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体力と精神力

 


麻雀は7対3の勝負である。

これは麻雀に対する技と運の比率ではない。
卓に着く前と、卓の中で打ってそこにかかる勝負の比重の割合である。

通常、人は卓に着いてからが勝負と考えるのが普通である。
麻雀を遊び又は小さなギャンブルゲームの一つ手段としてとらえているのなら、それでいい。麻雀の楽しみ方は人それぞれである。

しかし、麻雀を勝負としてとらえ、より強く、より高き芸を追求する者に、この感覚はない。
無論、私もそうである。

なぜなら、麻雀は知力と芸、精神力と体力を合わせて競う総力戦なのである。
となれば、戦いは卓に着く以前にすでに始まっていると考えるのが当然である。

大事な戦いであっても卓に座って打つ時間は意外に短い。
しかし、そこに照準を合わせ、打ち込みやコンデション作りをするには何倍もの時間と労力を要するのである。

だから、卓外が7で中が3の数字となるのだ。





麻雀は頭を使う勝負なのに、なぜ体力が必要なのか?

こう、疑問に思う人も多かろう。

それは、健康な体でなければ健全なる思考と状況判断が出来ないからである。

疲れると思考回路が鈍り、視野が狭くなる。反射神経、動体視力も衰える。
ポン、チー、リーチの発声の有無。押すか引くかの打牌の強弱。

その一瞬の判断の狂いがつまずきとなって、一日の致命傷になることは麻雀ではよくあることだ。

だから、知能を競う麻雀であっても、丈夫な肉体は必要不可欠なのである。

また、こうも言える。

考える力は体力にある、と。

私は50半ばの年である。打ち手としての峠は当に過ぎているだろう。
だが、現役の一人として麻雀を打つからには、今でも週に四日、一日一時間の体力づくりは欠かさない。
それは私の場合、昔と違って体に磨きをかけるというよりも金属疲労を防ぐためである。





では次に、精神力についてはどうか。

これが実は厄介な代物である。
人は誰しもその環境に順応し適合する能力を持っている。日常の生活を考えるならそれでいい。

しかし、話が麻雀の中となれば別である。

日常の生活は平和と生活の安定を求めるのを由とするが、麻雀の世界はサバイバルゲームである。
いわば戦い。そこには少数の勝者と多くの敗者が生まれる。
それなのに、順応と適合だけでは少数の勝者にはなりえない。

打ち手に必要なのはその戦いを乗り切る、強くて逞しい精神力である。

麻雀は、絶対に通ると信じた牌でも当たるときがある。
序盤の打牌に不測の交通事故、これもある。
自分が信じた型で打っても結果が伴わず、連敗するときもある。

その因果をいくら考えようとも答え出ない。思考は漆黒の闇である。

こんなとき、打ち手は不安から悩みが生じ、打牌には迷いが出る。
これがブレである。
ブレは狂った歯車と同じで、勝負とって大きなマイナスとなるのだ。

肉体は日常の鍛錬で備えることが可能だが、精神力はそうはいかない。
厄介な代物と述べた意味はここにある。

精神力の強さというものは、体験をもとにそれをコツコツと磨き上げるべきものである。



王位戦二連覇を果たした後の座談会で、滝沢和典はこう述べている。



滝沢「前回は夢中でフラフラ戦って、終わってみたら、あ〜あ、勝っちゃったよって感じであんまり実感がなかった。今回は自分の型で勝てたってことで自信がついたかな。いや、違う。逆かな、自分の型に自信を持っていたから勝てたと思う・・・」



王位戦は歴史あるプロアマ混合のマンモス大会である。
その参加者は、予選を入れたなら優に五百名を超えるだろう。
彼がプロとしてシードされても、二百名参加のA級本戦からの出場である。

そこを勝ち抜くのは至難の業だ。
まして、タイトル戦の決勝は、プロにとっては桧舞台。誰だってプレッシャーはかかる。それなのに無心で打って勝てたのは立派である。

次に、自分の型で勝ち自信を持つことと、型に自信を持っていたから勝てたと感じることには大きな違いがある。
ここに、滝沢和典の精神力の進化が見える。
自信の強さは精神力の強さに相通じるのだ。

以上が、麻雀に必要な健全な体と強い精神の理由である。

しかし、勝負はこれだけでは決まらない。
打ち手には洗練された知力と芸もまた必要なのである。

これについて私の考えは、また次回に述べよう。






文責:荒 正義 

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