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勝ちに向かう打法14

執筆:灘 麻太郎


1. 「役満の可能性を秘めたときのリーチ」

実戦でたまたまぶつかるケースのつに、こちらが役満の可能性もという手のときにかかるリーチがある。
北家に、図Aのような役満を望めそうな手がきているときに、10巡目、西家から図Bの捨て牌でリーチがかかってきた。

図A
 ポン ドラ 

図B

   

こんなとき、不思議と相手の欲しそうな牌が飛び込んでくるものである。
かつて大三元のテンパイをしていながらオリたと自慢していたプロがいた。
役満テンパイでもオリるのがプロ。オレはプロ中のプロと言いたかったのであろう。

だが、たとえプロでも当たり牌がいつも分かるわけではない。
役満というのはそうざらにできるものではないし、雀士にとっては1つの夢である。
だから、それができそうなときには、かなりの危険牌を捨て、勝負を楽しむのも麻雀の醍醐味というものである。

ただ、このときの作戦としては、テンパイを一点に絞り、その牌を引いたときには回し打ちに向かえばよし。
北家の手の場合ならば、もっとも切りにくい-を引いたときはを捨て、
場合によっては、マンズのテンパイに切り替えながら役満をうかがう作戦がよいといえる。




2. 「駆虎呑狼の計」

“駆虎呑狼(くこどんろう)の計“とは、ヒョウに向かってトラをけしかけ、留守となったトラの穴をオオカミに狙わせるといった意味の謀り事で、
三国志の曹操がこの計を用い、成功している。

曹操はまず、南陽の袁術のところに使いを出し、玄徳が南陽を攻め取りたいと帝に許可を求めてきていると言わせ、
こんどは玄徳のもとに勅使をたて、袁術が朝廷の命に従わぬので討てと命じた。そして、その留守を呂布に狙わせたのだ。

いわゆる、相手3人を三つ巴にさせておき、自分の身を守るというがごとき計なのである。
例えば、トップ者、南家の自分に図Cのようなどうしようもない配牌がきたケース。

図C
 ドラ

第一ツモ

この後、が他家から出たら、あるいはなどが上家から出てきたなら、すかさず喰いを入れる。できる限り早い巡目に。
こうすれば、他家としてもゆっくり手づくりに向かっていては逃げられてしまうとばかりスピード勝負に出てくるはず。

喰いテンを仕掛けてくる者もいるし、安手のリーチに出てくる者もいるという寸法。
そうなったら勝負は他家に任せ、安全牌を抱えた図Dの手で自分は高みの見物ということでよいのだ。

図D
 ポン




3. 「槍合わせの手を引くは負け麻雀」

関ヶ原の合戦のときのこと、先陣の方から聞こえていた激しい鉄砲の音がやんだところで本営の家康が、
「もう鉄砲の音が鳴らぬが、どうしたのじゃ」と、
側近の者に声をかけたが、だれ一人として答える者がいない。

そのとき、物影にひっそりと控えていた家康の馬手が、おそるおそる申し出た。
「もはや、合戦は始まったものと・・。殿にはなにとぞお出馬を」
「なぜか」と家康。
「鉄砲の音が聞こえぬは、鉄砲を捨て、もはや槍(ヤリ)合わせのときと・・」
家康はハタとひざをたたいて出陣したという。

麻雀でも、こうした出陣の時というケースはよくある。
例えば、先リーチ者がいるとき、図Eの捨て牌。

図E
  ドラ
リーチ 

図Fの手のところへテンパイできるツモ。

図F
 ツモ 

ドラまたぎのは危険この上ないが、ここは切りである。
先リーチ者がいてヤミテンすべきケースは、自分のアガリ牌がリーチ者に通っているときだ。
そうでない図Fのケース。

なんでも切っていくなら、ここはリーチで勝負が当然、それこそ、もはや槍合わせのときと心得てよい場面である。
この駆け引きを知ることが勝てる秘けつでもあることを知ってほしい。




4. 「オトリ迷彩を見破るカギ」

早いリーチに対して危険牌を持ってきたときは、オリながら七対子へ作戦変更していくのも1つの戦法である。
図Gの南家がそうだった。

図G
 ドラ

8巡目、図H東家のリーチの捨て牌に対し一発で危険と思われるを引き、
やむなくオリに回されてしまった。

図H

まず、現物の切りでトイツを増やす作戦に出た。
ツイているときにはうまくいくもので、東家がムダヅモを繰り返している間に南家はトイツを増やし、12巡目に図Iでテンパイ。

図I
  

このとき場には、リーチ者のおかげでが続々と4枚とも切れている。
しかもも出て、まずピンズは通りそうな様相を呈していた。
南家は抜け目なくここに目をつけていた。ドラ近のを通してリーチ。

は4枚切れているし、は東家の現物であり南家の筋牌、まず当たることはないだろう。
オリていた1人がこう考えたため、タンキの七対子を一発でモノにできたのである。

実戦でこういうケースは多々ある。安全牌に見えても、手が変わった人がいたときは要注意。
逆に、が4枚切れたのになぜが1枚しかと疑ってかかる。
これがオトリ迷彩を見破る1つのカギなのだ。




5. 「チャンス到来の時には氏綱戦法で打て」

東2局の西家、図Jの手のところへ、7巡目、を引いてきたらあなたはどう打つか?

図J
 ツモ ドラ

実戦での西家は、この場面、小考の後、打と出て、次にを引いてを切り飛ばし、七対子の決め打ちと出ている。
あくまでもドラを生かそうとの発想からだろうが、私ならこうは打たない。

手の中に2つ暗刻ができたら、まず七対子への未練を断ってしまう。
それよりもトイトイに目を向け、安くともタンヤオトイトイを考える。
次にトイツである牌をうまく暗刻にできたら、三暗刻。
例えば、図Kの手にツモなら切りというようにだ。

図K
 ツモ

このように、さらに四暗刻へと夢を広げていく。
戦国時代、小田原にあって関東をせっけんした武将、北条氏綱は死に際し次の一字を残して没したという。

「人の命わずかな間なれば、むさき心底、ゆめゆめあるべからず」
人生は堂々と生きよと教えたわけだが、麻雀もチャンス到来のときはこうあるべきである。

図Jの手、ここは迷うことなく切りだ。
ドラを持ち過ぎると切るチャンスを失うことになるからだ。
手を軽くし、堂々と大物手へと夢を膨らませよの意だ。





執筆:灘 麻太郎  文中・敬称略

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