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極(きわめ)絞り

 


今回は、鳴きに対する絞りについて書いてみよう。

私は、基本的に鳴き麻雀が好きではない。
しかし、麻雀に鳴きという手法がある限りは、これを有効に活用しないと勝てないので、鳴くべきときには鳴く。

私が仕掛ける場合は、ほぼポンテンかチーテン。
あるいは、ネックとなる部分を一つ鳴いての好形イーシャンテン。

たまに鳴いて2シャンテンのときもあるが、
そのときは満貫級以上の手で、残りの形が鳴き易く、仕上がりが十分期待できる場合だけだ。



私はこのような基準で鳴きを使用しているが、相手の鳴きに対しても同等の評価を下している。

どういうことかと言うと、私はいつも対戦相手の実力を私と同じか、それ以上だと想定して打っているので、
誰かが一つでも仕掛ければ、まずポンテンかチーテンだと仮定して打ち進める。

たとえ序盤でも、第一打から捨て牌や気配に注意していれば、一鳴きテンパイが読めるときが多い。
明らかにまだテンパイしていないと思えるときでも、容易に二つ目を、しかも美味しいキー牌を喰わせれば、まずこちらの勝ち目は無いと考える。

対面や上家の仕掛けならポン材さえ切らなければ良いが、下家ならばチーがあるので、仕掛けが入った際には細心の注意を払うべきだ。



二人の間で麻雀を観戦していると、中盤の煮詰まった頃に上家の手牌から下家の欲しい牌を2枚下ろせば容易にアガリになるケースが非常に多いことに気付くだろう。


例えば、東一局の親がこんな手牌だったとする。

 ドラ

そして上家である北家が、

 ツモ

ここからを外すのは絶対ダメだとは言わないが、もしこのが鳴かれたならば、は勝負手になるか、合わせ打てるときまで切らないし、無理だと思えば最後まで握り潰すべきだ。
789で鳴かれた場合は尚更である。

上家が自分勝手にを鳴かせれば、まず親のアガリになる。

私が北家なら、



こんな形になって、はじめて勝負だ。
それ以外は、最後まで自分から切り出すことはないだろう。



自分に不要な牌で先々危険になりそうな牌は出来るだけ早く処理すべきだが、
その牌が相手に鳴かれそうな急所の牌ならば、ギリギリまで絞るべきである。

持っているのが怖いからと先に鳴かせて相手にテンパイを入れさせるのは確実に損だ。
まして相手が喰い取ってツモ切りした牌がこちらの超キー牌だったりしたら、もう駄目だ。

本当にアガりたいのなら、相手の鳴きたい牌は自分が先にテンパイを入れるか超十分形になるまで引っ張るべし。
自分の手が進まなかったり、絞っている牌が当たりになると思ったら、最後まで握り潰せばいい。

矢を的に当てる為には、弓は極限まで引き絞ってから矢を放たねばならないのだ。



更に私は、相手の仕掛けに対してMAX評価で対応する。

例えば、三元牌を一つ鳴かれたら、まず大三元をケアし、三元役の可能性が消えるかあるいは二つ目をポンされても自分がアガりきれる自信のある手牌にならない限り、別の三元牌は切り出さない。

三元役が消えても、字一色、ホンイツ、トイトイ、ドラ暗刻、ドラトイツなど、大物手の可能性が消えない限りはケアし続ける。

巡目が進み、場に見える牌が増えてくれば、徐々に相手の仕掛けが読み易くなってくる。
手牌が短くなればなるほど、値段や待ちも透けてくる。

そして、相手の手を見切り、こちらに勝算ありとなれば、攻めに転ずるのだ。
かなり自信があるときは、リーチで討ち取りに行くこともある。

ただし、明らかに先手を取ったときでも、相手の手が高い場合は相手もオリないだろうし、
追い付かれて相手がこちらのアタリ牌を掴まなかったときがヤバイので、慎重にヤミテンに構えるようにしている。

相手の仕掛けの精度が低く、安いと思えるときでも、自分の手が相手に二つ目を鳴かせてまで進める価値が無いと判断すれば、自分のテンパイを犠牲にしてでも絞る。
特に、親の上家である北家は神経を使わねばなるまい。

終盤オリているのに最終的な手詰まりを怖れてか、対面や上家の打牌に容易に合わせ打ち、下家の親にテンパイを取らせるヌルい打ち手が多い。
余程手詰まらない限りは、きっちり読みを入れ、下家にフリテンもチーさせないような鉄壁のガードを心掛けよう。



また、下級者ほど、長く持っているのが怖いのか、ドラ切りが早い打ち手が目につく。

ポンされて困るドラは、連風牌、役牌、タンヤオ牌、そしてヤオチュウ牌の順であろうか。
ヤオチュウ牌のドラポンならば役が限定多少は対応し易いが、やはりドラポンは最低でも満貫級確定なので、安易に鳴かせる人は迷惑条例違反である。

私はドラをポンした人だけでなく、ポンさせた人に対してもテンパイかそれに準ずる手が入ったと信じ、両者に任せて受けに回ることが多いので、
鳴かせた人が後から手出しで場に枯れている字牌を切ってきたり、オリたり回ったりするのを見ると、悲しみと憤りを感じる。
ましてやプロであるならば、その感情は増すばかりだ。
プロは、全ての打牌に責任を持つべきだ。



私は決して、鳴きを多用する打ち手を否定している訳ではない。
私がいくら押さえ込もうとしても翻弄されてしまうような喰い仕掛けの上手い打ち手もいる。
そんな相手と凌ぎ合う麻雀も、また面白い。

私の麻雀美学が許さないのは、出るポン見るチーで鳴き始めは早く、仕上がりは遅くて安い、いわゆる酷い仕掛けである。
こんな相手には勝負を度外視して受け潰しに行きたくなるのが、私の悪い癖かもしれない。

私だってときには勝つ為の戦略として、わざと鳴かせたりすることもある。
いつも絞りに気を使っていると、逆に的確に鳴かせてアガらせることも容易に出来るようになる。



絞りの甘い打ち手と麻雀しても、面白みが半減するでしょ。
皆さんも極上の絞りを身に付けて、下家に嫌がられるような打ち手になりましょう。









文責:藤原 隆弘 

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