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勝ちに向かう打法4

 


1. 『隠れ役を読みきる打法』

4巡目、図Aの手にツモ。

図A
 ツモ ドラ

「あなたならどう打つ?」こう質問したところ、
「イーペーコーを確定させる手順。切りの一手だ」という答えがほとんどだった。

たしかにを切るとイーペーコーも確定となるし、次にツモればテンパイ。
1シャンテンに構えられるわけだから、こう打つのが常道と考えるのも無理のないことだ。

が、私なら打とは構えない。
ここでイーペーコーを確定させても、このあと仮にツモ、切りでリーチをかけたとしても3,900にしかならない。
しかも、の方を先に引けばアタマもなく、苦しい展開になるとも予測されるからだ。

ならば、まだタンヤオを意識し、次に456の三色にも思いをめぐらし、ズバリを切る。
実は、この手牌、私自身の実戦譜なのだが、切りの直後のツモは切り、続いてツモで打
たったこれだけの変化で手牌は図Bの形になった。

図B
  

でタンピン三色。
手役狙いは目先だけにとらわれず、隠れ役も読めという意だ。



2.『マル秘でいこう南家の作戦』

ドラが七。南場2局の南家で、トップとの差が5,000点と少々。
こんなときに図Cのような手が入ったら、リーチに行くべきかどうか聞くと、

図C 南家の手牌
 ドラ

「リーチをかけてトップからの直撃狙いで、他から出るかツモにかける」という意見と、
の振り変わりを待って、確実に満貫級の手にしてからリーチに行く」、という意見に分かれた。

図Dのような捨て牌だと、序盤の切りから一見、待ちはなさそうに見える。

図D 南家の捨て牌


手牌が変化する前に出てはつまらないから、即リーチ説の方が強い。
ところが、私なら、こういう状況では絶対にリーチには向かわない。たとえ、に振り変わったあとでも、リーチを控える。

それは、次に親を控えてのせっかくの上昇ムードを無駄ににしたくないからだ。
ここはどこから出てもアガリ、その上昇ムードに乗ったまま親を迎え、連荘にかけてトップを奪いたいと考えるからだ。

たとえ相手にが浮いているケースでも、リーチに行くと、
「リーチにくる以上はアガリやすい形だ。序盤、ソーズの切りがあるだけにがある」
と逆読みされ、抑えられ、結果、上昇ムードに水を差される。この展開を恐れるため、ダマテンで押し通すのだ。



3.『頭で打つな体で打て、これ上達の秘けつ』

柳生新陰流の教えに「習を忘れ、心を捨て去り、一向に我もしらずして、かなう所が道の至極也」という一説がある。
意識して技を繰り出す間はまだダメだ。無念無想のまま的確な判断で剣を振る、これぞ名人の境地だ。
という教えだが、麻雀も上級者になると考えずして体でこれを感ずるようになるようだ。

例えば、図Eの手。

図E
 ドラ

という5面待ちでテンパイしているだけに、普通は即リーチと向かいたくなる場面ではある。
まず初心者は、多面待ちだからという理由でリーチに向かってしまうと思う。

タンヤオリーチだけで浮きに回れるとか、あるいはオーラスでアガリトップという状況ならばリーチもよい。
しかし、普通の場合にはこんな構えのままでのリーチはダメだ。
次にを持ってきたら、図Fの構えのように三暗刻が確定できる。

図F
 ドラ

ツモがでも同じ。ツモ牌がならばやはり切りで、四暗刻へ一歩近づく。
上級者はこれらのことを無念無想のうちに、考えるよりも、ハダで感じ取れるものなのだ。
上達の秘けつは頭ではなく、体で打つこと、という意味だ。



4.『“剣道三倍段”必殺技を身につけよ』

素手の格闘技の者にとっていちばんの強敵は、剣道家が木剣を持ったときだという。
こうした状態での闘いとなれば、剣道が初段の者と格闘技の三段の者とが闘ってちょうど勝負が五分だといわれている。
そんな状態をさして、“剣道三倍段”というわけなのだが、麻雀の場合もこれに似た言葉がある。

俗にいわれる“必殺決め技保有者に負けなし”というのがこれだ。
すなわち、ここ一発という急所の場面で点棒に合わせた手をつくり、アガる雀士をさしているわけだが、
これとて基本を身に付けていなければ必殺技など望めないのだ。

例えば、ここ一発というとき、よく国士無双をものにする人がいるが、この役とて、一定の法則はあるのだ。
もちろん、第一は配牌によりけり。
図Gの手、第一ツモでを引いたのでヤオチュウ牌が10枚となり、これなら国士に向かえると思う人もいるはずだ。

図G
 ツモ

確かに数の上では3シャンテン。十分に可能性はある。
しかし、単純に決めつけてしまうのは、これはどうかと思う。

国士を狙うとき問題なのは風牌がそろっているかどうかで決まる。
実戦でも、不要な字牌から切り出されるだろう。すなわち風牌は初手から切りつくされやすいからだ。
国士は図Hの手のように風牌がそろっているときが狙いどきという意なのだ。

図H




5.『“放者内漸”相手の手の内を知らずに批判するな』

よく雀荘などで振り込んだ人が、ベテランらしい打ち手に文句をいわれていることがある。
「チェッ、これだから下手くそとはやっていられない。この捨て牌のところへ一発でを振るなんてどうかしているよ。
のウラ筋は危ないと教えてあったろう・・」
オーラスで自分のトップが図Iの捨て牌のリーチ者にひっくり返された腹いせに、放銃者にあたっているわけだ。

図I 

これでは、放銃者はダブルパンチを浴びているようなもので、かわいそうすぎる。
満貫を打ってしょげかえっているところへ追いうちの小言だから、ひ弱な人なら次の回から自分の麻雀が打てなくなってしまう。

実際には、放銃するからにはそれなりの理由があってのことだったかもしれないのだ。
跳満の手がついていたかもしれないし、あるいは役満の手がついていたかもしれない。
このときの実戦、放銃者の手は図Jの通り、を切り出しでのアガリならヤミッ跳だったのだ。

図J
 ツモ ドラ

中国の格言「放者内漸(フーシチョネイジアン)」とは、放銃者は己を責めているのだからその手の内を知らずに批判するな、と教えたもの。
わが身をつねると他人の痛さもわかるはずだ。

 


      
 
 



執筆:灘 麻太郎  文中・敬称略

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