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勝ちに向かう打法11

執筆:灘 麻太郎

1. 「“開門四”起家を縁起よいものに」

概して雀士は、起家を嫌う人が多い。
「チェッ起家か。ツイてないなあ」といやがる。
なぜ嫌いなのか聞くと、ただ「オヤを1回損したような気持ちになるんだ」との答え。
確たる理論的根拠があるわけではない。

ところが中国の伝説では、起家になった人が最初にアガると「開門四」と名付け、
“門を開いて良運を招き入れられる”というわけで縁起がいいとされている。

麻雀はメンタルなゲームである。
起家を引いたら、いやがらずに、こんな縁起があるんだからと奮起することだ。

確かに開局早々のオヤは、エンジンもかかりにくいし、簡単に流されるケースは多い。
だが、これも気の持ちよう、やる気の問題なのである。
例えば、図Aの手になったとしよう。

図A
 ドラ

手の内にイーペーコーが出来上がっていて、しかも1シャンテン。
ふつうならば当然、メンゼンで仕上げていく手ではある。
しかし、これが起家のときは、必要以上の無理は禁物。
上家からが出てきたときには、メンゼンに固執することはない。
まずチーに走り図Bの構え。

図B
 チー

安くとも、とりあえずアガるのも戦法の1つなのである。



2. 「葉隠流必勝術〜悔い残す打ち方するな」

東場2局、西家4巡目。図Cの手のところへ、を引いてきた。

図C
 ツモ ドラ

この場面、あなたならどう打つ?を切り出せばピンフのテンパイ。
カンチャンを引いてのテンパイであるし、アガリのムードも高まっていると判断し、即リーチと出かけていく人も多いと思う。

だが、私の場合は、この手、テンパイくずしの打と出てしまう。
リーチと出かける。そのときは気持ちがいいものだが、この手のようなとき、あとで後悔することにもなるからだ。

葉隠武士のゴッドファーザーともいわれる鍋島直茂の言葉に、
“当時気味よきことは、必ず後に悔やむこともあるなり”というのがある。
この言葉の意味を麻雀流にいえば、悔いを残す打ち方はするなということ。

図Cの手、四が早いことでもあるし、ここはと落としてジュンチャンに狙いを定めるべきである。
そのさい、次に運よくでも引けたら、カン待ちの即リーチに出ればよいし、のほうを先に引いた場合はヤミテンでが出るのを待つことだ。
勝負手を安手のままで甘んじるなという意である。



3. 「ファン牌ドラがトイツは手役志向でいけ」

ドラがトイツの図Dの手にをツモってきたとしよう。

図D
 ツモ ドラ

そうすると安全牌のを手の内に残し、をスッと切り出してしまう人が実に多い。
を鳴いたときの、あるいはトイツでツモったときのことにとらわれてしまうからである。

ドラは1枚でも、6枚の牌を使うイーペーコーと同じ1ハン。
それがファン牌ドラとなると、3枚そろえば他の役は必要がないうえに、一気に4ハン、満貫が確定する。
この威力は絶大で、これを知っているからこそ、ファン牌ドラがトイツであるとどうしても3枚で使うことを前提に手を作っていこうとする。

しかし、ドラをそう簡単に鳴かせてくれるほど昨今の相手は甘くない。
ましてやツモを期待するのはあまりにも虫がよすぎる。
その結果、ドラとのシャンポンテンパイになるのがいいところ。
これではちょっと出アガリはききにくい。ならばどう打つか。

私はこの場合、を1枚はずし、123か234の2方向の三色を目指す。
を引けばに振り替わるのを待って図Eのような三色を、また先にをツモったらピンズをまで伸ばす。

図E

 
ファン牌ドラにとらわれない手作りをすることで、アガリ率アップは確実といえる。



4. 「出やすい待ちにするマル秘策」

麻雀がうまいとかヘタというのは、手役の仕上げ方によるものである。
このとき忘れてならないのは、不要牌の捨て方。
いらない牌をどこで捨て去り、最終的に出やすいようにどこで細工するかである。

どんなに手の内をうまくまとめても、出にくい待ちになっていれば苦戦は免れない。
ひとつ、面白い話をしておこう。

図F

  ドラ

図G

図Fの捨て牌では、の次、第二打で捨ててある。
ところが図Gでは、同じ捨て牌でもがリーチ直前で捨ててある。
この2つを見比べ、もしを打とうとした場合、どちらが切りやすいだろう。

当然図Fのほうが、はるかには切りやすい。いかにも通るように見える。
初めに不要牌を切り、徐々にキツい牌を出すのが一般的に行われている打法。

その習慣が身についているため、序盤の早めに切られた牌、の近くのほうが、中盤のの付近より通りやすいと、つい思ってしまう。
この心理が待ちを細工するポイント。
配牌にとあったときは、冒険を承知で、あえて1枚のを先に打つ。
たったこれだけの決断で、最後に-待ちになったときグッと出やすくなるのである。



5. 「鋭気高まるときは攻めよ」

「朝の気は鋭、昼の気は惰、暮の気は帰。故に善く兵を用うる者は、その鋭気を避けてその惰気を撃つ」

これは孫子の兵法である。この意味は、軍というものは朝は気力が充実しているが、
昼ごろになるとなんとなく怠惰になり、そして夜になるとまったくやる気を失ってしまうものだ。
だから戦上手ともなれば、疲れているところを攻めるのだ、と教えたもの。

裏をかえせば、気力が充実しているときに攻めよという意味であるが、これは麻雀にも大いに通ずるところがある。
例えば、東1局の親が図Hの構えでテンパイというとき。

図H
 ドラ

でアガれたならば一気通貫。
これを狙えば親満と同等の得点になるので、なんとなくヤミテンで回すという打法に出る人が多いようだ。

だが、こういうときに限って、狙い目のが出てくる前に、-の方を先にツモり、
「これなら裏ドラ期待のリーチだった」と、ツモっていながら後悔することになる。

こんな日はちぐはぐに終始し、気がなえてしまう。
これではいけない。鋭気高まる東1局では3面待ちのどの牌でアガろうと、気持ちで即リーチと行けという意なのだ。





執筆:灘 麻太郎  文中・敬称略

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