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受け麻雀 最終章

 


約半年間書かせて頂いたこの上級編も、いよいよ今回で最終回となった。
まだまだ書き足りない事も沢山あるが、あとは酒席でビールを注ぎながら麻雀の話を振ってくれれば、いくらでも語りますよ。




さて、今回は手筋の例題をひとつ示そう。

まず親の貴方の手が7巡目でこうなったとする。

ドラはこの手牌に全く関係無いとして、当然と外すのだが、
下家である南家がをポンして明らかにマンズが高い捨て牌だとしたら、どう打ちますか?
まだテンパイはしてないと思われるならペン受けの残る不十分なターツを落としてタンピン三色を狙うのが普通だが、のどちらから切るべきだろうか?

他家に動きが無い場況ならばから切るのがセオリーだが、下家に仕掛けが入っている場合はから切るのが正解である。

例えば下家のマンズの下の部分が、の形だとする。
をチーしてカン待ちのテンパイを取る人は少ないと思うが、
カンをチーしての-待ちならば喜んでチーテンを取るだろう。

逆に対面や上家が仕掛けているケースでは、内側から落とすほうが正解となる。
対面や上家はチーは出来ず、ポンしか出来ない。
をポンされてがアタリになるケースと、をポンされてがアタリになるケースではどちらが多いか考えてみれば解るだろう。

もちろん麻雀に絶対は無く、どちらから切っていても放銃となっていたり、セオリーと逆に切っていれば助かっていたというケースもある。
もし最初に切ったほうが鳴かれて後手を踏んだと思えば受けに回れば良いのだ。


類似局面は多々あるが、全くの同一局面は出現しないのが麻雀。
あくまでも基本は基本であり、あとは状況に応じて対応する能力が必要。
基本は努力で身に付けられると思うが、
応用力は各自の才能とセンスがベースとなるため、教えられて身に付くものではなく、各自が持っているものを自分自身で磨いていくものだと思う。
一流の打ち手になりたければ、若いうちに人の何倍もの努力をしてほしい。





最後に、またひとつ小言を言っておきたい。
ある対局を観ていたときのことである。
南1局、南家のその打ち手は約2万点持ちのラス目であったが、こんな手牌になっていた。

 ドラ

ドラのも生牌であったが、この打ち手はを切り、ポンされた。
その瞬間、私は観るのをやめてその卓を離れた。

なぜならば、その時もう14巡目だったからだ。
確かに、高目高目とツモってリーチをかけ、さらに高目をツモれば跳満だが、あと何巡残ってるの?
危険な生牌を全部切るつもりなの?論外。有り得ない!


これが序盤ならば、私も手を進める。しかし、切るのはドラのからだ。
もしドラをポンされれば役牌を絞れば良いし、鳴かれなければさらに手を進めて行けば良い。

では、中盤の煮詰まってきた頃ならばどうするか?
場況や体勢にもよるが、雀頭を落として生牌を一つは重ねる手法を取る事もよくある。
前述の状況のような終盤ならば何も切らない。安全牌を抜いてオリだ。

こんな程度の事は上級者編で語るレベルでは無いと思うが、
観戦をしていると、この様な自己中心的な打牌をする人があまりにも多いのである。
少なくとも、半年間このコーナーを読んでくれた人は、私が後ろで見て哀しみや憤りを感じる麻雀は打たないで欲しい。





将棋の世界に、大山康晴という大名人がいた。
永世名人をはじめ五つの永世称号を持ち、通算タイトル80期、69歳まで現役のA級プロだった偉人である。

この人の棋風が「受けの達人」と言われる程の完全な受け将棋で、得意ワザは「受け潰し」。
相手に攻めさせておいて完璧に凌ぎ切り、これ以上攻める手立てが無くなるまで受け切って勝つのだ。
しかも優勢になっても勝ちを急がず、石橋を叩いて安全確実に勝ちを取りに行く人だった。

一対一で指す将棋と、四人で打つ麻雀はゲーム性が違うが、
私は受け麻雀で数多くのタイトルを獲り、何期も防衛できるような、故大山名人のような麻雀プロになるのが夢だ。

年齢的にも、その夢が叶わぬまま現役生活を終わる可能性が高いが、
若い人達の中から受け麻雀を昇華させ、強い受け麻雀を完成させて私の夢を代わりに叶えてくれる人が育ってくれたなら、安心して引退できると思う。

しかし、私もまだ簡単には引退する気は無く、できるだけ長く頑張る気構えなので、
若い人達、特に受けのスタイルを好む人達は共に闘い、語り、研究し、レベルアップして行きましょう。








文責:藤原 隆弘 

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