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決め事

 

麻雀においては、何をもって、どこからが中級者と言えるのだろう? 私には初級と中級の差がいまひとつ判然としない。もちろん中級と上級もである。例えばゴルフなら、スコアの差という目に見えるものがあるが、麻雀にはそれがないのである。決して勝ち負けだけということではないような気もする。上級者と言われる人でも、覚えたての人間にトップを獲られることだってある。ならば一体何の差なのか? 私は意識の差ではないかと結論付けた。
 ビギナーはまずアガることから覚える。打ち込まないことから覚えたって麻雀の楽しさが分かるはずもない。ひたすらにアガリを目指して打ち、その楽しさを知っていくのである。
 そうしているうちに、今度は勝ち負けを意識し出す。初心者が負けるのはどの世界でも当たり前のことだ。だがいつまでも負け続けるわけにはいかない。ある地点から必ずと言っていいほど、勝つための方法論を見出そうとする。そして自分の中での決め事を作っていくのである。

  ドラ

 手牌は南一局北家の配牌である。現在三万五千点持ちでトップとは三千点差の二着目である。特別いい手牌ではないが、ホンイツが見える。ならばソーズは払い、ひたすらピンズへ一直線というところだろう。
 七巡目、ツモに恵まれ以下の手にまで育った。

  ツモ

 だが前巡に重ねた白は既に枯れ、北、發、中にいたっては三種とも二枚切れである。ピンズのホンイツを成すには数牌頼りということになる。
 だが二巡後、引いたのは絶好の四筒である。

 發を打ってピンズは何を引いても聴牌というところまで漕ぎ着けた。さてここからが問題である。門前を貫くのか、それとも仕掛けるのかということである。ここまできたなら普通は仕掛けることなど考えない。ただ白が二枚枯れてしまっているなら若干考え方も変わってくる。
 例えば二、五、八筒を引いた場合である。確かに満貫ではあるが、片割れがないとなるとアガリは辛そうだ。その点鳴きを考えるなら待ちは両面以上が約束されるし、最低三九〇〇ならそれもまた一考の価値ありだ。一筒や九筒チーなら三面チャンが残る上に高目で上がれば一通のおまけがつく。

  チー

  チー

 皆さんならどうするだろうか?
 私は門前派、仕掛け派、どちらも間違いではないと考える。問題は自分の中の決め事にある。そこに意思があるのなら、自分のとった行動には自信を持つべきなのである。結果がどう出ても決して後悔することなかれだ。
 実戦ではこのあと上家から六筒が放たれる。鳴けば三面チャン残りで引きアガれば一三〇〇、二六〇〇である。打点的にはまずまずといったところだろう。先に述べた通り、それももちろんありだ。アガればいったんトップも捲る。一、四、七筒待ちなら折り合いをつけるという打ち手も多いのではないだろうか?
 だが、私なら断じて鳴かずである。それが私の決め事である。やはりピンズの入り方がいい。巡目もまだ残っており、門前で十分勝負になるとみる。まずは自分のツモを見てみることだ。この牌姿ならほぼ好形が残るのである。
 次巡、私が持ってきたのは五筒だった。

 最も最悪なスジを引かされたが、もちろん聴牌はとる。他家からうっかりこぼれることもなくはない。あとは変化を待つだけである。
 さて一応門前で聴牌を果たしたものの、まだ仕掛けの選択肢は残されている。ピンズがバタバタと切られ、こちらが安全牌を打って聴牌を受けかえられる場合である。実はこの局がそうだったのだ。
ピンズは場に安く、どこにも当たりそうな気配がない。八筒は三者が切っている。そこに上家から三筒が切られた。きイ膿って八筒を打てば一、四筒に受けかえが可能である。

  チー

そしてその一、四筒はかなりいい待ちに見える。アガリ易さをとって鳴く打ち手もいるかもしれない。だが、私の選択はやっぱり鳴かず、門前で押しである。一貫性を失った打ち方は往々にして敗着となることが多い。同じ負けるにしても、自分の決め事を守った上でのものなら後悔もない。決め事に沿って打つということが打ち手のフォームを形成し、そしてフォームを作るということが麻雀打ちにとって、強くなる上での最も重要なステップなのである。
 私はこの巡、四枚目の六筒を引いた。八筒をそっと置いて慎重にヤミテンに構えた。確実にアガリを拾いたかったのと、たまにはヤミテンもするぞというところを相手に見せておきたかったのである。たまには裏をかいてやることも必要なのだ。
 強くなりたいのなら、とにかく自分の決め事を作ってやることである。ただ漫然と打っていたって勝てるはずがないのだ。

文責:佐々木 寿人

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