(二段・前年度決勝進出) vs 沢崎 誠(八段) vs 藤崎 智(六段) vs 松崎 良文(三段)
B卓 高木 賢治(九段・前年度決勝進出) vs 灘 麻太郎(九段) vs 古川 孝次(九段) vs 朝武 雅晴(七段)
C卓 加藤 博己(三段・前年度決勝進出) vs 荒 正義(九段) vs 瀬戸熊 直樹(六段) vs 三戸 亮祐(四段)
D卓 藤原 隆弘(七段) vs 続木 舜英(五段) vs 鈴木 基芳(四段) vs 猿川 真寿(三段)


では、各卓の見所を私なりに紹介したい。

まずA卓を見てみると、十段戦優勝経験者の沢崎・藤崎の師弟コンビに対するは、昨年初段戦Aから決勝まで勝ち上がった「奇跡の男」大場篤、王位戦・チャンピオンズリーグ決勝経験者の松崎。
ベテラン対若手の対決が楽しみだ。

B卓は、最も若い朝武で48歳。あとは60代の古川、70代の灘・高木と非常に渋い組み合わせとなった。
ベテランの老獪でキレのある技は必見だ。

C卓は、私の卓。現役最強の荒正義、A1・瀬戸熊に要注意人物の三戸といった、非常に危険な匂いのする卓だ。 
(もっともこちらも負けるつもりは毛頭ないが・・・)

そしてD卓。緻密な仕事師・藤原隆弘に現マスターズ王者・猿川、それに対するは続木・鈴木の地方リーグ出身の二人。
猿川も元々静岡リーグ出身なので、東京・静岡・北海道・名古屋と中央対地方のぶつかりあいも楽しみだ。






最後に、冒頭でも書いたとおり、私の心の時計は止まったままだ。
だが、いよいよ来月には動き出すかもしれない。
とにもかくにも、ついに自分の出番がやってきた。

あれから一年、自分はどれほど成長したのだろうか?そう思いながら、去年の自分と今の自分を対比させて考えてみる。
仮に去年より悪い結果に終われば、それは自分が成長していない、あるいは怠けていたことになる。
単純に言ってしまえばそういうことだ。

一年間、自分がどれほど麻雀に対して真摯に向き合ってきたか、それが試される試練だと思う。

正直、待ち遠しさ半分、不安も半分だ。
だが 、絶対に後悔しないように、全力を尽くして戦いたいと思う。

昨年、打ち上げの席で交わした、ある人との約束を果たすために・・・



(文責:加藤博己 文中敬称略)

 

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