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捨て局を作る

 


先日、『ロン2』にて対局を観戦していたときのこと・・。
鎌田勝彦プロの名前を発見。
鎌田プロとはデビュー当初からの飲み仲間で、威勢の良い若手が少なかった中、将来を嘱望されていた一人であった。

そんな鎌ちゃんが、数年前に我が日本プロ麻雀連盟に移籍してきた。

=なんだ、いつの間にかロン2のプロIDを取得してたんだな=


早速、鎌田プロの対局を観戦。

ラス前で西家、34.400点持ちのトップ目でドラは
(東家 26.600→南家 30.600→西家 鎌田プロ34.400→北家 28.400)

2巡目に北家がドラのを打っていて、2着目の南家が3巡目にを仕掛けている。
6巡目に鎌田プロの手牌は、

となっていて、状況的にも、まずアガりにたどり着くことはなさそうだ。

その後、を仕掛けている南家がのリャンメンターツを落としてきた。ここで特に悪い受けでもないリャンメンターツを嫌ったからには、手役かドラが絡んでいる可能性が高いと見るのが普通だろう。
2巡目のドラを仕掛けなかった南家にはその時点でドラが2枚無かったであろうことはわかるが、その後の2、3枚の手出し、しかもリャンメンターツの手出しで、その間にドラが重なったかもしれない、もしくは別の手役に移行したということがわかり、どちらにしても仕掛けの打点が高まった可能性が高い。
仕掛ける、ドラを打つということは攻撃の意思表示である。これらの情報を元に、鎌田プロは早々に手じまいとした。

予定通り、9巡目に北家がリーチをかけてくると、鎌田プロは四枚目のを手にとどめたままメンツを中抜きしてオリ始める。どうぞ二人で戦ってくださいといった感じだ。

結果は流局。
牌譜を検証してみると、鎌田プロがあらかじめオリを前提とした手を組んでいなければ、中途半端な手格好になってしまい、もしかしたら放銃となっていたかもしれない。

このとき、以前鎌田プロが言っていた「門前派の打ち手なら、仕掛けたときのアガリ率が70%を超えなければならない」ということを思いだした。


=と、いうことは相手の仕掛けも同じように評価して同じように対応しているということか・・=


実際のところ、(特に仕掛けに対しては)真面目に対応して、損をするケースも多々見られる。
しかし基本的には鎌田プロのように、しっかりと対応することをベースとしておかねばならないだろう。

大切なのは、この牌を打たないからこの牌も止まるということ。
つまり、自分の手牌に攻める価値があるのか、アガリがあるのかどうかを早い段階で正確に判断できるようにすることなのである。アガれない手を無理に組んでしまうと、攻め返されたとき判断に困ってしまう。


当然、プロの方はそんなことは承知の上だろう。しかし、それでも中途半端な手を組んでしまう打ち手が多いのは、『ノーテン罰』に重みを感じる、というのが大きな理由のひとつであろう。

日本プロ麻雀連盟のAルールには一発も裏ドラもないため、比較的『ノーテン罰』の比重が高いのは確かなことだ。
しかし、それに惑わされてアガれない手牌に未練を残し、捨てるべき局を捨てきれない、つまり『捨て局を作る』ことができなくなっている打ち手が多いように感じる。

前原雄大プロより「ノーテン罰で勝負は決まらない」と教えを受けたことがある。
それは、「ノーテン罰に惑わされて捨て局を作れなくなってしまうと、自分のアガリ番を感じ取る精度が悪くなってしまう」という風に、今の自分は解釈している。
それは手牌を見切る、数手先を読むとも言い替えることもできよう。

しかし、間違った捉え方をしてしまうと、ただ手数が少ない、オリるのが早いだけの組みやすい打ち手になってしまう。


矛盾するが、自分が考える強い打ち手は、放銃することよりも、手牌をスリムに構えてアガリを逃すことを罪と考えるほうの打ち手だと思う。
麻雀は、アガらなければ点棒が大幅に増えることはない。
たまにしかアガらないひ弱な打ち手よりも、打っても打ってもアガる打ち手のほうが怖さを感じる。

結局、麻雀の技術は頭で理解していても、いきなり実戦で生かせることは少ないと思う。
あらゆることを心にとどめたまま、繰り返し稽古を重ねることが一番重要なことであろう






文責:滝沢 和典

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