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先日、王位2連覇の滝沢和典プロとフリー雀荘でたまたま同卓した。



滝沢プロとは、私が連盟入りする前に出会い、これまで何百戦と同卓してきた。
普通これだけ戦ってきたならば、相手の手の内は知りつくしたも同然、戦いやすい相手となるはずなのだが…

この日の麻雀は、序盤戦から私が好調で、滝沢プロにとっては苦しい展開が続いていた。
しかし、滝沢プロの「大局観・対局観」による工夫によって、形勢は大きく変わっていった。



ある局、好調の私が7巡目に-待ちの先制リーチを打っていた。
その同巡、滝沢プロの手牌が以下のようになる。

 ドラ

赤ありドラありのリャンメン待ちである。追いかけリーチを打つのが普通の応手であろう。
場の状況としては、特に偏りは見られず、いたって平凡なものであった。
よって、私の先制リーチも、「タンピン形のリャンメン待ちではないか?」というような想像はできるであろうが、具体的に待ちは絞り切れない状況であったと思う。

この中で、滝沢プロの出した結論がダマテンだった。
私ならば、体勢が劣勢と感じていても、おそらく追いかけリーチを打っているだろう。

そして次巡、滝沢プロが引いてきたのは私の待ちであるだった。
ここで打と受け変えて、再びダマテン。




程なくして、他家からが打ち出されて5.200点のアガリとなった。
結果として、普通に打っていれば放銃となっていた局に5.200点の和了り。
瞬間的な点棒の上下だけでなく、この和了りは劣勢打破のきっかけとなり得る好プレーとなった。

体勢が劣勢のときにこの牌姿で追いかけリーチを打つことが悪いと言っているわけではない。
むしろこの結果はたまたまで、長い目で見たならば放銃になることも多々あるが、毎回追いかけリーチを打った方が得かもしれない。

また滝沢プロは私の待ちを-と読み切っていたわけでもないと思う。

ここで言いたいことは、リーチを打つ以外の選択もあるということが大切なのである。
自分の置かれている体勢によって、違う一打が打てる引き出しを持っていることは間違いなく強さである。



この和了りの後の滝沢プロは、今まで苦しい展開だったのが嘘のように手が入り、スピード・打点・最終形と三拍子そろった和了りを連発していた。
最後には、私のの仕掛けに対してまでぶつけて和了り切り、本日は勝負アリとなってしまった。



今まで「理」のみで麻雀をしてきた方には、こんな結果は偶然で、長いことやっていたらたまにはあるさ、と思われるかも知れない。
しかし、私の経験からは、どうにもそうは思えない。

今回の滝沢プロのように、形勢を変える一打を放つことは難しい。
無理に捻った打牌をしてしまったら、痛恨の失着にもなりかねないからだ。

「大局観・対局観」を養い、自分の引き出しを増やすことができたなら、今までよりも数段レベルアップしたと言えるだろう。








文責:勝又 健志

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