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勝ちに向かう打法3

 



1.『「亜空間門和」ジンクスより場で打て』

麻雀にはいろいろジンクスめいた言葉がある。
例えば、中国のことわざにある「亜空間門和」(シャーチヤカイメンホー)がこれ。
意味は、西家の初アガリはよくないというもの。

中国では西の方向は鬼門とされているが、これは技術的根拠からではなく、単なるジンクスに過ぎない。
ここでいうジンクスより場で打てという定石は、こうした技術的根拠のないジンクスに惑わされず、
麻雀は自分の位置を考えて打てという意味なのだ。

これは、麻雀はそれぞれ位置においてテーマがあるからだ。
親は連荘を狙うし、南家は“親落とし”を、西家は比較的束縛されない気楽な立場から“自在”に、北家は“親抑え”の場といわれている。
こんなわけで、例えば西家が6巡目で図A、

図A
 ポン ドラ

このような手でテンパイしたとしたらアガリを目指すのは当然だ。
ただし、西家という位置を考え、安手で逃げず、仮に上家からが出てきたとしてもアガらず、
喰いを入れて、最終形は図Bのように構え、

図B
 チー ポン  

満貫に持っていくという作戦もあるのだ。
麻雀はジンクスなどまったく気にせず、場を考えて打つことに意義があるの意だ。


2.『数牌一丁出のリーチに「一通」あり』

実戦でよくぶつかるケースの1つに、ある種の数牌がポツンと一丁だけ出てのリーチがある。
こういうケースでは、もちろんメンホンということもあるが、図C、

図C 


  

西家のように第一打から、というように字牌の早切りがなされているような場合にホンイツはない。
その線よりも、こういうケースでは一気通貫になっている場合が多い(図D)。

図D
 ドラ

そしてこの場合、ペンチャンかカンチャン待ちになっていることが多い。
では、このように悪い待ちでもあり、しかも、その種の数牌が高くなっているのになぜリーチをかけるのか?
これは手役確保をするため、手変わりをそれ以上のぞめないことあるし、また、他家に好き勝手な手づくりをさせないためなのだ。

そこで、こんな相手からリーチがかかったときは、筋牌といえどもうかつには切り出せない。
はもちろんだが、リーチ後にが通ったからといってもはなおかつ危険だ。
リーチ後の釣り手、これを狙ってのリーチも多いものなのだ。

数牌の一丁出のリーチには一通ありと知り、その種の数牌は現物以外切るな、の意だ。


3.『鴻鵠(こうこく)の志を打法に生かす』

中国の故事に“燕雀(えんじゃく)いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや”という名言がある。
秦滅亡のきっかけをつくった陣勝という農夫の言葉だ。

ある日、陣勝は仕事の途中、仲間に「偉くなっても仲間のことは忘れまい」と話した。
これを聞き、仲間はあざ笑った。このとき陣勝がそう言ったのだ。
意味は小鳥に大鳥の志が分かってたまるものかだが、麻雀の駆け引きは常にこうありたい。

10巡目の図Eの手。

図E
 ポン ツモ ドラ

普通に打ったならばを切ってツモり三暗刻を狙っていくのが当然だ。
だが、実戦での西家はここで切りに出て、

図F
 ポン

上図の手に構えた。
では、なぜ西家は、あえて大物手に持っていかなかったのか?

それは場の状況から判断して、ファン牌のと、ど真ん中のとのシャンポンでは出にくいし、また必ずしも跳満をアガる必要がないからだ。
相手に与えるショックは、満貫で十分と考えたからだ。

というのは、戦局はここまでジャブの応酬が続いており、ここで満貫をものにすれば有利になる。
短い時間に、これだけの判断を必要とするのだが、こちらの意図を読まれないことが勝つコツなのだ。


4.『間にとらわれずの打法』

伊藤一刀斉の剣法の書に、「間にとらわれば間を失う」という教えがある。
勝負の眼目は間にある。
しかし、だからといって間にこだわりすぎると、自在の変化ができなくなり、負ける、というようなことだ。

この間だが、麻雀でたとえていえば、“合わせ手”のようなものだ。
麻雀の場合、満貫を放銃すると、それ以降は満貫でなければアガらないとばかりに大物手ばかりを狙っていく人をよく見かけるが、これは損な戦法だ。

満貫分の失点など、自分にアガリ運さえ持っておればすぐにカバーできる。
そこで、このアガリ運を持続させることを考え、満貫放銃後でも千点の手は千点でアガるべきなのだ。
例えば、満貫放銃後に持った5巡目の図Gの手。

図G
 ドラ

一見、満貫分を取り戻せそうな牌姿に思えるが、この巡目までまだ完成メンツが1つもない状況で大物手はムリ。
が出てきたら素直にポンに走り、まずを打つ。喰って手をつくっていけということだ。

間にとらわれ、アガリという間を失わないこと。
図Hの構えに持っていければまずアガれる。

図H
 ポン

アガリがアガリを呼ぶ。
麻雀のこの性質を利用した戦法がよいのだ。


5.『トップ目に天王山なし』

天王山という言葉は、勝負事でよく使われる。
「明日から巨人、阪神3連戦が天王山・・・」などという具合にだ。

天王山とは、豊臣秀吉が明智光秀を破った山崎合戦で戦局を決定づけた要地で、つまり勝負所という意味だ。
こと、野球に関して言えば相手が勝つと、こちらが負けになるのだから1戦たりとも気は抜けないが、
麻雀の場合、相手があっても、こちらは直撃さえされなければというときがある。

南場に入っていて、かなり差をつけたトップ目などというときがそうだ。トップ目のときはまさに天王山なしなのだ。
ラス目がドラをポンしているからといって、無理してけりにいく必要などまったくないわけだ。
こちらには貯金があるのだから、相手と同じペースで戦う必要はないのだ。

オーラスのトップ目のときはまさにその通り。
手材料はあってもムリしてガメる必要はさらさらない。
ただ、早アガリだけを考えればよい。

図Iの手が入っていたとしたら、が出たら文句なくチーだ。

図I
 ドラ

この格言をアタマに入れて打っておれば、不用意な逆転は避けられるといえる。


      
 
 



執筆:灘 麻太郎  文中・敬称略

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