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受けの矜持

 

麻雀は、基本的には和了りを目指すゲームである。

そんなことは重々承知の上で、自分の和了りを諦めてまで守備に徹する局面が必要ではないかと私は思う。




数年前、私が参加していた研究会では、1局が終了する度に残りの牌山を全部開けて記録し、
半荘終了後に東1局から牌山を復元して全員で検討しながら打ち直し、
更にその資料をコピーして各自が持ち帰り再検討するという方法を採用していた。

自分の中では既に身に付けていた戦術でも、
データを検討して更なる確信となったり、修正点や新たな発見があったりと、雀力向上にとても有効だった。

かなりの時間と労力は費やすが、質の高い研究会は機会があればまた参加したいし、
プロとして高みを目指す者ならば、こうした努力は惜しんではならないと思う。


そうやって集めた数半荘の資料を分析してみると、
全員がミスなく手なりで和了りに向かった場合、ほとんどの局で開局時に和了り番が決まっている。

稀に、多少の切り順違いがあろうが誰が打っても同形で和了れる局も在るが、
雀力の劣る者が打って手順を間違えたり、相手に臆して和了りを逃したりすると和了番が変わる局が多数存在する。

また、常識外れの鳴きが入ったり、真っ直ぐに和了りに向かわず牌を絞って鳴かせなかったり、放銃牌を止めたりした場合も、
和了り番が変わったり、流局になったりする。

常識外れの鳴きに関しては今回のテーマから大きく逸脱する上、オカルト的であまりお奨めできない話になるので割愛させて頂くとして、
私のような受けて守るタイプの打ち手の真の狙いは、前述の部分にあるのだ。



私は常に、相手の第一打から、いや配牌を取る時の所作から神経を尖らせ、相手の仕掛けに対して極力牌を絞り、
早いヤミテンにさえ放銃しないよう、慎重かつ丁寧に、一つのエラーもしないように注意して打っている。
簡単にキー牌を鳴かせたり、安易な放銃をすると、自分の運が相手に奪われ、牌勢が傾いて行くと考えるからだ。

逆に、ファインセーブで相手の攻撃を空振りさせていると、徐々に相手の運量が落ちて行き、自分の牌勢が上向いて来る。

状態が良くなって来れば、前に出る度合いを強め、和了りを取れそうな局面では確実に決める。
強気に攻撃出来る状態を作るために、大半の局面で受けに回り、辛抱しているのである。



大切なことは「如何に受けるか」であり、最も肝心なことは「強い受け」を意識することである。

弱気ですぐオリる相手と麻雀するほど楽なことはない。
弱気な人は麻雀に向いてないから、辞めたほうがいいとまでは言わないが、考えを改める必要があるだろう。

「強い受け」とは、常に懐に刀を忍ばせているようなもので、
雑な仕掛けや精度の低いリーチなど、相手のミスを見たら直ちに斬りかかれる構えを崩さずに受けることである。

正確に受けていれば半荘に一度は手が入ると信じているし、
前に出る局面やリーチが少ないので、和了り回数や和了り点が減る分を失点の少なさでカバー出来る。

受けていながら相手にプレッシャーを与えられるような打ち手、それが理想形である。



受け手が最もやってはいけないこと、それは必要以上に弱気になっての和了り逃しとオリ打ちだ。
この二つは冷える。
牌勢がガクッと落ちるし、精神的にも多大なダメージを負うので、絶対やらないように気を付けたい。


以上のような受けの基本精神を肝に銘じることが出来たら、貴方も立派な受けの世界の一員である。





あとは様々な局面に応じた受けの手法を身に付けることだが、
これはたくさんの牌譜を研究したり、多くの経験を積んで試行錯誤を繰り返し、
自分なりのものを会得していかなければならない。

他人の麻雀を観戦するのも、上達への早道の一つである。
但し、漠然と経過を追うだけではなく、自分が対局しているつもりになって思考を廻らせ、
場況や相手の心理状態を含めて場面を立体的に捉えなければ、観戦する意味が無い。

そもそも勉強方法などは人に教わるのではなく、自分で探すべきこと。
他の人より麻雀が強くなりたかったら、人一倍努力することだ。





最後に、小言を一つ。
先月のプロリーグでのこと。

日曜日はC3からD2までの対局が行なわれる。
下位リーグの対局を観戦すると、時々憤りや哀しみを感じる局面を目撃してしまうので、体に悪いからあまり見ないようにしているのだが・・・

何リーグかは忘れたが、或る半荘の南1局で北家が3フーロ。

 チー チー ポン ドラ

受けが利かない4センチ、待ちはガラスのように透け、値段は安い。
親の上家であることを考えると慈愛の眼差しを浮かべずにはいられない場面だが、残念ながら下位リーグではよく見る光景だ。

本来このような仕掛けは、2フーロでがロンとなっていなければならない。
結果、北家が難なく500、1.000をツモったが、手を進めさせた西家にも問題があると私は思う。

カンチャンとドラまたぎを鳴かせた上家の手牌は、愚形の残った安手の2シャンテンだった。
局を進めるためにわざと鳴かせたという点棒状況でもなく、手なりで要らない牌を切っているだけ。

私は、「もっと一生懸命歯を食い縛って麻雀しなさい。」と言いたい。

そうだ、次回は「絞り」について少し詳しく書いてみようかな。









文責:藤原 隆弘 

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