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確かなものの先にあるもの

(執筆:前原 雄大)


東1局、親番・配牌

 ドラ

貴方なら何を切るだろうか?辺りか、少し捻って辺りか。
私も普通は辺りに手を掛ける。それは基本手順であるからだ。
ただ、あくまでもそれは基本手順であって、それ以上でもそれ以下でもない。

第一打にを選ぶこともある。
これは手順とは違う。手筋であり、構想力である。

発想法としては、この手牌だと考えればいいだけのことである。
簡単に記せば、東1局から出アガリ2,000点の1シャンテンと考えず、最低でも出アガリ5,800点の2シャンテンと考えると言うことである。

 ツモ

これは東1局ではなかったが、過去の森山茂和さんの実戦におけるアガリ形である。
大事なのは構想力であるが、実戦ではこの後の連荘が凄まじかったことを昨日のように憶えている。

第一打に、打なりを選んでいたら、この時の連荘は存在しただろうか?
誰も証明することは叶わないことではあるが、私は無かったように思えてならない。

では、常に打が正着打かと言えばそんなことはない。
状況、状態に合わせ打つべきものである。

例えば図の手牌にしても、初戦の東3局で、東1局、2局に手牌がぶつかり放銃して迎えた親番であれば、
第一打にを選ぶことは私の場合はそれほど珍しいことではない。

なぜ第一打にを選ぶか。
前2局を考えれば今局もアガリは無いと観る。手牌がぶつかり合い、結果、放銃したという事実からである。
要はツイていないから連続放銃に至ったわけである。
そのツイていない状態は変わらない、もしくは前局よりも悪くなっていると考えるのが普通だろう。
だから第一打から、なりを抜いてオリに向かう。

が正しいとは言わない。ただ、ツキに沿って麻雀を打って行けば、それほど悪い結果は生まれては来ないと信じている。
逆に、状態が良いと判断した時は、放銃覚悟で私は徹底的に押す。




動画は第25期鳳凰戦18回戦、最終戦の東1局のものである。(牌譜データサービスより)
私の当時の持てる限りの思考を記したコメント欄も参照していただければ幸いである。


現状は、私がトータルトップで、古川プロとの点差が31,6P。柴田、朝武プロとは100P以上ある。

トータルトップであるという事は間違いなくツキがあり、勢いがあると言うことである。
ならば、その立ち位置から真正面から戦うべきなのである。
配牌は決していいものではなかった。圧倒的に良いのは古川プロである。

6巡目にツモで、

 ツモ

としたのは、朝武プロ以外は字牌を押さえ込む精神状態ではないと読んだからである。
以外の選択肢はだけである。
を候補に入れないのは、17回戦までの積み重ねてきた闘い方を全て否定してしまう行為に思えたからである。

1局面だけ考えるならば、朝武プロ、柴田プロにを動かれたとしても損はない。
何よりもそうしなかったのは、麻雀に対して誠実かどうかを考えたからである。
私が7巡目にのポンテンをとった瞬間に、古川プロからリーチが入る。

 リーチ

そして同巡、私がを外していれば本来アガリだったツモ
普段であれば、打としてまずこのは押さない。
なぜならば、古川プロのリーチは必然のリーチではなく、私が動いたことにより古川プロにテンパイを入れさせてしまったと考える。
{実はすでにテンパイが入っていたが、リーチを打たせたのは同じことである}
それでもそうしなかったのは、状態が私の方が良いとの判断と、古川プロもソーズで1面子被っているからである。

なによりもこの勝負処で負けるような戦い方はしてこなかったつもりであるし、負けるようであれば、
これまでの私の戦い方が間違っていたということであり、それは甘受するつもりだった。
事実上、このアガリで私は優勝を確信した。




私はまず基本在りきと考える。
基本とは、人智で見ることの範囲と捉えている。確かな部分と言ってもいいだろう。

技術とは、これに対して確かになっていない部分、すなわち、ツキ、勢い、態勢などを客観的に判断し、
そこに即して麻雀を打ち進めて行くことだと信じて止まない。

見えている部分は基礎であり、麻雀に限らずその部分を知らなかったり、軽視して見えない部分で勝負していくことは危険だと思っている。
そこを知って、身につけてから先に進むべきだということである。
そのためには、普段から麻雀と真剣に向き合い、どれほどの量の稽古を積んで行くしか方法はないと思っている。

 





執筆:前原 雄大

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