日本プロ麻雀連盟
第2回ロン2カップ
日本プロ麻雀連盟HOME 日本プロ麻雀連盟のご案内 牌譜データサービス ロン2のご案内 タイトル戦のご案内 インフォメーション プロ雀士情報 雀力アップ
ホーム雀力アップ中級 >逆効果となってしまう読み

雀力アップ

逆効果となってしまう読み

(執筆:滝沢 和典)

ルールさえ覚えてしまえば、何切る問題で手順は勉強できる。
手順を覚えたあと、さらに上達を望む人は「読み」を覚え、


● 相手との距離感をはかって押し引きの判断をする
● 手役を読み、待ちを絞る
● 山を読んで残り枚数を予測する


などの精度を高めようと努力する。
ところが、卓上に現れる情報をすべて取り入れて、正しく状況を判断しようと努力したのは良いが、結果がなかなか着いてこない。そんな人を多く見かける。
特に研究熱心な打ち手に多い現象で、読みは確かなのだが、逆にその読みが手順に支障をきたしているケースがある。


東1局、南家はメンタンピン系の手牌で、ドラが1枚の1シャンテンになっている。
(ルールは一発あり・裏ドラあり・赤5各1枚)
ここで北家のリーチを読んでみよう。

「読む」といっても、メンゼンの手牌を看破することはできないので、簡単に傾向を考えてみる程度だが。
がテンパイ打牌ならば、打の時点で1シャンテン。

序盤にの順番で手出しされている。
数牌の後に字牌が打ち出されており、のまたぎが受けになっていることは少ない。
上の三色や一通など、手役を固定した場合は例外となるが、赤が入っているルールでは手広く構えるのが基本となるため、その可能性も薄れる。
当然、リーチ宣言牌のには意味があり、メンツ構成や、手役に絡んでいる可能性が高い。

以上を考えると、数牌の下は危険度が高く、さらに下の数牌が待ちになっているときは、手役が絡む可能性が高いことも想定される。
ここで南家の打ち手は打として、この形。

を引き入れ、を勝負。この最終形でアガリをものにした。

 ロン

結果は上出来だが、過程はいかがなものか?
リーチを受けた瞬間、消極的になってしまう気持ちもわかるが、手牌は十分な勝負手である。
としても、打としても結果は同じだが、を打っていることを踏まえれば、やはり一発目の打牌は以外にない。

このように、を打っていることを考えれば、上の手牌と下の手牌では1シャンテンの形が大差だからである。

例えば、手順を覚えたばかりの打ち手にこの手牌を渡せば、必ず打とするはず。
南家の打ち手は、前述のような「読み」をすることができる打ち手で、このときもそれが理由で、下の数牌の打ち出しを一瞬躊躇したに違いない。
この「一瞬」が大切なことで、普段からトレーニングを積んでいる打ち手は、押し引きの判断を正確にすることができるのである。

危険度の違いはあるが、この局面ではも危険なことには変わりなく、
< 勝負するなら目一杯構える>
自分の手牌を殺しても安全を求めるなら、
< 丁寧に安全な牌を探して打つ>
選択すべきはこの2つにひとつであろう。


もっと単純な例では、このようなケースがある。

親のリーチは字牌が教科書通り、軽い順番で(オタ風、役牌、連風牌)連打されている。
メンツ手の典型的な捨て牌で、メンタンピンと考えるのが基本的な読みだ。

ここで基本的な読みが邪魔して、に手をかける。打のデメリットとして、単純にの受け入れが減るのはひと目でわかるだろう。
さらに、引きでピンズの3メンチャンへの変化がある。

そのとき、マンズとピンズの比較をすることができる。
現状ならリーチに対してが安全なため、マンズのほうを固定することになる。
が通れば、567三色への変化も考えることができる。

実際、この打ち手は打としてリーチに放銃となったが、結果から学べた分ラッキーと言えよう。


とはいえ、勝負手なら闇雲に自分の手牌を中心に進めろと言っているわけではない。
やはり、何切る以外に打牌を後押しする理由は、基本となる読みであるべきだ。
中には、情報収集がマイナスになることを嫌って、ハナから読みを放棄し、麻雀を運の勝負に持ち込む人もいるが、
深い部分は読まないほうが良いかといえば、それは違う。

読みをちょっと覚えた打ち手が弱々しくなるのは、頭でっかちになってしまっているのが原因で、
問題はせっかく読んだ情報をどう活かすかということだ。
過程が悪ければ、結果もブレ出すのは当然のことで、読もうと努力しなければ進化は見込めない。

 







執筆:滝沢 和典

ページトップ
麻雀格闘倶楽部 好評稼働中!
GyaOバナー白
近代麻雀2
モンド21麻雀プロリーグ
モンド21麻雀プロリーグ
麻雀格闘部呂倶
日本プロ麻雀連盟メールマガジン
トップページ牌画の利用について引用・リンクについて広告についてよくあるご質問お問い合わせサイトマップ
日本プロ麻雀連盟
Copyright 1997-2010 Japan Professional Mahjong League. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.
ma-jan.or.jpの記事・写真等の無断転載はお断りします。