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勝ちに向かう打法13

執筆:灘 麻太郎

1. 「急所は独眼竜の決断で打て」

「大事の義、人に談合せず、一心に究めたるがよし」
独眼竜政宗の異名を持つ、伊達政宗の言として知られている。
政宗が、己の人生を述懐し、近臣につくづく語った言葉で、重要なことは他人に相談してはいけない。
自力で考え、決断すべきである、という意味。

麻雀の場合、互いに手の内を秘匿し合って進めるゲームであり、すべて自力で判断し手を進めなければならない。
従って、急所の場面で迷わないよう、普段からの訓練が大切である。
例えば、6巡目で図Aの手。難しい局面ではある。

図A
 ツモ ドラ

こういう形になったとき、一見孤立しているように見える、あるいはに手をかける人も多い。
次にでも引けたならば確かに--の3面待ちでテンパイになるからだ。

しかし、ここでまたはに手をかけてはいけない。アタマのないところへのは絶好の引き牌なのだ。
ここで切りなら図Bのようにアタマが決まり、三色と一通のどちらへも進める形が残る。

図B
 ツモ ドラ

は、234の三色に最も必要な牌なのだ。を生かす一通なら引き。
一瞬のうちに自力で判断できる技術をマスターしてほしいと思う。




2. 「“入局須顧三家”捨て牌で待ちを読め」

麻雀の敵は3人。互いに自分の手の内を隠しながらゲームを進める。
それだけに、読みのポイントは捨て牌で見るのが最善。
入局須顧三家(ルウチュイシエーサンチヤ)は、中国に言い伝えられた麻雀の定石。
試合開始の打牌をよく見守り、なんの待ちかを読めと教えたものだ。

振り込んでしまってから「やっぱりなあ〜」ではダメなのだ。
このやっぱりな、と気懸かりな部分を大切にすることから、手の読みが始まるのだ。
図Cの手。

図C

  ドラ

「四」や「六」の数牌がたくさん切れているが、尖張牌の「三」や「七」が通るとは限らない。
それは「四」のほかにまだ「123」というメンツがあるし「六」のほかにまだ「789」というメンツ構成できる牌があるからだ。
これを見落とすと手痛い打撃を受ける。

「四」や「六」というメンツ構成に生かしやすい牌が、こんなにたくさん飛び出ているのは、逆にチャンタ狙いであると見定められる。
が暗刻で切られているとは安全そうに見えるが、実戦では図Dに示す手だった。

図D

なぜこれだけが切られているのかを考えるべきだ。
この定石を知り、読みに強くなって欲しい。



3. 「リーチを保留すべきとき」

東場3局の親で9巡目、図Eの手が入っていたとしたら、あなたはどう打つだろう。

図E
 ドラ

実戦での東家はこの場面から、いきなりドラのを切り飛ばしてリーチと出かけている。
東家としては三暗刻狙いと、もう1つ、ドラ切りならは出やすいのではという読みだったのだろう。
だが、このリーチは間違いだ。

まず点数の問題。仮に狙い通りが出たとした場合、ヤミテンでも9.600点となる手だ。
これをリーチと出かければ満貫だが、わずかの違いでしかない。
また、リーチをかけてツモったとしても、
リーチ(1ハン)ダブ東(2ハン)中(1ハン)三暗刻(2ハン)で合計9ハンとなり、跳満。
ヤミテンでも同じ跳満(8ハン)となる。

打ち方としてもこういうドラ含みのときは、切りでカンチャン待ちがよい。
まず危険を防げるし、ヤミテンでも満貫はある。
ドラをもう1枚引いてこれた場合にはシャンポン、図Fに持ち込めるし、

図F
 ドラ

この後引きならばリャンメンにというように変化が望める。
リーチをかけてもかけなくても、点差があまり変わらないケースはヤミテンで狙えということだ。



4. 「ジュンチャン狙いのコツはトイツの1枚を先打ち」

図G

図Gのような配牌がくると、もしを引けば123の三色は固い。
これには異存がないと思う。
そのうえに、端牌がらみでメンツを作ることができればジュンチャン三色。
これもほとんど誰もが考える手だ。

ところが、私は以前よく観戦記を担当し、打ち手の後方からその打法を見る機会があった。
その経験からすると、こんな配牌のとき、最終的に図Hのような形でテンパイする人が圧倒的に多い。

図H

アタマをに固定した123の三色。
配牌の形は整っている。しかも「うまくすればジュンチャン三色になるゾ」と考えていながら、実際に打ってみるとペンの三色のみ、という展開になる。
これでは少しも面白くない。なぜこうなるのか。その理由は、実はハッキリしている。

トイツがあると、なかなかその1枚を切り捨てる作業ができにくいからだ。
まずを切り、次にジュンチャンには不要な1枚のを捨てる。
この打法が体得されていないから、最後までがトイツで残ってしまう。

ジュンチャンを目指すなら、は789の形で使うしかない。
配牌で不要なのは、それにのうちの1枚。
配牌をとったとき、こう決断しておけば手は大きく育つのだ。



5. 「メンツ多々の処置法」

本来4メンツあればいいのに、図Iの手のように5メンツがそろっていると、何を残すべきか非常に迷うことになる。

図I
 ドラ

いわゆるメンツ多々の状態であるが、こういうとき私は1つの基準をもって打ち進むことに決めている。
それは「できる限り古いメンツを捨て去り、新しいメンツを残す」こと。

仮にをツモってきたとしよう。すると道は2つに分かれる。
ピンズ部分にを引けば--の3メンチャンに伸びる。
そう考えてマンズメンツを捨てるのが一法。

もう1つは、もしを引くのであれば、次にソーズメンツを567に替え、を狙い撃とうとする手。
これなら一気に567の三色をめざすことになる。

これまでいわれてきた戦法は、この2つの岐路に立ったとき「勘に頼る」あるいは、
「二色の芽があるから三色に直進。手役を重視する」という方法だった。

しかし私の場合は、を切るかを切るかはメンツになった時機が問題。
がついたばかりならピンズを温存して、マンズを処理。
逆に配牌からがあって、先ほどを引いてマンズメンツができたのなら、ピンズを捨てマンズを残す。
これが“伸びようとする方向に手を伸ばす”自然の打法なのだ。

図J





執筆:灘 麻太郎  文中・敬称略

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