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立体麻雀その5

 


今回のテーマは「日常と卓上の結びつき」

連盟に入った当初、僕には連盟内に1人として、知り合いはいなかった。
もちろん、雑誌やテレビで知っている有名プロはいたが、個人的に知っているプロは1人もいなかった。

一年間孤独に戦った。
内心「プロとして戦うんだから、むしろ仲良くなる必要なんかないな」とさえ思っていた。

A2に2年で昇りつめた。
その2年間も、会場で多少気軽にあいさつするぐらいの仲の人間はいても、試合が終わればすぐ会場を後にしていた。

飲み会など一度も出た事がなかった。
A2に上がり、徐々に注目され始めたのがわかった。
藤原プロとまともに会話をしたのも、この頃が初めてのような気がする。
伊藤プロにもようやく名前を覚えてもらった。

昔の僕を知らない人は意外と思うかもしれないが・・・・。
荒プロと話したのは、この後2年もかかる。
さらに、前原プロと本当の意味で話ができるようになったのは、ここ最近の話である。

プロはアピールしてなんぼと言われるが、そういった意味では本当に失格かも(笑)。
最近は、ようやく自分という人間を自然に出せるようになったかも。
そのせいか、週末は必ず飲み会の席にいるようになった。(烏龍茶だけど)

さて、そろそろ本題に。
Cリーグ、Bリーグ時代、A1リーグの麻雀をよく研究していた。
いずれこの場面で戦うことを想定して。

自分より麻雀の強いと思われる人の麻雀は、後ろで見学して吸収しようとした。
でも、そうでない人の麻雀はあまり見なかったし、興味がなかった。
もちろん、会場で見ていただけなので、A1の人が、なぜその牌を打ったかを聞かなかったし、聞けなかった。(後悔)
友人もおらず、自分で考えるしかなかった。

近年ようやく飲み会などで、先輩や若い人たちと話をするようになり、色んな人の色んな考えがあるんだなと思わされることが多い。
先輩や麻雀の達者な人達の意見は、昔から素直に聞いていたが、そうでない人達の話は、どこか軽々しく聞いてしまう自分がいたが、
4年ぐらい前にちょっと意識が変わった。

ある日、皆でなにが麻雀における最大の罪かを話していた。
8割の人が「オリ打ち」と挙げていた。
僕も当時は同意見であった。

しかし、あるCリーガーの人が、

「一生懸命、オリてのオリ打ちは、そんなに罪にならないと思います」と言った。

根拠はなかったが、納得する自分がいた。
技術的には拙くても、その感受性に驚かされた。
それ以来、上手い、下手関係なく、誰の意見や考えだろうと、聞くという姿勢が身に付いたように思う。

近年自分の中で、物事の見方が一番変わった点は、例えば下位リーグの卓で、ひどい放銃を目撃した時などに、昔なら、「ヘタだな」で片づけていたが、
ここ最近は、「なぜあの人は、あの牌を切ってしまったのだろう、本人もひどい放銃だと分かっているだろうに」と考えるようになった。

ナイスプレーをした人の思考を想像するのは、昔から楽しかったが、ひどい打牌をした人の思考に入るのも楽しくなってきた。(ただのヘタクソの場合も多いけど)


ケース5

第25期十段戦決勝 7回戦東4局1本場

 

詳しくは観戦記を読んでいただきたいが、

アガった前原プロ(以降敬称略)と、放銃した猿川プロ、両者の心情を僕なりに描写したが、後日2人に聞く機会があったが、少しだけ僕の考えとズレていた。
前原は勝者として、謙虚にしか答えてくれなかったし、猿川も敗者として言葉少なだった。
少し時間がたったら、是非、突っ込んで話を聞いてみたいのだが…。


ステップ5

「技は黙って盗み、心情は相手になりきって考えてから、機会があったら本人に聞こう」

ある若手プロに聞かれた。

「瀬戸熊さん、カンチャンの法則を上級講座で教えてください」

僕は、そこは自分で苦労して手に入れた技なので、墓場まで持っていくから、自分で考えてと答えた。
藤原プロが、エビス瓶ビールを旨そうに飲みながら言う。

「最近、若い子はいいな。俺やセトは、わりとなんでも素直に教えてくれるじゃん。
俺らが若いときは、職人芸は先輩たち絶対教えてくれなかったもんな。それこそ、目を皿にして盗んだよ」

研究と探求心と向上心、上達への第一歩だと思う。

 





執筆:瀬戸熊 直樹
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