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勝ちに向かう打法

 


上級講座:灘麻太郎『勝ちに向かう打法』


1. 岩壁落とし戦法

図A  
 ツモ ドラ

図Aの手にを引いたらどう打つか?

・678の三色を狙えるだけにファン牌のを1枚切る。
が出たらつまらないのでソーズのどちらかを切り、一応タンキ。

これまで言われてきた打法はこの2つだが、私の場合だと、これと違った戦法を駆使することがある。
確かにこの時点では切り。問題は次だ。次のツモがドラのなら連続してを切る。
ツモの時、この事態を予測しておき、狙いをタンピン三色ドラ1のヤミテン満貫、

図B  

あるいは図Bの手、ドラ2丁を含んだヤミテン跳満に持ち込もうとする打法。
これが「岩壁落とし」の戦法なのだ。
断崖絶壁から人を突き落とす感じのところから、こう呼ばれた。

手牌の中にが3枚あると非常に切りづらい。
ただの1ハンだけであるために、このことに制約されて切り飛ばすことができない。これでは面白くない。
岩壁落としを使おうとする時は、相手にリーチがかかって回し打ちに出るのと同じ・・というふうに考えればよい。
そう考えれば、意外に簡単。実戦で生かしてほしいと思う。



2. 勢いを測る打法

手に勢いがあるかどうかを測るのに、いくつかの基準がある。
最も分かりやすい典型的な例は“リーチ合戦”だ。
互いにツモに頼って勝負すると、その勝負を分けるのはツキ、すなわち、勢いの問題になる。

確かに、3メンチャンであるとか、カンチャンであるとかの待ちの広さもあるが、それをはるかに超えるほど、勢いが占めるウエートは大きいのだ。
極端にいうと、勢いに見放された打ち手がやっとの思いで3メンチャンにこぎつけ、リーチに出た途端にズバリ、相手のカンチャンに放銃する事態がある。
これが勢いのなせるワザ。

実戦でリーチ合戦に敗れたとしよう。
ならば「いま、自分には勢いがない」と自覚するのが鉄則。

図C  

 リーチ

次局、図Cの捨て牌で相手が攻撃してきたとする。

図D  
 ツモ ドラ

このときタイミングよく図Dにツモでテンパイ。
そうなってもグッとこらえを放さず、素直にを打って回るのが良策なのだ。
もし、前局のリーチ合戦に勝っていたら、それは勢いに乗っている証拠。で回り打とうとせず、堂々とリーチで応戦。
一見して読みの上では危険と思えるでも、この場合なら通るものなのだ。



3. ツキを呼ぶ“マル秘”奇襲戦法

麻雀で真価を問われるのは、実は、負けているときの打ち方なのだ。
ツイていないとき、それをどう転換していくかだ。ツキに乗っている場合は手なりでよい。
素直に必要牌をとめ、不要牌を切れば、見事な手に仕上がっていくものなのだ。

ところが、ツキがないと思った状況で素直な手づくりをしたり、ただツキがくるまでジッと身をひそめていたのでは、劣勢挽回は不可能。
“待てば海路の・・・”というほど昨今の相手は甘くない。そこで、秘中の秘打。

図E  
 ドラ

図F  

リーチ

図Eの配牌は、かつて私自身が手にした形だが、以後、図Fの切り口でリーチ。
第一打がで、完成した手はタンキ。これだけでは“秘打”というほどのことはない。
しかし、ドラが。ここにテーマが隠されているのだ。

この場合、もし私が昇運に乗り、順当な打法で勝てると思っているならでイーペーコーを狙う。
恐らく、狙い通りに手は伸び、ヤミテンで満貫を仕留めることができるはずだ。
だが、ツキがなければ、同じ打法ではダメ。
手が伸びないことを計算に入れ、尚且つ、アガリの段階で相手が手ひどいショックを受けるような、そういう打ち回しに徹することなのだ。



4. “逆流れ”は即リーチに出よ

図G  
 ドラ

図H  

南場の北家で、図Gの手のところへを引き図Hの構えになったとしたら誰でも思う。
「この手はチャンタ狙いの手だ」「を引くまでヤミだ」
なるほど、を引けばチャンタになり、一挙に2ハン増しでヤミでも満貫だ。

しかし、私の場合はヤミで回るようなことはしない。待たずに即リーチに出る。
ムードというか、流れが逆だからなのだ。
と早く収まっていて、を引いてきてテンパイというケースであればを引いてくるまで待ち、リーチはそれからかけるのだが、
と入ってを引いてのテンパイは、チャンタとは逆行した流れなのだ。

ツモ山の牌には1つの流れというものがある。
端牌なら端牌ばかり続けて入ったり、ど真ん中の牌ならど真ん中の牌ばかり続けて入ってくるというようにだ。

図のケースのように、チャンタを狙っている時、意に反した牌を引いてくること自体、流れが逆行しているのだ。
9のドラもあるし、どちらが出ても役がつくのだから、出て5,200、一発でもあれば満貫になるのだ。



5. 2ハン高くしてアガれ

昔からの格言の1つに“1ハン下げてアガれ”という教えがある。
欲張らず、常に1ハン下げての心構えならば、アガリはものに出来るということだ。

確かに。一理ある格言だが、麻雀の最大のテーマは“より早く、より大きくしてアガる”ことだ。
安くすればアガリやすいとは必ずしも限らない。
また、1,000点の手をアガるから満貫の手がくるのだ。1,000点アガリも数多くアガれば・・・と。

しかし、麻雀はそのようなものではない。いくらツイていようとアガる回数は無限ではない。
1,000点を8回アガれば、満貫などというバカげた計算は成り立たない。
安アガリを続ければ、必ず墓穴を掘ることになる。また、小さなリードは、すぐ逆転されることになる。

チャンス手がきたら、手を安くして芽を摘まないことだ。
1ハン下げてアガれは、逃げの時だけに使う言葉だ。
現代麻雀は“2ハン高くしてアガれ”が新格言なのだ。

図I  
 ツモ ドラ

図Iの構えのところにツモ。切りでテンパイに取れる。
だが、これでは安くてどうしようもない。
ここはテンパイ崩しで三暗刻かタンピン、イーペーコー狙いに向かう一手だ。


      
 
 



執筆:灘 麻太郎  文中・敬称略

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