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日々の中で

(執筆:前原 雄大)


私は、麻雀で何を切るべきかということに関して、間違いはあっても正解はないと考えている。
1つには打ち手が決めるのではなく、局面が打牌を選ばせるものだと考えているからである。

先日の勉強会での1コマ。

私はここ半年ほど勉強会で麻雀をほとんど、打っていない。
それは、幾つか理由はあるのだが、何よりも私などが打つよりも、
若い人が打った方が皆から教えられ、学び、彼らの成長度がわずかの間でも信じられないほど、飛躍的に伸びる場であるからだ。

図は珍しく私は打ち手の側になった時のとある局面からである。
私の持ち点は、42,000点ほどのトップ目。ただし、3人浮きの状況である。
南3局、南家、2巡目。(連盟Aルール)

 ツモ ドラ

2巡目とは言え、ありふれた牌姿である。私はを卓上に置いた。
置きながら若干の違和感を覚えた。

「それはないだろう!打だろう。目が上がっているんじゃないの?」

観戦中の荒正義さんの言葉である。

を候補と考えました。第一観は打でしたが、手広さで打は候補に入っていませんでした」

私は正直に答えた。

「うん、は好手だね、でもはないでしょ」

結果にあまり意味はないが、今局の顛末を記すと流局で終わった。

9巡目にテンパイしたもののヤミテンに構えた。
場面に1枚もは顔を出さなかったので、結果は誰が打っても同じなのだが、
大切なのは麻雀プロにとってはプロセスであり、内容なのである。

打点を求めるならば打である。
私は今局をアガリ切り、次局の親番でブレイクするつもりで、今局はアガリそのものに意味があるように考えていた。
この半荘の結果は、何とかトップを守った。

半荘終了後、山田浩之が私にそっと紙片を渡してくれた。

。(

-----ツモで、8種26枚で両面以上、
-でタンピン三色、で単純テンパイ3種9枚。   
計35枚。

。(

9種27枚で両面以上のテンパイ。
でピンフ三色単純テンパイ2種7枚。
計34枚

。(

-で両面以上テンパイ6種21枚。

山田浩之の教え方は数字に強く教え方も解りやすい。
数字は所詮数字でしかないのだが、打が候補に挙がらなかった私は自分自身を恥じた。
この打が候補に挙がらないということは、普段の稽古に真剣に身を置いていない証しだからである。

「ぼくは長年、前原さんの決勝を観てきましたが、こういう場面ではを打つ前原さんしか見たことはありません」

ヒサトの言葉だったが、普段多くを語らないヒサトだけにその言葉は重かった。

「堕落」という二文字の言葉が頭の中を過ぎった。


図は、鳳凰戦8回戦南2局2本場からのもの。


多分、皆もそうであるだろうが、プロは頭と感覚、指で麻雀を打っている。
充分な稽古を積み重ねて行くと、頭よりも感覚、指の神経が研ぎ澄まされていく。
この時もそうだった。

私の手牌は凡手ではあったが、前に進むつもりだった。捨て牌は、

そして手牌は、

 ツモ

場面をご覧になればわかるように、このは不要牌、もしくは将来の危険牌に近い。
ただ、このをつもった時に上手く記せないが、電流に近いものが指に走った。

「このは切ってはいけない」そう指が教えてくれた。

次巡に板側プロが手牌を開いた。

 ドラ

「やはり・・・」

私は覚えていないが、その時に呟いたことをその夜ヒサトから聞かされた。

「あれは確信があったのですか?」

どう答えたかは覚えていないが、曖昧な返事をしたように思う。
勝ち負けの結果はともかく、今よりは稽古を積みキチンと麻雀に向き合っていたように思える。

10年以上前、IさんSさんヒサトそして私で、毎日のように夥{おびただ}しい時間麻雀を打っていた時があった。
私はSさんに尋ねた。

「麻雀だから、一生懸命やらなければいけないのでしょうか?」

「それは麻雀打ちの都合の良いセリフだ」

Iさんも同調された。

「麻雀も仕事も全て同じものなんだ・・・全ては中途半端にやるぐらいなら止めてしまうべきだと思う。」

昔のことを思い出させるような、中途半端な、そして上澄みを掬うような勉強会の打だったと思えて仕方がない。
大切なことはプロ、アマチュア関係なく、日々の生活の中で、向上心を持ち続け、一打、一打丁寧に打ち続け、
そして、その日の内に、忘れないように記すなり覚えていくしかないように思える。








執筆:前原 雄大

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